あらすじ
アランの復活を望むエドガー!新章開幕!
消息を絶ったエドガーが姿を現した2016年、ミュンヘン。
火災で消えたアランの復活を強く望むエドガーの前に現れたのは・・・!?
一族の異端児・バリーは「自分ならできる」というが!?
バリー、アーサー、ファルカ、そして大老ポー。次々とエドガーを巻き込み導き、これまで語られてこなかったポーの一族の過去が明らかになっていく衝撃の新章開幕!!
感情タグBEST3
長生きしてよかった!!
本当に、本当に生きていて良かった。ポーの一族の続きを読めるなんて!!!ありがとうございます。
アランの運命やいかに!最近はすっかりアランの可愛さに目覚めてしまって。ポーの一族の謎がどんどん明かされて行きますね。それは人類以外の生命体、また生命のエネルギーそのものへのアプローチとなる。不思議な気持ちになります。
待ちに待ったアランの復活!目覚めた時、エドガーとアーサーが意外とあっさりしているのが想像と違ったけど。
おまけのふとっちょアランがかわいい。二人のこんな日常が早く戻って欲しい。アルゴスには邪魔させたく無い。
続編が待ち遠しい。
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大老ポーの成り立ちが読めるなんて!
パンドラの箱もでてくるなんて!
凄い展開になってきた!!
またポーの一族の新作が読める幸福を噛み締めています。
ぜひ〜
壮大な歴史が
ポーの一族に、はまって、綺麗なお話
と思っていた十代の頃、
あれから、時はすぎ、エドガーも、凄く、人間くさくなって、別な意味で、大好きです。
Posted by ブクログ
不死の一族はいつどこで生まれ、現代まで生き続けているのか?
紀元前からの歴史が語られます。
寄生生物に宿主として選ばれた人々なのかな?
同じ姿に擬態して近付けば、効率良く獲物を狩ることができる。
記憶や知性も引き継げれば、より人間に似せることができる。
血の神が宿り蘇ったアランはどうなってしまうのだろう?
復活したのは嬉しいが不安しかない…。
青のパンドラ読みました!
ポーの一族と聞くと、私は、ポーの村のバラや洋館のイメージが強いですが、キングポーの生い立ちに出てくる衣装や背景は、紀元前2千年まで遡って新たなイメージが加わり、新鮮な気持ちでサクサク読めました。また、アランの入ったトランクや、神の壺、剣など、先がどうなるかワクワクで止まることなく読み進められました。アランが復活してホッとしたのもつかの間、新たな不安が。次が待ち遠しいです!
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我が町から本屋さんが消え、
新しい本屋さんができるまで1ヶ月ちょっと・・・
エドガー様に会うのもガマン。
やっとお目にかかれました。
あの少女の日に読んだ、最終回(と当時は思った)の
行く末がわかる・・・!
う~ん、
なんか「100億の昼と千億の夜」みたいになってきたねw
心して読み続けます!
アランどうなるの?!
アランが無事に「アラン」に戻る事をエドガーと一緒にお祈りする気持ちで読みました。萌えも、シュールも、エモいも全部含まれていてポーの始まりと歴史は深いし、展開はドキドキハラハラし放しです。萩尾先生、ありがとうございます。
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最初のシリーズを読んだ20世紀末には、21世紀前半にこういう展開が待っていようとは思いもよりませんでした。あの火事の後のエドガー、アラン、そして何と言っても大老ポーの過去=ポーのエピソード0とも言える物語などが読めるとは。
なお、エドガーの手で仲間にしたアランやメリーベルがいずれも脆弱だったことにエドガーは自責していましたが、最新巻の展開を読み「それ、エドガーのせいではないよね」と確信するに至っています。
今後どちらへ向かっていくのかさっぱり予測もつかない物語。単行本派なので、また続巻を首を長くして待つ日々が始まるのでした。
長年の疑問が!
待ちに待った新刊発売です。萩尾望都さんの作品が大好きなので、とても嬉しいです。
今回はキングポーの過去が描かれていて、私の中での色々な疑問が解けました。
アランは我儘なのであまり好きではないのですが、^^
でも、エドガーにとっては大切な家族?なので、早く本来のアランに戻って欲しいですね。
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「ユニコーン」編からの直接の続編となる2016年、アランを復活させようとするエドガー。そして、そのすべを知るというバリー。彼はポーの一族から忌み嫌われている。そして大老ポーが現れ…
大老ポーが語る己の出自と一族の由来。パンドラの壺、炎の剣なども登場し、目が離せない展開となってきたぞ。
Posted by ブクログ
アランが消失してから何十年…読者も待っていた甲斐がありました。今まではよく分からない神秘的なおじいちゃんだったキングポーの過去等、ポーの一族の世界観がぐっと具体的になって大満足です。
バンパネラ同士で繁殖できたっけ?という冒頭の違和感からつながるファルカの”子どもが好き”という設定…なんて残酷なんだ…
Posted by ブクログ
アランを元の姿に戻すためにヨーロッパを彷徨うエドガーはバリーに大老ポーが持つ青い壺の秘薬(パンドラ)を使えばアランを元に戻せると唆され大老ボーに再会する。バリーの狙いは大老ポーが作り出せる炎の剣であった。エドガーは大老ポーからポーの一族の始まりの物語をきく。
紀元前2000年頃、ギリシャの小さな離島に生まれたイオン(のちの大老ポー)は「血の神」として祀られた青い壺(パンドラ)の守り人となるがやがて「血の神」に体を乗っ取られ吸血鬼と人間を繰り返すがやがて吸血鬼として完成し、出会った占い師の娘ハンナを仲間に取り込む。
大老ポーの語るこの物語の始まりは紀元前2000年と遡り、ギリシャの海、不思議な壺、血の神、炎の剣といった神話めいたアイテムが登場し壮大で神秘的なストーリー展開に目が離せない。最後にアランは復活し、バリーは炎の剣を手に入れポーの村に向かい、物語は確実に終わりに向かっているような気がするが、どんな驚くべきエンディングを迎えるのか(またはまだまだ終わらないのか)。続きを読むのが待ち遠しい。
一族
2016年。
続きが描かれた驚きもさることながら、キングの口からまさに
始まりが語られるとは思っていなかった。先生の中でも本作の
結末が近いのかも。
ファルカ
ファルカ、子供育ててもすぐ死んじゃうってどこから何人誘拐してきたのかと思うとぞっとする…
キングポーが永遠の命を得たエピは想像と全然違う方向だったw
Posted by ブクログ
人間世界に時折現れる耽美で幻想的なポーの一族は過去の伝説となり、これからは人間味のあるポーの一族自身の歴史が紡がれていくのですね。
ポーの一族の始まりの物語は興味深いな。
まだまだ続きますが…
ストーリーの流れがようやく…
いや、まだまだ先は長いでしょうね…
とはいえ、たくさんの断片がゆっくりと編まれるように織りなされる物語は、
はてしなく永い時を生きるキャラクターたちの記憶のようでもあり感慨深いです
はるか昔にすでに完結したと思っていたものが再開されただけに、
ただただ読めることが嬉しい!!そんな作品です
Posted by ブクログ
帯で「新世紀ポーの一族」という言い方を始めている。
2016年に突如始まった「ポーの一族」の物語は、ここに来て佳境を迎えている。「春の夢」において、大老ポーの再登場とファルカとブランカが登場し、「ユニコーン」においてバリーが登場、「秘密の花園」でアーサー氏とのいきさつが述べられた。そしてその人物たちが、ほぼ一堂に会したこの一巻である。アルゴスという大老ポーより長く生きている人物さえ、登場した。その他の脇役も、サルバトーレ・シルバー・クロエなど、一挙に登場して、遂に大老(キング)ポーが、その一族の始まりの物語を語り始める。
総ては、エディス家での火事で死にかけているアラン(エドガーの相棒)を助けるために。
私は、ポーの一族のことを「何かわけのわからない妖しい美少年たちが、美しさを保ったままに、ある悲しみを抱えたまま、時代を彷徨う」耽美な世界とは一欠片も思っていない。其処には「死なければならない人類」に対比して「永遠を薄氷を踏みながら彷徨う人類」との対比があり、人間は「誰とともに生きるのか」或いは「人間とは何か」という問いかけがあったと見ている。20世紀ポーの一族は、普通の人類から見たポーの一族の物語であり、新世紀ポーの一族は、ポーの一族から見たポーの一族の話なのかもしれない。
今回、バージョンアップしながら、その根元に進もうとしているのではないか?
「こんなの見たかったポーの一族じゃない」という方々は、40年間何か幻を見ていたのではないか?
4000年以上生きていたにしては、2000年間生きていたにしては、あまりにも一族たちが愚かで人間臭いという違和感は、私も少しやりすぎだと思う。しかし、思い出して欲しい。ギリシャ神話からこの方、神はあまりにも愚かで人間ぽかった。人間の語る物語は、結局のところ、ギリシャ神話になり、シェイクスピアになり、古事記になるのである。
まだ、「青のパンドラ」とは何か?
なぜエドガーのみが例外だったのか?
という最大の謎は、明らかになっていない。
次は来年の今ごろだろうか。
首を長くして推移を見守りたい。
Posted by ブクログ
ポーの一族が再開してから一通りの説明が終わって、次巻から新たな不思議な物語が始まるのだろうか。青のパンドラのお話が。
いつも落ち着き払って大人びたエドガーが(実際にはかなりの年齢を重ねているから当然だけど)この巻では、妙に子供っぽく見える。
『エデイス』で消えてしまっていた二人だけれど、きっとどこかで復活しているに違いないと信じ続けて数十年(?)
戻ってきてくれて本当に嬉しい。だから内容的にはいろいろあるけど、とにかく嬉しいから⭐️四つ。
Posted by ブクログ
ポーの一族に、星3つなんて不敬だとは思います。しかし、ポーの一族に求めているものは、表には現れない人々の、心がざわめく、不思議で、少し怖い物語であって、歴史叙事詩じゃないと思うんですよね。舞台装置と、登場人物のサイズが合っていないというか、舞台が大きるように思います。
第2部で、ポーの一族の由来や、村の成り立ち、ポーの世界を解き明かして行っているのですが、それによって、朧げにしかわからないものの不気味さや、魅力が薄れているように思われます。
あと、アラン顔違う。
Posted by ブクログ
・なんとアランが……! という、驚きというか嬉しさというか。
・「春の夢」「ユニコーン」「秘密の花園」に続いて「青のパンドラ」。
「秘密の花園」では絵がどうかと思ったが、本作ではまあ気になるっちゃ気になるけどそこまでの気になりではなくなった。
読む側が慣れたのか、描く側がデジタルに慣れたのか、は知らないが。
・大老(キング)ポーがここまで描かれるのは初めてのはず。
かすみの向こうに朧気に描かれていたからこその神秘性が、かなり暴かれ、神秘度が下がる……。
うーん、気になるところはいろいろあるが、でもそれでも、こういう話があってもいいじゃないとは思う。
・「シャイニング」に対する「ドクター・スリープ」は、賛否両論あれど、あってよいものだったし。