人斬り半次郎 幕末編

人斬り半次郎 幕末編

869円 (税込)

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「今に見ちょれ」。薩摩藩中でも「唐芋侍」と蔑まれる貧乏郷士の家に生れた中村半次郎は、だがその逆境に腐ることなく、いつの日かを期していた。秀抜な美男子で気がやさしい。示現流の剣は豪傑肌に強い。恵まれた資質のままに精力的に日を送っていた二十五歳のある日、半次郎は西郷吉之助と出遇う。時は幕末、惚れ込んだ男=西郷につき、半次郎は水を得た。京の町に〈人斬り半次郎〉の名が轟く。

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人斬り半次郎 のシリーズ作品

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1~2件目 / 2件
  • 人斬り半次郎 幕末編
    869円 (税込)
    「今に見ちょれ」。薩摩藩中でも「唐芋侍」と蔑まれる貧乏郷士の家に生れた中村半次郎は、だがその逆境に腐ることなく、いつの日かを期していた。秀抜な美男子で気がやさしい。示現流の剣は豪傑肌に強い。恵まれた資質のままに精力的に日を送っていた二十五歳のある日、半次郎は西郷吉之助と出遇う。時は幕末、惚れ込んだ男=西郷につき、半次郎は水を得た。京の町に〈人斬り半次郎〉の名が轟く。
  • 人斬り半次郎 賊将編
    781円 (税込)
    維新は成った。中村半次郎改め桐野利秋は、西郷の腹心として存分に働き、日本初代の陸軍少将となる。ザンギリ頭にフランス香水をつけ、得意絶頂の桐野だった。が、西郷は新政府のやり口に苦りきっていた。そしてついに、進退をかけての征韓論争に敗れ、西郷は帰郷。桐野ら薩摩隼人の心酔者たちは放っておくことができない――城山での壮烈な最期まで、激動の時代を駆けた一快男児の半生。

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人斬り半次郎 幕末編 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    長編物ですが作者の筆力により、するすると読めました。素直で従順で優しく直情的で柴犬のような中村半次郎。「はアい」はどのように脳内再生すれば良いのでしょうか 笑

    0
    2024年08月18日

    Posted by ブクログ

    池波正太郎さんの作品を初めて読んだが、読みやすく、とても面白い。幕末編は、唐芋侍中村半次郎から薩摩に中村あり!と言われる程出世した薩摩藩士中村半次郎の物語。
    人懐こいところがあり、誰とでも気安く話が出来る人だったんだなぁと思いました。剣の達人であるのは有名だか、向学心もある人というの初めて知った。西

    0
    2017年02月04日

    Posted by ブクログ

    中村半次郎の立身出世物語。半次郎には人斬りという言葉から連想されるような暗いイメージは全くない。貧しくて無学だったにも関わらず、持ち前の陽気な性格から西郷隆盛に見い出されて薩摩藩に出仕し、倒幕活動の傍ら剣術と勉学に励み成長していく様は読んでいて爽快である。日本初の陸軍少将まで出世した中村半次郎と、ず

    0
    2012年08月22日

    Posted by ブクログ

    面白すぎる。単なる剣豪小説に収まらず、幕末の一人の薩摩隼人の成長のドラマであり、大きな時代のうねりや新時代の胎動が半次郎の目を通して生々しく読み取れる。
    尊皇攘夷、薩長、勤王とか何となくでしか分かっていなかった、当時の思想や勢力がやっと理解できた気がする。

    0
    2012年01月18日

    Posted by ブクログ

    薩摩の芋侍と呼ばれていた男が、少将までの人物になる話。
    人斬りと呼ばれると、土佐の岡田以蔵のようなイメージになってしまったが。。。

    半次郎は腕だけではなく、学問にも貪欲になり、西郷を敬愛していた。
    とてもまっすぐな考えと生き方は、私を魅了した。
    池波さんの文は初見であったが、とても見応えのあるもの

    0
    2011年10月15日

    Posted by ブクログ

    さすがに、池波正太郎の作品だけあって、テンポといい、筆力といい、読み始めてすぐに引き付けられました。
    中村半次郎は、身分の低い郷士で、半農半士の唐芋侍とバカにされながらも、独自に鍛錬した居合い術を習得し、人斬り半次郎と異名を得るまでの剣士となりました。
    京都では、メキメキと頭角をあらわし、西郷の懐刀

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    言い知れない南国の男の情の深さと、人間味が大変素晴らしく表現されていると思います。
    歴史的な事件の概要は分かりやすく、
    どちらかといえば、登場人物を通して見た歴史の動きなんかが、
    思いのほか面白かったです。

    0
    2012年12月04日

    Posted by ブクログ

    ちょこっと池波さんを読んでみたいけれど、シリーズは・・って人にはいいかも。でも、これを読んだら最後、ほかのも読みたくなります。ハイ。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    幕末はどうしても新選組など幕府側の話が楽しいが、日本を変えようとする志士の考えや流れが、半次郎を中心によくわかる話だった。上巻は特に面白い。下巻は時代をなぞる感じになってしまい、勉強にはなったが小説としての楽しさは幕末編に尽きる

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    唐芋侍と呼ばれていた中村半次郎が、幕末の乱世に躍り出る。
    半次郎をはじめ西郷吉之助の魅力も語られ、また、薩摩、長州、幕府を中心に時代の動きもわかりやすく描かれていて、とても面白かったです。

    0
    2025年06月29日

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