ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
ライラックの茂みの中で始まった、ヴィーとビリーの幼い恋。しかし幸福は不意に終りを告げ、1次大戦の暗い渦が時代を覆う。失意の日々、見上げる空には希望のありかをさししめすかのように、いつも飛行機が高く飛んでいた……。傑作長編の表題作ほか、世紀末ロンドンを舞台に錯綜する恋愛劇が進行する「ばらの花びん」、少年と青い瞳の少女の時を超える悲恋物語「マリーン」を収録。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
バラエティに富んだ作品集! 小さい子から思春期、大人の描き方が抜群に上手い! 本当に愛し合える人が必ずいるんだけどすぐには気がつかないし一緒なれるとは畫らない。漫画でも現実でも…それでも人を愛さないといけないのよね〜 ぜひ〜
少女コミックに三回に分けてこの作品が発表されたとき、私はまだ小学中学年だった。それでも、今読み返してみて、大方の本質を理解していたと気づくことができた。小学生も侮れない。 『風とともに去りぬ』を読んだときにどことなく既読感があったのはこの作品に出会ったのが先だったからだろう。しかしスカーレットと決定...続きを読む的に違うのは、金のために結婚した夫を、彼女は彼女なりに愛したことだ。きりきりと柳眉をあげて難局を乗り越えるヴィーの表情が秀逸。萩尾望都の絵の巧さにあらためて感動した。この頃の絵柄が一番好きだったな。
なんだろう。上手くいえないけど、この切なさは絶品。上手く説明できないけれど、時代なのかな。時間の流れや時代の流れ。それだけで物語になるのだ。
「・・・ごめんなさい・・・ ごめんなさい・・・・・・ わたしを許してくれやしないわね?」「いったいどんな悪いことをしたんだい? わたしに」「あなたを一番愛してたわけじゃないのに結婚したわ」「そんなことはいいんだ わたしのほうは一番愛してたんだから」
萩尾望都さま再読月間(あ、今日31日か)。第1次世界大戦前後のイギリスが舞台の人間ドラマ。 どうしてこんなに胸を打つのでしょう。最初から最後までずっと泣き続けてまうわ。 ありがちかつドラマチックすぎる筋立てに、典型的なキャラなのに。エピソードひとつひとつを受け止めるときの人物の表情、短いがゆえにピリ...続きを読むッと効いてテンポよく物語を進めるセリフ…うーん、カンペキ。
表題作「ゴールデンライラック」が、素晴らしかったです。ヴィクトーリアとビリーの、紆余曲折した愛の物語。 「ばらの花びん」は、大事なところが1ページ抜け落ちていてほぞを噛みました。えええセザンヌとマルスはなぜ婚約破棄したの!?ポルトとファデッドが!?マルスとミシェルは!?お陰で、分からないところだらけ...続きを読むです。。
「みつけちゃだめよ」--「でも恋人ならいいわ」幼心のかくれんぼと大人への階段…希望は空にある…そんな漫画です。他に「ばらの花びん」、「マリーン」なども収録されています。
表題作「ゴールデンライラック」のほか、「ばらの花びん」「マリーン」を収録しています。 「ゴールデンライラック」は、ヴィーことヴィクトーリアという少女と彼女の家に引き取られてきたビリー・バンの物語です。ヴィクトーリアの父親のスタンレィ氏が死んだことで、彼女たちは働いて生活をすることを余儀なくされます...続きを読む。最初はホテルで働いていたヴィーは、やがてクラブで働きはじめ、スティーブンス男爵と知りあいます。しだいに変わっていくヴィーを身ながら、ビリーは複雑な思いを胸にかかえます。 「ばらの花びん」は、ミシェルという青年と、彼の年上の友人であるマルスラン、そして美しい未亡人のファデットと、ミシェルの姉のセザンヌの物語です。ファデットの夫が生きているとカン違いをしたミシェルは死ぬことを決意しますが、それがきっかけとなって登場人物たちがおたがいに心のなかでいだいている想いのねじれが解けることになります。 「マリーン」は今里孝子の原作をもとにした作品で、少年時代にペイトン家に引き取られたエイブ・リーマンと、彼が子どものころに浜辺で出会ったマリーンという謎めいた美少女、そしてペイトン家の娘であるディデットの物語です。 「ゴールデンライラック」のヴィーは、みずからの力で運命を切り開いていこうとする活力にあふれた少女です。他方「マリーン」のディデットほうは、すなおになれないツンデレ少女ですが、ゆがんだかたちではあるもののエネルギーが身体にみなぎっていることを感じさせられる絵が気に入っています。
ヒロインのキャラクターやエピソードが『風と共に去りぬ』を彷彿とさせる表題作と、やはり部分的に『風とともに去りぬ』っぽい(「私はまだ若いのに喪服を着なきゃならないなんて!」ってあたり。)『ばらの花びん』、そして、今里孝子さんが原作の『マリーン』の3作を収録した1冊。 『風と共に去りぬ』はあちらの方が...続きを読むあちらの女性を描いているから実感的だけど、日本人が海外を舞台に長編恋愛ドラマを描くとそれはやはりファンタジーになっちゃうような気がする。 その現実と虚構の隙間を上手に紡いで物語にしているのが、萩尾さんの魅力なのかなぁ~。 らじ的には、ややギャグ的要素のある作品のほうが生き生きしているように思うんだけど…。
最後の桑原知子先生のエッセイも読みたくて手に取った。 萩尾先生の感性は素晴らしくて、特に『ばらの花瓶』は歪んだ女性の在り方をよくあらわしている。そして、それは簡単には変わらないということも…。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ゴールデンライラック
新刊情報をお知らせします。
萩尾望都
フォロー機能について
「プチフラワー」の最新刊一覧へ
「女性マンガ」無料一覧へ
「女性マンガ」ランキングの一覧へ
ポーの一族 1
百億の昼と千億の夜 完全版
11人いる!
もしも、東京
ポーの一族 秘密の花園 1
萩尾望都スケッチ画集Ⅰ―「ポーの一族」と幻想世界―
メッシュ 1
ポーの一族 青のパンドラ 1
「萩尾望都」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ゴールデンライラック ページトップヘ