萩尾望都のレビュー一覧

  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 3

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    ネタバレ

    アンジュー公、男色だし妹犯すし。悪魔!!!!!
    確かにお色気ふりまく若い女性にも罪はあるかもしらん。

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    2015年10月05日
  • AWAY-アウェイ- 2

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    ついに明かされた世界の秘密。もう少し先まで描いて欲しかったけど、納得はした。亡くなった赤ん坊たちの爪と髪を切った気丈な一樹が、大介を3年待てずに飛比夫と子供を作ったのにビックリ。でもこの話で一番心に残ったのは伝説のマタギ河津克巳。「狩って殺して調理して食って生き残るんだがんばれ!」事態を解明し統率する頭脳派もいいけど、自然の中で生きていけるサバイバル派も大事よね。
    大和田イクコは誰の娘だったか1巻を再読せねば。

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    2015年09月15日
  • スフィンクス

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    オイディプス王の話は子供の頃から惹かれていたが、私の親はたとえ神話であろうと禁忌を嫌がる人種だったので、大っぴらに興味を示せず悶々としたものだ。最近eテレの100分de名著に取り上げられ、それを見て多少理解が深まったと思ったが、萩尾望都先生の解釈を読むと、また新たな発見があり益々興味深い。
    『世界の終わりにたった1人で』は絶品。SFも好きだけど、人生の機微をここまで深く描けるとは文学真っ青。漫画の域を遥かに超えているなぁとまたしても感じた。

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    2015年09月01日
  • 半神

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    ネタバレ

    10代のころに一度読んだ記憶がありますが、そのときはわからなかったし、怖いと思った気がします。いまでも「スロー・ダウン」とか読んでると、密室で麻痺する感覚に共感して怖くなる。
    「金曜の夜の集会」は大人たちだけがそれを知っている、滅びる直前の1年をループし続ける村の話。死んでしまうとしても明日がほしいという台詞からは、生きる意味について何かつかめた気がします。

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    2015年08月20日
  • 半神

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    10の短編。
    読んだあとになんとなく思いにふけったり、考えさせられたり。
    どれもが心にぽとっと何かを置いていくよう。
    とても短いのに、その短さを忘れてしまうような作品集だった。
    特に表題作、ぐっときた。
    また読みかえしたい。

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    2015年07月03日
  • バルバラ異界 1

    購入済み

    面白かったです

    雑誌連載の時に細切れに読んだため全く話が解らず、そのままスルーしていたのですが、まとめて読むと予想外に「面白かった!」です。
    どれだけ引き出しあるんだろう…と半ば驚きながら読み進めました。
    一旦筆を置きかけたとどこかで読みましたが、まだまだ発想ある限り描き続けてほしいと改めて思いました。

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    2015年06月14日
  • 11人いる!

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    萩尾望都の11人いる!を読みなおしました。
    この本は20年以上前に気に入っていた本ですが、古本屋で見かけたら、 正編、続編のほかにショートショートが7編そして中島らもの解説までついていたのでつい買ってしまいました。 昔これを実写でTVドラマ化されたときに出演者が色とりどりのかつらをかぶっていたため幻滅したことを思い出しました。

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    2015年06月05日
  • 感謝知らずの男

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    萩尾望都さん、竹宮恵子さん、名香智子さん、木原敏江さん、山岸凉子さん、森脇真末味さん、花とゆめ、LaLa、プチフラワーを踏まえてから、いわゆるオリジナルJUNE漫画系を手に取り、現在のリアルBLで舞い戻る、と言う段階を踏んでいる私ら世代は恵まれてるんじゃなかろうか。悶々としている思春期に、ど真ん中ド直球描写ではなく、匂い立つもので悶々さに拍車をかけて想像力を豊かにして貰い、割と肝が座ってくる大人になってからBLを与えられると言うのは。思春期でいきなりBLが目の前にあるのは幸運のようでそうじゃないかもなぁ、見えそうで見えない、判りそうで判らない所を想像力爆発させる、と言う経験はさせて貰えてないか

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    2015年05月23日
  • スター・レッド

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    文句なしに面白い。30年以上前に初めて読んだ時は、ラストに物足りなさを覚えたが、今回読み直して納得できた。

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    2019年08月04日
  • しゃばけ漫画 佐助の巻

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    仁吉の巻と同様にしゃばけファンには必読の書。

    それにしても、萩尾望都先生の描く若だんなのかわいいことかわいいこと。
    佐助や仁吉ならずとも一生お守りしたくなること必至である。

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    2015年05月02日
  • 銀の船と青い海

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    良しあし以前に自分の感性の大元のようなものだから。
    文庫じゃなくてフルサイズで見たいと思うのがまあ仕方ない。

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    2015年03月23日
  • バルバラ異界 1

    購入済み

    相変わらず凄いです

    子供の頃ファンだった萩尾望都先生の漫画を久しぶりに読みました。相変わらず凄いです。何が凄いかって、魅力的な話、ストーリーの展開の早さ、ファンタジーであり、SFであり、とにかく引き込まれます。一体この人はどういう精神構造をしているのだろうって驚嘆します。でも素敵です。最後は大どんでん返し的で、怒涛のラスト、押し寄せる感じ。まあハッピーエンドといえばそうなんだけど、読後感が凄いです。

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    2015年02月16日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 3

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    マルゴも兄達も大人になってドロドロ。初体験の相手が実の兄でしかも無理矢理とは、いかにも病んだ王家らしい。告解師に強請られないかと心配してしまったよ。帯で羽海野チカが推薦しているダイアナ様、実に味のあるキャラだ。今後も是非活躍して欲しい。気の強いカトラの今後も気になる。男性のタイツ姿は相変わらず可笑しかった。あとアンジュー公に仕えるデュ・ガストが『続・11人いる!東の地平・西の永遠』のローン伯父様に似ていて、チュチュ姫も出て来てほしいなとつい思ってしまった。

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    2015年02月13日
  • 残酷な神が支配する 1

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    学生の時読んで衝撃を受けました。
    読み終わった後、一週間くらい作品の世界から抜け出せずに暗い気持ちになってました;今でも気持ちに余裕のある時じゃないと読み返せないです。色々考えてしまって感想も上手く言えないんですが、でも絶対に手放せない大切な本です。

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    2015年01月12日
  • しゃばけ漫画 佐助の巻

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    原作未読、萩尾望都・雲田はるこの作家二人に釣られて購入。根岸奉行もの読みだしてから江戸時代ものが凄く気になりだしたのとシンクロして非常に面白く読んだ。萩尾先生は萩尾先生タッチの異世界ものっぽさ、浮遊感をきちんと出されているし、くもはるさんのユーモアはここでも健在。くもはるさんには是非時代物BL描いて欲しいなぁ、って欲が出てしまった。表情の描き分けの凄さはべらんめえ調に凄く合っている気がする。
    妖かしものに惹かれるのは日本人のDNAに組み込まれた何かがあるからかもしれない。祟り神などとは違い、人間を怖がらせはするが直接的に呪い殺したりはせず、「正体の分からないもの」として在るだけで人間の方が勝手

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    2015年01月06日
  • 思い出を切りぬくとき

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    萩尾望都先生のエッセイ集。
    2ページの短いものから、数ページにわたって舞台の話やいろんなテーマの考察が書かれているものも。書かれたのが70年代から80年代にかけてで一見統一性に欠けるけれど、中にはハッとするような話もあって飽きません。
    本やバレエ、旅行など何にでも興味を持ち、悩み、楽しんでいるのが伝わってきます。
    今まで興味を持たなかったテーマがいくつも収録されているのに、萩尾先生が書いたものなら読みたいと思うほど、漫画だけじゃなく文章にも人を惹きつける何かがある気がする。何度も読み、考えさせられます。
    舞台を観るためにパリに飛んだかと思えば、枕に寝っころがって何気ないことを発見したり。遠い存

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    2014年12月12日
  • ウは宇宙船のウ

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    レイ・ブラッドベリとSFに興味を持つきっかけになった漫画です。
    初めて読んだときは衝撃を受けました。
    とくに「霧笛」を読むたびになぜか泣きそうになります。永遠を生きる孤独の悲しみ、途方もない時間待つにもかかわらず報われない愛。切ないです。
    「ぼくの地下室へおいで」は読後しばらく考え込んでしまう作品。なにかがおかしい、じわじわと見えない何かによって変化させられていく怖さを感じ取るロジャー。でも何も根拠はなく、不安も漠然としているので「そんなこと気にしてもしょうがない」「疲れているんでしょう」と取り合ってくれないのが普通。でも人はいつもそういうサインを見逃し、また先送りにして本当に困ったときに慌て

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    2014年11月14日
  • AWAY-アウェイ- 1

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    面白かったー

    原案の設定を変えて、
    18歳以上と18歳未満に別れてしまった世界で、お互いどう生活するかという話。
    未満も大変だけど、以上も大変だね、なんだかもう。
    こちらに提示される日付が前後するので、それも面白い。

    期待を込めて星多め。

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    2014年10月13日
  • スター・レッド

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    星の白髪、赤い目の描写に心を奪われて、読み始めました。
    でも、ESPが人間の退化だというのはすごくびっくりな解釈と思って、考えさせられました。

    なんと言っても、エルグが切なくて、切なくて…。同時にとても、とても、美しくて。。。
    最後の星を想いながら角を砕くところは、本当に、本当に、泣けてきてしまいます。
    星!はやく成長して、エルグを迎えに行ってあげて~!(´;ω;`)わーん!!!

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    2014年09月16日
  • AWAY-アウェイ- 1

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    設定が非常に興味深くドキドキしながら読み進めている。原作が小松左京の「お召し」ということで、内容はSFだが結構リアルなものを感じる。原作より自由度を高めるため年齢設定が18歳をボーダーとしている。続きが早く読みたくなる物語がまた出てしまった。

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    2014年08月20日