あらすじ
旅はここからはじまった! 湖西のみち、大和・竹内街道、甲州街道、葛城みち、そして長州路……司馬史観が自在に展開するシリーズ第1弾。
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街道をゆく 全制覇!
今度、この本を持って滋賀、奈良に行こう!
BSプレミアムで、『新街道をゆく』が始まりました。1回目は第1巻『湖西のみち』第24巻『近江散歩』です。
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GWに「長州」へ旅行に行ったのですがその予習用に読んだのがこちら。だいぶ時代が経っているので学説的にはすでに更新されているものもありますが、それでもやはり司馬遼太郎の唯一無二の語り口は良いですね。このシリーズも少しずつ読み進めていこうと思います。
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【司馬遼太郎 街道をゆく 1 湖西のみち、甲州街道、長州路ほか】司馬遼太郎著、朝日新聞出版者、1971年
また、長い本に手を出してしまった。。。
本好きが誰でも知る司馬遼太郎が1971年の47歳の時から、1996年の72歳で亡くなるまでの25年間をかけて綴った「街道をゆく」全43巻だ。
いままでも、新しい土地を訪ねるときは、できるだけ読んでみようと心がけて、東北地方を中心に読んでいた。
2 陸奥のみち、肥薩のみちほか
26 嵯峨散歩、仙台・石巻
33 白河・会津のみち、赤坂散歩
40 台湾紀行
塩釜の御釜神社や、会津の慧日寺跡などに立ち寄ったのは、これらの本で学んだからだ。
先日も、太宰府の近くを訪ねて、改めて白村江の戦いに敗れた天智天皇が大宰府の周りに城を築いたことなどを教えてもらうにつれ、もっと地域と歴史を知っておかないといけないなと思ったのだった。
であるならば、いっそ、ちゃんと読んでみようとおもった。
司馬遼太郎の歩く旅の1冊目は、近江の湖西、奈良の竹内街道と葛城、甲州街道、長州路から始まる。
大陸との色濃い関係が残る琵琶湖の西のほとりの道、天孫降臨の神々が九州よりやってきて土着のヤマトの神々を従えた道、江戸を最初につくった人たちが通ったであろう道、維新の志士たちが行き来した道が選ばれているが、これは明確な意志があって選んだ4つの道だと思う。
日本の歴史を考える上で、非常に大きな、道であり、人の往来があったのだと思う。
作家は、その景色を実際に自分の目で見て確かめたかったのだと思う。
ふと高村光太郎の詩「道程」の最初の1節を思い出した。
ーー
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ーー
最初に歩いた人がいるから、道ができたのだ。
日本には行ってみたいところばかりだ。
#優読書
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・浦島伝説の乙姫の格好は、渤海(のちの満州あたり)の宮廷の女性の装いであり、若狭湾に浦島伝説が多く伝わるのは、海を隔てて渤海に面していたせいだろう。
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湖西のみち、では、朽木村の話。昔車でいったが山深く、朽木氏と信長の話など面白かった。
竹内街道では筆者の青春期の話など、とても面白かった。
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231019048
「街道をゆく」始まりの書。古代の人々の営みと変わりゆく現代。江戸、幕末などさまざまな時という縦軸と場所という横軸とを組み合わせていく。
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司馬遼太郎の紀行文集。
1971年に週刊朝日にて連載が開始され、以降、1996年の作者逝去まで25年に渡り、書き続けられた。単行本・文庫本で43冊に及ぶボリューム。本書は、その第一巻。
「湖西のみち、甲州街道、長州路ほか」という題名の通り、街道・道に沿って、その土地を訪れる。紀行文集と書いたが、博覧強記の司馬遼太郎なので、その土地の歴史・建物・人物などを、時に古代に遡り記述することにより、その場所を立体的に浮かび上がらせる。
司馬遼太郎が楽しみながら書いているのが、よく分かる。
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久しぶりに読み直しました。書かれてから時間も経っているので今の学説じゃそうではないのだが、とお申し込み箇所もありますが、こういう思索をしながらの旅も良いものだと思います。
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日本人はどこから来たのか。司馬さんがこの島に住む人々が辿ってきた生き様をたどる「街道」シリーズ。
古代、中世、近世それぞれの時代のそれぞれの人の生き様が目に浮かぶよう。
43巻を読んでから、1巻に戻って読んだ。
須田画伯がご健在で嬉しい。
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ついに禁断の大長編に手を出してしまった。
タイトルから徒歩で旧街道を旅しながら歴史に触れる紀行番組のようなものを想像していましたが、実際には車で移動しつつ、名所旧跡というよりはその土地の歴史背景や人物に想いを馳せる内容でした。
それはそれで面白いので、ゆっくり読み進めようと思う。
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シリーズの栄えある第1作目は、琵琶湖の湖西、竹内海道、八王子から小仏までの甲州街道、葛城みち、下関、山口、津和野へと続く長州の道を歩く。竹内海道は大阪堺から奈良県へ抜ける日本最古の「官道」、著者はこの道をシルクロードと呼ぶ。
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以前から気になっていたシリーズに、いよいよ手を伸ばしてみた。読んでみると司馬さん独特の話の展開が満載で、司馬遼ファンとして思わず顔がほころんだ。紀行文と随筆が混淆したスタイルで、随想に走りすぎてぜんぜん紀行が進んでいない部分もあるのだけれど、それも含めてこの『街道をゆく』の楽しさだと思う。また、個人的には日本史や日本地理にも関心があるので、それに関聯する話題がたくさん書かれていることも嬉しい。とくにイズモ族にまつわる話題や、湖西と北九州の地名の共通性などは、根っからの地理好きであるために非常におもしろく読めた。内容の正確性などには少少疑問もあるが、しょせん学術報告ではなくエッセイなので、軽い気持で読むぶんには問題ないと思う。とにかく楽しい1冊で、司馬遼太郎の入門としても最適ではなかろうか。
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私が中学生の頃、すでにシリーズの「モンゴル紀行」が教科書に載っていた。そんな言わずと知れた大作紀行文集を、一から読み直してみる気になった。
これまで旅のお供に持って行っては、つまみ食いのように流し読みすることしかしていなかったので、今回は著者の後を追って、地図も傍らに歩みを進めてみる。
するとどうだろう。二十代で読んだ頃には大しておもしろいと感じなかったことが、三十代の今は結構染みいってくるのだ。
先は長いけど、これなら苦もなく読み進められそうだ。
「近江からはじめましょう」という司馬遼太郎の言葉から「街道をゆく」シリーズがはじまった。
その取材時期はおそらく1970年。
まだ私が生まれていなかった頃の日本の風景がそこにある。
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25年をかけて日本ばかりでなく世界中の道を辿った司馬遼太郎の始まりの旅が近江の国からです。琵琶湖のある滋賀県。京都、奈良といった古都に近接しており歴史上の要衝。司馬さんの足跡を読むと周辺は古来から街道を様々な人々が行き交ったことがわかります。
琵琶湖西岸で日本人のルーツに思いを馳せ、織田信長が越前攻略の際に退却したみち、朽木谷や朽木氏の檀那寺の興聖寺を廻る。この寺は第12代将軍の足利義晴が身を潜めていた場所でその庭を観る…
甲州街道、小仏峠をを越え、大和盆地の葛城山では古代民族の鴨族の一言主の神の祭主を訪ねたりします。これを読むと旅はその土地の古来からの由来がわかってこそ、意義を深めるのだとつくづく思います。
司馬遼太郎がこの旅を始めてから最早半世紀が過ぎてしまいました。多くの読者がその足跡を追ったでしょうし、私も琵琶湖周辺など行ってみたいと思うのところは多々あります。しかし、風景は変わってしまったところが多いのだろうと思います。
長州路で訪ねている山口の瑠璃光寺も現在改修中でした。
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司馬遼太郎大好きだがなかなか読み進められず…半年くらいかけて読んだ気がする
一昨年と今年滋賀を旅したが、なかなか風土が残る味のある土地だと思う
また行きたい
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滋賀に向けて。
地名に残る土地の歴史。渡来人の痕跡。内陸に行き着いた海人族の安曇。
織田信長の敗走、足利義晴の荒れ庭。
道を歩きながら日本人の祖形のようなものを辿る旅。
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20年以上前に20巻近くまで読んだが、そこでストップしてしまった。改めて、全部読もうと思い立ち1巻から再読する。
タイトルの付け方が上手く、司馬さんがのんびりと旧街道を旅して歩く本と思われがちだが、実際は忙しかったんだと思うが、慌ただしく動いている。
現地で会った人の中に、その土地のあり様をみてるのが流石だ。