司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 世に棲む日日(二)

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    吉田松陰寅次郎、高杉晋作の師弟、久保さん?桂小五郎、伊藤博文、などなど幕末志士たちが立ち代わり登場しては、消えてゆく。生き残ったラッキーなひとが成して、死んで散った者たちは、ただ散っただけではないということを示してくれる。
    江戸時代という太平の世に突如現れた宇宙人みたいな白くてデカい、知らない言葉と文化を持つ秩序を持ちつつも日本を征服あるいは奴隷、どうにもならないくらいに搾取してくることをいち早く察知した人たちの賢くも儚い話だった。
    人物があまりに多く、知らないし、あっけなくどこかへいくのがなんかわからんの。
    ほんで、小説というか、記述に近い雰囲気で、著者自身がインタビューした風景なんかも入っ

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    2026年06月28日
  • 豊臣家の人々

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    司馬遼太郎の本を読んでいると、内容全てが事実のことのように思えてくる。登場人物が喋ったこともまるでそのまま再現しているかのように。
    それくらい引き込まれて面白く読めるということなのだろう。
    秀吉と秀長の父親は同じだったのではないかとの研究もあるらしい。小説は小説として楽しんで、歴史の事実は違う可能性もあると念頭に置いておきたい。

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    2026年06月28日
  • 坂の上の雲(四)

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    ネタバレ

    ほとんど戦争の話になってしまった第4巻。
    無能と何度も書かれる乃木・伊地知の指揮下で信じられないくらい多くの人が犠牲になっていく場面が読んでいて辛い。旅順の要塞に飛び込み死んでいく兵士たちの姿がやり切れない。藩閥やら人事のしがらみやら…人の命が掛かっているのにモヤモヤする。
    一方でロシア軍のバルチック艦隊も、恐怖から疑心暗鬼になり錯乱状態に陥ってしまう姿、こっちも読んでいて苦しい。これが戦争なんだなと。

    高橋是清の生い立ちだったり、彼が東奔西走する姿、意外な人物の協力を得るあたり、面白かったです。

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    2026年06月29日
  • 城塞(下)

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    主役はいちおう小幡勘兵衛だがそれほどずっと出てくるわけではなく燻り続け、徳川家康は非常に切れ物だが狡猾、対する淀殿も無能で彼女のせいでこうなったという空気があり、そもそもが大阪落城、豊臣家の最期がテーマなので仕方ないが読んでいて暗くなる。群像劇は基本的に好まないがそれでも読み応えがある。

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    2026年06月19日
  • 坂の上の雲(二)

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    1巻より内容が難しく感じて、歴史を思い出しながら調べながら読んでいて時間がかかりました。

    日本に国家という観念がまだなかった頃があった。鎖国を終えて周りは帝国主義、植民地が当然の世の中だった。そんな中で日清戦争、日露戦争が起きたのは、日本が日本であるために必然とも呼べるような状況だったんだと知る。
    この小説には、教科書では分からない、その時代を生きた人の心が描かれています。同時に、それぞれの時代を台頭した民族や国家を俯瞰で見て、多種多様な考察も述べられています。
    このどちらもがあって色んな気付きがありました。
    それから、正岡子規が綴った多くの俳句に触れるうちに、私にも写生の素晴らしさがどうい

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    2026年06月12日
  • 城塞(中)

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    政治的駆け引きのおもしろさがあり嫌いじゃないが小幡勘兵衛と真田幸村が出てこないところは妙に暗く陰気な雰囲気があって司馬遼太郎のそれぞれの人物に対する好みが出てる感じがする。

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    2026年06月05日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    豊臣家に関わる人々が描かれてる。秀次はただの一般人なのに秀吉の縁戚ってだけで位を与えられそして秀吉によって殺しれるの哀れすぎる。
    北政所も自分で豊臣家を起こした自負があるからこそ淀を嫌い自分手で家を終わらせるために家康と近しくなったったのだろう。結局淀が孕ったことで尾張派閥と近江派閥ができこれが後々関ヶ原の結果へと続いていくと思うと秀吉も悔やまれるだろう?

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    2026年05月31日
  • 項羽と劉邦(下)

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    項羽の楚軍 対 劉邦の漢軍
    結果 人材をうまく活用した劉邦の勝利

    初期段階や突破局面では項羽型カリスマで引っ張り、成長・安定段階では劉邦型マネジメント(適材適所の人材配置、人に任せる)に移行すること。

    劉邦を支えた漢の三英傑
    張良(ちょうりょう):冷静な戦略家。政治・軍略の参謀として、劉邦の決断を後押しした。
    蕭何(しょうか):後方支援と行政の天才。兵站・人材管理を担い、戦争継続の基盤を築いた。
    韓信(かんしん):天才的な軍略家。劉邦軍を率い、数々の逆転劇を演じた立役者。

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    2026年05月31日
  • 菜の花の沖(四)

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    途切れ途切れに読んでしまい、一冊読み終わるのに時間がかかってしまった。司馬さんの博学すぎる脱線に因る所も多いと思う。司馬さんの良い所だが、本巻はスピード感という点ではマイナスに生じた感。さて、終盤はどんなスピードで展開していくか。

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    2026年05月30日
  • 竜馬がゆく(五)

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    長州の暴走、長州と薩摩の溝が深まり、怒涛の幕末に入ってきた。
    池田屋事件のくだり、お田鶴さまとおりょうのたいめんのくだりは楽しかったが、後半がなかなか…なぜかここに来て、ページが進まない、頭に入ってこない…。
    それにしても、おりょうの性格は私も無理だなぁ。女性に嫌われるというのがよくわかる。

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    2026年05月24日
  • 城塞(上)

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    政治的なおもしろさがある。ただ、中心人物の小幡勘兵衛と創作のお夏は魅力的に描かれているが、そもそも司馬遼太郎は家康も淀殿もあまり好きではない印象があり、また本作は群像劇の形式になってるのでなかなか読んでいて気持ちが入りずらい。とはいえまだまだ序章という感じなので続きが楽しみ。

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    2026年05月24日
  • 翔ぶが如く(十)

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    息子へ)
    やっと読み終えた。

    司馬遼太郎作品の歴史小説のなかで、もっとも長い(10巻)の、「翔ぶが如く」。長かった、、、。登場人物が多すぎた、、、、。

    お父さんは、司馬作品、全制覇をもくろんでいる。この大作も読み終えて、ついに半分くらいまできた。あせらず、じっくり、着実に楽しんでいきたい。

    さて、本作品について。

    かなりの巻数を読み終えて気づいたことだが、この作品は、小説ではなかった。ドキュメントだった。例えば、筆者の想像する会話の場合。西郷は「・・・・」といったに違いない。という言い回しになっている。

    主人公、「西郷隆盛」について。司馬先生の作品において、よくあることだが、主人公が

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    2026年05月18日
  • 風神の門(上)

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    霧隠才蔵を主人公に大坂の陣を描いた作品。

    真田十勇士に代表される個々の武勇談がメインかと思えば、才蔵を巡る女性たちとの関わりが面白い。

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    2026年05月15日
  • 国盗り物語(四)

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    4巻は織田信長の後編だが読み終わるとほとんど明智光秀の話だった印象。義昭と信長に翻弄され続ける光秀にあまり心境的な変化はないので3巻までの人間同士のやり取りや駆け引きの面白さはやや薄く感じるが、真面目で不器用な明智光秀には同情してしまう。

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    2026年05月14日
  • 坂の上の雲(一)

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    オーディブルで。歴史的背景から人となりまで、生き生きと伝わってきておもしろい。青春というのはひまで、ときに死ぬほど退屈で、しかもエネルギッシュで、こまったことにそのエネルギーを智恵が支配していない。無駄なことを全力で出来る時間のこととして、持ち金ゼロで、江の島まで旅するエピソードを紹介していたのが印象深い。ひたすら明るい青い空が思い浮かぶ。二巻目の配信が待ち遠しい。全部聞き終わるのは、いつになることやら(買って読むには長大すぎるなあ)。

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    2026年05月11日
  • 坂の上の雲(七)

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    この巻は奉天の戦いぶりや戦艦移動の詳細な流れの説明的な内容が多く、冗長な感じも受けながら筋を追い何とか読み切った。
    宮古島の章だけは興味深く読んだ。当時の島の暮らしや離島同士の移動、通信状況などとても面白かった。

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    2026年05月07日
  • ペルシャの幻術師

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    以前、短編全集で読んだことがある作品だけど著者のデビュー作

    特に古代日本に景教徒がいた説は面白い。
    常識的に考えて難しとは思うけど、宗教の底力を考えるとありえない話じゃないのかな。

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    2026年05月05日
  • 以下、無用のことながら

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    晩年のエッセー集
     司馬遼太郎は1996年に亡くなったが、それまで未収録だったエッセーが集められてゐる。特に必見といふものはない。日本のバブルを憂ふ文章が数篇あり、文章は端正で、しかし飾らない。

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    2026年05月05日
  • 項羽と劉邦(上)

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    宦官一人で秦を潰したのが、天下統一が大変だったのを見てきただけにむごかった。。。

    項羽が20万人の秦の捕虜を崖から落として埋めたことで人心が離れ劉邦に人が寄り付いたというのが、儒教国家の中国らしい。

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    2026年04月23日
  • 坂の上の雲(三)

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    いよいよ日露戦争開戦。それぞれの指揮官の心情や思考、価値観を考えると、現代人には希薄になった覚悟や勇ましさのようなものを感じ、色々と考えさせられる。

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    2026年04月23日