【感想・ネタバレ】街道をゆく 35のレビュー

あらすじ

まことに世界は神がつくり給うたが、オランダだけはオランダ人がつくったということが、よくわかる──いち早く自律主義や合理主義、近代的な市民精神を持ったオランダ。レンブラントやゴッホ、スピノザらを生んだ風土や日本に果たした役割を思う。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

あまり読まない司馬遼太郎だが、台湾に続く2冊目の海外編を読む。
紀行部分と美術史部分に折り重なっているが、私は紀行部分が面白かった。
台湾の方が印象鮮やかだが、こちらもおすすめの「街道をゆく」だ。

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2022年10月15日

Posted by ブクログ

日本が鎖国して時代にも通商が認められた元祖商人資本主義の国オランダ、英仏西独と次々に戦争を仕掛けられても、レイシズムに陥らなかった、そんな偉大なる小国主義を著者が旅行し、その魅力を生き生きと描いています。オランダを旅行する前に必読書でしょう。それに、あんな小さな国なのにどうしてサッカーが強いのかというのも頷けるような気がします。

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2011年11月14日

Posted by ブクログ

最近、『街道をゆく』、シリーズを集中的に読んでいますが、この回が一番おもしろかった。国内物と海外物は、なんだか趣が違うと思う。オランダの風土、国の成立ち、オランダ人気質、がよくわかった。以前から、オランダって変わった国だな、と思ってましたが、その理由がわかった。

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2010年11月03日

Posted by ブクログ

司馬さんの街道をゆくも35冊目まで来ました。
今回はオランダとベルギーが舞台でしたが、海外編の中で比較的読みやすく感じました。多分アイルランドの時のようにその土地の文学をベースに思索するのではなく、鎖国期の日蘭関係史や(日本人になじみの深い)フランドル絵画やゴッホをベースにしているせいかもしれません
それにしても山がちの日本から干拓で拡げた平たい国に行くとどんな心境の変化があるのか、ちょっと試してみたくなりました。

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2024年12月27日

Posted by ブクログ

先に読んで現地に行くべきか、後から読んで噛み締めるか、微妙なところではあるが、結局もう1回行けば良いという陳腐な結論に至った次第。
日本との関係を念頭にオランダを旅するという発想は全然なかったし、その意味で本エッセイは新鮮でもあります。そして奥様の「ゴッホさんは疲れるねぇ」なる感想、問答無用で同意します。

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2017年11月28日

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