10月の少女たち
  • 完結

10月の少女たち

715円 (税込)

3pt

とある10月…。住む場所も、歳も異なる少女たちは、それぞれにかけがえのない「時」を迎え、とまどい、心を揺らしながら少しずつ大人になろうとしていた…、やがて少女たちに訪れるのは? 伝説のコミック専門誌「COM」に発表されたオムニバス作品をはじめ、「精霊狩り」「赤ッ毛のいとこ」「みつくにの娘」などSF、コメディーからファンタジー等バラエティーに富んだ作品群は「少女まんが」に於ける混迷と萌芽の時代・1970年前後のリアルな息吹を伝える。ほかに入手困難だった青年誌掲載作品等16作を収録する必携の傑作短編集。

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10月の少女たち のユーザーレビュー

3.8
Rated 3.8 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    10月とは何を象徴した季節なのだろう。

    僕は金木犀の香りと寂しさの季節のイメージですが、この作品群では10月は喪失の季節なのかな。

    恋も知らぬ、愛も知らぬ、女の子たちの成長と少女性の喪失。
    恋愛や性交渉に魅力を感じない乙女から恋に焦がれて異性を求める女性への一歩の瞬間を描いていたように思います。

    0
    2013年06月23日

    Posted by ブクログ

    あ~懐かしさ満載でした。忘れていた名作たちを読めてうれしかった。
    それにしても、あの赤い全集を失ったのは本当に人生1番の損失。

    0
    2012年12月06日

    Posted by ブクログ

    構成が秀逸な短編SF ファンタジー
    少女の淡い葛藤や大切な人を失った喪失感、理解できない"大人"の言動、
    全てが危うくて、忘れてはいけない大切な感情だと思った

    0
    2023年02月14日

    Posted by ブクログ

    今まで、萩尾望都さんをちゃんと読んだことがなかったので、これを機に読んでみることに。
    70年代から80年代前半のバラエティに富んだ16篇。
    50年近く経つというのに「精霊狩り」「あそび玉」など、SF/ファンタジーでの異端の者(ちょっと変わった子)を主人公に描いたお話の色褪せない面白さよ。「赤ッ毛のい

    0
    2021年11月14日

    Posted by ブクログ

    萩尾さんの初期短編集。テンポのよいコメディSF連作「精霊狩り」なども楽しく読めました。
    とても瑞々しい作品たちで、これが30年40年前のものだとは信じられないくらいです。絵がとてもきれいで、描かれた少年少女たちが愛おしくなります♪

    こちらは文庫版なのでもう少し大きな版で見たくなるほど。
    2012年

    0
    2013年02月14日

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