萩尾望都のレビュー一覧
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残酷で美しい夢物語
「ポーの一族」を読んでいなくても、充分楽しめる一冊。人間の朗らかさも醜さも、"一族"として現世に生きる心の機微も濃縮されて描かれている。夢幻と現実の苦悩がないまぜになって、読者の胸に訴えかける。萩尾望都らしい世界観が味わえる。
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アランをうしなった後のエドガーと、アランを取り戻す方法を知っているというバリー。
そして、一族の根源の話が語られる。
根底にあるのは、アランの無垢(イノセント)なのだろう。
エドガーもバリーも、アランにそれを求め、そしてそれが自分の中にあることを望む。
いや、二人とも、大事なものを失い、その代わりとしてのアランなのか。
ともあれ、根源は太古にあり、壮大な物語になりそうなんだけど、そうなっていった時、エドガーは主人公であり続けることができるのか?
むしろ、それが心配。
昔の恋人(ヴァンパイア)と再会する話が地味に好き。
同じ時間を刻めないことは、どうしようもなく切な -
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40年ぶりのポーの一族の新刊。
もーさまは、絵柄が色々と変わっている。
エディスの時で、正直ちょっとなってなっていた。なので、まぁ自分の幻想をぶち壊すこともあるまいと、傍観をきめこんでいたのだが…。
もーさまが生きてるこの時代に生まれてよかったよ。
ポーの新作読めて、本当によかったよお。
やっぱり、もーさまは偉大なのである。
第二次世界大戦中のイギリスの島で、エドガーとアランは、ドイツから来た姉弟と出会う。
エドガーたちも、ただ二人だけで生きているわけではない。
ヴァンパイアのコニュミティが存在し、その中で利用したりされたりしている。
なんというか、年を経た -
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スターレッドを思い起こすような
ン十年来、ポーの一族連載の頃から萩尾元先生のファンです。スターレッドを思い起こすような独特のSF感、いいですねえ。続きが気になります。
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美しい!
やっぱりエドガーとアランは美しいまま!久々にファルカも見れてとっても良かった!
久々に全てを読み返してからもう一度読んでみるのがおすすめ!!萩尾望都ワールドに久々に触れて心がフワーっとする不思議な感覚だった。1冊読み終えて再び読むのに倍の時間をかけて読める、何度でも楽しめる作品です。 -
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萩尾望都『A-A’』読んだ。
読み終わりたくなかった。
SF多めの作品集。
“一角獣種”に関する物語が3作品収録。
(表題作A-A’と、その続編4/4と、X+Y)
あと「ユニコーンの夢」と、「6月の声」、「きみは美しい瞳」。
私が古本屋で手に入れたこれ、想定ってかカバーが違うんだよな。通常と。
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一角獣種という神秘的な種族を描いてるが、物語の中ではアクセント的な役割。この必要だけど重要かといわれると難しいバランスを保てるのスゴイと思う。
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星1000!!
興奮した!!!リアルタイム読者ではないけれど、中学生の時にポーの一族を読んで衝撃を受けた時の気持ちが蘇ったわ。春の夢でエディス後にもエドガーは存在しているのだと確信。そしてこの作品でエドガー復活!!!!完全復活!!!!スマホの時代にエドガーがいるなんて感涙!
春の夢から、アランが可愛くて仕方ない。猫のように軽やかでワガママで甘えん坊で臆病。この可愛いアランの復活が今回の課題だ。エドガーはアランの復活のために、大老ポーを敵と狙うダイモンと呼ばれる男と行動を共にする。
春の夢から、ポーの一族以外の一族の存在や空間移動の能力などが明かされていたけれど、このユニコーンで更なる事実が明らかになる。
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2012年のクリスマスイヴ、自分へのプレゼントに買う。
恋という主題で編まれたアンソロジー。メインは『ゴールデンライラック』だろう。
最も愛する短編『オー マイ ケセィラ セラ』が選ばれたのは嬉しい。何せ初読時は「なぜ現実の世の中も、世に棲む人の心も醜いのだろう?」と、作品とのギャップに悩み、死にたくなった。……中学生としか言いようがない。
余談:132頁2コマ目、少女の台詞「オールディスが もっと好きよ」は、雑誌掲載時「オールディヌ」と誤植されていた。
カラー頁が再現されているのはよい。雑誌掲載時はさして有難味を感じない2色カラーも、上質紙に印刷されたら「こんなに美しいのか -
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ネタバレ2016年のミュンヘンに現れたエドガーと、同族(ポー)の者ども、そして前巻から続投のファルカら異種族の仲間たちも入り乱れる新シリーズの登場人物。まさかスマホの時代にいるエドガーを見られるとは、初めてオリジナルを読んだ高校生の頃には思いもよらず。特に現代パートでは綺麗ごとではない妖魔としての彼らの側面も強調されており、「こんなエドガーは嫌だ」と思う一方で、現代のエドガーが気力を取り戻すきっかけを見て「ああ、やっぱりそれでこそエドガーだ」とホッとしたりもしていました。
本巻の新キャラクターは今後の展開の鍵を握っていると思われますが、ある程度秘密が解き明かされつつもまだまだ謎の多い存在でもあります。 -
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ネタバレ楽しみにしていた「ポーの一族」新シリーズ。
表紙イラストは、雑誌の表紙も飾った美麗な一枚です。二人のこのポーズと毅然とした眼差しに釘付けです!
話は「春の夢」を踏まえて、時代を現代にまで進めたり昔へ遡ったりしつつ、「エディス」の結末の先を知りたがるファン心をぐっとわしづかみにしてくるという、とにかくすごい展開でした。
続きをくっつけて繋げていくとか、そういう安易な手法じゃない描き方。今までの話の流れに、まるで謎解きのように真実を編み込んでいくような描き方で、あらゆる場面を思い起こしながら感慨深くなることばかりでした。
やっぱり、エディス以降のアランのことが気になる人大多数ですよね?それが今 -
Posted by ブクログ
昔読んだ本の中に、萩尾望都さんの漫画を読んで、漫画家になることをあきらめたという一文があったのを覚えていて、いつか読んでみたいとずっと思っていた。そんなにすごい漫画家なのか?と思いつつ数ある作品の中から本書を選んでみた。
絵の雰囲気は、嫌いではないし、物語にも引き込まれる。本書は座敷童風なお話を宇宙船の閉ざされた世界で展開する傑作SF作品だ。
ほかの作品も読んでみたくなった。「ポーの一族」という作品がなぜか気になっている。エドガー・アラン・ポーを思い浮かべるので、ミステリアスな物語なのだろうか?とか、恐怖を喚起するような話だろうか?とか、勝手に想像を膨らませてしまう。