【感想・ネタバレ】マージナル 3のレビュー

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食わして、寝かす。

産む力を失った星で、神のように崇められる擬制「母」と、妙にシステマティックな子どもの配給、そして無造作に行われる少年の売買。
「母性」がない社会に残った愛の形は「食わせて、寝かす」。これに尽きるんだな。イロイロ要求されるものが多い子育てに疲れたら、ここに戻るとよいかも。


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2023年04月03日

Posted by ブクログ

西暦2999年
世界は静かな消滅にむかっていた。赤く汚染された海、不妊を引き起こすウイルス。人は生殖能力を失い、世界はただ一人の聖母マザと彼女の産んだ数万の息子たちでかたちづくられていると信じられていた。
そのマザを暗殺したグリンジャ。疫病神と恐れられるアシジン。
夢の子供キラ。
彼らが出会い運命が動きだす…

誰の夢で世界はつくられているのか。
子宮は思考するのか。

着眼点がすごい。でもそれが何十もの層になって結末を素敵な終わり方にしている。
これから始まる世界にみな同じ方向を向いて、それぞれの想像力で終焉を迎えられる感じ。
ほぅ。
やはり、
一緒にいたいと思う人と一緒にいれることが一番なのかな。

受け入れる強さと抗う強さ弱さも含めてグリンジャもアシジンも大好きだぁぁ!

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2013年05月20日

Posted by ブクログ

終わり方もよかった。これ、「百億の昼と千億の夜」に通じる終わり方かも。でも、「百億…」は原作者が光瀬龍だけど。

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2013年01月20日

Posted by ブクログ

不治の病を治す為に投与された女性ホルモンが死ぬ行く己の胸をふくらませる。その命のしくみの馬鹿馬鹿さに疲れてしまうメイヤード。
ナースタースは彼の「愛」だけほしかったけど、あげられないからそれ意外のものはと告げられ「全部貰う」と叫ぶ。強い愛情。

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2010年06月17日

Posted by ブクログ

ファンタジー?
SF?

この発想力はどこから来るんだろう。
マージナルそのもののマルグレーヴ。
死ぬ直前も死んだ跡も泣けた。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

男だらけの不毛な世界。メイヤードの負った使命とナースタースとの関係にほろりときます…気が付けばこの二人とアシジン・ミカルに夢中でした。洋服や建物とディテールにまでこだわっているのにはもう感服いたします。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ハッピーエンドに繋がるのかもしれないけれど、やっぱり淋しい。彼らがこれからどんな、世界にして生きて行くのか。そこから、始まりなんですよね。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

萩尾先生の作品で多分一番好き。
同性愛的要素が多分だけど(男ばかりの未来だから)でも、それだけじゃないのだ。
ほんとにこういう未来きそーだなと思った記憶が。
3巻にしたのは私の好きな2人が表紙なので。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「・・・なぜ彼に言わなかった 愛していると」「言ったわよ 足にすがりついて言ったわよ 彼はオクターブ家の継承権も財産権も カンパニーもわたしにくれた アルファ・ケンタウリもくれると言った それならわたしは全部もらうわ! 愛のほかはぜんぶくれると言った!」

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

シリーズ最終巻。

キラの身柄をとり返そうとするメイヤードは、エスパーであるセンザイ師を招き、キラたちに対する攻勢をかけてきます。一方グリンジャたちは、シティに混乱をもたらそうとするマーゴたちと行動をともにして、メイヤードを中心とするセンターに戦いをいどみます。

グリンジャとアシジン、キラの三人の関係を軸に、壮大なSF的世界観が緻密にとりまとめられており、テーマ的にかさなるところのある『スター・レッド』よりも完成度の高さを感じました。

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2021年09月08日

Posted by ブクログ

 どんな世界なんだろう。「もしも〇〇だったら」の仮定の先にある想像がSFだという気がする。その世界は、想像であるというのに、作者の生きている現実の世界を色濃く映し出すような、そんな作品だった。

 この作品はやっぱりメイヤードでしょう。

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2013年06月15日

Posted by ブクログ

読んだ日:2005/04/15
買った日:2005/04/15
買った所:文教堂書店 新城店
値  段:\610

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2009年10月04日

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