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戦国時代の混沌の中から「覇王の家」を築き上げた家康の、勝者の条件とはいったい何だったのか……。小牧・長久手の戦いで、時の覇者秀吉を事実上破った徳川家康。その原動力は、三河武士団という忠誠心の異常に強い集団の存在にあった。信長や秀吉とは異なる家康の捕らえがたい性格を、三河の風土の中に探り、徳川三百年の精神的支柱を明かしつつ、日本人の民族性の謎にまで迫る。
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Posted by ブクログ
革新や創造を悪として前例踏襲の安定を善とする徳川政権が、いかにして出来上がったかを創業者である徳川家康に焦点を当てて論じており非常に分かりやすい。徳川政権の鎖国や重農主義等が270年の平和をもたらしたのか、停滞をもたらしたのかでその功罪が議論されるが、日本が停滞する中で保守的な徳川政権よりも革新的...続きを読むな織田豊臣政権への評価が高まっているように感じる。本著において徳川は功利的ではないが組織の安定に重きを置いて風通しが悪く、織田豊臣は功利的であるが風通しが良く発展性があるように書かれており、昭和の時代に調和を重んじて上手くいっていた社会が、功利的なグローバル社会に負けて価値観が変わってきた現代に本書を読むことで、示唆的なものを感じ司馬遼太郎の底深さを感じた。
よく比較される「信長」「秀吉」「家康」だが、私は「家康」が好き。 松本潤が似合わないとか取りざたされる「どうする家康」も欠かさず視聴。 好きな理由は何といっても長期にわたる安定政権を築き上げたこと。信長に仕え、秀吉に服従するかに見せかけつつ、じっくり時間をかけて自らの世を作り上げた実績が、後に250...続きを読む年以上の江戸時代となる。 鳴くまで待てるのは、ただ単に気が長いからだけではないことを、その人柄から知ることができた。これは今後の私自身の生き方にも大いに影響すると思う。 少し残念なのは司馬さんは「家康」があまりお好きではないらしいこと。
三英傑の中では一番馴染みのなかった家康さん。 江戸250年の基礎がここにあったのかと納得でした。 大河ドラマがより楽しく見ることができそうです。
小牧長久手の戦いが面白かったです。個人的に縁深い土地だということもあって、楽しく読めました。 司馬遼太郎さんはすごい。
家康と三河の家来たちの物語。家康は基本的には地方の殿様で、もともと天下を取るような夢も持っていなかったし、それほどの器量があったわけではないとする。確かに、彼は自国を守ることに一杯いっぱいだったし、今川、武田、そして織田に囲まれた環境ではそれは無理もない。そして、三河の国はもともと小さな豪族の集まり...続きを読むで、織田家のような利得に基づく合理的な主従関係はなく、ただ濃密な人間関係が特長であったという。たしかにその観点で、徳川幕府というのは、地方の内向きの政権が大きくなった性格を持っていて、外国との交流を絶ち、ひたすら内部的安定を優先させたというのはその通りかもしれない。 秀吉との関係のくだりのあと、一気に家康の最期まで話が飛ぶなど、司馬作品としては珍しくバラつき感もある作品ですが、よく知られたエピソードの裏側にある、家康の性格、三河人の気質をえぐりだしているとこは、とても興味深かったです。
司馬遼太郎がまとめた、徳川家康の生き方をまとめた本。 上では、小牧・長久手の戦いから休戦の顛末までと、家康の最期の話まで。 自分の才能を疑い、歴史から再現性が高いことを重視して大名として君臨していたことがうかがえる。下手なビジネス書よりも学びがある。
とても面白かった。下巻を見てもやっぱり家康だった。気になったのは石川数正。恥ずかしながら、秀吉に降ったことを知らなかった。徳川的閉鎖体制の犠牲者。まさにその通りだと思う。 あとがきで司馬遼太郎さんが家康を「かれの生涯は独創というものがほとんどなかった」と書いている。彼らしいですね。
家康のリーダーとしてのあり方は、興味深い。配下との合意形成の仕方、本人は語らず、まずは、意見を聞き、方針を決めていく過程は、部下が伸びる。現代にも通用するリーダーシップのあり方のひとつではないかと思った。 こういう人だから、安定した社会が築けたのだろう思う反面、織田信長や豊臣秀吉が作る社会はどうなっ...続きを読むていたんだろう? 日本は、もっと早く国際化の波に飲まれていたんだろうか。
主に豊臣政権になるまでを丁寧に描かれており、そこからいきなり晩年になってしまったのでちょっと残念。 小牧長久手の戦いについてあまり知らなかったので興味深かった。 あとやっぱり著者の描かれ方にもよるけど魅力的な人物ではない(笑)
■司馬遼太郎による家康やその家臣、秀吉などの濃密な描写。 ■関ヶ原や大阪の陣のところなどがない。恐らく、人間的な描写ができる歴史書類が残っているところをつなげているのではないか。 ■覇王の家というより、覇王の人という題名の方が相応しい、という感じの本。読み応えはあった。
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