萩尾望都のレビュー一覧
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萩尾望都の漫画は大好き。
ほぼ全部読んでるとも言える。
素晴らしい才能と感性だと思っている。
引っ越し等で処分してしまったので、電子版で買い直した作品も多数。今読んでも面白い。
でも、この作品を読むとあまり自信がなかったらしい。驚きである。
竹宮惠子の「風と木の詩」も面白く読んだ記憶はあるが、再読したいとは思わない。
似たように見えるテーマでも、時間の経過とともに残るかどうか、それが良い作品なのであると、以前、ある画家さんに教わったっけ。
で、萩尾望都と竹宮惠子は天才と秀才であり、萩尾望都には天才の、そして、竹宮惠子には秀才の悲哀や苦しみがあるのだろうと思った。モーツァルトとサリエリの -
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ネタバレスミマセン2とおなじまとめです。
ポーの一族秘密の花園 1
フラワーコミックススペシャル
萩尾望都/著
出版社名小学館
出版年月2020年11月
ISBNコード978-4-09-871208-3
(4-09-871208-3)
税込価格750円
頁数・縦191P 19cm
ポーの一族秘密の花園 2
フラワーコミックススペシャル
萩尾望都/著
出版社名小学館
出版年月2021年11月
ISBNコード978-4-09-871499-5
(4-09-871499-X)
税込価格750円
頁数・縦193P 19cm
以上e-honより引用
概要
「秘密の花園」(ひみつのはなぞの)は、吸血鬼一 -
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ネタバレポーの一族秘密の花園 1
フラワーコミックススペシャル
萩尾望都/著
出版社名小学館
出版年月2020年11月
ISBNコード978-4-09-871208-3
(4-09-871208-3)
税込価格750円
頁数・縦191P 19cm
ポーの一族秘密の花園 2
フラワーコミックススペシャル
萩尾望都/著
出版社名小学館
出版年月2021年11月
ISBNコード978-4-09-871499-5
(4-09-871499-X)
税込価格750円
頁数・縦193P 19cm
以上e-honより引用
概要
「秘密の花園」(ひみつのはなぞの)は、吸血鬼一族の物語を描いた萩尾望都のファンタ -
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SF漫画で古今の名作といえば、で必ず名前が上がります「11人いる!」。
物語の導入はさまざまなところで紹介されているし、もうテンプレだとは思います。
ああいう終わり方、希望の終わり方になるとは思わなかった。
パニックの中、誰か一人は犠牲になってしまうのではないか、と思いながら読んでいたのだけどもなぁ。もしくは『そして誰もいなくなった』のような不幸な結末かな、とも。
悲劇や惨劇で終わらなかった、希望と未来への確かな活力が感じられるのが清々しい。
後日談の「続・11人いる!」とショートショートの「スペース ストリート」も同時収録。
フロルの存在が何よりも物語の清涼剤でもあり起爆剤。まだ彼でも彼女 -
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ネタバレアランを元の姿に戻すためにヨーロッパを彷徨うエドガーはバリーに大老ポーが持つ青い壺の秘薬(パンドラ)を使えばアランを元に戻せると唆され大老ボーに再会する。バリーの狙いは大老ポーが作り出せる炎の剣であった。エドガーは大老ポーからポーの一族の始まりの物語をきく。
紀元前2000年頃、ギリシャの小さな離島に生まれたイオン(のちの大老ポー)は「血の神」として祀られた青い壺(パンドラ)の守り人となるがやがて「血の神」に体を乗っ取られ吸血鬼と人間を繰り返すがやがて吸血鬼として完成し、出会った占い師の娘ハンナを仲間に取り込む。
大老ポーの語るこの物語の始まりは紀元前2000年と遡り、ギリシャの海、不思議な -
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人の思惑から自由に生きたい、下心のある親切心は受けたくない、感謝なんてしたくない、感謝知らずの男になりたいんだー。
それがその話の結論だった。ずいぶんへんてこな結びだけど、タイトルにもなってしまうくらいなので主題だ。
主人公は「いつも少しだけ生きるパワーが足りない」と友人に称される、ローテンション省エネタイプのダンサーの男。どうやらバレエの才能はあるらしいが、人との関わりが苦手で、一人で静かに過ごしたい。しかし周りの人間はそんなのお構いなしにおせっかいや世話を焼き、放っておいてはくれない。ああ嫌だ嫌だと思いながら差し出される親切に乗って"あげて"いると、やがて親切を焼いて -
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2巻目。文庫版で、この巻で完結。
一巻目はまだ不思議な学園生活ものぽかったのに、だんだん話が壮大になってくる。
ある惑星に生息する「楽器」の結晶、自分と共鳴する「楽器」の結晶と出会えれば、世紀の演奏家として宇宙で活躍できる…とか。
宇宙の音大で競ったライバルがいるが、ある試練のために別の惑星に行ったところ、恐ろしいことが起こった…がどうやら記録が抹消されて隠されている…とか。
宇宙警察的な人が地球に来て…とか。
どんどん広がっていく話なのだけれど、最後は、「やっぱこいつは俺がいないとダメなんだ…」と逗子の海辺で二人で並んで座って終わる。緩急がいい。話のたたみ方が見事。
でもほんと、一巻の冒