萩尾望都のレビュー一覧
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購入済み
おもしろい
謎だらけのバルバラ…。謎の虜になり夢中で読んでしまいました。こんなに夢中で本を読んだことは本当に久しぶりでした。謎の答えを知った上でこれからもう一度読み直します。
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Posted by ブクログ
日本少女漫画界の大巨星・萩尾望都御大の自叙伝が出ると聞いて、
喜び勇んで予約したものの、
発売を待つ間に何やら不穏な気配を感じた。
読み始めてじきに、嫌な予感が的中したのを察した。
新人時代の慌ただしくも楽しかった青春の日々――
といった話ではなく
(もちろん愉快なエピソードも回顧されてはいるが)、
反芻すればするほど苦くて辛い出来事の記録なのだった。
これから読もうとする人のために、細かい点には触れないが、
オモー様の価値観、物事の捉え方・考え方、また、
それらに基づく反応の仕方に強く共感した。
例えば p.265、
> 私は何か言われて、不快でも反論せずに
> 黙ってしまう -
ネタバレ 購入済み
旧作のあの印象的な絵画にまつわるストーリーですね。
前作ではアランがあんな事になってエドガーが1人で苦しそうで読んでいて胸が痛みましたが、今回は生きてるアランがまた読めると思ったらアランはずっと眠ってて、またエドガーが1人ぼっち。
それでもアランの存在がエドガーを支えてて、エドガーが幸せそうで嬉しい。
昔の作品の薔薇を手折ってエナジーを吸い取る描写が好きでしたが、今作品ではもっと分かり易い表現になってますね。
何より、またこうしてポーの一族の新作を読める事が幸せです。萩尾先生に感謝です。
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ネタバレ 購入済み
懐かしさとやるせなさ
今になってエドガーのランプトンが描かれた話を読めるなんて言葉にならないほどのたくさんの思いを抱きます。ポーの一族を始めて読んだ時の感動を思い出します。おモー様に感謝!!です
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Posted by ブクログ
1888年、イギリス・レスター郊外での話。体調を崩したアランのために、身を寄せた、アーサーの館。エドガーは、アランを「眠り病」と偽り、アーサーに、保護をもとめるために、川の中に入る。
、、、エドガー、苦労、しているなぁ、でもアーサーを、小悪魔ぶりで、翻弄したりもしています ♡
アーサーの館に、アランを隠してもらえる事になったエドガー。
ありがとうアーサー
きみたちには 驚くよ…
ほんとに エルフの 一族なのかも しれないな…
そうですね
人間にまぎれて暮らしているんです
人間にまぎれて…?
人間のフリをしてか…?
何をいうんです アーサー
大人は
エルフなんて おとぎ -
購入済み
短いけどSFの傑作
大人と子供に別れてしまった謎の世界。それでもひたむきに生きる子供たちのたくましさが圧巻。もちろんそんな綺麗事だけでは済むはずもなく、人間のダークな部分もガッツリ描かれています。この内容の濃さで、最後はいきなりシュルシュルっと核心部分へ。今まさに突きつけられているような重苦しいリアル感が凄い。
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Posted by ブクログ
ネタバレ連載当時衝撃が走る、当時SF少年だったアタクシは毎週少女コミックを買いむさぼるように読んでいた(キモ)
命をつなぐ事が何より重要な火星人
生命を生み出す火星の拠点を巡る宇宙規模からすれば小さくもある「族=火星人」の気持ちはキセキの勝利を得られるのか?(譲れないのだ)
郷愁・母性をテーマに描かれ、女性を美しく感じます
背景に人類の進化とそれをコントロールする「神」にも見まがう異星人(ゼスヌセル人)が無慈悲に管理する・・・その畏怖への気持ちを掻き立てるのは萩尾望都様の恐ろしい手腕
改めて、火星という環境で進化(ベーブマンに言わせると退化)により得た超能力、色素が薄れ光を捕えない目を補うように超能 -
無料版購入済み
う
うわー、すげー、噂のポーの一族がスマホを使ってるよ?!昔から名作だってのはずっと聞いていたんだけど、絵があまり好きじゃなくって今まで読まずじまい。面白そうよ。これを期に読んでみるぅ!
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Posted by ブクログ
生涯初めてから二番目に読んだ本。母が自宅に所蔵していた。生涯初めて読んだ本である手塚治虫『アトムキャット』(秋田書店?)に、主人公の飼い猫が大昔主人に殉死させられた猫の怨霊を打ち倒す話があったが、この物語にもそれと同様に「人間のエゴ」が絡んでいる。地球人たちのエゴに対してエゴで応じる火星人たち。双方を血で血を洗う争いから解き放とうとする主人公だったが…。もし時雨沢恵一がこの物語を描いたなら、地球人も火星人も「同じ穴のむじな」つまり自分たちの都合しか頭になく、かつそれに自覚のない集団とするだろう。そしてもし、かの男装の旅人が登場するなら、主人公の少女を「無力な中立」つまり双方にとってのいい面の皮
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神々しい
人は美しくて無垢なものに惹かれてしまう。文字通り妹を助け生かすためだけに存在する自分は誰からも顧みられない。死んでしまえと思った相手が鏡に映った時、まあ愕然とするよな…
でもこの話好きです。 -
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母と娘
なぜ自分の子供を愛せないんだろう? なぜ母に愛されないんだろう? それは醜いイグアナだから…
重いテーマを童話のように描いている。やっぱりすごいな。 -
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ギムナジウム
全寮制のギムナジウムに学ぶ少年達。トーマの死の真相とユーリの秘密が転校生エーリクの登場で明らかになっていきます。生真面目なユーリと大人びたオスカーのふたりが同室。美しい! 深く読んで思いをめぐらせたい。