萩尾望都のレビュー一覧

  • 一度きりの大泉の話

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    内容を知らず読み始めました
    姉の漫画本を読んでいたので同時代を体験していますが、結構崖っぷち漫画家だったというのは意外でした
    あの漫画家とも繋がっていたのかと驚きがありますが、つちだよしこが出てこないのはそりゃそうだというか残念

    竹宮惠子との成り行きを説明する事がこの本の主題でしたが、萩尾望都の態度は私は理解できる

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    2023年11月18日
  • 百億の昼と千億の夜 完全版

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    20代半ばまでSFは苦手だと思っていたのですが、ハリソン・フォードを好きになり、スター・ウォーズ、ブレードランナーを観ていたら慣れた…というアマノジャク。でも、超少女明日香は大好きでしたが…宇宙、がピンと来てなかったのかもしれません。

    萩尾先生の作品は、今さらこの5年以内に読みまくっていて、その流れで原作ものだから…と敬遠していた本作の「完全版」が出た、ということで読みました。
    私が生まれる前に原作が書かれ、小学生のころ漫画化…
    その内容の斬新さに驚きます。または、この50年ほど、何も変わっていないのかも…と。少なくとも環境破壊はほとんど改善されていない…
    そして宇宙、無の概念、宗教のこと…

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    2023年11月15日
  • 11月のギムナジウム

    匿名

    購入済み

    男子が主人公の少女漫画

    「11月のギムナジウム」この作品に出会ったのが十代半ば。とても強烈な印象を受けたのが懐かしくて、半額購入のチャンスで入手した。どうしたら、あの二人に前向きなハッピーエンドが訪れることが出来たのか…と、つい詮無いことを考えてしまう。

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    2023年10月09日
  • 百億の昼と千億の夜 完全版

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    この作品の阿修羅がCLAMPの『聖伝』の阿修羅の元になったんだよな……
    壮大なストーリーだった。ラストは漫画版『風の谷のナウシカ』を思い出す。一回読んだくらいじゃわからない。もう一回読もう……

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    2023年10月04日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 8

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    長い軟禁状態のマルゴ視点で目まぐるしいフランスを描く構図がなんか達観してて少女漫画だなって感じ
    やっぱ激動の人生を描く大河は無常観があっていいね

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    2023年09月25日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 5

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    世界史の中でユグノー戦争あたりの話が1番好きなのでかなり史実に寄せてておもろい、このころは女性も男性も先の先まで見通せる頭の良さと気丈さ、コミュ力がないと生き残れなかったんだろうな

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    2023年09月25日
  • HOLY ホラーコミック傑作選第1集

    匿名

    購入済み

    バリエーション色々

    一口にホラーといっても、色んなタイプの作品が集まっていて面白かった。王道からエロに重点置いたもの、ホラーというより心理サスペンス風なものなど。昭和っぽい雰囲気。

    #怖い #ドキドキハラハラ #シュール

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    2023年08月22日
  • 一度きりの大泉の話

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    ネタバレ

    萩尾望都さんの文章、エピソードを聞くと現代で言うところのASDのグレーゾーン味を感じる。

    などと書いてしまうとあるいは「無礼な(それはそうです。不躾で申し訳ない)」「これこれこうは当てはまらないので違います」などと思われてしまうかもしれない。発達障害についてここで詳しく解説はしませんが、私は発達障害をマイナスなものとは捉えていないし、何かにカテゴライズしてジャッジしようという話ではないのです。

    ただ萩尾望都さんのお話する様子を動画などで拝見すると分かる異常な頭の回転の早さ、記憶力、「パッと見た物を記憶してすぐ描けてしまう」という才能。一方で、発言を額面通りに捉えてしまう(忘れてください、と

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    2023年08月11日
  • スター・レッド

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    ネタバレ

    原作があった『百億千億』とは真逆に、『スター・レッド』は主人公と設定だけを考えて結末を決めずに描き始めたそうだ。
    脇役で出したエルグが物語をうまくリードしてくれたと振り返っている。

    主人公のスター・レッドは、超能力を持った火星人の少女。
    名前は星(セイ)で、白髪で赤目…遺伝子突然変異で生まれてきている。
    ホワイトタイガーなど地球上の生物でもよく見られるアルビノというやつだ。
    実は視力がないのだが、目ではなく透視能力で世の中を見ている。
    他にも、読唇術、瞬間移動、念動力など多種多様な超能力を持っている。

    萩尾望都さんの描く少女は、世間(男目線の文化)が暗黙のうちに要求する「女性らしさ」を拒否

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    2023年07月09日
  • 11人いる!

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    この題名は記憶にあるので「ひょっとしたら読んでるかも?」と思ったが未読だった。
    1975年の作品で小学館漫画賞を受賞し、NHKでテレビドラマ化もされていたので題名だけ強く刷り込まれていたのか?

    これを読んで、萩尾望都ファンになる人は多いだろう。
    いろいろと考えさせられる要素が豊富な作品だ。

    読み始めてすぐに科学と哲学の両方で「手塚治虫」の雰囲気を感じた。

    本作品の主人公はタダなのだが、突出して惹きつけられるキャラはフロルだ。
    フロルはまだ男でも女でもない両性体で、もう少し成長すると男か女かどちらかになる。
    フロルは男になりたいと強く思っており、言動は感情あけっぴろげのヤンチャ坊主だが、見

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    2023年06月27日
  • レオくん

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    基本的には本物の猫ベース、ちょっと擬人化という感じ。

    萩尾望都の飼い猫がモデルなので、猫の姿がリアルでかなり可愛い。

    猫の習性ベースに、もし人間の子どもだったらこんなこというんだろうな、という話。
    各話のオチが、なんともほほえましくにんまりしてしまう。

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    2023年05月28日
  • ポーの一族 青のパンドラ 1

    ネタバレ 無料版購入済み

    ファルカ

    ファルカ、子供育ててもすぐ死んじゃうってどこから何人誘拐してきたのかと思うとぞっとする…
    キングポーが永遠の命を得たエピは想像と全然違う方向だったw

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    2023年05月05日
  • ポーの一族 青のパンドラ 1

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    ☆ の数を決めるのが、とても難しかった。
    購入してから、何度も読み返してる。
    次回作を首を長くして待ってます。
    アランが。。。!

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    2023年03月08日
  • ポーの一族 青のパンドラ 1

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    人間世界に時折現れる耽美で幻想的なポーの一族は過去の伝説となり、これからは人間味のあるポーの一族自身の歴史が紡がれていくのですね。
    ポーの一族の始まりの物語は興味深いな。

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    2023年03月01日
  • ポーの一族 秘密の花園 1

    無料版購入済み

    エドガーたちはモヤがかかったように存在を隠す。
    一方関わる人達は服装や出来事、倫理観などでその当時の雰囲気を明確に感じることができる。

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    2023年02月28日
  • ポーの一族 ~春の夢~

    無料版購入済み

    時代が移り変わってもエドガーたちは生きていかなければならない。
    この作品は第二次大戦下の暗い世相も垣間見られる。

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    2023年02月27日
  • ポーの一族 青のパンドラ 1

    購入済み

    まだまだ続きますが…

    ストーリーの流れがようやく…
    いや、まだまだ先は長いでしょうね…
    とはいえ、たくさんの断片がゆっくりと編まれるように織りなされる物語は、
    はてしなく永い時を生きるキャラクターたちの記憶のようでもあり感慨深いです
    はるか昔にすでに完結したと思っていたものが再開されただけに、
    ただただ読めることが嬉しい!!そんな作品です

    #切ない #エモい

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    2023年02月25日
  • トーマの心臓

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    萩尾作品の有名な「トーマの心臓」。
    なんかよくわかんないけど、「すごい」ということだけは理解できる。
    哲学的というか、なんというか。
    言葉に上手くできないけど、心にとても印象を残す作品だった。
    モヤモヤした感じと晴れ上がったような気持ちとか交錯して変な感じ。
    どなたかの感想で「サイフリートは創世記でいう蛇のような存在」のコメントになんとなく腑に落ちた感じだった。

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    2023年02月24日
  • ポーの一族 青のパンドラ 1

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    帯で「新世紀ポーの一族」という言い方を始めている。
    2016年に突如始まった「ポーの一族」の物語は、ここに来て佳境を迎えている。「春の夢」において、大老ポーの再登場とファルカとブランカが登場し、「ユニコーン」においてバリーが登場、「秘密の花園」でアーサー氏とのいきさつが述べられた。そしてその人物たちが、ほぼ一堂に会したこの一巻である。アルゴスという大老ポーより長く生きている人物さえ、登場した。その他の脇役も、サルバトーレ・シルバー・クロエなど、一挙に登場して、遂に大老(キング)ポーが、その一族の始まりの物語を語り始める。

    総ては、エディス家での火事で死にかけているアラン(エドガーの相棒)を助

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    2023年02月19日
  • 10月の少女たち

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    構成が秀逸な短編SF ファンタジー
    少女の淡い葛藤や大切な人を失った喪失感、理解できない"大人"の言動、
    全てが危うくて、忘れてはいけない大切な感情だと思った

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    2023年02月14日