萩尾望都のレビュー一覧

  • スター・レッド

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    35年くらい前の本じゃないかしら・・・。

    あの時代にこの完成度。 素晴らしい舞台背景・・。 秩序の中に切なさが垣間見えて・・。  「少女漫画」の枠を超えた、わたしの中の金字塔です。

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    2012年09月26日
  • 半神

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    題作「半神」のみについて。永井均の『マンガは哲学する』に書かれたあらすじだけで泣き、もしかしたら元を読まない方がいいんじゃないかとも思ったのですがどうしても読みたくなって読みました。
    で、結局は構成・演出を中心に読み切ってしまったのですが本当に素晴らしい。読後、当時のノートに写し書きした覚えがあります。
    素晴らしい!16ページの奇跡。

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    2012年08月24日
  • 感謝知らずの男

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    不潔恐怖症の兄と不眠症の主人公レヴィが軸になって物語が展開する。表題作も秀作だが、『狂おしい月星』は帰らない青春のひとときを描いた佳作。若い人にぜひ読んでほしい。

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    2012年08月15日
  • 半神

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    ネタバレ

    たった16ページでここまで感情を揺さぶられるとは思いませんでした。
    短編集なのですが、ハードSFを題材にした作品も多い中、表題作はひときわ違った光を放っていると思います。

    最後の作品、「金曜の夜の集会」が一番好きな作品です。
    最初と最後の作品だけでも読んでみてください。

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    2012年07月15日
  • イグアナの娘

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    ネタバレ

    ずっと昔に読んだ『イグアナの娘』が懐かしくて手にとってみたのだけど、他の作品の方が印象に残ってしまった。
    特に中年主婦のアバンチュールへの迷いを描いた『午後の日差し』が、あんなに家族への優しい眼差しに溢れたラストを迎えるとは思わなくてインパクト大だった。
    主婦の気持ちまで汲み取る作品まで上手だとは感服せざるを得ない。

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    2012年05月14日
  • スター・レッド

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    宇宙という広い世界の話、何年にもわたる人間の話、それぞれの登場人物個人の話、どれも良い感じに深くて考えさせられて、希望が持てたり切なかったり。

    最後は希望があるような感じだけど、エルグのことを思うと切なくなる話だった。

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    2012年05月01日
  • 半神

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    短編コミックにして完成度高すぎ。

    どこにでもあるありふれた人の価値観、その残酷さを突きつけられる。

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    2012年03月22日
  • 訪問者

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    誰かに萩尾望都の漫画を1冊貸してと言われたら、この文庫を貸すと決めている。
    萩尾さんの漫画のモノローグには印象的なものが多いと思うけれど、中でも「訪問者」のオスカーのモノローグを思い返すことが多い。

    ”あの家のなしの花もいまは満開だろうね”

    何ともいえませんな・・・。

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    2012年03月20日
  • 残酷な神が支配する 1

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    初めて読んだ時は衝撃的過ぎてまともな感想も持てなかった。改めて読み返してみて、何かこの感じ知ってる、と思ったら「トーマの心臓」だった。愛の残酷。愛の許し。愛の救い。萩尾先生は残酷を以て愛を語り得る神さまみたいなひとだ。

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    2012年03月06日
  • イグアナの娘

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    読んで何回も泣いてしまう。自分ですら分からない心の澱や葛藤をイグアナや炊飯器などで象徴させて浮かび上がらせる、天才。そんな傑作がいくつも詰まった短編集。

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    2012年02月27日
  • スター・レッド

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    少女漫画の域も時間をも超える名作。名作は何十年経っても色褪せない。文庫持ってるけど、大きい絵でも見たい。

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    2012年02月27日
  • ポーの一族 1

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    自分のなかで超越した存在。このシリーズに出会って、人生が変わりました。とびとびに週コミで読みはじめたのは小学校のころだったと記憶します。

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    2012年02月22日
  • 残酷な神が支配する 10

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    ネタバレ

    神ってなんなのかな?と考えます。
    自分が創った神の存在にときに救われ、ときに傷つけられる。愛に似ている。
    罪は何度も蘇り、常に傍らにある。そして裁かれるのを待っている。裁くことができるのは愛する者だけだ。
    スター・レッドでも主人公を産みなおすのは元々男性だった人だけれど、何か意味があるのだろうか。

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    2012年11月18日
  • メッシュ 1

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    この頃の絵が好き。柔らかい線なのに冷たいような、硬いのに暖かいような、不思議な印象を受ける。プチフラワーを買い始めたときには、すでに連載が始まっていたんじゃないかな。最初は、短編なのか長編なのかわからず、絵を楽しむ程度だったけれど、単行本になって、ようやくまとめて読めるようになって面白さにあらためて気付いた。

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    2011年11月04日
  • 残酷な神が支配する 1

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    しばらく漫画から離れていた頃に出た作品で買っていなかったけれど、萩尾作品が読みたいという人があり何冊か貸すことになったときに、このタイトルもご指名だったので、いい機会だからと内容も知らずに全巻大人買いしてきたもの。貸す前に自分でも読んでおこうと、ページを開いて焦った。ちょっと人に貸すには激しすぎる。と、思いつつ、自分はしっかり堪能。返されてきてすぐに再読。はぁ〜

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    2011年11月04日
  • 半神

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    短編のストーリー漫画の傑作。秀逸作品。
    表題作はまさに絶品。
    マンガという世界で描いた文学作品といえる。
    短編では一番好きな作品。
    ラストシーンは胸に迫るものがある。

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    2011年10月24日
  • 残酷な神が支配する 4

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    1巻から夢中になって読みました。1巻2巻はあまりにもジェルミがかわいそうで、辛くなったほどですが、この4巻から一気に展開が加速します。 驚愕の事実も発覚し、どうなってしまうのか!?続きが気になります。

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    2011年10月10日
  • 残酷な神が支配する 1

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    痛い、苦しい、つらい、美しい。
    それでも、あの断崖へかえらずにはいられない。

    私の漫画人生の転換期。

    追記(20130116)
    読む度に新しい痛みを、新しい愛を見付けてしまう。

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    2013年01月16日
  • バルバラ異界 1

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    読み始めた時は、それぞれ別の話がどう繋がっているのかわからなくて「?」ってなったけど、読み進めていくうちに「!」にかわっていった。そうなるととても読みやすくなって後半はもう一気に読んだ。
    読むのにとても集中力がいるので、疲れるけど、かなり読み応えのある話でした。

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    2011年09月04日
  • ローマへの道

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    萩尾さんの漫画どれも好きですが、バレエ漫画、ほんとに好きすぎて。表題の作品は、マリオという主人公のバレエ団での葛藤が描かれてます。厳しい世界ですね、バレエって・・・。共感とは違いますが、マリオの心が手に取るようにわかるというか、内面の描写が秀逸。何度でも読み返したい漫画です。

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    2011年08月23日