あらすじ
旧作のラストに直結する新エピソード開幕!
40年ぶりの新作発表で話題となった『ポーの一族 春の夢』の続刊。旧作のラストエピソード「エディス」で炎にのまれたアランとその後のエドガーそしてバンパネラ一族の運命が紡がれる衝撃の新エピソードです。
感情タグBEST3
星1000!!
興奮した!!!リアルタイム読者ではないけれど、中学生の時にポーの一族を読んで衝撃を受けた時の気持ちが蘇ったわ。春の夢でエディス後にもエドガーは存在しているのだと確信。そしてこの作品でエドガー復活!!!!完全復活!!!!スマホの時代にエドガーがいるなんて感涙!
春の夢から、アランが可愛くて仕方ない。猫のように軽やかでワガママで甘えん坊で臆病。この可愛いアランの復活が今回の課題だ。エドガーはアランの復活のために、大老ポーを敵と狙うダイモンと呼ばれる男と行動を共にする。
春の夢から、ポーの一族以外の一族の存在や空間移動の能力などが明かされていたけれど、このユニコーンで更なる事実が明らかになる。
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本当の続編!アランを求めるエドガー!
ますます物語に深みと謎が!
読者の想像力をシャッフルしてくるのはさすがです!
今後のポーの一族の展開が楽しみ!
ぜひ〜
洞窟の闇の中、炭になったアランを抱きしめて眠るエドガーに泣けた。「アランを取り戻す為なら僕は悪魔とだって契約する」…これをアランにも聞かせたいよ。もうメリーベルの代わりなんて言わなくていいよ。
アランは、この物語には必要不可欠な存在だから、復活するって信じてる。
だって、エドガー·アラン·ポー(江戸川乱歩)だもん。
う
うわー、すげー、噂のポーの一族がスマホを使ってるよ?!昔から名作だってのはずっと聞いていたんだけど、絵があまり好きじゃなくって今まで読まずじまい。面白そうよ。これを期に読んでみるぅ!
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絵柄は40年前の方が断然好みだけど、この世界観にまた触れられるなんてやっぱり幸せ。
ユニコーン、あんな強引なやり方じゃ友だち作るのは難しいね〜…と言いつつ、そこも彼の魅力。不器用で切ない。
アランの復活とエドガー、この後の2人の展開も楽しみ!
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アランをうしなった後のエドガーと、アランを取り戻す方法を知っているというバリー。
そして、一族の根源の話が語られる。
根底にあるのは、アランの無垢(イノセント)なのだろう。
エドガーもバリーも、アランにそれを求め、そしてそれが自分の中にあることを望む。
いや、二人とも、大事なものを失い、その代わりとしてのアランなのか。
ともあれ、根源は太古にあり、壮大な物語になりそうなんだけど、そうなっていった時、エドガーは主人公であり続けることができるのか?
むしろ、それが心配。
昔の恋人(ヴァンパイア)と再会する話が地味に好き。
同じ時間を刻めないことは、どうしようもなく切ない。
やっぱり、読んでよかった。
うん。
ポーの新作が読めて、本当に、本当によかった。
美しい!
やっぱりエドガーとアランは美しいまま!久々にファルカも見れてとっても良かった!
久々に全てを読み返してからもう一度読んでみるのがおすすめ!!萩尾望都ワールドに久々に触れて心がフワーっとする不思議な感覚だった。1冊読み終えて再び読むのに倍の時間をかけて読める、何度でも楽しめる作品です。
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トリックスター、バリー・ツイスト登場。
時を超え、場所を変えて、エドガーとアランに関わり続け、ポーの一族のルーツ、ヴァンパイヤの生態が解き明かされていく。
旧作はロマンはあったけど、あまり歴史や特殊能力について語られることがなかったと思う。
読者の成長に合わせ、作品の内容も変化している。
大人になった私には新作の方が面白いですね。
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ユニコーンの意味にびっくり。
まさか、そういうことだったとは。
ポーの一族って、本当に気をそらさない。
あの人の過去はあまりにも衝撃。
エドガーやアランと、今後も関わってくるよね。
続きが気になって仕方がない。
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単行本で読み返し、雑誌連載では気づかなかったことに気づく。
110ページ1~2コマ目、エドガーの台詞
「誰かから… 気をもらったのかっ!? …ひたいが光ってる…! 角みたいに」
ここは旧約聖書「出エジプト記」のモーゼを意識しているのではないか。
シナイ山から下りたモーゼの顔は光を放っていた。この「光」をツノと解釈する説もあり、ミケランジェロのモーゼ像はそちらを採っている。
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古参のファンには、リアルタイムに『ポーの一族』の連載が追えることが一つの奇跡だな、と思う。そしてこの1冊の中のストーリーの重厚さ、作画の丁寧さはありがたい限り。新連載では、アランやエドガーの、少年のまま時が止まっていることがもたらす異様さは勿論だが、吸血鬼としての特殊性も全面に押し出されてこれがまた面白いのだ。
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2016年のミュンヘンに現れたエドガーと、同族(ポー)の者ども、そして前巻から続投のファルカら異種族の仲間たちも入り乱れる新シリーズの登場人物。まさかスマホの時代にいるエドガーを見られるとは、初めてオリジナルを読んだ高校生の頃には思いもよらず。特に現代パートでは綺麗ごとではない妖魔としての彼らの側面も強調されており、「こんなエドガーは嫌だ」と思う一方で、現代のエドガーが気力を取り戻すきっかけを見て「ああ、やっぱりそれでこそエドガーだ」とホッとしたりもしていました。
本巻の新キャラクターは今後の展開の鍵を握っていると思われますが、ある程度秘密が解き明かされつつもまだまだ謎の多い存在でもあります。
新生『ポーの一族』。昔の望都先生が生み出した物語であると同時に、今の望都先生でなければ描き得なかった物語でもあると思いますので、今後物語として紡ぎ出されるであろうエドガーたちの行く末を心待ちにしています。
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楽しみにしていた「ポーの一族」新シリーズ。
表紙イラストは、雑誌の表紙も飾った美麗な一枚です。二人のこのポーズと毅然とした眼差しに釘付けです!
話は「春の夢」を踏まえて、時代を現代にまで進めたり昔へ遡ったりしつつ、「エディス」の結末の先を知りたがるファン心をぐっとわしづかみにしてくるという、とにかくすごい展開でした。
続きをくっつけて繋げていくとか、そういう安易な手法じゃない描き方。今までの話の流れに、まるで謎解きのように真実を編み込んでいくような描き方で、あらゆる場面を思い起こしながら感慨深くなることばかりでした。
やっぱり、エディス以降のアランのことが気になる人大多数ですよね?それが今回まず明かされておりました…
そして、エドガーのその後も。
「わたしに触れるな」では、2016年ドイツでのエドガーの姿を確認することができます。いてくれて嬉しかったです。しみじみしてしまいました…
しかしながら、エドガーは約40年想像を絶する状況に身を置いていたんですね…失意と絶望の淵でも、彼はアランのことをずっと忘れずに守り続けていたからこそ、こうして地の底から這い上がることができたんですね。
「ホフマンの舟歌」は1958年のベネチアが舞台。新しい登場人物で、キーマンでもある「バリー」の存在がとても大きいです。後々アランを蘇らせることができるとエドガーを誘う彼ですが、この時からずっとアランに執着していて、とても気になります。
ルチオの一族とか、ファルカとブランカとか、他にも気になりすぎる人達が登場していて興味深かったです。ベネチアンマスクのエドガーとアランがかわいくて~!
大好きなベネチアの雰囲気があふれるように伝わってくる中での、不穏な展開がたまらなかったです。
「バリー・ツイストが逃げた」は1975年のロンドンが舞台で、二人の服装はまるでメリー・ポピンズのバートみたいで素敵でした。
ちょうど「エディス」の頃の話なのです!クロエが登場していてまたかよと思ったんですが(笑)、彼女がポーの一族の歴史と秘密を明かしてくれました。こわい…地下に眠るイケメンとか…
そのフォンティーンに溺愛されていたのがバリーで、彼はポーの一族に復讐しようと思っているに違いなくて、そんな彼にロックオンされていたアランがとても心配だったけど、結局エディスの惨事にみまわれてしまったわけですね…
バリーの本名を唯一知っている時点で、アランが最強だったと思われるんですが。
「ユニコーン」がひとまず終わって、雑誌では「秘密の花園」でランプトンに戻ってる~!!
これはもうずっとずっと永遠に追わずにはいられない物語確定ですね。先生には感謝しかないです。続編が楽しみです!
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大好きなエドガーたちに再び会えるのはとても嬉しい。けど、2011年のあの時以来の萩尾先生には怒りと棘がある。以前のエドガーも皮肉も言えば怒りもしたが、どこかに優しさが感じられたのに。エンディングを迎える時、再び会えた事を心から喜べる事を祈っている。。
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「ポーの一族」が再開された。うれしい。続編の「ユニコーン」では、アランが火事で灰になってしまったことがエドガーの口から語られる。もしかして生きているのでは、と思っていたので残念だ。ところが、エドガーはアランの復活を目論んでいて、そのためにダイモンという男と手を組む。ダイモンの本当の名はバリー・ツイスト、そして隠された名はユニコーン。かつて、アランとも因縁があった。
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「月刊フラワーズ」2018〜2019
タイトル「ユニコーン」は
この巻の最後「カタコンペ」(地下の共同墓地)で明かされる
このシリーズからの新キャラのバリーも不死で時代を放浪している
「わたしに触れるな」
2016年ドイツミュンヘン
なんて最近のエドガーでしょう
これは「エディス」で行方不明となっていたエドガーとアランのその後
アランを取り戻すため悪魔とだって契約する
「ホフマンの舟歌」
1958年 ベネチア
舟歌を歌うバリー
「春の夢」で一族となった二人との再会
バリーの悲しい過去とポーの村の関係
咲き誇る薔薇の秘密
「カタコンペ」
1963年
アランを引き寄せたいバリー
惑わされるアラン
バンパネラ達は歳を取らない
歴史を時間の流れのまま暮らしてきている
ポーの一族は、一貫して時代を交錯して連載していて、読み手がタイムリープさせられる感じ
時代と時代の物語を自分で組み合せていく
40年もどこに隠していたのか、という世界観
そして、お派手になったエドガーとアランのお召し物も素敵
2016年!
ぐーっと時間が飛んでなんと2016年!
火事で燃えて炭になったアランをトランクに携えてドイツに現れるエドガー。
アランを復活させるためらしいが、ポーの一族の始まりの話などが興味深い。
Posted by ブクログ
エディス後のエドガーとアランのその後が描かれた物語。何十年という時を超え、描き綴られた萩尾望都の剛腕に唸る。終わったはずの物語を納得のいく形で動き出させることができるのは、作者のみの特権で、それを描く胆力があるのに驚嘆。
Posted by ブクログ
連載当時読んでたはずなんだが…単行本でまとめて読んで、全体を把握できたというか、話の流れを掴めたというか…恥ずかしながら(苦笑)早く続きが読みたい。
衝撃
まさか続編が読めるとは思っていなかったので嬉しかったです。アランが蘇るのか気になります。新たなキャラクターダイモンがどのように絡んでくるのかこれからも読んでいきます。
Posted by ブクログ
40年ぶりに書かれた「春の夢」から2年
前作と同じく気になる歌曲「ホフマンの舟歌」
キングポーは「世界で一番美しい舟歌」と
ユニコーンは亡くなった兄のために歌う
ジュリエッタはユニコーンにコンサートに招待され歌う
彼女の母は若かりし頃サルバトーレ・ルチオと
5年の間ベネチアのコンサートで歌っていた
年老いないサルバトーレと彼女は出会う
やはり素晴らしい
萩尾先生の描かれる絵が大好きです。とてもひき込まれます。デビュー後半世紀たっても活動していらっしゃる先生がこの続編をかいてくださったこと、本当に嬉しいです。
春の夢に続く迷宮
話は、現在と過去の数地点を行きつ戻りつ迷路の中を彷徨っているようだ。
読者は自我を保ちつつ、読み解く必要がある。
「春の夢」が独唱なら、こちらは合唱。様々な登場人物の思惑が入り乱れている。
このボリュームには収まり切れていない感がある。
広がった話の行く末が知りたい。
Posted by ブクログ
「ポーの一族」への40年以上に渡る想いや予想は、文庫本「ポーの一族3」にあらかた書いてしまった。予想通り、この(1)には、予想以上のことは幾つしかなかった。もちろん、バリーという新キャラについてはまるきり予測できなかった。しかし、彼は「解」を導くための補助線みたいなものだ。
最大の予想外は、アランが生きているかもしれないということだ。悲しいけれど、これでシリーズが終わるだろう、という私の予想は変わらない。これからのことを、大胆に予想してもいいけど、それは自分の胸に秘めておく方が粋というものかもしれない。
「VOL1わたしに触れるな」は、過去作品のようにコマ枠を破って人や言葉や夢や時が溢れ出ていた初期の萩尾望都から比べると、まるできちんとし過ぎた舞台劇みたいで気に入らない読者が出てくるのは、ましてや顔つきもかなり昔と違うし、当たり前だと思う。けれども、このきちっとした構想を背景にしたセリフのひとつひとつは、やはり初期の萩尾望都の特徴でもあるのだ。1巻目を最後まで読んで、もう一度VOL1を読み返すと、あら不思議、8割方意味がわかるだろう。わからないところが、次巻の核心部分だとも予想できるだろう。次巻が楽しみだ。
Posted by ブクログ
旧作のラスト「エディス」の続きの話らしい。「ポーの一族 The Beginning」と言うべき内容かな。旧作とは、絵柄が変わっているし、耽美的な物語ではなく、叙事詩的な物語になってきたように感じる。