萩尾望都のレビュー一覧
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「月刊フラワーズ」2018〜2019
タイトル「ユニコーン」は
この巻の最後「カタコンペ」(地下の共同墓地)で明かされる
このシリーズからの新キャラのバリーも不死で時代を放浪している
「わたしに触れるな」
2016年ドイツミュンヘン
なんて最近のエドガーでしょう
これは「エディス」で行方不明となっていたエドガーとアランのその後
アランを取り戻すため悪魔とだって契約する
「ホフマンの舟歌」
1958年 ベネチア
舟歌を歌うバリー
「春の夢」で一族となった二人との再会
バリーの悲しい過去とポーの村の関係
咲き誇る薔薇の秘密
「カタコンペ」
1963年
アランを引き寄せたいバリー
惑わされるアラン
バンパネラ達は歳を取らない
歴史を時間の流れのまま暮らしてきている
ポーの一族は、一貫して時代を交錯して連載していて、読み手がタイムリープさせられる感じ
時代と時代の物語を自分で組み合せていく
40年もどこに隠していたのか、という世界観
そして、お派手になったエドガーとアランのお召し物も素敵 -
Posted by ブクログ
40年ぶりのポーの一族
「月刊フラワーズ」2016〜2017
このマンガがすごい!2018オンナ編第2位
2024ポーの一族展描き下ろしポスターも麗しかったですが、こちらの春の夢も美麗
第二次世界大戦中のイギリス
1944年一月ウェールズ地方アングルシー島
40年前の「エディス」での火災は1976年だったので、エドガーとアラン共揃って登場
タイトルは、シューベルト「冬の旅」の「春の夢」
ナチスドイツから逃れて叔父の家で弟と暮らす少女と出会う
少女との触れ合いが「春の夢」から
この少女と身を寄せる家の主人がこれからの連載に重要となってくる
そして ポー以外の吸血族の存在
ポーの村とエドガーと悲しい契約
第二次世界大戦下のヨーロッパを隠れて生きるバンパネラ
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購入済み
一族
2016年。
続きが描かれた驚きもさることながら、キングの口からまさに
始まりが語られるとは思っていなかった。先生の中でも本作の
結末が近いのかも。 -
Posted by ブクログ
20代半ばまでSFは苦手だと思っていたのですが、ハリソン・フォードを好きになり、スター・ウォーズ、ブレードランナーを観ていたら慣れた…というアマノジャク。でも、超少女明日香は大好きでしたが…宇宙、がピンと来てなかったのかもしれません。
萩尾先生の作品は、今さらこの5年以内に読みまくっていて、その流れで原作ものだから…と敬遠していた本作の「完全版」が出た、ということで読みました。
私が生まれる前に原作が書かれ、小学生のころ漫画化…
その内容の斬新さに驚きます。または、この50年ほど、何も変わっていないのかも…と。少なくとも環境破壊はほとんど改善されていない…
そして宇宙、無の概念、宗教のこと…
現世も「誰か」に操られている、見られている…という感覚は、自分の中にもあり…
死んだらどうなるのか…まだまだ考えると怖いです。
様々な神様モチーフも良かった。
私は宗教には深くかかわらず来たので、どれも良かったです。やさぐれたキリストも…(笑)
とてもおもしろかったです。
ビジュアルなしの原作を読むかどうかは検討中。
重くて厚いですが、ぜひ紙でお読みください。
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Posted by ブクログ
ネタバレ萩尾望都さんの文章、エピソードを聞くと現代で言うところのASDのグレーゾーン味を感じる。
などと書いてしまうとあるいは「無礼な(それはそうです。不躾で申し訳ない)」「これこれこうは当てはまらないので違います」などと思われてしまうかもしれない。発達障害についてここで詳しく解説はしませんが、私は発達障害をマイナスなものとは捉えていないし、何かにカテゴライズしてジャッジしようという話ではないのです。
ただ萩尾望都さんのお話する様子を動画などで拝見すると分かる異常な頭の回転の早さ、記憶力、「パッと見た物を記憶してすぐ描けてしまう」という才能。一方で、発言を額面通りに捉えてしまう(忘れてください、と言われたことを本当に忘れるべきだと思い込む)、逆に言語化されていない空気・感情・反応が読み取りづらい(一部自覚がある、各エピソードで物理的な事象意外の言及がない)、0か100かで判断してしまう極端な思考(一コマの批判を全てが否定されたと捉えてしまう)、など、「あ、この方はASD傾向の人だったのかしら?」と思ったら腑に落ちました。
漫画家や芸術家のようにずば抜けた才能を求められる職業に、極めて高い才能を待つ発達障害の人が見出されるのは珍しいことではないと思います。最近は、発達障害は「ギフテッド」とも呼ばれますね。
(萩尾さんの親の方がもっと強いASD傾向のようなので、後天的にそういう思考パターンになっている可能性もあるものの、やはりこれだけの才能。天才でしかありえないと思ってしまうのです)
という視点でこの本を読むと、この情報の少ない時代に、萩尾望都という天才に、世の中には生物学的に天才としての素養を持って生まれる人間が事実いる、ということも知らず、真っ向から接して「嫉妬した」という竹宮さんと、人一倍人間の悪意に敏感で繊細な性質を持つのに、何らかの形で悪意に当てられて心身をひどく痛めてしまった萩尾望都さんのくだりは、たいへん心が痛みました。どちらも気の毒なことです。
萩尾望都さんが、その後も、現在も、作家として素晴らしい作品を生み出し続けてくださっていること、あらためてありがたいことだと心に沁みました。
答え合わせに、竹宮さんの方のエッセイも、そのうち読んでみようと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ原作があった『百億千億』とは真逆に、『スター・レッド』は主人公と設定だけを考えて結末を決めずに描き始めたそうだ。
脇役で出したエルグが物語をうまくリードしてくれたと振り返っている。
主人公のスター・レッドは、超能力を持った火星人の少女。
名前は星(セイ)で、白髪で赤目…遺伝子突然変異で生まれてきている。
ホワイトタイガーなど地球上の生物でもよく見られるアルビノというやつだ。
実は視力がないのだが、目ではなく透視能力で世の中を見ている。
他にも、読唇術、瞬間移動、念動力など多種多様な超能力を持っている。
萩尾望都さんの描く少女は、世間(男目線の文化)が暗黙のうちに要求する「女性らしさ」を拒否している。
近年ではジェンダーレスとかジェンダーフリーなどの議論が活発になり、法改正を含めて社会常識が変わりつつあるが、45年も前からこのテーマと対峙しているのだ。
生物的に否定できない「妊娠」「出産」の役割分担すらぶち壊して、本作では男性だったヨダカが子供を産む。
『百億千億』は少年マンガ雑誌に掲載されたが、『スター・レッド』は少女コミックで連載された。
絵柄だけ見ると美男美女ばかりなので、当時は(今も?)少年向けの雑誌には不向きだと判断したのだろうが、内容は少女向けというわけでもない。
本作品の驚きの一つは、物語の途中で主人公の星(セイ)が死んでしまうことだ。
だが、萩尾望都さんの頭の中には、そうすることで生まれるストーリー展開が出来上がっていたようだ。
荘厳な宇宙とそこで生きる生命の種の存続について考えさせられるエンディングが素晴らしかった。
萩尾望都さんの作品を3冊読んで、いったん休止にするつもりだったが、『マージナル』も読もうかという気持ちが湧いてきた。 -
Posted by ブクログ
この題名は記憶にあるので「ひょっとしたら読んでるかも?」と思ったが未読だった。
1975年の作品で小学館漫画賞を受賞し、NHKでテレビドラマ化もされていたので題名だけ強く刷り込まれていたのか?
これを読んで、萩尾望都ファンになる人は多いだろう。
いろいろと考えさせられる要素が豊富な作品だ。
読み始めてすぐに科学と哲学の両方で「手塚治虫」の雰囲気を感じた。
本作品の主人公はタダなのだが、突出して惹きつけられるキャラはフロルだ。
フロルはまだ男でも女でもない両性体で、もう少し成長すると男か女かどちらかになる。
フロルは男になりたいと強く思っており、言動は感情あけっぴろげのヤンチャ坊主だが、見てくれはきゃしゃな美少女。
タダは性別関係なく(実際に性別未確定の設定である)一人の人間としてフロルが好きで、フロルもタダのことが好きだ。
続編では、タダとフロルの関係性を前面に打ち出した物語になる。
フロルは最後まで両性体のままだが、時に男性、時に女性と、このキャラをうまく生かしている。
スペース ストリート はタダとフロルを使ったコメディだった。
この二人のキャラはすっかり定着していて、いろんな物語の役回りを演じられそう。
この後の作品でどのように登場するのかは知らないが、フロルの安売りはしないで欲しいと思ってしまう。
萩尾望都さんの作品はもう少し読んでみるつもり。 -
ネタバレ 無料版購入済み
ファルカ
ファルカ、子供育ててもすぐ死んじゃうってどこから何人誘拐してきたのかと思うとぞっとする…
キングポーが永遠の命を得たエピは想像と全然違う方向だったw