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Posted by ブクログ 2017年04月20日
小説らしからぬ小説。事実の積み重ねに重きを置いているように見え、まるで伝記みたい。だが、旅順攻略の際に児玉登場などあるので、やっぱり創作が入った小説なのだろう。
読後いろいろ疑問がある。あまりにも乃木は本書で無能呼ばわりされているが、そんなにも無能な乃木がなぜ三軍を率いるほどの大役を任され、また任さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月29日
坂の上の雲のスピンオフ版
または外伝と言ってもよいかもしれない乃木希典の人生の本。
司馬遼太郎がこれでもか!くらいに乃木希典の事があまり好きではないのが伝わる(坂の上の雲もそうだったけど)
なんかあれだよな、終始不器用な人だなという印象しかないかも。
旅順攻略もそうだし、その後の生活でもそうだし
明...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月13日
「坂の上の雲」の主要人物として登場する乃木希典のその後を描いたスピンオフ作品。
司馬遼太郎による軍人、乃木の評価は著しく低い。「坂の上の雲」でも本小説でも、日露戦争の対旅順要塞での無策ぶりの描写は痛烈だ。
そもそも乃木という人は、軍に求められるのは戦略や戦術ではなく精神主義と考え、軍司令官として...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月24日
児玉源太郎によれば軍人の頭脳は柔軟でなければならず、新しい現象に対して幼児のように新鮮な目を持たねばならない
将器というのは教育によるものではなく、ついにはうまれついての才能によるものであろうか
軍人というのはいったん腰をすえた作戦観念や地理的場所から容易に抜けだすことができない職業人
↑
私は、児...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月17日
久しぶりの司馬遼‼︎
幕末から明治を生きた乃木希典。
相変わらずのしつこいほどの余談と描写(フィクション含⁇)に人物像がどんどん浮かび上がり、あまり馴染みのない明治時代でも興味が止まらなかった。
乃木希典。
幕末前後の長州の奥の奥の信念を持ち続けた人物ならではの『劇的』(作者談)な人生、人物像に...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月25日
"司馬遼太郎さんの本。乃木希典さんは、日露戦争の英雄として記憶していた。靖国神社脇にある遊就館の展示イメージが強烈に印象に残っている。(乃木希典大将は戦死者ではないので、靖国神社に御霊はない。)
本作品では、軍事としての能力が著しく欠けており、家系、人脈、人柄から陸軍大将という地位にあり、...続きを読む
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