萩尾望都のレビュー一覧

  • バルバラ異界 4

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    2005年10月20日初版第1刷発行
    2007年2月25日第3刷発行
    渡会は息子のキリヤを助けようとして、逆に永遠に失ってしまった。行ってしまったキリヤは実の息子ではなく、手元には実の息子が無事に戻ったのに、実はタカだった最初のキリヤを取り戻したいと願った。
    ぼくは葛藤が怖くて…
    手に入らないものはあきらめよう忘れようと思うようにしてきた
    もめごとや苦しみや……
    つらいことから逃げて…
    いまそのツケを払っているんだ
    二度も捨てた息子とようやく真剣に向き合おうと努力した矢先に。
    血の繋がりだけではないんだ、という陳腐な感動も、ハッピーエンドにはしてもらえずもどかしさが残る。上手く言えないけど、こ

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    2013年03月23日
  • バルバラ異界 3

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    2005年1月20日初版第1刷発行
    2006年1月25日第2刷発行
    7年間眠り続け、2052年に2150年の未来の夢を見る青羽、夢に入り込むプロの夢先案内人の渡会、結晶化した心臓を食べることにより記憶を引き継ぐ家系のエズラ。一族が持つ老化の病を治そうとエズラは若返りの薬を作る…
    久しぶりに読んでも興味深い内容だ。

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    2013年03月23日
  • バルバラ異界 2

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    2004年4月20日初版第1刷発行
    2007年1月25日第4刷発行
    萩尾望都のSFはレイ・ブラッドベリのような少年ぽい不思議さやロバート・F・ヤングのような懐かしいロマンがあって好きだが、それに加えて取り返しのつかない寂しさと残酷さというか、強烈な喪失感を伴う甘さが感じられて独特の陶酔感を味わえるので中毒になる。

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    2013年03月23日
  • バルバラ異界 1

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    「最初さらっと読んでしまったが、再読したら全然解釈が違っていた」と家族が言っていたので自分も再読。
    2003年7月20日初版第1刷発行
    2007年2月25日第5刷発行
    6年前に買ったものだろうか。
    家族が別途保管してくれていたので概ね良好な保存状態。

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    2013年03月24日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 1

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    待ちに待ったおもー様の歴史物!わくわくする、ドキドキする!触れてはいけない秘密をのぞき見しているようなスリルがある!続きが絶対読みたくなる!

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    2013年03月17日
  • イグアナの娘

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    ネタバレ

    ドラマ化の際に見て、不思議な作品だと思ったのがきっかけ。書店で見つけて、短編集だったのに驚いた。

    母は娘を愛せない。娘の上に、自分の中に存在する、自分の一部でありながら受け入れることのできなかったなにものかを見てしまうからだ。母はそれを無意識の底に沈めて、そんなものなどなかったようなつもりで生きていた。イグアナの姿をした娘は、実は自分自身だということに、母は気づかない。
    母‐娘という関係は、世代間で連鎖していく。しかし、娘は母の死に際して、気づくのだ。母とのあいだに穿たれた溝の中にあるものに。
    そこに光明がある。

    その他「帰ってくる子」も、心に突き刺さる物語でした。

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    2018年08月17日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 1

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    モト様は、大好きな漫画家。
    SF作品が、特に好き。

    遂に、歴史モノに挑戦!

    しかし、私は、世界史が苦手。
    登場人物の関係がよくわからんヽ(´o`;

    第1巻は、まだ導入部。
    これから、登場人物はまだまだ増えそうだが、面白くなりそう。

    勉強しなきゃ。

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    2013年01月26日
  • マージナル 3

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    終わり方もよかった。これ、「百億の昼と千億の夜」に通じる終わり方かも。でも、「百億…」は原作者が光瀬龍だけど。

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    2013年01月20日
  • マージナル 1

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    マージナルは、所々読んだところもあるけれど、どうも全編通して読んだことはないようだ。この終末が近づいている世界とか閉塞状態にある世界とかってテーマが萩尾作品には良く出てくるけれど、その中で人々がどう行動していくかってのが、それぞれ違っていてすごいな、と思う。

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    2013年01月17日
  • A―A’

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    萩尾望都先生のSFファンタジー短編が入っています。
    少しづつ話は違いますが、「一角獣種」という人工種のキャラクターが絡んでいる話が4編。後は昔のSFファンタジーが2編と別のモノが1編入っています。
    著者の作品を読んでいると本当にその世界に吸い込まれそうになってしまいます。それほど、構成力、ストーリー性が抜群に魅力的。
    トリルの話では「個」として大切にする少年と「種」を存続させることにのみ野望を抱く大人。やられますね、、こういう話は。

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    2013年01月17日
  • 10月の少女たち

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    あ~懐かしさ満載でした。忘れていた名作たちを読めてうれしかった。
    それにしても、あの赤い全集を失ったのは本当に人生1番の損失。

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    2012年12月06日
  • 残酷な神が支配する 1

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    ネタバレ

    萩尾望都の「残酷な神が支配する」全17巻を読んだ

    この「残酷な神が支配する」というタイトルは、アイルランド人イェイツの詩から
    アルヴァレズという人が「自殺の研究」という本に引用したものである。
    それを萩尾氏が読み、タイトルとして10年ほど温めておったとか?

    またこの漫画には「春の祭典」というタイトルと、「残酷な神が支配する」と
    どちらのタイトルを使うか迷ったとか…(?)
    「春の祭典」といえば…
    別名「春の虐殺」と言われたあのバレエ組曲のことだろうか…(?)

    しかし…萩尾氏は、なんという幅広い分野の本を読んでおるんだ。。。。
    ま、だから、彼女の漫画を読むと、頭が腐りそうになるのかもな~(笑

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    2014年02月23日
  • ルルとミミ

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    久しぶりの小学館文庫!これで揃えてるので嬉しい。
    今まで未収録だった名短編「ポーチで少女が小犬と」がとうとうお目見え!
    続いての「モードリン」もぞくぞく。
    「小夜の縫うゆかた」美しい。
    結局全部好き。

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    2012年10月21日
  • 残酷な神が支配する 1

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    寒くなると読みたくなる本。
    開始5分で話の大筋につくというショッキングさ、電車の中で読んでたら驚きのあまり慌てて本を閉じた。
    内容は切ない、どうするすべもなくただ辛い、いったい何時になったら主人公は報われるのかと読んで憂鬱になった。こんな漫画二度と読むもんかと思ったりしたが、最後の最後に全て許せた。
    クリスマスがくる頃また憂鬱なこの本とゆっくりと生暖かい時間を過ごしたい

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    2012年09月29日
  • スター・レッド

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    35年くらい前の本じゃないかしら・・・。

    あの時代にこの完成度。 素晴らしい舞台背景・・。 秩序の中に切なさが垣間見えて・・。  「少女漫画」の枠を超えた、わたしの中の金字塔です。

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    2012年09月26日
  • 春の小川

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    「ここではない どこか」シリーズ第三弾。3冊目となり、登場人物も定まってきた。萩尾望都らしい幻想的な「メッセージ」シリーズとコミカルな恋愛もの、萩尾さんにはちょっと珍しい現代日本の何気ない家族の風景などの短編集。
    山岸凉子さんが「他人の作品で久しぶりに泣いた」と評した表題の『春の小川』はもちろん素晴らしい。
    けれど、15年ぶりに新しい命を授かる夫婦の揺れを描いた『百合もバラも』の美しさと言ったら、…。

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    2012年09月20日
  • 半神

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    題作「半神」のみについて。永井均の『マンガは哲学する』に書かれたあらすじだけで泣き、もしかしたら元を読まない方がいいんじゃないかとも思ったのですがどうしても読みたくなって読みました。
    で、結局は構成・演出を中心に読み切ってしまったのですが本当に素晴らしい。読後、当時のノートに写し書きした覚えがあります。
    素晴らしい!16ページの奇跡。

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    2012年08月24日
  • 感謝知らずの男

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    不潔恐怖症の兄と不眠症の主人公レヴィが軸になって物語が展開する。表題作も秀作だが、『狂おしい月星』は帰らない青春のひとときを描いた佳作。若い人にぜひ読んでほしい。

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    2012年08月15日
  • 半神

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    ネタバレ

    たった16ページでここまで感情を揺さぶられるとは思いませんでした。
    短編集なのですが、ハードSFを題材にした作品も多い中、表題作はひときわ違った光を放っていると思います。

    最後の作品、「金曜の夜の集会」が一番好きな作品です。
    最初と最後の作品だけでも読んでみてください。

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    2012年07月15日
  • イグアナの娘

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    ネタバレ

    ずっと昔に読んだ『イグアナの娘』が懐かしくて手にとってみたのだけど、他の作品の方が印象に残ってしまった。
    特に中年主婦のアバンチュールへの迷いを描いた『午後の日差し』が、あんなに家族への優しい眼差しに溢れたラストを迎えるとは思わなくてインパクト大だった。
    主婦の気持ちまで汲み取る作品まで上手だとは感服せざるを得ない。

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    2012年05月14日