萩尾望都のレビュー一覧

  • ポーの一族 ~春の夢~

    購入済み

    残酷で美しい夢物語

    「ポーの一族」を読んでいなくても、充分楽しめる一冊。人間の朗らかさも醜さも、"一族"として現世に生きる心の機微も濃縮されて描かれている。夢幻と現実の苦悩がないまぜになって、読者の胸に訴えかける。萩尾望都らしい世界観が味わえる。

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    2019年11月25日
  • ポーの一族 ユニコーン

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     アランをうしなった後のエドガーと、アランを取り戻す方法を知っているというバリー。
     そして、一族の根源の話が語られる。

     根底にあるのは、アランの無垢(イノセント)なのだろう。
     エドガーもバリーも、アランにそれを求め、そしてそれが自分の中にあることを望む。
     
     いや、二人とも、大事なものを失い、その代わりとしてのアランなのか。

     ともあれ、根源は太古にあり、壮大な物語になりそうなんだけど、そうなっていった時、エドガーは主人公であり続けることができるのか?
     むしろ、それが心配。
     
     昔の恋人(ヴァンパイア)と再会する話が地味に好き。
     同じ時間を刻めないことは、どうしようもなく切ない。


     やっぱり、読んでよかった。
     うん。
     ポーの新作が読めて、本当に、本当によかった。

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    2019年11月22日
  • ポーの一族 ~春の夢~

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     40年ぶりのポーの一族の新刊。

     もーさまは、絵柄が色々と変わっている。
     エディスの時で、正直ちょっとなってなっていた。なので、まぁ自分の幻想をぶち壊すこともあるまいと、傍観をきめこんでいたのだが…。

     
     もーさまが生きてるこの時代に生まれてよかったよ。
     ポーの新作読めて、本当によかったよお。

     やっぱり、もーさまは偉大なのである。

     第二次世界大戦中のイギリスの島で、エドガーとアランは、ドイツから来た姉弟と出会う。
     
     エドガーたちも、ただ二人だけで生きているわけではない。
     ヴァンパイアのコニュミティが存在し、その中で利用したりされたりしている。
     なんというか、年を経たからこそ、人は一人では生きていけないということが、その意味がわかる。
     そういうことが、強くでていると思う。
     と、同時に哀れも感じる。
     過去作品では、それこそ幻想の中でだけ生きていたエドガーたちが、そこのままにはいられないこと、時代が幻想をそのままにはさせてくれていないことを実感するのである。
     
     ビアンカのような少女を描かせたら、本当に上手いなと思います。
     下着のシーンで赤面するところとか、暴力と恐怖で落ちていく表情とか、胸が痛かった。

     …昔は、いらっとしたアランの我儘っぷりが、今じゃむしろ安堵の対象であるって、自分が年食ったのを実感したよぉ。

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    2019年11月22日
  • 海のアリア 1

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    スターレッドを思い起こすような

     ン十年来、ポーの一族連載の頃から萩尾元先生のファンです。スターレッドを思い起こすような独特のSF感、いいですねえ。続きが気になります。

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    2019年11月15日
  • ポーの一族 ユニコーン

    購入済み

    美しい!

    やっぱりエドガーとアランは美しいまま!久々にファルカも見れてとっても良かった!
    久々に全てを読み返してからもう一度読んでみるのがおすすめ!!萩尾望都ワールドに久々に触れて心がフワーっとする不思議な感覚だった。1冊読み終えて再び読むのに倍の時間をかけて読める、何度でも楽しめる作品です。

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    2019年11月15日
  • A―A’

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    萩尾望都『A-A’』読んだ。

    読み終わりたくなかった。
    SF多めの作品集。

    “一角獣種”に関する物語が3作品収録。
    (表題作A-A’と、その続編4/4と、X+Y)

    あと「ユニコーンの夢」と、「6月の声」、「きみは美しい瞳」。

    私が古本屋で手に入れたこれ、想定ってかカバーが違うんだよな。通常と。


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    一角獣種という神秘的な種族を描いてるが、物語の中ではアクセント的な役割。この必要だけど重要かといわれると難しいバランスを保てるのスゴイと思う。

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    一番好きなのは「きみは美しい瞳」。夢鳥というキャラクターを通して、主人公等の想いが描かれ、自分の心と向き合ったり自分に絶望したりする。主人公のハプトが攻撃的なのは、傷つきやすいからなのだなと。整合性。
    そして美しいものは更に遠く、この物語のラストに相応しい。これしかないと思える。

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    2019年11月11日
  • ポーの一族 ユニコーン

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    ネタバレ

    トリックスター、バリー・ツイスト登場。
    時を超え、場所を変えて、エドガーとアランに関わり続け、ポーの一族のルーツ、ヴァンパイヤの生態が解き明かされていく。
    旧作はロマンはあったけど、あまり歴史や特殊能力について語られることがなかったと思う。
    読者の成長に合わせ、作品の内容も変化している。
    大人になった私には新作の方が面白いですね。

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    2019年08月24日
  • ポーの一族 ユニコーン

    購入済み

    星1000!!

    興奮した!!!リアルタイム読者ではないけれど、中学生の時にポーの一族を読んで衝撃を受けた時の気持ちが蘇ったわ。春の夢でエディス後にもエドガーは存在しているのだと確信。そしてこの作品でエドガー復活!!!!完全復活!!!!スマホの時代にエドガーがいるなんて感涙!
    春の夢から、アランが可愛くて仕方ない。猫のように軽やかでワガママで甘えん坊で臆病。この可愛いアランの復活が今回の課題だ。エドガーはアランの復活のために、大老ポーを敵と狙うダイモンと呼ばれる男と行動を共にする。
    春の夢から、ポーの一族以外の一族の存在や空間移動の能力などが明かされていたけれど、このユニコーンで更なる事実が明らかになる。

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    2019年08月12日
  • ポーの一族 ユニコーン

    購入済み

    読み終えた後、ずっとアランのことばかり考えています。

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    2019年08月11日
  • ポーの一族 ユニコーン

    購入済み

    ときをこえて

    エドガーとアランが戻ってきた
    このファンタジーな世界観が損なわれずにまた読めるとは!
    何があったのかこの続きが気になって仕方ない

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    2019年08月03日
  • ポーの一族 ユニコーン

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    ユニコーンの意味にびっくり。
    まさか、そういうことだったとは。
    ポーの一族って、本当に気をそらさない。
    あの人の過去はあまりにも衝撃。
    エドガーやアランと、今後も関わってくるよね。
    続きが気になって仕方がない。

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    2019年07月24日
  • 萩尾望都-愛の宝石-

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     2012年のクリスマスイヴ、自分へのプレゼントに買う。
     
     恋という主題で編まれたアンソロジー。メインは『ゴールデンライラック』だろう。
     最も愛する短編『オー マイ ケセィラ セラ』が選ばれたのは嬉しい。何せ初読時は「なぜ現実の世の中も、世に棲む人の心も醜いのだろう?」と、作品とのギャップに悩み、死にたくなった。……中学生としか言いようがない。
     余談:132頁2コマ目、少女の台詞「オールディスが もっと好きよ」は、雑誌掲載時「オールディヌ」と誤植されていた。
     
     カラー頁が再現されているのはよい。雑誌掲載時はさして有難味を感じない2色カラーも、上質紙に印刷されたら「こんなに美しいのか!」と瞠目してしまう。特に224頁のヴィクトーリア。
     付録冊子『モーさま世界をいく!』も愉しい。
     
     所属する mixi 萩尾望都コミュで『まんがABC』が話題になり、月刊連載版の方が5回分だけ収録された本書をひもとく。その勢いで再読す。

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    2019年07月23日
  • ポーの一族 ユニコーン

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    ネタバレ

     単行本で読み返し、雑誌連載では気づかなかったことに気づく。

     110ページ1~2コマ目、エドガーの台詞
    「誰かから… 気をもらったのかっ!? …ひたいが光ってる…! 角みたいに」

     ここは旧約聖書「出エジプト記」のモーゼを意識しているのではないか。
     シナイ山から下りたモーゼの顔は光を放っていた。この「光」をツノと解釈する説もあり、ミケランジェロのモーゼ像はそちらを採っている。

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    2019年07月19日
  • ポーの一族 ユニコーン

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    読み終わって、一言。

    続きは!? 

    エドガーはアランを取り戻せるのか、そしてバリーの存在とは? 謎だらけで先が気になります。

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    2019年07月15日
  • ポーの一族 ユニコーン

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    古参のファンには、リアルタイムに『ポーの一族』の連載が追えることが一つの奇跡だな、と思う。そしてこの1冊の中のストーリーの重厚さ、作画の丁寧さはありがたい限り。新連載では、アランやエドガーの、少年のまま時が止まっていることがもたらす異様さは勿論だが、吸血鬼としての特殊性も全面に押し出されてこれがまた面白いのだ。

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    2019年07月12日
  • ポーの一族 ユニコーン

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    ネタバレ

    2016年のミュンヘンに現れたエドガーと、同族(ポー)の者ども、そして前巻から続投のファルカら異種族の仲間たちも入り乱れる新シリーズの登場人物。まさかスマホの時代にいるエドガーを見られるとは、初めてオリジナルを読んだ高校生の頃には思いもよらず。特に現代パートでは綺麗ごとではない妖魔としての彼らの側面も強調されており、「こんなエドガーは嫌だ」と思う一方で、現代のエドガーが気力を取り戻すきっかけを見て「ああ、やっぱりそれでこそエドガーだ」とホッとしたりもしていました。
    本巻の新キャラクターは今後の展開の鍵を握っていると思われますが、ある程度秘密が解き明かされつつもまだまだ謎の多い存在でもあります。
    新生『ポーの一族』。昔の望都先生が生み出した物語であると同時に、今の望都先生でなければ描き得なかった物語でもあると思いますので、今後物語として紡ぎ出されるであろうエドガーたちの行く末を心待ちにしています。

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    2019年07月12日
  • ポーの一族 ユニコーン

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    ネタバレ

    楽しみにしていた「ポーの一族」新シリーズ。
    表紙イラストは、雑誌の表紙も飾った美麗な一枚です。二人のこのポーズと毅然とした眼差しに釘付けです!

    話は「春の夢」を踏まえて、時代を現代にまで進めたり昔へ遡ったりしつつ、「エディス」の結末の先を知りたがるファン心をぐっとわしづかみにしてくるという、とにかくすごい展開でした。
    続きをくっつけて繋げていくとか、そういう安易な手法じゃない描き方。今までの話の流れに、まるで謎解きのように真実を編み込んでいくような描き方で、あらゆる場面を思い起こしながら感慨深くなることばかりでした。

    やっぱり、エディス以降のアランのことが気になる人大多数ですよね?それが今回まず明かされておりました…
    そして、エドガーのその後も。
    「わたしに触れるな」では、2016年ドイツでのエドガーの姿を確認することができます。いてくれて嬉しかったです。しみじみしてしまいました…
    しかしながら、エドガーは約40年想像を絶する状況に身を置いていたんですね…失意と絶望の淵でも、彼はアランのことをずっと忘れずに守り続けていたからこそ、こうして地の底から這い上がることができたんですね。

    「ホフマンの舟歌」は1958年のベネチアが舞台。新しい登場人物で、キーマンでもある「バリー」の存在がとても大きいです。後々アランを蘇らせることができるとエドガーを誘う彼ですが、この時からずっとアランに執着していて、とても気になります。
    ルチオの一族とか、ファルカとブランカとか、他にも気になりすぎる人達が登場していて興味深かったです。ベネチアンマスクのエドガーとアランがかわいくて~!
    大好きなベネチアの雰囲気があふれるように伝わってくる中での、不穏な展開がたまらなかったです。

    「バリー・ツイストが逃げた」は1975年のロンドンが舞台で、二人の服装はまるでメリー・ポピンズのバートみたいで素敵でした。
    ちょうど「エディス」の頃の話なのです!クロエが登場していてまたかよと思ったんですが(笑)、彼女がポーの一族の歴史と秘密を明かしてくれました。こわい…地下に眠るイケメンとか…
    そのフォンティーンに溺愛されていたのがバリーで、彼はポーの一族に復讐しようと思っているに違いなくて、そんな彼にロックオンされていたアランがとても心配だったけど、結局エディスの惨事にみまわれてしまったわけですね…
    バリーの本名を唯一知っている時点で、アランが最強だったと思われるんですが。

    「ユニコーン」がひとまず終わって、雑誌では「秘密の花園」でランプトンに戻ってる~!!
    これはもうずっとずっと永遠に追わずにはいられない物語確定ですね。先生には感謝しかないです。続編が楽しみです!

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    2019年07月11日
  • 11人いる!

    Posted by ブクログ

    昔読んだ本の中に、萩尾望都さんの漫画を読んで、漫画家になることをあきらめたという一文があったのを覚えていて、いつか読んでみたいとずっと思っていた。そんなにすごい漫画家なのか?と思いつつ数ある作品の中から本書を選んでみた。
    絵の雰囲気は、嫌いではないし、物語にも引き込まれる。本書は座敷童風なお話を宇宙船の閉ざされた世界で展開する傑作SF作品だ。
    ほかの作品も読んでみたくなった。「ポーの一族」という作品がなぜか気になっている。エドガー・アラン・ポーを思い浮かべるので、ミステリアスな物語なのだろうか?とか、恐怖を喚起するような話だろうか?とか、勝手に想像を膨らませてしまう。

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    2019年05月15日
  • 11人いる!

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    原作漫画を読まずに、小学生の時アニメ映画を観て
    そして大人になってからまた映画を観たけど
    今更漫画を読んだ。
    映画の方は本当に今観ても色褪せない最高の出来なんだけど
    「続・11人いる!」
    これもぜひとも映画化してほしいくらいに最高すぎる
    なんで今までま読まなかったのか反省中
    大人にこそ読んでほしい

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    2019年03月07日
  • ネオ寄生獣

    購入済み

    素晴らしいトリビュート!

    どれも面白かったけど特に太田さんと熊倉さんのが面白かった。
    どの作家さんの作品からも愛を感じました。買ってよかったです!

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    2018年12月09日