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Posted by ブクログ
「面白ぇぇぇーーーー・・・」と読んでる途中に呟いた本。実話。
この話、あらすじを言うともうネタバレなのであらすじは割愛で。
とにかくアズちゃんとマヒコがかわいい。こういう設定に弱い。
一緒に暮らしたたった三年が、数千年の決意を揺らがせるなんてなあ。
アズちゃんは正体がわかっても「お兄ちゃん」で、そこがものすごく読んでいて安心できるところです。
マヒコはひょいひょい色んなとこに飛び込んで行っちゃう男の子で、でもアズちゃんがついていてくれれば大丈夫だろ、と思える。
これも短編集かと思って、最初の「あぶないアズにいちゃん」を読み終わってこのキャラここで終わりか、勿体ないなあと思って次の話を読み始めた時の嬉しい驚きといったらないぜ。
一冊まるまるアズちゃんとマヒコが楽しめるよ!
それぞれ、「あぶない壇の浦」と「あぶない未来少年」は短編として見てもものすごく完成度が高い。
「あぶない壇の浦」は、タイトルからわかるように源氏を扱ってます。
『頼朝と義経はなぜ兄弟なのに決別してしまったの?』という、日本史好きの人にとっては永遠のテーマ。
私も義経派ですが(東北出身だからなのかな)、義経という人物が歴史から浮いてしまう、というのはとてもわかる。ドロドロした時代だもんな。
ラストシーンは泣けました。頼朝の孤独・・・か・・・・せつねっ
あとマヒコがひょいひょい鎌倉時代に行っちゃうからってドアをとりつけるアズちゃんかわいい。謎の技術すぎる。
義経のことばっかしって拗ねるアズちゃんかわいい。
どんだけキャラ萌えしてるんだって話だろ。馬鹿か。
「あぶない未来少年」は設定がものすごくいい。未来から来た少年ジーンは人類が滅びるカタストロフィを止めにやってきたという。
彼の世界には、彼を除いてはすべてロボットしかいなかったからだ。
しかし未来から彼を連れ戻しにきたロボットによって、ジーンはその世界が何のために作られたものかを教えられ、行く先を選択する。
切なさと希望が同時に溢れてくるような、このラストはまさに秀逸。ジーンとミイがアダムとイブになって、未来の地球がエデンになるのか。すごいぜ。
読んだ後気持ちいいほど面白かった!って言えること間違いなしの一冊。
できればずっと読んでいたかったなあ。読み終わりたくなかったなあ。
Posted by ブクログ
両親を事故で亡くした平羅坂真比古(ひらさか・まひこ)と兄の安曇(あずみ)は、二人で暮らしています。ところが、彼らの暮らす家に奇妙な出来事が起こるようになり、神社の神主である坂上という老人から、その家の下に宇宙からやってきた隕石が埋まっていることが語られます。やがて、マヒコの目の前に女の幽霊がすがたを現わすようになり、さらにアズミの意外な正体までもが明らかになっていきます。
ほかに、マヒコが源頼朝と義経のきょうだいをめぐる歴史的事件の場面にタイム・スリップする話や、未来からやってきたジーンという少年を拾う話などが収録されています。
著者の作品は、緊密なストーリー構成をもつものが多いのですが、本作は前編を通して一貫したテーマがあるわけではなく、コミカルな作風になっています。
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