司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 坂の上の雲(四)

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    ロシアと日本、双方の思惑が理解でき、リーダーの性格のあり様が戦況に影響を及ぼしていること等、興味深かった。ロシア人の国民性も分かった。

    恩田陸さんが、「坂の上の雲」全8巻を丸2日間かけて読破されたことをネット上で知り、作家になる人の意欲はすごいなあと思った。私もゆっくりだけど頑張るゾ!司馬遼太郎さんの文章のリズム感がよく、歴史に疎い私もここまで読めた。途中途中に入る、「余談」も良かった。

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    2025年03月11日
  • 坂の上の雲(三)

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    特に印象に残った場面。
    1 正岡子規の最期。(正岡子規が好きなので、今後、登場しなくなると思うと残念!)
    2 日露戦争に至るまでの、日露英の思惑。
    3 広瀬武夫の人間性。(ロシア海軍人へに寄せる思い、友情にグッときました。恋人の女性がロシア語で送ってきた詩に漢詩で返し、ロシア語の訳をつけるなど、粋なことする!と思いました。)

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    2025年03月09日
  • 翔ぶが如く(五)

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    情報量が多すぎて、全部を咀嚼はできないが、志を持って江戸幕府をたおした志士たちが、いざ明治政府の役人になった時に、世界を知らないが故に途方にくれながらも一つ一つのことにあたっていく、ある意味のがむしゃらさを感じた。
    「鎖国・封建の世に包まれているころは、社会的環境としては大通りから外れた袋小路の奥にいて、小路の木戸を閉ざしているのに似ている。その小路の奥で熱狂的に攘夷を叫ぶことは、政治心理としては病的ながらも快感に属するであろう。攘夷を集団で叫べば、より一層に快感は昂進するに違いない。が、その攘夷家たちが、半開国主義の幕府を倒して革命政権をつくるというはめになってしまったのである。」(p181

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    2025年03月08日
  • 街道をゆく 25

    匿名

    購入済み

    台湾に住んでることもあって、すぐ対岸にあって台湾とも言語・文化の上で連続性のある福建について知りたいと思い読んだ。個人的に台湾や東南アジアも含めた閩南人の海洋性について司馬遼太郎の蘊蓄を聞きたかったが、思ったより内陸的というか土のにおいのするところを歩いてる印象だったかな。

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    2025年03月07日
  • 最後の将軍 徳川慶喜

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    「徳川慶喜とはどういう人間なのか」

    内面(性格、価値観)を中心とした生涯が書かれており、教科書だけでは知りえなかった徳川慶喜について知ることかできた。

    なぜ、徳川慶喜は大政奉還をしたのか。
    その問いを解消したくてこの書籍を手に取った。答えとしては、物語中で察することができたので満足だ。

    徳川慶喜の人柄を知りたいという人に、オススメの本だ。

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    2025年03月07日
  • ロシアについて 北方の原形

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    司馬遼太郎が『坂の上の雲』『菜の花の沖』執筆のために調べ、考えたロシアと日本の交渉史についての考察集。シベリアやモンゴルの遊牧民の歴史や文化、そして境界を接してきた中国、ロシアとの関係のあり方がロシアと日本の関係を見るときにも理解を助ける、ということで長い歴史考察が進んでいって、司馬作品の歴史的な出来事を文化的民族的文脈に落とし込む背景にこういう調査と考察があるのだなと興味深かった。シベリア経営のために江戸期日本との通称を模索したロシアという関係は知っていたが、鎖国日本の外洋船禁止の中で歪に発達していた北前船や東廻り船は難破、遭難のリスクが高いもので「江戸期日本というのは、政治的に漂流民を大量

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    2025年02月28日
  • 翔ぶが如く(二)

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    ネタバレ

    会議の事前準備を各々の視点で描いた本作。プロローグ的な役割を持っており続きが非常に気になる終わり方だった。

    征韓派の西郷と反征韓派の大久保、伊藤という対比構造。
    誠心のみ持ち合わせてる西郷と、根回しに次ぐ根回しという大久保達の違いが面白かった。いかに西郷くらい優秀であっても、維新後を想像せず、外に目を向けないとここまで愚かに見えるのかと感じた。自分も外の世界を見ようと考えさせられた。、

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    2025年02月25日
  • 坂の上の雲(六)

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    どうも読み進めるのに苦労するし時間がかかるので、さらさらと読んでみることにした(笑)
    内容の何割かは読み飛ばしていたと思うけど、ある程度情景がわかる場面は面白かった。

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    2025年02月21日
  • 翔ぶが如く(六)

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    「飛ぶが如く」6巻。
    表紙のテイストが違うのは、2002年発売の新装版だからです。5巻のテイストは1980年だったかな初刷。

    まるまる1巻使って神風連の乱と、乱前後の周辺不平士族について。
    勝ち馬に乗れなかった人々の鬱屈の高まり昂り。その中でも、行動に移すか口舌だけかで容赦なく切り捨てていると思います。ただ、彼らが抱えていた思想はどうあれテロリストであった、という見方はぶれていないのか。

    川路利良像というものを、どんな風にとらえたらよいものか。
    「飛ぶが如く」の「走狗」の「だんドーン」の。それぞれが当然ながら、違う描かれ方をしているので、小説の読者として最大公約数みたいなものを、どうやって

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    2025年02月09日
  • 街道をゆく 41

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     はじめの方の、津軽藩成立の話のあたりだけを興味深く読んだ。弘前城から望む岩木山という景色をいつか見てみたい。

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    2025年01月30日
  • 花妖譚

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    歴史作家としての司馬遼太郎を彷彿とさせるエピソードがたくさん読めます。
    1篇が短く、言いたいことを端的に!
    非常に読みやすい本でした。

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    2025年01月27日
  • 翔ぶが如く(一)

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    ネタバレ

    明治維新後の日本政府を様々な視点から書いた歴史小説。歴史小説というか歴史資料と言っても差し支えない程、詳細に説明している。
    第一巻では主に、それぞれの観点からみた「征韓論」について述べている。征韓論は国を滅ぼす危険性を持つという考えや、士族のやり場のないエネルギーの矛先となり日本を活気づけるという考えなど様々なものがあった。
    この時代に列強国へ赴き、自国の遅れと向き合い未来の日本のために事を為そうとした人がいた。その一方で、幕末の革命の熱気に当てられ続け、先の時代を見据える事が出来ていない者たちにも焦点を当てていた。今日、もしかすると自分は後者なのかもしれない。未だに学生時代を引きずり前に進め

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    2025年01月26日
  • 国盗り物語(一)

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    自らの長所を把握し、最大限活用する。
    自分の得意なシチュエーション・シナリオに相手を持ち込むこと。
    庄九郎の心掛けたところではないか

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    2025年01月21日
  • 殉死

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    30代までに主要な司馬作品は読んできたが、本書は読んでなかった。理由は、予想がついたから。司馬さんは『坂の上の雲』の秋山兄弟や正岡子規、『竜馬がゆく』の坂本龍馬など、好きな人物を明るく描き、好評を得た。『坂の上の雲』で執拗とも思えるくらい無能ぶりを批判してきた乃木希典を題材とした本書の書きぶりは予想がついた。
    読み始めて直ぐ合点、「自分の思考を確認するために著した」とのこと。「Ⅰ 要塞」は『坂の上の雲』のスピンオフな内容。「Ⅱ 腹を切ること」は日露戦争後から明治45年9月13日に殉死するまでを描いている。ここでも司馬さんの乃木評は変わらないのだが、劇的に生きる嫌いな乃木に驚きすら感じているよう

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    2025年01月17日
  • この国のかたち(一)

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    全般的には、初出が雑誌の連載なのと、文体が脱線気味(道を見失いがち)で読みにくいところもあったが、いくつかの点で、日・中・越を比較して理解するのにも繋がる等、面白かった。

    ①儒教のこと。王土王民制(土地も人民も行程一人の所有、という思想←儒教由来らしい)。日本は隋唐に倣いつつも、宦官と科挙は取り入れず、そして面的なところ(血族的)も取り入れず。[p.14-16]
    ※儒教は地域を公とせず、血族を神聖化する。
    ※この点、ベトナムは日本よりもよほど中国みたいだ、とも言えるかもな。

    ②日本は民間や民衆さえも「公」の意識を強く持ちがち(日本には資本主義の主体も民も「公」)だが、中国で公の意識はせいぜ

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    2025年01月12日
  • 関ヶ原(上)

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    司馬遼太郎

    歴史の知識を入れたかった。

    #タメになる

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    2025年01月10日
  • 翔ぶが如く(三)

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    教科書だけでは、西郷も大久保も木戸も岩倉も歴史上のヒーローだが、人間としての悩みがあり、駆け引きがあることがよくわかる。
    特に西郷、大久保の二人は幼なじみのような関係性であったのに、維新後はその方針の違いによって袂を分かち、反目するようになる。そこに至るまでの逡巡が描かれていて興味深い。

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    2024年12月24日
  • 歴史と視点―私の雑記帖―

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    歴史的小説家による、雑話集。彼の仕事の後考察の側面を持つ、自身の体験等からも紡ぎ出された書。歴史上の史実について、詳述された著者による談話は興味深い。

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    2024年12月20日
  • 竜馬がゆく(二)

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    読み終わっていたけれど、
    感想を書けてなかったのでメモ程度に。

    時代の流れに人々が動かされていく…
    脱藩のことについても書かれていて、ここから時代が動いていくのか。

    乙女姉さんの存在が竜馬にとっては大きかったんだろうな〜理解者がいるのといないのとでかなり違ってくるよね。。

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    2024年12月16日
  • 坂の上の雲(八)

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    ようやく読破。達成感が半端ない。
    東郷率いる日本艦隊とロジェストウェンスキー率いるバルチック艦隊がついに日本海にて合間見える。日本側はバルチック艦隊が対馬側か宗谷、津軽側で来るのか直前まで迷い索敵などのおかげで対馬で待ち受けることができたのがこの戦いのポイントだろう。地理や天候などを考えたら対馬側から来る確率が高いが敵側の艦隊全てを沈没させることが勝利の絶対条件だった日本側は迷いに迷った。あの冷静な真之ですら直前まで北側からくるかもしれないと思っていたほどに。海戦が始まると日本側の統率の取れた艦隊運動、射撃能力をしてロシア軍を圧倒し歴史上稀に見る完勝を果たす。射撃に関しては当時では珍しく指揮官

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    2024年12月15日