萩尾望都のレビュー一覧

  • 訪問者

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    ふしぎな状況の子どもとお父さんとお母さん。
    ふしぎな旅に出た子どもとお父さん。
    語られることのないお父さんの気持ちと、
    語られるオスカーの気持ちが悲しくて。

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    2009年12月07日
  • 半神

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    個人的には萩尾さんは「制約の多い短編」の方が、どちらかといえば好きです。
    殺ぎ落とされたものに漂う行間が美しい。

    ことに表題作の濃密さは、萩尾ファンでなくとも認めるところでしょう。
    その意味で、いくつかある短編集の中でもお薦め。

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    2009年11月27日
  • フラワー・フェスティバル

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    萩尾望都、ロンドン、バレエ学校ときたらときめかざるを得ない漫画です。
    義理の兄るうちゃん(ハーフの美男子!)とその友人の誘いで、ロンドンにあるバレエ学校のサマースクールに通うことになったミドリ。
    大好きなバレエと慣れない外国。それから家族の問題や、気になる男の子の間で悩む主人公が可愛らしい。

    萩尾さんの漫画の中では、わりとサラリと楽しく読める。

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    2009年11月16日
  • ローマへの道

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    萩尾望都さんのバレエ漫画が好き。
    バレエ漫画って言うと、ライバルとの対決とか、先生との恋愛なんかに焦点を置きがちだけれど、これは人間模様が描かれている。
    バレエダンサーの主人公マリオの心の葛藤と成長。

    萩尾さんの精密な線で描かれたコマ一つ一つから音楽が聞こえてきそう。

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    2009年11月11日
  • バルバラ異界 1

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    全4巻。夢と現実と過去と未来と心と繋がりとアイデンティティ。
    これだけ重ーいテーマを詰め込んで展開していく力がとんでもないです。
    さすがにちょっと難解だけど興味を引かれたらぜひぜひ!

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    2009年11月08日
  • 残酷な神が支配する 1

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    中盤からが見物。とにかく、すごい。心理描写の仕方、話の展開、すごい。「漫画」としての魅力を最大限に引きだしている。新たな漫画感を発見したい方はぜひ。

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    2009年10月21日
  • 残酷な神が支配する 1

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    私は「信者」と呼ばれても否定できない位長年の萩尾ファンですが、この作品だけはコミックスを買い揃えられませんでした・・・
    嫌いなのではなく、読み返すのが恐ろしかったから。(連載はずっと追いかけてました)
    あまりにも読み手にパワーを要求する作品。嫌いな人が多いのも仕方ない。
    最近になってやっと読み返そうかなという気持ちになって来たので、とりあえず。

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    2009年11月27日
  • 残酷な神が支配する 10

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    コミックスで持ってるけど文庫でも欲しい。

    家族は軒並みリタイアしましたが、絵の美しさにつられて一気に読破した。
    もはや1コマ1コマが絵画の域。

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    2009年10月07日
  • マージナル 3

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    ファンタジー?
    SF?

    この発想力はどこから来るんだろう。
    マージナルそのもののマルグレーヴ。
    死ぬ直前も死んだ跡も泣けた。

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    2009年10月07日
  • 感謝知らずの男

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    萩尾さんのバレエ漫画は、バレエ漫画でもコテコテしてなくて読みやすい。
    確固たる画力に裏づけされた迫力というか、説得力がある。

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    2009年10月07日
  • イグアナの娘

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    容姿コンプレックスにすごくシンクロしてしまって、何回も読んだ。
    大人になったとき、人の親になったとき、歳を重ねるごとにシンクロ率は上がりそう。

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    2009年10月07日
  • バルバラ異界 1

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    ストーリー的には腑に落ちない、なぞがたくさん残った。
    でもこういうのもいいな。
    わけがわからないまま、でも有無を言わせない説得力がある。

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    2009年10月07日
  • 残酷な神が支配する 1

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    漫画を読んでここまで心を揺さぶられたのは初めてだった。
    読むのが辛い、苦しいのに、何度も何度も読み返してしまう。
    幾重にもなる過去のストーリーとトラウマの連鎖。
    読むたびに自分自身が迷路に迷い込んでしまう感覚に襲われる。

    文庫全10巻

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    2009年11月11日
  • 残酷な神が支配する 1

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    すごすぎる。

    読み出したらとまらなくて、ほとんど徹夜で読破してしまった。
    文庫じゃないほうで読んだ(全17巻)んだけど、
    1〜6巻までの主人公の少年が義父からうける性的虐待の描写が、これでもかってくらい執拗でつらすぎる。
    こんなの月刊誌で読んでらんないよ!
    途中で終わられたら、毎月ひきずっちゃうよ!
    大人買いできる年齢でよかったー。
    7巻からは義父を殺してしまった主人公ジェルミの精神が崩壊していくさまがこれまた執拗に描かれていて
    それがまたすごい表現力で。
    レイプって精神ぶっこわれるんだって思った。

    後半の、イアンが変わっていく様が好きです。
    はちみつ入りショウガを口に入れるシーンが印象的

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    2009年10月04日
  • ポーの一族 5

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    母に勧められて、半信半疑のまま読んでみたら…驚愕…。
    この5巻で終わりというのを信じたくない…!
    読めば読むほど味が出てくるスルメです、こやつ…。スルメのようだ…。
    こんな漫画があっていいんでしょうか…もはや哲学書じゃないか…人の世を現しているじゃないか…。

    そして本編に関係なくエドガー格好良いです。惚れた…。

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    2009年10月04日
  • 残酷な神が支配する 1

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    愛するとは何なのか。愛は痛い、時に暴力に変わり人を傷つける。
    時に苦しみを呼び、熱中のあまり自分を見失う。大切にするがゆえに相手を見失う。
    相手を愛するほど自分の醜さに嫌気がさす。
    それは憎しみとは違うのか。
    萩尾望都の中でもとりわけ大好きで印象深い作品。

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    2009年10月04日
  • レオくん

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    人語を話し直立歩行する猫、レオくんを主人公にした短編集。
    特殊であると思われるレオくんの存在を、登場人物達はすべて当たり前のように受け入れるし、他の猫達も人間と普通に会話出来たりと、現実と非現実の間を行ったり来たりしまくるので、読んでいて何かモヤモヤする。モヤモヤするのだけど何かクセになる。面白い。何度でも読みたくなる。なので雑誌で読んでいたけど、また読みたくなりコミックスを買ってしまった。

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    2009年10月04日
  • スター・レッド

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    どうしてこの人は、
    こんなに素晴らしい物語を
    描けるのだろう…
    彼女の世界観が存分に詰まった
    SFファンタジー。

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    2009年10月04日
  • ポーの一族 1

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    萩尾先生の本も幸せな事に物心ついた時から私の周りにありました。
    ありがとう、お母ちゃん。


    エドガーの生き方、彼の人生、思考。。。。
    ああ!!!!!

    と身悶えしてしまいます。
    絵が映画の様な構図でとても素敵なんです。
    人間の動きがなめらかで無理がないのに踊るようなんです。
    話が前後しながらもきれいにつながってて矛盾がないんです。

    たからぼん!!!

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    2009年10月04日
  • 残酷な神が支配する 1

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    つながりは鎖のように、ときに人を救い、ときにきつく肉を締め上げる。人の愛のつながりはタフにできてはいない。
    「過剰な愛は少しでも理想や夢と違うことが起きるとき耐えられない」がために、崇高なる愛ほどにピアノ線のようにか細く、間違いを起こせば一瞬にして弾け、肉を裂く。
    インスピレーション、啓示、偶然などと、人は何一つ選択を許される訳でもなく、ただ嵐のような出来事へとさらされて言い訳を考えながら進んでいくしか生きる道はない(嵐に逆らうには絶命するほかないのだろうか)。

    伝言ゲームのように事実は次々に生まれ変わり、人はそれに嘘や沈黙を交えてはときどき思いだし、薄気味悪くほほえむのだ。
    「半分はウソで

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    2009年10月04日