萩尾望都のレビュー一覧

  • 百億の昼と千億の夜 完全版

    Posted by ブクログ

    三浦しをんさんの「乙女なげやり」から、よしながふみさんの「愛すべき娘たち」を知り、
    その繋がりで萩尾望都さんを知り、本作品を読むに至っている。
    萩尾望都さんは手塚治虫さんの影響を強く受けていて、漫画の雰囲気(根底にある思想とか)も似ていると感じる。

    この本は、2022年に再編集されて出版された [完全版] であり綺麗な状態で読むことができる。
    しかもA5判のサイズなので文字も大きく見やすい。
    [完全版]とした意味は最終ページに記載があった。

    「百億の昼と千億の夜」とは、どういう意味なのだろうと思いながら読み始めた。
    読み終えた時に、きっと意味が分かる…。

    プラトンが1日で消滅してしまった

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    2023年07月04日
  • ポーの一族 ユニコーン

    匿名

    購入済み

    ユニコーンてそういうことか!
    エドガーとアランはかわいいし、火事のあとのことやクロエやバリーの過去が明かされてますます面白くなってきた。

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    2023年06月24日
  • ポーの一族 ~春の夢~

    匿名

    購入済み

    何十年ぶりかの続編。前の話はあんまり覚えてないけど問題なく楽しめました。
    ちょっとダークで切ない感じが好きです。ファルカやクロエなどの気になるキャラクターも出てきて今後が楽しみです。

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    2023年06月24日
  • ポーの一族 1

    匿名

    購入済み

    色褪せない名作

    宝塚がきっかけでハマりました。舞台とセリフが同じで場面が蘇ってくる思いです。エドガーが何よりチ魅力的です。

    #切ない #エモい #深い

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    2023年05月21日
  • 残酷な神が支配する 10

    匿名

    購入済み

    凄い作品だった

    小説を読んでいるようだった。
    何重にも張り巡らされたメッセージが怒涛の如く流れ込んでくる。
    凄い作品がここにあった。
    電子書籍で読めるこの時代でよかった!
    紙の本であったなら恐らく読んでいなかったかもしれない、、
    発表された時代が古いからと埋もれされてはいけない作品がここにある。

    #深い #エモい #切ない

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    2023年05月06日
  • トーマの心臓

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    友人からの薦めで読みました
    萩尾望都作品を読むのは、二作目です。
    トーマの死の意味にようやく気がついたとき、雲間から光がさすような、暗く長いトンネルから抜けたような、柔らかでいて強烈な衝撃でした。
    そして私は冒頭のページを開き直しました。

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    2023年05月06日
  • 百億の昼と千億の夜 完全版

    Posted by ブクログ

    改めて思ったのは恐ろしく完成度の高い作品だなということでした。
    ゴリゴリのSFで難解なところもあるけれど萩尾望都作品の中でもとても好きな作品。
    初読はの高校生か大学生のころだと思うのですが、多感な時期に読んだおかげで宗教観が面白いことになりました。特に「ナザレのイエス」のイメージがこれで固定というのは致命的かも。
    完全版ということでコミックス2冊分、巻頭のカラーイラスト集やスケッチ、両先生のエッセイなどおまけも多く満足の一冊です。何よりコミックスよりサイズが大きく老眼にうれしい(笑)

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    2023年04月29日
  • マージナル 3

    ネタバレ 購入済み

    食わして、寝かす。

    産む力を失った星で、神のように崇められる擬制「母」と、妙にシステマティックな子どもの配給、そして無造作に行われる少年の売買。
    「母性」がない社会に残った愛の形は「食わせて、寝かす」。これに尽きるんだな。イロイロ要求されるものが多い子育てに疲れたら、ここに戻るとよいかも。


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    2023年04月03日
  • ピアリス

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    おもしろかった。
    昔の萩尾望都漫画が好きだし、彼女の描くSF作品も好きだけど、文章でもおもしろかった。
    SFなので、絵ではなく文だと難しいのかなと思っていたら、全然そんなことはなく、むしろ一気に読んでしまった。キャラクターも魅力的だし、SFではあるのだけれど、どこか今に通じるからだろうか。
    未完なのが残念。ぜひ、続きを書いてほしい。

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    2023年03月28日
  • ポーの一族 青のパンドラ 1

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    ネタバレ

    不死の一族はいつどこで生まれ、現代まで生き続けているのか?
    紀元前からの歴史が語られます。
    寄生生物に宿主として選ばれた人々なのかな?
    同じ姿に擬態して近付けば、効率良く獲物を狩ることができる。
    記憶や知性も引き継げれば、より人間に似せることができる。
    血の神が宿り蘇ったアランはどうなってしまうのだろう?
    復活したのは嬉しいが不安しかない…。

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    2023年03月26日
  • イグアナの娘

    匿名

    購入済み

    ズキンとくる

    表題作をはじめとする短編集です。
    家庭という狭い世界での憎しみや憐れみ、不可思議など筆舌に尽くしがたいものを凝集した名作揃いです。
    どの作品もえぐみがあって、後味が決してよくない作品さえも、簡単には忘れられなさそうな怪しさが胸にズキンと刺さります。
    毒親という言葉がまだない時代に、生々しく毒親を描いた良作です。

    #怖い #切ない #ドロドロ

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    2023年03月13日
  • ポーの一族 青のパンドラ 1

    ネタバレ 購入済み

    青のパンドラ読みました!

    ポーの一族と聞くと、私は、ポーの村のバラや洋館のイメージが強いですが、キングポーの生い立ちに出てくる衣装や背景は、紀元前2千年まで遡って新たなイメージが加わり、新鮮な気持ちでサクサク読めました。また、アランの入ったトランクや、神の壺、剣など、先がどうなるかワクワクで止まることなく読み進められました。アランが復活してホッとしたのもつかの間、新たな不安が。次が待ち遠しいです!

    #深い #カッコいい #感動する

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    2023年03月14日
  • ポーの一族 青のパンドラ 1

    Posted by ブクログ

    我が町から本屋さんが消え、
    新しい本屋さんができるまで1ヶ月ちょっと・・・
    エドガー様に会うのもガマン。

    やっとお目にかかれました。

    あの少女の日に読んだ、最終回(と当時は思った)の
    行く末がわかる・・・!

    う~ん、
    なんか「100億の昼と千億の夜」みたいになってきたねw
    心して読み続けます!

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    2023年03月04日
  • ポーの一族 青のパンドラ 1

    購入済み

    アランどうなるの?!

    アランが無事に「アラン」に戻る事をエドガーと一緒にお祈りする気持ちで読みました。萌えも、シュールも、エモいも全部含まれていてポーの始まりと歴史は深いし、展開はドキドキハラハラし放しです。萩尾先生、ありがとうございます。

    #ドキドキハラハラ #深い #萌え

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    2023年02月27日
  • ポーの一族 1

    匿名

    無料版購入済み

    伝説の作品!

    今まで名前だけ知っていて、読んだことはなかったのですが、無料だったので読んでみました。
    永遠に生きる人々の諦観や人恋しさを切なく描いた本作は、語り継がれるにふさわしい名作だと思います!
    作風こそ古風ですが、ストーリーだけでは語られない、主人公たちの持っている歴史の厚さを感じられ、繊細な表現でありながら骨太さをも感じます!

    #切ない #ダーク #深い

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    2023年02月24日
  • ポーの一族 青のパンドラ 1

    Posted by ブクログ

    最初のシリーズを読んだ20世紀末には、21世紀前半にこういう展開が待っていようとは思いもよりませんでした。あの火事の後のエドガー、アラン、そして何と言っても大老ポーの過去=ポーのエピソード0とも言える物語などが読めるとは。
    なお、エドガーの手で仲間にしたアランやメリーベルがいずれも脆弱だったことにエドガーは自責していましたが、最新巻の展開を読み「それ、エドガーのせいではないよね」と確信するに至っています。
    今後どちらへ向かっていくのかさっぱり予測もつかない物語。単行本派なので、また続巻を首を長くして待つ日々が始まるのでした。

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    2023年02月24日
  • ポーの一族 青のパンドラ 1

    購入済み

    長年の疑問が!

    待ちに待った新刊発売です。萩尾望都さんの作品が大好きなので、とても嬉しいです。
    今回はキングポーの過去が描かれていて、私の中での色々な疑問が解けました。
    アランは我儘なのであまり好きではないのですが、^^
    でも、エドガーにとっては大切な家族?なので、早く本来のアランに戻って欲しいですね。

    #感動する #深い

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    2023年02月23日
  • ポーの一族 青のパンドラ 1

    Posted by ブクログ

     「ユニコーン」編からの直接の続編となる2016年、アランを復活させようとするエドガー。そして、そのすべを知るというバリー。彼はポーの一族から忌み嫌われている。そして大老ポーが現れ…
     
     大老ポーが語る己の出自と一族の由来。パンドラの壺、炎の剣なども登場し、目が離せない展開となってきたぞ。

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    2023年02月23日
  • ポーの一族 青のパンドラ 1

    Posted by ブクログ

    アランが消失してから何十年…読者も待っていた甲斐がありました。今まではよく分からない神秘的なおじいちゃんだったキングポーの過去等、ポーの一族の世界観がぐっと具体的になって大満足です。
    バンパネラ同士で繁殖できたっけ?という冒頭の違和感からつながるファルカの”子どもが好き”という設定…なんて残酷なんだ…

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    2023年02月19日
  • ポーの一族 秘密の花園 2

    Posted by ブクログ

    ポーの一族に出てくる人間って、浮世離れしているとか、貴族で生活感がない、とかちょっとふわっとした感じだったと思うのですが、この下巻は生活感と、人間のすれ違い、そして男女差別や出自による差別が濃厚です。
    つまり残酷な神が支配する的な濃厚さが1冊に詰まっているので、読むのに時間がかかりますが、やっぱり面白いんだな~
    ペンの太さが結構ばらついてるのは何か実験的なことをされているんでしょうかね?

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    2023年02月19日