萩尾望都のレビュー一覧

  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 5

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    マルゴの母親カトリーヌ・ド・メディチは本当にこんな策略家だったのか。描かれているこの時代の王家で生き抜くためには先の先まで見通せる頭の良さが必要だった事は想像出来るが。シャルルのように心身ともに弱い人間が国王になってしまう世界、大量虐殺でセーヌ川が死体で埋め尽くされたり、力なき国民は大変だなぁとしみじみ。相変わらず絵が緻密で美しかった。

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    2017年01月27日
  • 残酷な神が支配する 1

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    ネタバレ

    ・義父からの性的暴力的虐待。
    ・無垢なるものは犯され続けるしかないのだよ。
    ・救いも癒しもなく延々続くセラピー的会話。
    ・彼らはセックスや肌でわかりあうなどというイージーな終着点には収まらない。
    ・とことん会話によって愛と支配について考える。
    ・周囲に変奏曲的な人物たちも配置される。
    ・果たして母は……という懊悩が一番のポイントに。
    ・サクリファイスという概念。
    ・「漂流」という発想の勝利。
    ・母との対峙のシーンの凄まじさ。

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    2021年11月09日
  • 山へ行く

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    久々の萩尾望都さんの作品!
    ここではない★どこか連作集
    良かった。久しぶりに萩尾ワールドに浸りました。人間関係の不思議な縁や、不可思議な現象、小さな細やかな事をとても大切にする、その人の人生の中で誰かに言われた何気ない一言を大切に覚えていたり。。
    サバサバして雑然と過ぎていってしまう日々のような気がするけど、こーゆー事に敏感なままでいたいと思わせてくれた。

    「人の縁というのは業なんだよ」
    今日とてもびっくりで衝撃的で、下手したら人生ひっくり返ってたんじゃ…いやひっくり返るんじゃ?!と思った出会いがあったので…。業か…、、と思うと腑に落ちる部分も。。

    「最後に会いたい人は誰ですか?」
    私は母

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    2016年06月01日
  • 残酷な神が支配する 1

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    萩尾先生の短編ばかり読んできて、10巻も続く長編を読んだのはこれが初めてでした。
    グレッグサイテー!ですが、これをきっかけにおじさまが好きになりました。
    20年後、ジェルミとイアンはどんなふうに崖にいるのか、見てみたいです。

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    2016年05月26日
  • 銀の船と青い海

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    将来子供ができたら、読ませたい。
    萩尾先生は画力・構成力・文章力オール神レベルだと思うのですが、私は特に萩尾先生の文章力が好きなんだということがはっきりしました。きっとこの話たちを絵にしても美しいのですが、文章からも情景の美しさがわかる。

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    2016年05月26日
  • 半神

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    長編にできそうなほど濃い題材を僅か数ページにおさめる萩尾望都先生。流石神ですね。
    半神も好きですが、個人的に酔夢が好きです。絶望と美しさが共存していて、萩尾望都先生の中でもトップクラスで好きです。

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    2016年05月26日
  • ポーの一族 5

    購入済み

    ☆もし会えたら♪。。。☆

    エドガーが生きていていたら、いっしょにイギリスやフランスやドイツの古城やバラだらけの家を泊まり歩きたい。英語が堪能じゃなくちゃダメかな?。。。☆

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    2016年04月30日
  • ルルとミミ

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    表題の「ルルとミミ」や「爆発会社」のいかにもな少女漫画から「かたっぽのふるぐつ」みたいに過分に毒を孕んだブラックユーモアまで振り幅の大きな一冊。
    絵柄や作風が以前読んだものと違ってたりして漫画家としての幅の広さに驚き。コテコテした少女漫画は今では新鮮だったり、サスペンスにコミカルタッチを交えた「花嫁を拾った男」、作者が得意とするSFと濃い。
    「ごめんあそばせ」のキーロックスが「ルルとミミ」ではアレな大人になっているとは。後付けとはいえ面白い設定かな

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    2016年03月09日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 4

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    コリニーにいいように操られるシャルルが馬鹿すぎる。実際はどうだったかわからんけどカトリーヌ・ド・メディチは相当なやり手だったようだ。マルゴはどんどん美しくなっていくが、女としての幸せしか考えていないとしたらもったいない事だ。

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    2016年03月01日
  • 11月のギムナジウム

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    初期短編7作を収録しています。

    「11月のギムナジウム」は、『トーマの心臓』の別一つのヴァージョンというべきストーリーで、ヒュールリンのギムナジウムに、トーマ・シューベルとそっくりのエーリク・ニーリッツという少年が転入してくる話です。生き別れになったきょうだいという、著者が繰り返し描くテーマに沿って構成されており、『トーマの心臓』に比べると登場人物たちの心情の描写が若干粗い印象もありますが、短編らしくぴりっとまとまった作品です。

    「秋の旅」は、ヨハン・シェスターという少年が、両親の離婚によって離れ離れになってしまった父親のモリッツ・クラインの家を訪ねる話。「塔のある家」は、マチルダという少

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    2016年02月19日
  • 訪問者

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    ネタバレ

    他3編の短編もそりゃあ素晴らしいのですがオスカー厨なのであえて訪問者の感想です!
    この話のなにが一番の救いって、あくまでトーマの心臓って物語が未来にあることを前提として訪問者って話が作られたことだと思います。親から与えられるべき当たり前の愛を得られなかったオスカーが、それでも自分以外の他人を許し受け入れ愛することができた、それがトーマの心臓におけるオスカーの姿なんだもんね…許される子供になれなかった子が一人の人間を許し愛せるようになったという…
    最後のページのユーリの姿がたぶんオスカー視点なのだと思うけどあまりにも眩しくて…ユーリにとっての愛という救いをもたらした天使はトーマとエーリクだったの

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    2016年01月07日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 3

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    ネタバレ

    アンジュー公、男色だし妹犯すし。悪魔!!!!!
    確かにお色気ふりまく若い女性にも罪はあるかもしらん。

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    2015年10月05日
  • AWAY-アウェイ- 2

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    ついに明かされた世界の秘密。もう少し先まで描いて欲しかったけど、納得はした。亡くなった赤ん坊たちの爪と髪を切った気丈な一樹が、大介を3年待てずに飛比夫と子供を作ったのにビックリ。でもこの話で一番心に残ったのは伝説のマタギ河津克巳。「狩って殺して調理して食って生き残るんだがんばれ!」事態を解明し統率する頭脳派もいいけど、自然の中で生きていけるサバイバル派も大事よね。
    大和田イクコは誰の娘だったか1巻を再読せねば。

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    2015年09月15日
  • スフィンクス

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    オイディプス王の話は子供の頃から惹かれていたが、私の親はたとえ神話であろうと禁忌を嫌がる人種だったので、大っぴらに興味を示せず悶々としたものだ。最近eテレの100分de名著に取り上げられ、それを見て多少理解が深まったと思ったが、萩尾望都先生の解釈を読むと、また新たな発見があり益々興味深い。
    『世界の終わりにたった1人で』は絶品。SFも好きだけど、人生の機微をここまで深く描けるとは文学真っ青。漫画の域を遥かに超えているなぁとまたしても感じた。

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    2015年09月01日
  • 半神

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    ネタバレ

    10代のころに一度読んだ記憶がありますが、そのときはわからなかったし、怖いと思った気がします。いまでも「スロー・ダウン」とか読んでると、密室で麻痺する感覚に共感して怖くなる。
    「金曜の夜の集会」は大人たちだけがそれを知っている、滅びる直前の1年をループし続ける村の話。死んでしまうとしても明日がほしいという台詞からは、生きる意味について何かつかめた気がします。

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    2015年08月20日
  • 半神

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    10の短編。
    読んだあとになんとなく思いにふけったり、考えさせられたり。
    どれもが心にぽとっと何かを置いていくよう。
    とても短いのに、その短さを忘れてしまうような作品集だった。
    特に表題作、ぐっときた。
    また読みかえしたい。

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    2015年07月03日
  • バルバラ異界 1

    購入済み

    面白かったです

    雑誌連載の時に細切れに読んだため全く話が解らず、そのままスルーしていたのですが、まとめて読むと予想外に「面白かった!」です。
    どれだけ引き出しあるんだろう…と半ば驚きながら読み進めました。
    一旦筆を置きかけたとどこかで読みましたが、まだまだ発想ある限り描き続けてほしいと改めて思いました。

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    2015年06月14日
  • 11人いる!

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    萩尾望都の11人いる!を読みなおしました。
    この本は20年以上前に気に入っていた本ですが、古本屋で見かけたら、 正編、続編のほかにショートショートが7編そして中島らもの解説までついていたのでつい買ってしまいました。 昔これを実写でTVドラマ化されたときに出演者が色とりどりのかつらをかぶっていたため幻滅したことを思い出しました。

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    2015年06月05日
  • 感謝知らずの男

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    萩尾望都さん、竹宮恵子さん、名香智子さん、木原敏江さん、山岸凉子さん、森脇真末味さん、花とゆめ、LaLa、プチフラワーを踏まえてから、いわゆるオリジナルJUNE漫画系を手に取り、現在のリアルBLで舞い戻る、と言う段階を踏んでいる私ら世代は恵まれてるんじゃなかろうか。悶々としている思春期に、ど真ん中ド直球描写ではなく、匂い立つもので悶々さに拍車をかけて想像力を豊かにして貰い、割と肝が座ってくる大人になってからBLを与えられると言うのは。思春期でいきなりBLが目の前にあるのは幸運のようでそうじゃないかもなぁ、見えそうで見えない、判りそうで判らない所を想像力爆発させる、と言う経験はさせて貰えてないか

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    2015年05月23日
  • スター・レッド

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    文句なしに面白い。30年以上前に初めて読んだ時は、ラストに物足りなさを覚えたが、今回読み直して納得できた。

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    2019年08月04日