萩尾望都のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
雑誌での連載から、とても待ち遠しかったコミックスです。まさかの、これこそが春の夢じゃないかと思える続編!表紙イラストも箔押しで、とても美麗です。
40年ぶりのエドガーとアラン。彼らは永遠に生き続けているから、こうして再会できたのだな…と感慨深くなりました。年月を経て幾分顔つきや雰囲気が変わっているものの、やっぱりエドガーとアランだと思える魅力は何ひとつ変わることなくて、もう胸いっぱいです…!
年代設定が後日談ではなく1940年代のイギリスとなっていて、ここにまたひとつ先生の描きたかったテーマがあるんだなと期待度満点に。
ドイツから戦火を逃れてやって来た少女たちとエドガーの出会いから始まるストーリー。
新たな永遠の生命を持つキャラが登場していたり、キングポーが大々的に登場していたりと興味が尽きない展開でした。怖かったのがクロエですね。エドガーから生気を吸い取って、ベタベタさわってけしからんと思ってたけど、今後モンスター化して再登場しそう…!
ファルカの方の一族が今後どんな影響を及ぼしていくのかも楽しみです。
ブランカがあんな激動の運命をたどるとは思いもよらなくて、胸がしめつけられました。ファルカと共に幸せになって欲しいですが…
小鳥の巣までの間に何があったのかと、今後の展開を色々妄想中です。
続編を読めたことは本当に奇跡のようで幸せです。続きも楽しみ。 -
購入済み
考えさせられる面白さ
一冊にこれだけの内容を詰め込めるなんて萩尾望都さんって天才!
とても重たい内容で色々考えさせられるけど、あちこちに青春のキラキラと甘酸っぱさがあって、最後に私も一緒に救われた気がした。
人生には必ず別れがあるという当たり前の事を、忘れて過ごしている事に今、自分がどれ程幸せの中にいるのか気付かされた。
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Posted by ブクログ
久々の萩尾望都さんの作品!
ここではない★どこか連作集
良かった。久しぶりに萩尾ワールドに浸りました。人間関係の不思議な縁や、不可思議な現象、小さな細やかな事をとても大切にする、その人の人生の中で誰かに言われた何気ない一言を大切に覚えていたり。。
サバサバして雑然と過ぎていってしまう日々のような気がするけど、こーゆー事に敏感なままでいたいと思わせてくれた。
「人の縁というのは業なんだよ」
今日とてもびっくりで衝撃的で、下手したら人生ひっくり返ってたんじゃ…いやひっくり返るんじゃ?!と思った出会いがあったので…。業か…、、と思うと腑に落ちる部分も。。
「最後に会いたい人は誰ですか?」
私は母だなと思いました。何故だか視界がぼやけて涙で目が潤んでしまいました。母とは子供の頃関係がうまくいってなかったのですが、今は和解してとても大切な人になっています。それを骨身に感じる事が昨日あったばかりなので、この問に関してこの答えが出て涙ぐんだ事がとても不思議です。
今日出会う本だったんだろうなぁ。
先週の木曜日に同じ本を買おうとしたけど、そそられなくて他の本を買いました。今日たまたまこの本と再開し、同時に他の本も入れて三冊購入したのに、何故かこれを選んで読みました。不思議だなぁ……。。
不思議な力がある本なのかも。。 -
購入済み
☆もし会えたら♪。。。☆
エドガーが生きていていたら、いっしょにイギリスやフランスやドイツの古城やバラだらけの家を泊まり歩きたい。英語が堪能じゃなくちゃダメかな?。。。☆
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Posted by ブクログ
初期短編7作を収録しています。
「11月のギムナジウム」は、『トーマの心臓』の別一つのヴァージョンというべきストーリーで、ヒュールリンのギムナジウムに、トーマ・シューベルとそっくりのエーリク・ニーリッツという少年が転入してくる話です。生き別れになったきょうだいという、著者が繰り返し描くテーマに沿って構成されており、『トーマの心臓』に比べると登場人物たちの心情の描写が若干粗い印象もありますが、短編らしくぴりっとまとまった作品です。
「秋の旅」は、ヨハン・シェスターという少年が、両親の離婚によって離れ離れになってしまった父親のモリッツ・クラインの家を訪ねる話。「塔のある家」は、マチルダという少女が、塔のある家でフォーラ、ビビ、デデという3人の妖精に出会う話。
「もうひとつの恋」は、本書の中ではもっともコミカルなストーリーです。明日結婚式をあげるはずのジョゼフィン・ニースは、交通事故で死んでしまいます。しかし、どうしても結婚式に出たいという思いを断ち切れない彼女は、弟のジョンバインの身体に入り込み、結婚式を強行しますが、やがてジョンバインが意識を取り戻し、大騒動となってしまいます。
「かわいそうなママ」は、別れてしまったかつての恋人のことを思い続けていたエスタ・ボストンが死亡し、報せを受けて恋人だったマーティン・シーフレイクが訪ねてきます。そこで彼は、エスタの息子のティモシーから、エスタがどんな毎日を送っていたのかを聞かされることになります。
「白き森白木少年の笛」は、11年前に森の中の井戸に落ちて命を落としたエドワード・フォスターという少年の幽霊が、マリアという少女の前に現われる話です。「セーラ・ヒルの聖夜」は、幼い頃に互いに離れ離れになって育ったキャロン・ダーリングとクリス・ライバーの双子のきょうだいが、セーラ・ヒルで再会する話です。
いずれも短編なので、ストーリーの展開の中で登場人物の心が揺れ動いていくというよりも、初めからキャラクターが設定されているという印象はありますが、それだけにかえって著者の描こうとしているテーマが明確になっているように感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ他3編の短編もそりゃあ素晴らしいのですがオスカー厨なのであえて訪問者の感想です!
この話のなにが一番の救いって、あくまでトーマの心臓って物語が未来にあることを前提として訪問者って話が作られたことだと思います。親から与えられるべき当たり前の愛を得られなかったオスカーが、それでも自分以外の他人を許し受け入れ愛することができた、それがトーマの心臓におけるオスカーの姿なんだもんね…許される子供になれなかった子が一人の人間を許し愛せるようになったという…
最後のページのユーリの姿がたぶんオスカー視点なのだと思うけどあまりにも眩しくて…ユーリにとっての愛という救いをもたらした天使はトーマとエーリクだったのだろうけどオスカーにとってのその意味での天使は紛れもなくユーリだったのだなって…大丈夫、っていう何も知らない故の美しくて優しい言葉がどれだけそのときのオスカーの心に染み込んだことでしょうか -
購入済み
面白かったです
雑誌連載の時に細切れに読んだため全く話が解らず、そのままスルーしていたのですが、まとめて読むと予想外に「面白かった!」です。
どれだけ引き出しあるんだろう…と半ば驚きながら読み進めました。
一旦筆を置きかけたとどこかで読みましたが、まだまだ発想ある限り描き続けてほしいと改めて思いました。