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Posted by ブクログ 2023年08月18日
大村益次郎の生涯を記した司馬遼太郎氏作の小説。靖国神社の参道のほぼ中央に銅像があり学生の時からこの像も、この人も気になってました。今回初めて人となりを本を通して知りました。幕末はほんとに面白い。ほんの数年の間に日本が変わってしまった、と思っていたら、それには背景があって、バトンを渡すようにその時その...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月12日
非常に濃い中身だった。明治維新はいよいよクライマックス。
天才的な直感と合理的な計算、相反するようで両立する2つの才能。この捉えようのない偏屈オヤジはなぜか異様に魅力的で、対比させられる狭小な器の平凡な人たちが少しかわいそう。
彰義隊のあたりを読んで改めて、上野周辺を散策してみたくなった。
この時代...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月26日
初読は高校3年生の受験直前。43年ぶりの再読です。今回も読み始めたらやめられず、睡眠時間を削って読みました。
本書は周防の村医から一転して討幕軍の総司令官となった近代兵制の創始者大村益次郎(村田蔵六)の生涯を描きます。
「大革命というものは、まず最初に思想家があらわれて非業の死をとげる。日本では...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月15日
解説
「蔵六というのは不思議な人で、自ら地位や栄達を求めない。」
まさに自らを世の中に機能化してそれ以上を求めない、私心を捨てている大村益次郎をよく言い表した言葉だと思う。それはP.486の豆腐と国家の話にも現れている。
時代が彼を押し出したに過ぎないのだろう。適塾に始まり、彼を登用した宇和島藩、幕...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月13日
異端の英雄物語であり、幕末明治の歴史噺であり、悶絶のムズキュンラブストーリー。
「花神」(上・中・下)まとめた感想メモ。
司馬遼太郎さんの長編小説。1972年発表。
主人公は大村益次郎(村田蔵六)。
大村益次郎さんは、百姓医者の息子。
百姓医者として勉学するうちに、秀才だったので蘭学、蘭医学を...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月14日
いよいよ戊辰戦争に突入し、まずは幕府瓦解後の江戸を新政府軍の完全な統制下に置くため、江戸での戦いを指揮する。
江戸では西郷隆盛が大将となっていたが、西郷と大村が交代し、戦いに挑む。
戦いは大村のたてた戦略がうまくいき、勝利を収める。
しかし、西郷のメンツを汚したと感じた西郷の子分らの奇襲によって致命...続きを読む
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