【感想・ネタバレ】ルルとミミのレビュー

あらすじ

「萩尾ワールド」の原点がここに!! 仲良し双子ルルとミミがコンクール入賞を目指してケーキ作りに挑戦するけれど、それが大騒動の始まりに…!? 貴重なデビュー作である表題作を始め、キュートなコメディーから先鋭的SF、サスペンス、そして現代日本を舞台にした日常ドラマまで、どの作品も見逃せない、萩尾世界の「生誕期」を堪能して下さい。

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Posted by ブクログ

表題の「ルルとミミ」や「爆発会社」のいかにもな少女漫画から「かたっぽのふるぐつ」みたいに過分に毒を孕んだブラックユーモアまで振り幅の大きな一冊。
絵柄や作風が以前読んだものと違ってたりして漫画家としての幅の広さに驚き。コテコテした少女漫画は今では新鮮だったり、サスペンスにコミカルタッチを交えた「花嫁を拾った男」、作者が得意とするSFと濃い。
「ごめんあそばせ」のキーロックスが「ルルとミミ」ではアレな大人になっているとは。後付けとはいえ面白い設定かな

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2016年03月09日

Posted by ブクログ

久しぶりの小学館文庫!これで揃えてるので嬉しい。
今まで未収録だった名短編「ポーチで少女が小犬と」がとうとうお目見え!
続いての「モードリン」もぞくぞく。
「小夜の縫うゆかた」美しい。
結局全部好き。

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2012年10月21日

Posted by ブクログ

初期の短編作品12編を収録しています。

表題作「ルルとミミ」の主人公である双子の少女ルルとミミのように、エネルギーに満ちあふれた女の子たちが元気に動く作品が印象にのこっています。とりわけ「ごめんあそばせ!」のエマ・ディズニーは、「キーロックス」のドラマー募集におうじて類まれな能力を見せつけながらも、気ままに多くのクラブをわたり歩いては、少年たちを翻弄しつづけます。「花嫁をひろった男」は、タイトルのとおりオスカーという青年が結婚式から失踪したキャンディという女性が倒れているのを発見する話ですが、天然のヒロインに男たちが振りまわされるラブ・コメディです。

「かたっぽのふるぐつ」は、公害問題をからめた社会派的な内容の作品です。1970年に発表されたもので、当時の時代背景を感じさせられます。

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2021年09月11日

Posted by ブクログ

物語の背景は時代を感じさせるものの、テーマ自体は全く古さを感じさせない。今読んでいても面白く、深かった。少女漫画らしい作品もあれば、サスペンスもあり、詩のような作品もあり、内容もバラエティに富んでいて、満足度の高い短編集だった。
私が小中学生だった頃、流行っていたと思い出に残っているのは「ときめきトゥナイト」などが掲載されていた「りぼん」だけれど、少し前の世代がこんなに大人っぽい「少女漫画」を読んでいたのかと思うと、不思議だ。なんだか、時代が下がるにつれ、精神年齢が退化している感じ。
それにしても、萩尾望都さんの漫画は、現代においても、どこか超越している…

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2014年03月09日

Posted by ブクログ

 デビュー作なので…。

 私より一世代前の人たちが「神」と崇めている。

 もう少し読んでみようと思う。

 こういう作品が周りにない時代にこれを描いていたのであれば、すごいと思う。

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2013年01月07日

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