萩尾望都のレビュー一覧
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再生
やはり身近にいる人の影響は大きい。いい意味でも悪い意味でも。
大きすぎる傷を負うと元には戻らないけど、一番難しかったサンドラへの告白が出来て
一つ自分の中で消化して生まれ変わることができたんだと思う。
そこまでたどり着けたのは周りの人たちの影響があると思うし、ジェルミがまた愛を信じられるようになったらいいな。 -
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この日が来てしまった
バレンタイン可哀そうすぎる…。エリックは、ちょっと無理!
ジェルミが癒す側になってそれによってジェルミも少し癒されたかな。
イアンの存在はジェルミの中で確実に大きくなっている、だから迷惑をかけたくない。サンドラへの不信感も高まっていく…。
目をそらしてたけどこの二人は親を殺した側と殺された側なんだよなぁ。やっぱり世界が違うってことなのかな。 -
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苦しみの連鎖
写真を見せてしゃべらせる。強引なやりかただけど、イアンが絶対に逃げないのならそんなやり方もありかな。
そして浮かび上がってきたのはサンドラのこと。でももう何を考えていたのか聞くことはできない。
イアンも母のことを思い出した。グレッグも何かあったのかもしれないが同情はしたくないな。
はちみつ生姜のシーンがよかった。どの巻もいいシーンがある。
ナディアもマージョリーも親のことで苦しんでる。
最後、バレンタインに会わすのは絶対ヤバいって。 -
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あんなことがなければ
混乱しつつもジェルミと向き合おうとするイアン。愛あればこそ。
でも一方通行で、ジェルミは同じ気持ちにはなれない。あんなことがあってからまだ数ヶ月だからしょうがない。
少し心を許した?と思ったら逃げてしまうけど少しずつ心を開いてる。
いつかジェルミに愛が届いてほしいな。
ちょいちょい出てくるグレッグがうざいw -
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新しい生活
ジェルミと比べるとキャスがかわいそうだったけどお姉さんが来てくれてよかった。
イギリスに戻ってきていい環境に、と思ったけどそうでもない?ジェルミを狙う人が多すぎる。
イアンの行動もどうなんだ。すっかり誘惑に負けている。 -
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イアン視点
イアンにとってはいい父親だったかもしれないけど、陰には生贄となった人たちがいる。
父の秘密を知りすぎて現実逃避モードに。ジェルミがせっかく打ち明けたのにそこで否定されたらもう絶望だよ。
責任取って早く救い出してくれ! -
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サンドラ、なぜ…
いつ死ぬんだこいつはと思いながら見てたけどついに…。そしてサンドラも。
また別の苦しみが始まってしまった。
イアンは真実が知りたいからジェルミに詰め寄るけどそれだけじゃないような気配。
サンドラはどこまで知ってたの?どんな気持ちで過ごしてた?サンドラも情緒不安定だったもんなぁ。 -
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救いはどこに?
ジェルミとグレッグの関係に気づく人が増えてきたけどほとんど助けにならなかったり
追い詰められ、自分を救えるのは自分だけと悟ってしまうところがリアルでした。
サベージまで裏切るとはビックリだよ!希望の光はウィリアム、ナディア、バレンタインぐらい?
イアンは父のことあんまり分かってないんだなぁ。 -
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愛
グレッグの家族のことや過去が分かってきた。イアンはかっこよくて良いやつだけどジェルミの身に
起こっている事には気づかないし、無自覚にジェルミを追い詰める。エスカレートするグレッグの暴力にジェルミがひたすら可哀そう。
壁の死体など、苦痛の表現がすごい。愛されたい愛したいという切実な心の叫びが胸にくる。 -
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重い
外国が舞台ですが身近な題材だと思います。やっかいなじじいに目を付けられ日常が狂っていく。
逃れようとしても大人にあっさりまるめ込まれる子供の無力感が悲しい。 -
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結局
何一つ解決しないまま本編は終わります
これは萩尾先生が恐らく心理学を勉強していらっしゃるのではないか?と思いました
自分の受けてきたことを受け入れて消化していく、またその途中
話してスッキリ解決!なんてするわけない
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イアン…
読んでるこちらからしたら、全部真実を話してるジェルミを全否定して、自分の父親像を守ろうとするイアンに怒りが湧きますが…
自分の父親だったらと思ったら、とても想像できない
つまり受け入れられない…そう言うことですよね -
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辛い…
どうにか逃げたくて寄宿舎に入るのに
金曜日の夜には帰らなきゃいけない
帰らない様に頑張っても、子供の力ではどうする事も出来ない…
職場でセクハラ上司に会わないようにどうにか逃げて逃げて…でも、他の社員に手を回して自分の元に来るように、逃げられない様に手を回されてしまう
自分の経験と重なってしまいます -
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傑作短編集
SFっぽい話が多い短編集。
萩尾作品で最高傑作という人も多い「半神」。思春期へ向かう少女が何かを捨てなくてはならない内面を具現化した、という視点を持つかどうかで評価は分かれるのかも。
「金曜の夜の集会」も印象に残った。
個人的には萩尾作品はこういう短編のほうが好き。 -
様々な漫画の要素が魅力的
僕は年号が「昭和」から「平成」へと変わる寸前にこの漫画のアニメ映画を見に行きました。当時は「不倫」とか「財テク」とか言う言葉が随分流行していました。この漫画が執筆されました昭和50年前後は「飛び出せ!青春」や「われら青春!」などの青春ドラマが大変充実していました。この漫画の「次々と不測のトラブルが発生する」と言うあらすじは推理小説そのものですし、「11人の受験生たち」が互いに喧嘩したり助け合ったりすると言うあらすじも当時大流行しました青春ドラマそのものですね。また、同じ時期に竹宮惠子先生も「地球(テラ)へ…」を執筆されていまして、この漫画もアニメ映画化されましたね。「サインはV!」「アタックN