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Posted by ブクログ 2023年07月16日
数十年前から、友人が「面白いから」と勧められてたけど、忍者モノはなんだか…という喰わず嫌いが今日までこの物語を遠ざけてきました。もっと素直に彼の言うことに従っておけばよかったと思いつつ、アイツの言う通りにしたら「やろ!」というドヤ顔されるのもシャクなので、読んだことは内緒にしときます。さて明日からは...続きを読む下巻です。続きが楽しみでしょうがない…。
Posted by ブクログ 2012年06月04日
幸村の人物に惹かれていく才蔵の様子や、それを見守る佐助、彼らを取り巻く女性たち。これらの人物がいきいきとえがかれていて、まさに活劇という作品。個人的に穴山小助が好きなので、彼の描かれ方にぐっときた。
Posted by ブクログ 2011年12月31日
あまり深く考えずにすらすら読める痛快な小説です。
忍者。
男のロマンをくすぐります。
登場人物達一人ひとりが気持ちの良い男ぶりでたまりません!
Posted by ブクログ 2011年03月23日
司馬遼太郎作品は2作目です。
大変、面白かったです。
史実とは異なるかもしれませんが、この時代の歴史に改めて興味がわきました。
才蔵の生き様がかっこいい。下巻が楽しみです。
Posted by ブクログ 2010年09月07日
上・下巻分冊ではなく、ひとまとめになってる昔の分厚いやつを読みました。
史実ではないけど、痛快なエンタテインメント小説として楽しめる。
主人公の霧隠才蔵は、忍者としてずば抜けた術技を持っているし、女には惚れられまくりだし、ありえないけど本当にかっこいい。
他の登場人物も、猿飛佐助、真田幸村、後藤又...続きを読む兵衛などヒーローめじろ押し。宮本武蔵が才蔵と戦ったりもしちゃう。
単純な読み物として充分に楽しめる。
それに加えて重要なのは、才蔵の生き方。
才蔵は、主人を持たない。集団で行動しない。自分の力に絶対の自信を持つ。徹底して、個人主義である。
物語の中の才蔵が言うことには、忍者はたとえ主君に仕えても、その技術は売るが、心までは売らない。よって、忍者には忠誠とか忠義といった概念がない。忠誠心をもって主人に仕えるのは、実は何もできない人だ、と。自分に能力がないから、主人に頭を下げ、へーこらしなくちゃならない。そんな生き方は、つまらない。
励まされました、すごく。
Posted by ブクログ 2011年04月16日
霧隠才蔵がかっこよすぎる。
うーん、と唸ってしまうほどかっこいい主人公なんてそうそういないよなあ。
程よく山あり谷ありの展開で、時代小説だからと身構える必要なくすらすらと読めてしまう。
女性たちとの艶っぽい駆け引き、男同士の友情、忍術合戦などなど見所はたくさんあるけど、これはやっぱり主人公の生き様に...続きを読む惚れ込む作品だ!と思った。
Posted by ブクログ 2009年11月07日
才蔵が主人公。
幸村と佐助は、才蔵と対立状態になることもあるため(才蔵は幸村の部下ではない)、ふたりに苛立つこともあります(笑)。
どうしても才蔵を応援してしまう。
何となく、才蔵が幸村方につくのが、いやというか……。
孤高の忍びであってほしいのですね。
こんなに幸村と佐助に敵愾心を抱いたことは、初...続きを読むめてです(笑)。
幸村は、普段はにこにこしてるけど、才蔵の力量を高く買っているので、「味方にならぬのなら殺してしまわなければならぬ」くらい平気で思っている、黒い人です。
佐助はまあ、幸村が大好きな、普通のかわいこちゃんです。
豊臣も徳川もどうでもいいけど、主に惚れてしまったので、そのために働く、とか何とか、言ってましたね……。
勝手にしろい^^
才蔵は、異様なほどに女にもてる、色男。
出てくる女、みんな才蔵に惚れていきます。
おおお。
上巻なので、人間模様から、才蔵と佐助が協力して家康を討ちに出た、というところくらいまで。
下巻ではどうなるのかなあ。
才蔵には、幸村の部下にならないでもらいたいんだけどなあ。
Posted by ブクログ 2009年11月21日
伊賀忍者・霧隠才蔵と甲賀忍者・猿飛佐助のお話し。
忍者が主役のお話しがここまで面白いとは正直思いませんでした。
チラホラと忍術も出てきて、騙し合いもまた
読み応えがありました。
上下巻なんで話し自体は長いですが、
全く気にせずサクサク読めました。
Posted by ブクログ 2022年05月06日
今まで歴史小説というものを難しそうという理由でずっと避けてきた。
司馬遼太郎という名前は勿論知っていたが、読んだのはこれが初。
(この本はたまたま頂いたので読み始めた)
恐る恐る読み始めてみると、やはり最初はわからない用語が多く出てきて世界観に没入するまで時間がかかった。
ただ、全体の1/3を過ぎる...続きを読む頃にはもう夢中。
主人公の才蔵が男が1度は憧れるような男。才蔵を取り囲む女性キャラクター達もとても個性があっていい。
こういう作品は敷居がものすごく高いものと思ってたのだが、娯楽作品としてとても読みやすい。
久しぶりに時間を忘れてい夢中になってしまった。
早く下巻も読みたい。
物語の感想は下巻を読み終わった後に書こうと思う。
Posted by ブクログ 2020年11月13日
本棚に著者の作品が自然と増えている、独特の歴史背景や歴史観に引き込まれてきたが、著書は作風が違うこれはこれで非常に面白い、ワクワクしながら冒険活劇を読んでいるよう、子供の頃NHKでの人形劇「真田十勇士」を観ているような懐かしさに引き込まれた。
Posted by ブクログ 2016年10月02日
司馬遼太郎を読むのは久しぶりです。
あの時代のことをほとんど知らないし、忍者のことも知らなすぎて友人の話についていけず、読むことに。
才蔵が佐助とともに豊臣方につくのかーってことも知らなかったです。というか、伊賀忍者って徳川方だと思ってましたんで。
昭和の時代小説、司馬遼太郎らしい文体であり作品...続きを読むであると感じます。
高校生あたりの頃は司馬遼太郎もえろしょうせつの分類に入るかと誰にも言えなかったのですが(ピュア)、なんとも思わなくなった自分は大人になったもんだと関係のないことを考えたりしておりました。
さあて、下巻買ってくるか!
Posted by ブクログ 2015年06月20日
才蔵が女にモテモテで、強くて凄まじい。
でも、私は幸村命で飄々としつつもお人好しな感じのする佐助が好み。まぁ、元々佐助贔屓というのもあるんだけど…。
読みやすいし、展開もいろいろあり先が気になってぐんぐん読めた。
Posted by ブクログ 2015年04月30日
私は信州の出身故、子供の頃から「真田」が好きでした。
勿論、「真田十勇士」にも親しんでおりました。
その中でも「猿飛佐助」と「霧隠才蔵」は誰でも知っているキャラクターです。本書「風神の門」は、伊賀忍者の「霧隠才蔵」が主人公ということもあって、もう何十年も前に読んだ本です。
今年になって再読してみまし...続きを読むた。
子供向けではありませんが、大人になっても、ワクワク、ハラハラする忍者物って面白い物です。
Posted by ブクログ 2014年05月06日
才蔵が格好いいですね。真田幸村や猿飛佐助も魅力いっぱいです。男性陣が光ってます。ただいろんな女性に惚れられてハーレムみたいになってたのは…お色気はそんなにいらなかったかな。
Posted by ブクログ 2013年03月31日
司馬遼の忍者もの長編では、一番好き。
こいつを読むと、続いて『梟の城』を読みたくなる。
で、そのまんま『城塞』とか『豊臣家の人々』へと・・・。
あ、もちろん『関ヶ原』も欠かせません。
Posted by ブクログ 2013年01月05日
梟の城の方が完成度は高い。新聞連載のためか、盛り上がってはとぎれ、盛り上がっては途切れを繰り返すが、さすが遼太郎先生、最後までしっかり読ませる。何歳でこれを書いたのだろう。
Posted by ブクログ 2012年04月23日
今回の再読で改めて気が付いたのは、原作の才蔵が、物語の始まりと終わりとで、人間的にあまり変わっていない…ということです。
(以下、TVドラマ版との比較が入った感想文です。数年前の過去ブログからの転載です)
物語の骨子としては『惚れた女を追いかけているうちに徳川Vs豊臣の戦に関わり、栄達等は得られな...続きを読むかったものの、かけがえのない恋人を得る…』というものですが、ドラマ版の才蔵は、その過程で大切な人とのつらい別れを幾たびか経験します。
己の才を恃み、自由気まま、無邪気で無鉄砲に世の中に飛び出したドラマ版・才蔵、いろいろな人々と関わるうち、人間的に『何か』が少しずつ変わっていくのが伝わって参ります。
最終回では『その人々』を思い起こす才蔵の表情に、初回あたりでは感じられなかった人間的な深みのようなものが漂い、彼と共にその人々を涙ぐむ思いで懐かしんだもの…。
原作では、才蔵と関わった幾人かの登場人物が、『最後の見せ場』を与えられないまま、フェードアウトして行ってしまいます。
ドラマで視聴者をおおいに泣かせたシーン、獅子王院に見送られ悲壮な旅立ちをした青子姫、原作ではかな~りウヤムヤのまま退場させられております。
預け先の堺から、所司代の手に落ちた…と判っても、原作版・才蔵、「ま、しょうがないか~」という反応…。
俊岳さまもいつの間にか消えてしまっておりまするし、ドラマとはおおいに役どころが違い『才蔵ガール』の一人だった小若も、一応別れのシーンらしいのはあるものの、消息不明…。
その中では、お国との訣別や獅子王院の最期はきっちり描かれているほうでござりまするが、これらの『別れ』自体は原作版・才蔵の精神根幹を揺るがすほどのものではござりませぬ。
(以下、下巻のレビューに転載いたします)(ペコリ)
Posted by ブクログ 2012年02月10日
登場人物が生き生きと描かれている。すごく面白く、一気に読んでしまいました。さすが司馬遼太郎先生ですね。甲賀と伊賀忍者の違いが初めてわかりました。下巻への期待が広がります。
Posted by ブクログ 2011年05月02日
誰にも縛られたくない、個人事業者のような生き方を是とする伊賀の忍者、霧隠才蔵は、真田幸村と出会い、徳川家康の首を狙うに至ります。下巻が楽しみです。
Posted by ブクログ 2010年04月30日
真田十勇士のひとり、霧隠才蔵を主人公に据えた物語。真田幸村や猿飛佐助でなく、才蔵ってところがなかなかニクイです。
本書の才蔵は徹底的な個人主義というか、「この命尽きるまで地の果てまでついていきます!」という感じではなくて、「技術は売るけど心は売らない」みたいな、あくまでも自分を第一に置いてるところが...続きを読むすごくかっこいいなあと思う。それなのに自分の得にならない事件でも困ってる人がいると助けてみたり、「何そのヒーロー!」と言いたくなる場面が多々あったりして。
でも正直、出てくる女性キャラクターがこれでもかってほど才蔵のことを好きになる展開は、もうお腹いっぱいだなあ。2人位でやめといて欲しかったです。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
此処には上巻しか登録しておりませんが、下巻も読みました。
江戸時代、大阪冬の陣前夜の頃。
伊賀忍者・霧隠才蔵(きりがくれ・さいぞう)が京の八瀬で
とある女性に出会ったところから物語が始まります。
その女性の素性を調べる内に多くの人と出会い、紆余曲折を経て
大坂側に付きます。
大坂側に服従する訳では...続きを読むなく、あくまで自分の能力を売るだけだという
才蔵のスタンスは職人気質の顕れでしょうか。
面白くて一気に読んでしまいました。