司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 人斬り以蔵

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    大村益次郎、岡田以蔵、吉田織部。
    三つ目までしか読んでません。
    他のもちょっと読んだけど、
    あまり興味を惹かれなかったので、、、。

    ただ、大村益次郎の事を知れたのは、
    かなりの収穫だった!!
    今後、大村益次郎についても勉強していきたいと思いました。

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    2018年07月31日
  • 草原の記

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    モンゴル旅行の予定があったので一読。

    【ザッと内容】
    司馬遼太郎自身のモンゴル渡航記×オゴタイ・ハーン(チンギスハーンの後継者)の歴史とその背景×数奇な人生を辿ったモンゴル人ツェベクマさんの回想、この3つが折り重なった一冊。小説ではないし、歴史書ではないし、渡航記というわけでもない。文中で司馬遼太郎自身が我ながらただただ書き綴っていると表現している。

    【こんな人にオススメ】
    ・これからモンゴル行く人
    ・モンゴルの文化や歴史について興味のある人

    【感想】
    司馬遼太郎がほんとにただただ書き連ねたような一冊。この一冊を読めばなんとなくモンゴルという国の概要を掴むことはできよう。特に印象的だった

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    2018年07月29日
  • 人斬り以蔵

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    あなたのために私は道化役になる

    幕末の混乱の中で、劣等感から命ぜられるままに人を斬る男の激情と苦悩を描く表題作ほか変革期に生きた人間像に焦点をあてた8編。

    自己流の暗殺剣法を編み出し、盲目的な殺し屋として幕末の世を震えあがらせた岡田以蔵の数奇な生涯を追跡する表題作。日本陸軍建軍の祖といわれる大村益次郎の半生を綴った『鬼謀の人』ほか、『割って、城を』『おお、大砲』『言い触らし団右衛門』『売ろう物語』など。時代の変革期に生きた人間の内面を鋭く抉り、長編とはまた異なる味わいの、人間理解の冴えを見せる好短編、全8編。

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    2018年07月28日
  • 功名が辻(一)

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    司馬遼太郎の話ぶりには引き込まれるが、「功名が辻」においてはちょっと著者の想像力が勝ちすぎている気がする。

    千代の位置付けも疑問。そこまで積極的に政治に関与していたのだろうか?男尊女卑の時代においては旦那を介してという手法はあるだろうが、千代の計画とその結果は出来過ぎに感じる…それに、六平や甲賀の忍びの女も必要だったのか?

    一豊及び千代の死までではなく、その後の高知がどう変遷していったかまで触れて欲しかった…


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    2018年07月20日
  • 新装版 箱根の坂(下)

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    早雲に関する史実をよく分かってない状態で読んだので、想像とは大分違う展開でした。。
    相模一国をものにする過程の長さ、自分の長長命への確信が何とも不思議な感じがしました。

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    2018年07月12日
  • 新装版 播磨灘物語(1)

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    司馬遼太郎が描く軍師・黒田官兵衛は、全4巻。
    著者後期の作品(1973~1975年執筆)だからか、同じ戦国時代が舞台の「国盗り物語」や2年前に読んだ「峠」と比べ、登場人物の滾るような闘志だったり、白熱した展開、興奮冷めやらぬ読後感…といったものはなく、ただ淡々と物語が進んでいくような印象を受けました。だからといってつまらないわけではなく、黒田官兵衛、すなわち如水のあらましであったり、これまで知らなかった荒木村重など、戦国時代の見え方がまたひとつ明らかとなり、面白い作品でした。

    ところで、如水という人物。あの秀吉が嫉妬したとされる天才軍師ですが、作中でも多く語られていたように、とにかく欲望の影

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    2018年07月08日
  • 新装版 箱根の坂(中)

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    あれよあれよと言う間に50代後半。まだ、甥っ子を守護にしたとこまで。ここからどうやって関東の覇者に駆け上がるのか。楽しみ。

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    2018年07月07日
  • 翔ぶが如く(十)

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    「翔ぶが如く(10)」(司馬遼太郎)を読んだ。

    最後に死ぬためだけに走り出した彼の胸中を思うとき、虚しさだけが降り積もる砂のように私の胸の中を満たしていくのな。
    『鹿児島旧城下は桜島という光源があざやかでない日は、べつの街のように陰鬱な表情をみせるのである。』(翔ぶが如く(7)本文より)

    この長い物語を読み終わった今、
    「いつかきっと桜島をこの目で見に行こう。」
    私はそう強く心に誓った。

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    2018年07月06日
  • 翔ぶが如く(九)

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    「翔ぶが如く(9)」(司馬遼太郎)を読んだ。

    『要するに田原坂の激突は薩人が残らず死ぬまで繰りかえされるべきものであり、薩軍の将帥にはそれ以外に思慮がなかった。』(本文より)

    (私は根が単純なので)怨嗟をこめて叫びたくなる。
    彼だけが悪いんじゃないが。

    「き〜り〜の〜!!」

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    2018年07月06日
  • 翔ぶが如く(八)

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    「翔ぶが如く(8)」(司馬遼太郎)を読んだ。
    『西郷一人の声望に無限にちかい価値を置き、それのみを政・戦略の代用としてきた薩軍の欠陥は、このときもまた露呈した。』(本文より)
    あまりに杜撰すぎないか?
    この決起の有り様はまさに悲劇としか言いようがないと思うのだが。

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    2018年07月06日
  • 翔ぶが如く(七)

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    「翔ぶが如く(7)」(司馬遼太郎)を読んだ。
    『自分は、何もいうことはない。一同がその気であればそれでよいのである。自分はこの体を差しあげますから、あとはよいようにして下され。』(本文より)
    そう言った時西郷隆盛の胸中を何が去来したのかを想うと私は少し哀しくなってしまうのである。

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    2018年07月06日
  • 翔ぶが如く(六)

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    「翔ぶが如く(6)」(司馬遼太郎)を読んだ。
    『要するに、神風連ノ乱は日本における思想現象のなかで、思想が暴発したという点では明治後最初のものであった。』(本文より)
    と言われてもなあ。そもそも「神風連ノ乱」そのものを知らずにこれまで私は生きてきたのだよ。
    西郷どんいまだ動かず

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    2018年07月06日
  • 翔ぶが如く(五)

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    「翔ぶが如く(5)」(司馬遼太郎)を読んだ。

    『日本の明治維新そのものが、人類が共有すべき普遍的な思想を拠りどころにして成立したのではなかった。』(本文より)
    明治維新というものに対して私は誤った認識を抱いていたのかもしれないな。

    西郷どんも謎だけど大久保利通もまた謎である。

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    2018年07月06日
  • 翔ぶが如く(四)

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    「翔ぶが如く(4)」(司馬遼太郎)を読んだ。

    『結局、人はその古巣に還ってくる。その古巣の中の現実にまみれ、足をとられてゆくのが人生であるのかもしれない。』(本文より)
    蓋し名言である。

    しかしまあ明治政府がこんだけ迷走していたとは知らなかったよ。

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    2018年07月06日
  • 翔ぶが如く(三)

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    「翔ぶが如く(3)」(司馬遼太郎)を読んだ。

    『しかしながらひるがえっていえば歴史は現実の別名である以上、歴史において仮説は成立しえない。』(本文より)

    とはいっても『もしもあの時・・・』と思ってしまう歴史の転換点が数多あるのも事実でだよなぁ。

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    2018年07月06日
  • 翔ぶが如く(二)

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    「翔ぶが如く(2)」(司馬遼太郎)を読んだ。

    『革命家というのは、やはり特異な精神体質をもつものであるかもしれない。』

    このペースであと8巻かぁ。
    夏が来るまでに読み終わるだろうか。

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    2018年07月06日
  • 翔ぶが如く(一)

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    「翔ぶが如く(1)」(司馬遼太郎)を読んだ。

    あの遥けき時代・・・明治。
    現在の日本国の礎を築いた「異能者」達がいた。

    私は日本人にあるまじき程に「西郷隆盛」という人物について無知である。

    全10巻かあ。長っ!!

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    2018年07月06日
  • 花神(中)

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    百姓の村田蔵六が医者から軍隊の総司令官にまでなってしまうという出世物語。
    難しい内容のため、何度も心折れたが、なんとか中を読み終えた。
    蔵六は、サイコパス的なところがあるが、賢くてすごい。冷静に物事を判断する能力がうらやましい。

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    2018年07月02日
  • この国のかたち(三)

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    日本人のルーツに関わる話はおもしろい
    また、福沢諭吉の海外事情に疎かった(のかもしれない)という話も興味深かった

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    2018年06月25日
  • 峠(中)

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    ネタバレ

    上巻では、主人公の河井継之助は、長岡から江戸へ遊学し古賀謹一郎門下となり、その後当時藩政改革で名を知られていた備中松山の山田方谷のもとを訪れる。修行をつみ、身から藩政改革のエッセンスを吸収し、再び長岡へ帰る。

    中巻は、継之助が長岡に帰り、外様吟味という地方官に任命されるところから始まる。この抜擢を行ったのは、藩主牧野忠恭であり、抜擢された継之助は一途に藩政に尽くそうとする。

    もともと継之助の発想が、いわば藩至上主義的であって、世の中がどのように動こうとも、まずは自藩の安定が第一という発想のように思われる。

    彼はその直後、郡奉行へ昇格し、そのポストの権限を大いに活用して、藩政改革の初期活動

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    2020年12月12日