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ヒュールリン・ギムナジウムの転入生エーリク。そこで彼は自分の分身トーマに出会った。2人を結ぶ罪と愛の秘密とは…。名作「トーマの心臓」の原型となる「11月のギムナジウム」、12年の後にめぐりあった双子の兄妹の歌声がイブの夜に流れる「セーラ・ヒルの聖夜」、少女と3人の妖精のメルヘン「塔のある家」など7編を収めた魅惑の初期短編集。
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Posted by ブクログ
初期短編7作を収録しています。 「11月のギムナジウム」は、『トーマの心臓』の別一つのヴァージョンというべきストーリーで、ヒュールリンのギムナジウムに、トーマ・シューベルとそっくりのエーリク・ニーリッツという少年が転入してくる話です。生き別れになったきょうだいという、著者が繰り返し描くテーマに沿っ...続きを読むて構成されており、『トーマの心臓』に比べると登場人物たちの心情の描写が若干粗い印象もありますが、短編らしくぴりっとまとまった作品です。 「秋の旅」は、ヨハン・シェスターという少年が、両親の離婚によって離れ離れになってしまった父親のモリッツ・クラインの家を訪ねる話。「塔のある家」は、マチルダという少女が、塔のある家でフォーラ、ビビ、デデという3人の妖精に出会う話。 「もうひとつの恋」は、本書の中ではもっともコミカルなストーリーです。明日結婚式をあげるはずのジョゼフィン・ニースは、交通事故で死んでしまいます。しかし、どうしても結婚式に出たいという思いを断ち切れない彼女は、弟のジョンバインの身体に入り込み、結婚式を強行しますが、やがてジョンバインが意識を取り戻し、大騒動となってしまいます。 「かわいそうなママ」は、別れてしまったかつての恋人のことを思い続けていたエスタ・ボストンが死亡し、報せを受けて恋人だったマーティン・シーフレイクが訪ねてきます。そこで彼は、エスタの息子のティモシーから、エスタがどんな毎日を送っていたのかを聞かされることになります。 「白き森白木少年の笛」は、11年前に森の中の井戸に落ちて命を落としたエドワード・フォスターという少年の幽霊が、マリアという少女の前に現われる話です。「セーラ・ヒルの聖夜」は、幼い頃に互いに離れ離れになって育ったキャロン・ダーリングとクリス・ライバーの双子のきょうだいが、セーラ・ヒルで再会する話です。 いずれも短編なので、ストーリーの展開の中で登場人物の心が揺れ動いていくというよりも、初めからキャラクターが設定されているという印象はありますが、それだけにかえって著者の描こうとしているテーマが明確になっているように感じました。
トーマの心臓のプロト版と聞いて読みました 短編のせいか心理描写は少なくストーリー重視という感じ 他の短編も良かったです
短編集。トーマの心臓を底本にしたという映画・1999年の夏休みには、実はこちらが底本ではないかと思わせる台詞が多々ある。 収録されているセーラ・ヒルの聖夜も、涙なしには読めない名作。
11月になると開きたくなる短編集、もう何度読み返しただろう。 ヨーロッパのひんやりとした晩秋の空気が、どのお話の背景にも流れている気がする。 表題作は『ローマの心臓』のプロットとか。実は『トーマの心臓』、初めて読んだときはよくわからなかったのだけど(当時高校生)、後から「11月のギムナジウム」を読...続きを読むんであれはそういうことだったのか〜となんとなく理解できたという思い出がある。だからこのお話には感謝している。ただ「11月の〜」が「トーマの心臓」の縮小版かというとそうではなく、お話としては別物。ユーリのバックグラウンドとか、トーマの死因とか、オスカーとユーリの関係性とか、各キャラクターの性格とかは違うので、好みが分かれる気がする。私はシンプルでカラッとした「11月の〜」の方が好きかもしれないです。 あとはこの短編集、10〜12歳くらいの、子どもと青少年の間という微妙な年齢の子たち、そしてその年齢だからこその物語を描いているのが興味深い。 この年齢層だからこそ、妖精が見える。幽霊と話せる。生き別れのきょうだいと会ってすぐに信頼し合える……。 初めて読んだときはその年齢層に近かったけど、今や自分の子どもがその年齢に近づいているという現実。長くひとつの作品を読んでいるとそういうことも起こります。
懐かしい・・・
まだ『BL』という言葉が無く『少年愛』というカテゴリーだった70年代のマンガ。あぁなつかしい・・・ 萩尾望都先生の作品は紙の本で揃えたのですが、本作だけ持ってなかったので電子で購入しちゃいました! 自分は70~80年代の作品が一番好きです。 同じ寄宿学校ものでは、『トーマの心臓』という名作があります...続きを読むよね。 トーマに瓜二つのエーリクとオスカーは登場するけど続きという訳ではなく、全くの別物の話ですが。 すごく深い内容で、でもラストはあったかい気持ちになれる素敵な作品。こちらもおすすめです。 超有名な『ポーの一族』も言うまでもなく素晴らしい作品ですが、 個人的には『11人いる!』『スター・レッド』『メッシュ』『銀の三角』が好きです。
#感動する #エモい #深い
私が小さな頃親が購入し、気付いたら私のものになっていたこの本。 何十回と読んでるけど、その度に違う感動を覚える。 どの作品も秀逸なものばかりで、全部が全部表題作になってもおかしくないんじゃないかって思う。 いつまでも大切にしたい宝物みたいなお話。 私的オススメは 秋の旅 塔のある家 白き森白き...続きを読む少年の笛 てゆーか全部
「トーマの心臓」の元ネタのお話。トーマがまた違った感じで、可愛らしいけれども可哀想で仕方がない。可哀想だなんて、滅多に使いたくない言葉だけれど純粋になぐさめを思うのです。きっと、生きている人間すべてママが大好きなのです。本当は。
草地での・・あの一瞬だけが・・ 二人だけの世界だった――トーマ・・・ トーマの心臓の原点である作品。 エーリクとトーマが此処では顔を合わせる。 愛って、紙一重で寂しいんだと思った。
萩尾都望先生の短編集。 トーマと類似した作品が(元ネタ?)印象的です。初期の萩尾望都作品(と自分は読んでいる)が、一気に好きになった作品です。
匿名
短編集
でした。有名な作者さんですが、初めて読みました。悲しい物語もありますが、結末はそれぞれ気持ち的にストンッときます。色々な人間模様が読めます。
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11月のギムナジウム
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