【感想・ネタバレ】風神の門(上)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今回の再読で改めて気が付いたのは、原作の才蔵が、物語の始まりと終わりとで、人間的にあまり変わっていない…ということです。
(以下、TVドラマ版との比較が入った感想文です。数年前の過去ブログからの転載です)

物語の骨子としては『惚れた女を追いかけているうちに徳川Vs豊臣の戦に関わり、栄達等は得られなかったものの、かけがえのない恋人を得る…』というものですが、ドラマ版の才蔵は、その過程で大切な人とのつらい別れを幾たびか経験します。

己の才を恃み、自由気まま、無邪気で無鉄砲に世の中に飛び出したドラマ版・才蔵、いろいろな人々と関わるうち、人間的に『何か』が少しずつ変わっていくのが伝わって参ります。
最終回では『その人々』を思い起こす才蔵の表情に、初回あたりでは感じられなかった人間的な深みのようなものが漂い、彼と共にその人々を涙ぐむ思いで懐かしんだもの…。

原作では、才蔵と関わった幾人かの登場人物が、『最後の見せ場』を与えられないまま、フェードアウトして行ってしまいます。

ドラマで視聴者をおおいに泣かせたシーン、獅子王院に見送られ悲壮な旅立ちをした青子姫、原作ではかな~りウヤムヤのまま退場させられております。
預け先の堺から、所司代の手に落ちた…と判っても、原作版・才蔵、「ま、しょうがないか~」という反応…。
俊岳さまもいつの間にか消えてしまっておりまするし、ドラマとはおおいに役どころが違い『才蔵ガール』の一人だった小若も、一応別れのシーンらしいのはあるものの、消息不明…。

その中では、お国との訣別や獅子王院の最期はきっちり描かれているほうでござりまするが、これらの『別れ』自体は原作版・才蔵の精神根幹を揺るがすほどのものではござりませぬ。
(以下、下巻のレビューに転載いたします)(ペコリ)

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2012年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【メモ】霧隱(服部)才蔵・猿飛佐助・伊賀者(個人)と甲賀者(集団、義)・真田幸村・青子、隠岐殿、小若、お国・家康暗殺の為、東へ

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2011年02月13日

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