萩尾望都のレビュー一覧

  • フラワー・フェスティバル

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    ティーンの頃から大好きなコミック。久しぶりに読みたくなって文庫版を購入した。
    女子高生の主人公が夏休みにロンドンのバレエスクールに参加し、自己主張の激しい人たちとの交流を通して成長していくさまが清々しい。
    人生の一時期において、限界まで挑戦することは重要。精神的にも人を成長させる。と改めて思う次第。
    主人公を悩ませる癖のある登場人物たちもそれぞれ愛嬌あふれている。そしてその個性を尊重し合う人間関係のあり方がとてもヨーロッパ的な感じがして、かつてはそういうところに憧れたなー、と懐かしく思った。

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    2013年09月25日
  • 残酷な神が支配する 1

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    萩尾望都さんの作品を読んでいると、やっぱり萩尾さんにとって、家族、親と子供の関係というのは永遠のテーマなんだろうなと思います。
    「遭難」という言葉がすごく印象に残りました。東京事変の曲を思い出したりもして。

    ただすっごくもやもやする話なので、もし連載で読んでたら辛かっただろうなと思いました。
    キリのいいところまで読んだら寝ようと思ってるのにキリのいいところが全然来ない!
    結局全巻読んでもまだもやもやしてます。

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    2013年08月01日
  • 残酷な神が支配する 1

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    ネタバレ

    養父グレッグを、そして母サンドラを殺したという罪の意識
    グレッグに犯され続けたという性と暴力のトラウマ
    愛し、愛されいたと信じて疑わなかった母の裏切り
    これがジェルミという少年の心を縛り、
    人を愛することの恐怖を感じるようになる。
    このATフィールドをこじ開けようとする義兄弟のイアン。
    そして、そのイアンさえも信じいた父グレッグの裏切りを知り、
    自分にグレッグの影を見つけ、怯えています。
    恐ろしく繊細なテーマを恐ろしく緻密なプロットで描いた傑作。

    作中、母サンドラはジェルミによって、心の弱い人と何度も語られてきた。そのサンドラが死ぬ間際の車に乗り込む際に「大切な話がある」と強く告げる。おそら

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    2013年07月19日
  • 半神

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    表題作は永久保存版の16ページ。あの衝撃ったらない。それなのに萩尾望都は自分が天才だということを分かってないらしい。おおおい…。

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    2013年07月02日
  • 10月の少女たち

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    10月とは何を象徴した季節なのだろう。

    僕は金木犀の香りと寂しさの季節のイメージですが、この作品群では10月は喪失の季節なのかな。

    恋も知らぬ、愛も知らぬ、女の子たちの成長と少女性の喪失。
    恋愛や性交渉に魅力を感じない乙女から恋に焦がれて異性を求める女性への一歩の瞬間を描いていたように思います。

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    2013年06月23日
  • 思い出を切りぬくとき

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     この人はどれだけ賢い人なんだろうね。自分の作品を愛し、守るために、きちんと主張ができる人だ。戦う、争うのではなく、目的を達成させるために誠実に力を尽くしている。その姿勢が潔くも美しい。
     強いなぁ。そして、他人に対して……どこか諦観しているようなところがあるが、作家特有の客観視のためだろうか。

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    2013年06月15日
  • 訪問者

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    表題作がよても良かった。
    最後の一ページで胸が詰まって泣きそうになった。
    思わずトーマの心臓を引っ張りだしてきて、成長したオスカーが健やかに暮らしているのを確かめちゃった。

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    2013年06月02日
  • マージナル 3

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    西暦2999年
    世界は静かな消滅にむかっていた。赤く汚染された海、不妊を引き起こすウイルス。人は生殖能力を失い、世界はただ一人の聖母マザと彼女の産んだ数万の息子たちでかたちづくられていると信じられていた。
    そのマザを暗殺したグリンジャ。疫病神と恐れられるアシジン。
    夢の子供キラ。
    彼らが出会い運命が動きだす…

    誰の夢で世界はつくられているのか。
    子宮は思考するのか。

    着眼点がすごい。でもそれが何十もの層になって結末を素敵な終わり方にしている。
    これから始まる世界にみな同じ方向を向いて、それぞれの想像力で終焉を迎えられる感じ。
    ほぅ。
    やはり、
    一緒にいたいと思う人と一緒にいれることが一番な

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    2013年05月20日
  • 残酷な神が支配する 1

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    ネタバレ

    ぜーぃぜぃフラバりながら 大変な想いで(笑)読んだ 
    今までで こんな気持ち悪い想いをしてまで読んだ本はないかも

    作品としての「残酷な神が支配する」が気持ち悪いのかと思う人も
    いるかもしれないけど そういう意味ではなく こちとらの問題である、

    傷があるものにとってはトラウマが反応してしまう感じ
    2巻くらいで もうギブアップしかかったけど(コミック17巻 文庫だと10巻です)吐き気をもよおしながら何日もかかり 読み進めた

    そこまでして読むか?!分からないけど 読んだ以上
    途中で終われなかった

    舞台はボストンだし、ただの物語として読むのなら 
    どうのこうの言えるだろう 

    でも虐待とい

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    2013年04月06日
  • バルバラ異界 4

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    2005年10月20日初版第1刷発行
    2007年2月25日第3刷発行
    渡会は息子のキリヤを助けようとして、逆に永遠に失ってしまった。行ってしまったキリヤは実の息子ではなく、手元には実の息子が無事に戻ったのに、実はタカだった最初のキリヤを取り戻したいと願った。
    ぼくは葛藤が怖くて…
    手に入らないものはあきらめよう忘れようと思うようにしてきた
    もめごとや苦しみや……
    つらいことから逃げて…
    いまそのツケを払っているんだ
    二度も捨てた息子とようやく真剣に向き合おうと努力した矢先に。
    血の繋がりだけではないんだ、という陳腐な感動も、ハッピーエンドにはしてもらえずもどかしさが残る。上手く言えないけど、こ

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    2013年03月23日
  • バルバラ異界 3

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    2005年1月20日初版第1刷発行
    2006年1月25日第2刷発行
    7年間眠り続け、2052年に2150年の未来の夢を見る青羽、夢に入り込むプロの夢先案内人の渡会、結晶化した心臓を食べることにより記憶を引き継ぐ家系のエズラ。一族が持つ老化の病を治そうとエズラは若返りの薬を作る…
    久しぶりに読んでも興味深い内容だ。

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    2013年03月23日
  • バルバラ異界 2

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    2004年4月20日初版第1刷発行
    2007年1月25日第4刷発行
    萩尾望都のSFはレイ・ブラッドベリのような少年ぽい不思議さやロバート・F・ヤングのような懐かしいロマンがあって好きだが、それに加えて取り返しのつかない寂しさと残酷さというか、強烈な喪失感を伴う甘さが感じられて独特の陶酔感を味わえるので中毒になる。

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    2013年03月23日
  • バルバラ異界 1

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    「最初さらっと読んでしまったが、再読したら全然解釈が違っていた」と家族が言っていたので自分も再読。
    2003年7月20日初版第1刷発行
    2007年2月25日第5刷発行
    6年前に買ったものだろうか。
    家族が別途保管してくれていたので概ね良好な保存状態。

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    2013年03月24日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 1

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    待ちに待ったおもー様の歴史物!わくわくする、ドキドキする!触れてはいけない秘密をのぞき見しているようなスリルがある!続きが絶対読みたくなる!

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    2013年03月17日
  • イグアナの娘

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    ネタバレ

    ドラマ化の際に見て、不思議な作品だと思ったのがきっかけ。書店で見つけて、短編集だったのに驚いた。

    母は娘を愛せない。娘の上に、自分の中に存在する、自分の一部でありながら受け入れることのできなかったなにものかを見てしまうからだ。母はそれを無意識の底に沈めて、そんなものなどなかったようなつもりで生きていた。イグアナの姿をした娘は、実は自分自身だということに、母は気づかない。
    母‐娘という関係は、世代間で連鎖していく。しかし、娘は母の死に際して、気づくのだ。母とのあいだに穿たれた溝の中にあるものに。
    そこに光明がある。

    その他「帰ってくる子」も、心に突き刺さる物語でした。

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    2018年08月17日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 1

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    モト様は、大好きな漫画家。
    SF作品が、特に好き。

    遂に、歴史モノに挑戦!

    しかし、私は、世界史が苦手。
    登場人物の関係がよくわからんヽ(´o`;

    第1巻は、まだ導入部。
    これから、登場人物はまだまだ増えそうだが、面白くなりそう。

    勉強しなきゃ。

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    2013年01月26日
  • マージナル 3

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    終わり方もよかった。これ、「百億の昼と千億の夜」に通じる終わり方かも。でも、「百億…」は原作者が光瀬龍だけど。

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    2013年01月20日
  • マージナル 1

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    マージナルは、所々読んだところもあるけれど、どうも全編通して読んだことはないようだ。この終末が近づいている世界とか閉塞状態にある世界とかってテーマが萩尾作品には良く出てくるけれど、その中で人々がどう行動していくかってのが、それぞれ違っていてすごいな、と思う。

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    2013年01月17日
  • A―A’

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    萩尾望都先生のSFファンタジー短編が入っています。
    少しづつ話は違いますが、「一角獣種」という人工種のキャラクターが絡んでいる話が4編。後は昔のSFファンタジーが2編と別のモノが1編入っています。
    著者の作品を読んでいると本当にその世界に吸い込まれそうになってしまいます。それほど、構成力、ストーリー性が抜群に魅力的。
    トリルの話では「個」として大切にする少年と「種」を存続させることにのみ野望を抱く大人。やられますね、、こういう話は。

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    2013年01月17日
  • 10月の少女たち

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    あ~懐かしさ満載でした。忘れていた名作たちを読めてうれしかった。
    それにしても、あの赤い全集を失ったのは本当に人生1番の損失。

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    2012年12月06日