あらすじ
ついに成立したマルゴとナヴァル王・アンリの結婚。しかし平和が訪れるどころか、シャルル陛下の号令でユグノー大虐殺が始まる。生き抜くため、ナヴァルとマルゴの下した決断は──!?
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Posted by ブクログ
マルゴの結婚と同時にフランス史の悲劇、聖バルテルミの虐殺が描かれる。萩尾望都も表現に悩んだことだろう。
兄シャルル9世は狂気へ傾斜する。次兄アンリ、末弟アランソンの動きは予断を許さない。
意に染まない結婚を強いられたマルゴ。164ページのドレス姿とカラスが、内面の葛藤を物語って余りある。
参考資料に挙げられていた映画『イントレランス』を観たくなった。
Posted by ブクログ
マルゴの母親カトリーヌ・ド・メディチは本当にこんな策略家だったのか。描かれているこの時代の王家で生き抜くためには先の先まで見通せる頭の良さが必要だった事は想像出来るが。シャルルのように心身ともに弱い人間が国王になってしまう世界、大量虐殺でセーヌ川が死体で埋め尽くされたり、力なき国民は大変だなぁとしみじみ。相変わらず絵が緻密で美しかった。
Posted by ブクログ
世界史の中でユグノー戦争あたりの話が1番好きなのでかなり史実に寄せてておもろい、このころは女性も男性も先の先まで見通せる頭の良さと気丈さ、コミュ力がないと生き残れなかったんだろうな