司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 坂の上の雲(七)

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    この巻は奉天の戦いぶりや戦艦移動の詳細な流れの説明的な内容が多く、冗長な感じも受けながら筋を追い何とか読み切った。
    宮古島の章だけは興味深く読んだ。当時の島の暮らしや離島同士の移動、通信状況などとても面白かった。

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    2026年05月07日
  • ペルシャの幻術師

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    以前、短編全集で読んだことがある作品だけど著者のデビュー作

    特に古代日本に景教徒がいた説は面白い。
    常識的に考えて難しとは思うけど、宗教の底力を考えるとありえない話じゃないのかな。

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    2026年05月05日
  • 以下、無用のことながら

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    晩年のエッセー集
     司馬遼太郎は1996年に亡くなったが、それまで未収録だったエッセーが集められてゐる。特に必見といふものはない。日本のバブルを憂ふ文章が数篇あり、文章は端正で、しかし飾らない。

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    2026年05月05日
  • 項羽と劉邦(上)

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    宦官一人で秦を潰したのが、天下統一が大変だったのを見てきただけにむごかった。。。

    項羽が20万人の秦の捕虜を崖から落として埋めたことで人心が離れ劉邦に人が寄り付いたというのが、儒教国家の中国らしい。

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    2026年04月23日
  • 坂の上の雲(三)

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    いよいよ日露戦争開戦。それぞれの指揮官の心情や思考、価値観を考えると、現代人には希薄になった覚悟や勇ましさのようなものを感じ、色々と考えさせられる。

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    2026年04月23日
  • 坂の上の雲(七)

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    この巻で印象深かったのは、軍人と戦火の話が事細かに続くなか、最後のほうの宮古島に住む漁民のエピソード。ロシアの艦隊に中国人と間違われ危機一髪を魔逃れた話、宮古から石垣まで必死で機密を届けた話。

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    2026年04月23日
  • 韃靼疾風録 (下)

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    大清帝国の起こりが女真人から建国されたものとは知らず、とても勉強になりました。
    ヌルハチ、ホンタイジ、マンダーツetcどこかで聞いたような名称が物語の中で意味を持って記憶する事が出来ました。

    ただ、、やっぱり読み物としては難解で、司馬遼太郎先生の作品にしては、読みづらい部類に感じました^^;

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    2026年04月22日
  • 韃靼疾風録 (上)

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    韃靼を舞台にした庄助とアビアの恋物語…を期待して読んでましたが、物語からだんだん歴史書的な内容が増えてきて。。

    もっと物語中心で読みたかったかな^^;
    あと、漢字が難しくて物語に集中出来ず(汗)

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    2026年04月22日
  • 世に棲む日日(一)

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    1975年に書かれたものらしい。
    司馬遼太郎の文章を読むのは初めてだ。読みにくさを先に挙げておきたい。
    まず登場人物がひたすら多い。
    事実と感想と感嘆などが混合されていること。
    時勢も、現代の話になってタクシーで墓参りにいったり、阪大在籍時代の話になったりしながら幕末の話にもどる。

    ただ、最初に、小説のようなエッセイのようなものとして書き始めている宣言があるため、咎め抜き通すことはできない。そう断っている以上、そのような構造の文章になるのは織り込み済みで、読者にリテラシーが求められるのだ。

    断片的に知っている松下村塾の吉田松陰のことを掘り下げたいために読み始めた。若くして散った維新の獅子た

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    2026年04月21日
  • 街道をゆく 4

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    福井県のくだり、きっと司馬さんも宿の人の対応に不愉快な思いをしたのだろうけど、それを面白がる方向で処理したり、ホテル業の構造の問題にしたりして扱っているのが興味深かった。

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    2026年04月13日
  • 国盗り物語(三)

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    美濃を征服した斎藤道三だが義理の息子義竜の反乱にあい死亡する。斎藤道三の天下統一の夢は義理息子である織田信長と弟子のように可愛がっていた明智光秀へと受け継がれていく。信長は斎藤道三の窮地を救うため兵を出すも屈強な美濃兵に惨敗し、その後も美濃への侵攻は失敗を繰り返す。そんな中駿河の今川義元が京へ上る最中に奇襲をし見事打ち破ることに成功。一方明智光秀は斎藤道三から逃げてお万阿へ自身の美濃での生活を伝えるように指示して京へと逃げることとなる。自身の立身を考えながら世間を放流するうちに足利将軍家の側近細川藤孝と関係を持つようになり足利将軍を再度復興させることに尽力する。一時は朝倉家に身を寄せるもの将軍

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    2026年04月12日
  • 覇王の家(下)

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    織田信長が本能寺の変で消えてくれたら今度は羽柴秀吉が台頭。律儀者でも信長死後はキッチリ甲斐国辺りを接収している辺りにこの男の本質がある。信長の後継者たる秀吉と小牧長久手の合戦で激突。詳細に経緯が描かれている。下巻にしてはだいぶ分量を割いていると思ったら何と関ヶ原と大阪夏と冬の陣はカット。キチンと完結はしているし、他の著作で描いているからだろうが打ち切り漫画のダイジェスト展開みたいな感じで釈然としなかった。

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    2026年04月11日
  • 坂の上の雲(六)

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    旅順に実際に行った後に読みました。この巻で1番興味深かったのは大諜報のところ。明石元二郎、広瀬武夫と違ってロシア女性には人気なかったみたいだけど、諜報活動では大仕事を果たし功績は大きいと改めて思いました。

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    2026年04月05日
  • 国盗り物語(二)

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    土岐頼芸を引き立てて美濃を統一する庄九郎の後半が描かれている。小守護で藤左衛門こと長井利安を謀反人とて討つが美濃地侍の反感をかい道三として一度出家するも彼の人望や同門の日護上人の運動で再度美濃に舞い戻る。頼芸を欲に没頭されるために城を奥地へと移動させ自身は金華山に城を築き磐石の体制を整えていく。頼芸の弟たちや息子頼秀らが反乱を起こそうとした際にもすぐに鎮圧し、頼芸自身も追い出し名実ともに美濃の主となる。隣国尾張の織田信秀は幾たびも美濃に出兵するが斎藤道三の策略により連戦連敗するところでおわり。
    庄九郎のすごいところはやっぱり身軽さ、京と美濃を健脚で移動することが彼の活躍を支えていると思う。あと

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    2026年04月04日
  • 国盗り物語(一)

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    妙覚寺の法蓮房が還俗ひ松波庄九郎として国主を目指す話。油屋である奈良屋が雇う野党を討つことから物語が始まりお万阿という未亡人を虜にして奈良屋を自分のものにする。その財も利用し次は美濃国へと向かいそこで西村勘九郎として活躍。守護職になれなかった土岐頼芸を引き立てて反乱を起こしさらに腹心である長井利隆に認められて養子となりついには長井家を継ぐこととなるところで終わり。
    戦国ならではの昇進話、とんでもない出世欲でそれを果たすための知略がすごいし意外と武芸にも秀でているんだなと。このあとどのように斎藤道三となっていくのかみもの。

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    2026年03月31日
  • 坂の上の雲(四)

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    正岡子規も亡くなり、戦争の色が濃くなる四巻。事実か私見かは謎だがなかなかの分量で乃木希典と伊地知幸介の指揮官としての無能ぶりにページが割かれていた。以前に乃木神社を訪れた時に受けた印象と真逆だったため不思議な感じがした。

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    2026年03月22日
  • 新装版 北斗の人(下)

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    ネタバレ

    「剣は理から入るほうがいい」
     というのが、周作の一貫した教授態度である。この若い流祖は、他の剣客のように哲学的用語をつかったり、剣と宗教と混同したような虚喝(こけおどし)な神秘的態度をいっさいとらない。
    「剣は理である」
     という態度を一貫してとった。剣禅一如とか神仏の現示などというようなことは口にもしなかった。
     その点「小天狗鞍馬流」という流名の宗家を名乗っている鹿子木一閑の兵法に対する態度とはひどくちがうといっていい。
     この点について一閑のさしまわした人物らしいのが、
    「いかがでありましょう、剣はついに神仏の境地のものであると申しますが」
     と、周作の存念をきいた。このころにはすでに

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    2026年03月18日
  • 新装版 北斗の人(上)

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    ネタバレ

     周作は、天性の合理主義者らしい。
    古来、兵法というものは、その本質が徹底的な合理主義でできあがっているにもかかわらず、どの流儀も、流祖が神の啓示によって一流をひらいたとか、あるいは伝書の表現は組太刀の名称にも神秘的な名をつけたりして、外装を事々しい宗教性で包んでいる。
    (それが不快だ)
     と、周作はかねて思い、
    (自分は、そんなまやかしや誇張のない兵法を確立しよう)
     と念願していただけに、柏手のような呪術めいたしぐさをすることや、仏神に、接近することを、自分に禁じていた。
    (絶対者(おおきいもの)に随喜し、それに魂をあずけ、究極にはそれに同化してゆくことによって人間の自在の境地が出来、心境

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    2026年03月18日
  • 街道をゆく 8

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    (2021/9/1)

    「街道をゆく」シリーズ。

    単純に熊野の紀行文かと思ったら、主として「若衆」という(日本)独特の風習への関心であった。大陸からの儒教文化とは決定的に違う、日本の文化習俗の原点を見る。

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    2026年03月07日
  • 坂の上の雲(二)

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    前の巻に比べると出だしが冗長な感じがしたが、子規の項からまた疾走感が出てきて読み応えがあった。
    「中道は支持されにくい」という文章、選挙の後だけに納得。
    かきがらがついたら落とさないとならないという真之の言葉は心に残る。

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    2026年03月05日