【感想・ネタバレ】感謝知らずの男のレビュー

あらすじ

不眠症に悩むダンサーのレヴィ。安らぎを求めて引っ越した先の隣人は!? ナイーブな青年の内面を描いた人気傑作シリーズ。

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Posted by ブクログ

萩尾望都さん、竹宮恵子さん、名香智子さん、木原敏江さん、山岸凉子さん、森脇真末味さん、花とゆめ、LaLa、プチフラワーを踏まえてから、いわゆるオリジナルJUNE漫画系を手に取り、現在のリアルBLで舞い戻る、と言う段階を踏んでいる私ら世代は恵まれてるんじゃなかろうか。悶々としている思春期に、ど真ん中ド直球描写ではなく、匂い立つもので悶々さに拍車をかけて想像力を豊かにして貰い、割と肝が座ってくる大人になってからBLを与えられると言うのは。思春期でいきなりBLが目の前にあるのは幸運のようでそうじゃないかもなぁ、見えそうで見えない、判りそうで判らない所を想像力爆発させる、と言う経験はさせて貰えてないかもしれんね。豊潤に与えられると感覚は鈍麻する、それは自分の肉体に欲するがままにジャンクフードを与え続けて肥え太るのに似ている。溜まってしまう脂肪は「余分」でしかない。人は飢えているくらいが丁度いいと思う。摂取しても捨てる選択肢を持つ、食べたら食べ多分運動すればいい、と言うのに似てはいまいか。
主人公のレヴィの存在感そのものが今で言うところのBLなのである。カップリングの塩梅や、シチュエーションではなく、人物そのものが…

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2015年05月23日

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不潔恐怖症の兄と不眠症の主人公レヴィが軸になって物語が展開する。表題作も秀作だが、『狂おしい月星』は帰らない青春のひとときを描いた佳作。若い人にぜひ読んでほしい。

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2012年08月15日

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萩尾先生の漫画は上手すぎて読んで満足しながらもいろいろ考えるけど、でもそんなことはとうにファンによって語り尽くされているはずで…
とか思ってしまいますが、感想だけ。
「ローマへの道」から続くバレエ連作で、本作は不潔恐怖症の兄を持つ少年、レヴィの内的成長を淡々と綴っています。
もちろん読み応えはあるし、心理描写のリアルさに舌を巻きます。
一番好きなのは「海賊と姫君」
昔のパートナーを神様のように完璧だと神聖化し、影を追い求めてしまう少女を、たらしの大人が格好悪くもなりふり構わず必死に口説き落とす話。
最後に少女が言う
「なんで欠点だらけの人を好きになったのかしら」
という科白がおかしい。

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2010年08月04日

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萩尾さんのバレエ漫画は、バレエ漫画でもコテコテしてなくて読みやすい。
確固たる画力に裏づけされた迫力というか、説得力がある。

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2009年10月07日

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バレエ
ローマへの道にも出てた、レヴィが主役。...って色んな書評を見ると必ず書いてあるので、私も書いてみた。

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2009年10月04日

ネタバレ 購入済み

少年の成長

いろいろ抱えたバレエダンサーの少年が大人に成長していく過程がほろ苦くも微笑ましくも描かれる。
最後の物語ではチョイ役になっているけれどw
そこにバレエダンサー達の物語性を感じた。

#切ない #エモい #深い

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2025年12月01日

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大人になってから読んだ本。
不眠症のレヴィはただ静かに眠りたいのに世話焼きな隣人が邪魔をして、、。
レヴィが気の毒な反面、世話焼きタイプも必要なのよね、この世の中には。というのが、末娘気質の私としての感想。
あと、レヴィのタイプがぬいぐるみだって良いじゃないの、それに看護師が優しくて親切で魅力的に見えるのなんていくらでもある話だわ。私もそうだし。

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2025年11月08日

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人の思惑から自由に生きたい、下心のある親切心は受けたくない、感謝なんてしたくない、感謝知らずの男になりたいんだー。
それがその話の結論だった。ずいぶんへんてこな結びだけど、タイトルにもなってしまうくらいなので主題だ。

主人公は「いつも少しだけ生きるパワーが足りない」と友人に称される、ローテンション省エネタイプのダンサーの男。どうやらバレエの才能はあるらしいが、人との関わりが苦手で、一人で静かに過ごしたい。しかし周りの人間はそんなのお構いなしにおせっかいや世話を焼き、放っておいてはくれない。ああ嫌だ嫌だと思いながら差し出される親切に乗って"あげて"いると、やがて親切を焼いてきた人たちから糾弾されるのだ、おまえはなぜ恩を仇を返すようなことをするのだ?私たちがこんなにあなたを想っているのにこの仕打ちはなあに?

…ああ苦しい。わかる、この親切の押し売り。彼らの期待通りに反応を返せなかったことに対して怒られてしまう感じ。主人公よ、あなた私?

なんでこんなこと取り上げてわざわざ作品にするの、と思うような気持ちや出来事を描いている漫画です。連作短編集で、他にもいくつかお話があります。少しだけ気持ちがザラッとする、しかし誰もが体験したことがあるようなことが、低温のユーモアと共に描かれます。

ちなみに主人公はレヴィという、同じくバレエ漫画の「ローマへの道」で脇役で登場した人物。本作はスピンオフ作品なんですね。「ローマ」では先輩ダンサーだったレヴィの若い頃の、ナイーヴな体験を垣間見れます。

レヴィの友人シグがいい!
アーチーとの間の友情の変化、オトナになる過程であるよね…
などなど、楽しみ方が幾通りもある…
本編の「ローマへの道」より好きかも。


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2024年11月08日

購入済み

バレエもの

これも一応バレエもの。
バレエメインではないけれどバレエダンサーが主人公です。
オムニバスですがレヴィがだんだんと成長してく姿が好きです。

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2022年06月01日

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何ということもないけれど、読めば寝食を忘れる。踊りたくなる。たぶんこういうのを「リアリティのある臨場感」とか何とか言うんじゃないですか?

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2009年10月04日

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「ローマ〜」よりも先に読んでしまったんですが、レヴィのイメージが大分違いますね〜。こっちはどこかアンニュイ…

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2009年10月04日

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バレエ・ダンサーの青年レヴィを中心に、何人かの登場人物たちによって構成される連作短編集です。

「感謝知らずの男」は、人と容易に打ち解けることのできないレヴィが、隣人になったモリスとミリーのカップルのおせっかいに困惑させられる話です。ほかに、レヴィのバレエを踊るすがたに魅せられて彼をモデルにしたいと申し出た写真家のアーチーと、その恋人だったガブリエラとの関係の変化をえがいた作品や、オリバーとローズマリィの恋をえがいた作品などが収録されています。

レヴィが主人公の4編にくらべると、あとの2編はややコミカルな雰囲気が強いようにかんじます。どちらもたのしんで読むことができました。

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2021年09月10日

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先月のちょうど今頃、池袋の梟書茶房に行ってきました。
タイトルも著者名もブックカバーで伏せられた1231冊の本が並んでいて、訪れた人たちは番号、紹介文そして直感だけを頼りに選んで購入できるカフェです。
それで私の誕生日とおなじ番号だったのがこちら。紹介文を読んでも興味を惹かれたので、買っていざカバーをめくってみたら漫画だったのでびっくりもびっくり!
萩尾望都さんかー、好きな作家さんたちの大好きな一冊としてよく挙げられているのを見るのでもちろんお名前は存じていたけれど、読むのは初めて。

バレエに打ち込むレヴィ、オリバー、サンドラたちまだ10代の少年少女が主人公の短編で、彼らは天賦の才能に恵まれながらも思い悩み落ち込み、壁にぶつかり、友とすれ違い、大切な人を守れず、派手な舞台の裏ではもがき苦しみながら生きている。
けれどそれらを乗り越えた先にみえる景色が、みせてくれる景色が、バレエという表現にギュッとよりあつめられて際立つ崇高な美しさをつくりあげているのかもしれない。少年少女の成長のすべてがそこにある。

いずれにせよこうして偶然(というかこれは必然!)に身を委ねなければ、きっと手に取ることのなかった一冊だと思う。
久しぶりにこんな珍しくておもしろい本との出会い方をして、なんだかすごくきもちのよい風が吹いた気がする。
たとえば誰かにその人の誕生日の本をプレゼントして、どんな本だったかいっしょに確認するのもワクワクして楽しい。梟書茶房また行きます。

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2020年11月23日

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ネタバレ

端麗な線……。

レヴィがモリスとミリーからお節介を受ける話。
ミリーが、
「あたし……もう……好きに……なっちゃう」
というところ、すごく可愛い洋服!
それに対する、
「女の子ってやわらかい。ぬいぐるみみたいだ」
もすごく素直。

カメラマンのアーチーとガブリエルに翻弄されるお話も、刺さる。

ローズマリィとオリバーのお話。
サンドラとアルノーのお話。
ちょこっとレヴィが出演して、大人になっていたりして!

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2011年1月に初読?、2016年7月に再読?で、今回三度目?。
2016年7月のレビューをコピペしておく。



端麗な線……。

レヴィがモリスとミリーからお節介を受ける話。
ミリーが、
「あたし……もう……好きに……なっちゃう」
というところ、すごく可愛い洋服!
それに対する、
「女の子ってやわらかい。ぬいぐるみみたいだ」
もすごく素直。

カメラマンのアーチーとガブリエルに翻弄されるお話も、刺さる。

ローズマリィとオリバーのお話。
サンドラとアルノーのお話。
ちょこっとレヴィが出演して、大人になっていたりして!



以下2021年10月に書く。

■感謝知らずの男 part1 32p
■感謝知らずの男 part2 32p
■オオカミと三匹の子ブタ 40p
■狂おしい月星 86p
「ローマへの道」のサブキャラだったレヴィに焦点を当てたスピンオフ三部作。
本編より先に読んでいたからかもしれないが、こっちのほうが好ましい。
というか、本編がトラウマやらDVの繰り返しやらを描いているので息苦しいのに対し、こちらはいい空気を深呼吸したときのように染みわたる心地よさ。
「ほっといてくれ!」と全身で訴えているレヴィを描いているのにこの読後感、すごい。
もはや萩尾メソッドだと思うが、シグという「関わらない男」(おおむね目が細い)の安心毛布っぷりよ(「メッシュ」のミロンとか)。
潔癖症の兄の存在感も、いい。
「オオカミと三匹の子ブタ」でガラパゴスのイグアナに言及されるのでファンサービスかと思いきや、こっち(1991)のほうが先なんだとか(「イグアナの娘」は1992)。
「狂おしい男」は第3弾だが時系列としては最初で、本書の中では最も切実。
写真家アーチーの空虚と、それでもあのとき撮影を通じてテレパシーがあったんだと愛惜するレヴィは、ともに痛ましく好ましい。
ここまでギリギリの感情の高ぶりは、なかなか得られるものではない。

■海賊と姫君 50p
以下2編は独立。
マッチョっぽいオリバーが実は……という。
男が、女の引きずる過去を、更新する、という結構どうなんという話ではあるが、なかなかいい読後感。

■ジュリエットの恋人 52p
過去の因縁があるのだが……まあそういう話よね、という。
ロミジュリにはやはり取り組みたかったんだろうな萩尾先生。

◇エッセイ―レヴィのリアルな身体:篠田節子(作家) 4p

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2021年10月12日

Posted by ブクログ

萩尾望都の主人公は綺麗で抽象的なイメージが強かったけどレヴィは何だかリアルだったな。「現代っ子」って感じ。
バレエを題材にした話。面白かった!

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2013年03月21日

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ぼくは
まだ持ってる
あんたが
くれたものを

ハイド・パークの
会話

ばかばかしい
ニースの別荘の
ワナに はまった夏

レンズの
向こうの
テレパシー

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2013年03月12日

Posted by ブクログ

萩尾先生の漫画を読むにはある種の覚悟がいる。
大人になってからじゃないとなかなか読めない。それくらい鋭い。

思春期に読むには、同じ周波数とか揺れを持ってなきゃいけない。
じゃないと帰ってこれない。そんな気がする。

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2011年07月03日

Posted by ブクログ

「おまえいつも輝いていたな 舞台で 一瞬の夢やらきらめきやら・・・・・・ もう・・・・・・ ない 不思議だ」「アーチー もう一度・・・・・・」「不思議だなあ なにもない・・・・・・ そしてオレがいなくなっても あんたはひとりで輝いてる・・・・・・ オレはあんたのなんだったんだろう?」

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2009年10月04日

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