萩尾望都のレビュー一覧

  • スター・レッド

    購入済み

    名作が復刻!!

    懐かしい!この時代のSFマンガでも3本の指に入るスケールの大きなお話です。サンシャイン、ヨダカ、ラバーバなどの脇役も懐かしい。電子で読み返せる幸福を共有したいです。

    #エモい #感動する #カッコいい

    0
    2025年11月30日
  • ローマへの道

    購入済み

    人間ドラマ

    三作品ともバレエダンサーの物語だが、それぞれのドラマ性が素晴らしい!
    ローマへの道は中編だけれど中だるみ無し、他二作品は50pくらいなのに読みごたえが凄いし。
    やっぱり素晴らしいな、萩尾先生は。

    #深い #感動する

    0
    2025年11月23日
  • 11人いる!

    Posted by ブクログ

    萩尾望都は天才である。あの時代、女性でこういうハード系SF漫画を描いて認められるのは大変だったと思う。萩尾望都の可能性を潰さなかった担当編集者も大変だったかも。これを小学生の時に読めた自分は幸せ者。短編集なので古き善き少女漫画も収められている。表題作もあの短さの中で、不穏に始まり綺麗に収束しながらもその先を想像したくなる若者の可能性が美しい。短編なのに。

    0
    2025年11月15日
  • トーマの心臓

    購入済み

    森博嗣

    森博嗣さんがこの作品に言及しているので読んでみたくなった。少年たちの恋物語は数多くあるけれど、美しく切ない物語だと思った。時々読み返したくなる作品だと思う。

    #感動する #切ない

    0
    2025年11月15日
  • 11月のギムナジウム

    Posted by ブクログ

    11月になると開きたくなる短編集、もう何度読み返しただろう。
    ヨーロッパのひんやりとした晩秋の空気が、どのお話の背景にも流れている気がする。

    表題作は『ローマの心臓』のプロットとか。実は『トーマの心臓』、初めて読んだときはよくわからなかったのだけど(当時高校生)、後から「11月のギムナジウム」を読んであれはそういうことだったのか〜となんとなく理解できたという思い出がある。だからこのお話には感謝している。ただ「11月の〜」が「トーマの心臓」の縮小版かというとそうではなく、お話としては別物。ユーリのバックグラウンドとか、トーマの死因とか、オスカーとユーリの関係性とか、各キャラクターの性格とかは違

    0
    2025年11月13日
  • 11月のギムナジウム

    購入済み

    懐かしい・・・

    まだ『BL』という言葉が無く『少年愛』というカテゴリーだった70年代のマンガ。あぁなつかしい・・・
    萩尾望都先生の作品は紙の本で揃えたのですが、本作だけ持ってなかったので電子で購入しちゃいました!
    自分は70~80年代の作品が一番好きです。
    同じ寄宿学校ものでは、『トーマの心臓』という名作がありますよね。
    トーマに瓜二つのエーリクとオスカーは登場するけど続きという訳ではなく、全くの別物の話ですが。
    すごく深い内容で、でもラストはあったかい気持ちになれる素敵な作品。こちらもおすすめです。
    超有名な『ポーの一族』も言うまでもなく素晴らしい作品ですが、
    個人的には『11人いる!』『スター・レッド』『

    #感動する #深い #エモい

    0
    2025年11月13日
  • トーマの心臓

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主への信仰心をくじかれ悪い上級生に傾いてしまったユーリを許してくれるのは、神様じゃなくてオスカー、エーリク、トーマの愛なんだ…
    本当に上品な漫画。再読しよう。。

    0
    2025年11月07日
  • 一度きりの大泉の話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    " でも竹宮先生が一度だけ、萩尾先生がいない時に「モーサマが怖い」って言ってた覚えがあります。萩尾先生は、例えば棚とかカップとか、見たものをぱっと覚えてすぐに絵にできるんですよ。特技というか才能、ですね。見たらすぐにそれを漫画に落とし込んで描ける。" p.343

    " 例えば竹宮先生は「本当は構造的にこの階段はこうは見えないんだけど、漫画としてはったりがほしいから、このように描いてほしい」とか、そんな風です。かたや萩尾先生の場合、どんぶらこっこと川を流れる桃を描くとなり、「桃の点を打って」と、まだ来たばかりのほとんど素人のようなアシスタントに指示を出した時があった

    0
    2025年10月21日
  • マージナル 3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    萩尾望都作品を読むのは2作目。

    面白かった。
    2999年世紀末の地球の話。複雑そうに見えて、わりと分かりやすいストーリー。
    最初に「マザ」とかいうなかなかグロいシステムを見せてくるので、最後はどう片を付けてくるのかと興味津々で読んだ。最後は超能力の力技という感じもあるが、納得(無理やり感はあるがOK)。センザイ・マスターが生きていて良かった。
    ディストピアものは個人的に好きで、でも結末に希望はあってほしいので、満足した。地球の人間の命と運命がたった一人の権力者の「気分」で変わるという、希望のなかの皮肉が好き。全体を通しての、冷淡と無垢のバランスも良かった。
    個人的に好きだったキャラ、グリンジ

    0
    2025年09月29日
  • 一度きりの大泉の話

    Posted by ブクログ

    萩尾望都先生の作品が大好きで読んでみました。当時の少女漫画家の立場や時代がとても細かく描かれていました。そして大泉時代の話がこんなに知れるなんて…!とファンとしての喜びはありつつ、ひとりの人間として辛い期間を過ごされていたのだなと感じると、少し自分と重なる部分もあり(烏滸がましいですが)涙が出る部分がありました。
    萩尾先生の漫画からずっと言語化が素敵な人だなと思っていましたが、やはり温かみのある文章とクスっと笑えるようなユーモアを持ち合わせている素敵な方だと改めて感じました。萩尾先生のファンはぜひ読んでほしいですし、昭和時代の少女漫画家についても知れるのでかなり読み応えがあります!

    0
    2025年09月24日
  • 11人いる!

    Posted by ブクログ

    えっ!?凄ない!?
    身分、人種、性別を織り交ぜながら進むSF&群像劇。
    ウィルスパニックから猛烈に一気に引き込まれるスピード感と緊張感。
    困難を乗越え進む友情と未来。
    ガンガの好漢っぷりが好き。

    0
    2025年09月18日
  • ウは宇宙船のウ

    Posted by ブクログ

    懐かしい漫画を再読しました。

    萩尾望都の「ウは宇宙船のウ」。
    レイ・ブラッドベリの短編集を漫画化したもの。

    歳がバレバレですが(笑)、子供の頃にこの漫画に出会って、そして、レイ・ブラッドベリというSF作家を知り、そしてその後しばらくレイ・ブラッドベリの小説を読み漁る、という時期があったんですよね。

    海外SF小説を読むきっかけになった漫画との出会いでした。

    少し前に、本屋でレイブラッドベリの短編集「猫のパジャマ」を見つけて読んでから、萩尾望都さんのこの漫画を読み直したい!と思っていたんですよね。やっと見つけて購入したのでした。

    懐かしいー。そして、どの話もキュンとくる。

    レイ・ブラッ

    0
    2025年07月22日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 1

    Posted by ブクログ

    萩尾望都さんの名作『王妃マルゴ』
    シリーズ8巻まであります。
    何年か前に、本棚登録し、レビューも書いたのですが、なぜか本棚から消えていました。
    このレビューの後、コメントで、大好きな相互フォローの方 名前を出してもよいのかしら 夜型さん あらため ししまるさんと、私にとってはとても大切なコメントのやりとりをさせていただいていました。
    今日 それら全部消えてしまったのに気づき、ショックを受けました。 

    なぜ消えてしまったのだろう…

    とても悲しいです。

    これから 『王妃マルゴ』ゆっくり読み返していこうと思っています。


    0
    2025年07月11日
  • トーマの心臓

    Posted by ブクログ

    いつも解説文がすごくて草。いつも何かに重ねて誰かを見てしまうという愛とエロスの不可能性を驚くべきほどの耽美さで表現した作品。そして無償の贈与…

    0
    2025年07月09日
  • イグアナの娘

    Posted by ブクログ

    昭和のグロテスクなまでの不潔さと清潔さ、そしてそこで既に示されていた女の生き方への疑義、このふたつが含まれているだけで、傑作だと言えよう。巻末の文章が江國香織なのも最高だった。

    0
    2025年06月11日
  • 一度きりの大泉の話

    Posted by ブクログ

    もう昔の話なんだから
    今更大人げない
    晩節を汚しますよ
    ──そのような綺麗事を吹っ飛ばす自伝。
    傷ついたら、傷ついたと言っていいんだ。許したくなかったら、無理して許さなくてもいい。
    そう励ましてもらえたような気がする。
    萩尾望都さんやっぱり大好き。

    0
    2025年05月17日
  • 一度きりの大泉の話

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった。
    その時代の女性漫画家とはどんな風だったのか、
    どんな風に資料集めをしたりどれくらいの時間をかけて描いていたのか、とか、、それだけでも面白いのに、
    あの天才萩尾望都の漫画家人生、そして誰と出会って別れてきたのか、、
    本当に素晴らしく読み応えのある本であった。
    吉田豪がこれは読まないとダメと言ってたのが分かった

    0
    2025年05月14日
  • 船 8

    購入済み

    絵が美しい,神秘的

    絵が美しくて神秘的な雰囲気があって映画を観ているような感覚で一気に読めました。
    大人が読んでも考えさせる漫画でした。何回か読んでしまう魅力的な作品です!

    #深い #怖い #シュール

    0
    2025年03月22日
  • 11人いる!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このご時世に、ネタバレを今まで踏まずにいれた名作というのは貴重なもので、初見です。
    宇宙船という密室に、なんせ二転三転と困難が襲ってくる。試験官たちの目論見どおり、「11人いる!」ことが発端and起爆剤の物語ではあるけれど、それどころじゃない状況に陥って、ヒトコワというよりSFサスペンスですごくよかった。
    しかしフロルの可愛らしさと気持ちの良さが最高ですね……。やっぱり理想のヒロインって、中性的な友達兼婚約者なのかも。甘えん坊でわがままだけど人を想う気持ちはまっすぐな。
    みんな気持ちのいい若者だったから、続編で割れてしまったのは悲しかった。短編でキャラクターみんなを好きになってしまう力がありま

    1
    2025年03月15日
  • 11人いる!

    購入済み

    圧巻のストーリー構成!

    冒頭、見開きで説明される世界観、普通であれば読者の購読意欲を削ぐであろうその要素が、この漫画ではなぜか引き込まれる要素になっています。10人1組での試験のはずなのに、スタートから1人多いというミステリ的要素、様々な星の出身者がプロの宇宙飛行士を目指すSF要素、タダとフロルの関係を描く恋愛要素、これでもかと要素を詰め込んだ欲張り設定なのに、それを一冊で描き切る素晴らしいストーリー構成。萩尾望都の真髄はこの一冊にこそ表れていると思います。

    #ドキドキハラハラ #アツい #カッコいい

    3
    2025年02月10日