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Posted by ブクログ 2019年08月24日
外国語の専門家として幕府に厚遇されながらも安月給で長州に仕えることを選ぶ。
後世を知る我々には倒幕側に付くことは正しいと知っているが当時それが正しいと知っていた人がどれほどいたか。
イネとの不可思議な関係は司馬遼太郎の脚色かとも感じたが、彼女が蔵六の最後を看取ったことを考えると本当に色恋があったの...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月11日
蔵六の軍師っぷりがわかる。
生まれて初めて戦に挑み、作戦通りに勝利し、一躍有名になる。
銃と上官の言うことを忠実にきき、その通りのことをすればいいので、戦は武士でなくてもできることがわかる。
明治維新での最大の変化の一つ、軍事革命はこうして起こったのかがわかる。
会社員として生きる私たちにも、乱世...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月07日
長州、極めてアクティブな藩に属したことが、村田蔵六の運命と日本の歴史に重大な変化をもたらしてゆく。攘夷という大狂気を発して蛤御門の変に破れて壊滅寸前の長州に再び幕軍が迫っている。桂小五郎の推挙で軍務大臣に抜擢された村田蔵六は百姓兵たちに新式銃を持たせて四方から押し寄せる幕軍と対峙し、自らは石州口の戦...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月10日
周防の村医から一転して討幕軍の総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげたわが国近代兵制の創始者大村益次郎の波瀾の生涯を描く長編。動乱への胎動をはじめた時世をよそに、緒方洪庵の適塾で蘭学の修養を積んでいた村田蔵六(のちの大村益次郎)は、時代の求めるままに蘭学の才能を買われ、宇和島藩から幕府、そして郷...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年10月01日
さまざまな幕末の若き志士たち。
あるものは”儀”を持つことで、強さを得、
また
あるものは”技”を持つことで、前者とは違った強さを得た。
蔵六は後者である。
”技”を信奉した蔵六や福沢諭吉、イネ 等。
歴史の渦には抗えずに巻き込まれようとも、
しかし
時代の思想から超越した、精神の自由さを感じ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月13日
この巻では長州藩という藩に焦点が当たります。とりわけ政治家・桂小五郎の活躍が興味深いです。桂は剣の腕こそあれ、それを使って派手なことをしたのではありません。藩士(時には過激派の者まで)の意見を聞いて調整し、蔵六のような優れた智者を抜擢することで、「倒幕」という大きな目的へ藩を動かしてゆくのです。それ...続きを読む
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