本多孝好のレビュー一覧

  • ALONE TOGETHER

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人の心の奥底に眠る本音をさらけだすことはいいことなのか悪いことなのか。答えのでない問いを投げかける物語。

    0
    2013年04月06日
  • ALONE TOGETHER

    Posted by ブクログ

    確かにひとつの事実(?)に対していろいろな見方ができるけど、そこで社会的でない選択肢を選ぶと破滅するよね。

    あと、言葉って怖い。
    場合や相手によっては慎重に選ばないと、取り返しのつかないことになる。

    0
    2013年04月02日
  • ALONE TOGETHER

    Posted by ブクログ

    『Story Seller』収録の作品を読んで、これも読んでみようと買いました。登場人物たちの切なさと居たたまれなさが伝わってきます。不安や恐怖を抱え、切実さをもって誰かとつながりたいと願う孤独な人々の姿が、眼前に浮き出してくるように感じます。主人公の秘められた闇にも、言いようのない切なさを感じました。

    0
    2013年03月19日
  • MISSING

    Posted by ブクログ

    一番、心に残った作品は「蝉の証」でしたが、印象に残った作品は「瑠璃」でした。

    自分が今まで思っていた自分とは違う・・・。
    自分の中の変化に気づいてしまった女の子の話です。

    できれば、変わらない、穏やかな、見知った世界で生きていたい。そう思うけど、実際には、新しい友達ができたり、恋をしたり、大切な人がいなくなったり、いろいろな変化が、常に周りで起きている。

    その変化についていける内はいいけど、ついていけなくなってしまう時もあると思う。

    でも、ついていけない変化が起きても、それは自分が自分でいるために、一歩成長するために、必要な変化でもあると思う。

    そんな時にゆっくりでもいいから、自分を

    0
    2013年03月02日
  • ALONE TOGETHER

    Posted by ブクログ

    何度目かの再読。
    愛とか希望とかを全く肯定していないのに、それでも前向きにさせてくれる、大好きな小説。

    0
    2013年02月26日
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-B―

    Posted by ブクログ

    ほっとするようなSide-Aのラストから一転、Side-Bの冒頭は、後ろから頭をガツンと殴られたような大きな衝撃から始まります。

    恋人を失うということと、「自分は誰なのか」という答えのない問いと少しずつ向き合っていく主人公は、乾いたアスファルトに雨がしみ込んでいくように、じわじわと少しずつ熱量を取り戻していきます。
    そしてずっと守っていた堤防が決壊するシーンでは、読んでいる私まで堤防決壊!笑

    「なあ、今の君に今の僕はどんな風に見える?」
    結局は、それが唯一の答えで、一番大切な守るべきことのような気がします。

    真夜中の五分前―以前なら「昨日」に取り残されてるような主人公だったけれど、今は&

    0
    2020年10月06日
  • WILL

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    MOMENTの続編。
    その合間にそんなことになってたのかー!的な。
    森野さんはもっとドライな感じだと思ってたら、意外にも意外に熱血疑惑…?
    「想い人」が好きです。

    0
    2025年05月28日
  • 本からはじまる物語

    Posted by ブクログ

    好きな恩田陸さんが入っていたので思わず読んでみた。短いながらほっこりする感じのものが多くてよかった。

    0
    2025年11月13日
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―

    Posted by ブクログ

    もし仮に私が双子だったとして、同じ人を好きになってしまったら‥その双子を殺して取って代わりたいと思うだろうか。それとも双子がその人を嫌いになるように仕向ける?少しだけ狂っているところはあるけれど、思ったよりもあっさりしたsideAは、そんな双子のひとりが新しい恋人と寝たことを思わせる描写で終わる。本多さんじゃなかったらsideBは読まずに終わってるかもしれないくらい。sideBでどうどんでん返しが起きるのか、それとも何も起きないまま終わるのか。楽しみ。

    0
    2025年10月26日
  • 本からはじまる物語

    Posted by ブクログ

    作品紹介・あらすじ

    1話5分でわくわくできる、本にまつわる18のストーリー。

    森を飛びかう絵本をつかまえる狩人、ほしい本をすぐにそろえてくれる不思議な本屋、祖父がゆっくり本を読む理由、書店のバックヤードに隠された秘密……。
    青春、恋愛、時代小説から、ミステリにファンタジーまで、「本」と「本屋」をテーマに豪華執筆陣18名が集結! 本の世界の奥深さが短いお話の中にたっぷり詰まっています。1話5分でわくわくできてどこから読んでも面白い、本にまつわるショートショート・アンソロジー。

    *****

    本にまつわるショートショート18編を集めた短編集。
    僕は梨木果歩さんの作品目当てで購入。
    ホロリとさ

    0
    2025年10月05日
  • こぼれ落ちる欠片のために

    Posted by ブクログ

    真実を見抜き、治安を守る警察官
    しかし、彼らの正義は本当に正しいのか。真実とはそもそもなんなのか。
    そう問いながらただひたすら犯人を見つけるために、働く。

    それだけのはずなのに、何故こんなにもそれが難しいのか。
    真実か、正義か、それがなぜ天秤に計られるのか。

    ひたむきに事件を追い続ける刑事の葛藤をとくとご覧あれ

    0
    2025年08月30日
  • MEMORY

    Posted by ブクログ

    MOMENT、WILLに続く短編集。この2作に出てた森野と神田が出てきて、その後の2人が知れるのが嬉しい。で、短編集自体が良くて引き込まれるし2人がどう関わってくるのか新たな2人が知れる新鮮味がある。このシリーズラストかな?シリーズ好きやってんなぁ。

    0
    2025年08月24日
  • dele

    Posted by ブクログ

    ゲームで例えると、ubiのゲームみたい。
    最初は「!!」だけど、そのうち「……」
    (わかんないですよね、すみません

    主人公、都内に家持ち、幼馴染の女の子付き…
    ラノベのビックリの設定(笑)

    0
    2025年08月10日
  • FINE DAYS

    Posted by ブクログ

    表題作を含む四つの物語を収録した短編集。

    著者初の恋愛小説は、ファンタジーやホラーを想起させる不思議な世界観で、それが物語から感じられる儚さや切なさを、際立たせているように思います。

    死という重いテーマと、透明感のある軽快な文体のバランスも良く、読後に静かな余韻が残るのも印象的でした。

    0
    2025年07月31日
  • MOMENT

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人は死ぬ前に何を望むか、、4作品収録されている短編集。
    私自身、ひねくれものなので
    なんとなく綺麗事で終わるんだろうなあと。でも自分も病気をして、入院中だったのでそういうのもたまには良いかなと思って読んでみました、、。
    けど、、人が人に対して抱く執着心、復讐心の怖さだったり、すべてを手に入れて華やかな世界も見尽くしてきたはずの女性の”孤独”だったり、、
    決して綺麗ごとではなく、一筋縄ではいかない、死を待つ人の様々な思いにグッと胸を締め付けられるような感覚もあり、ただその中にも一縷の希望が輝いていて、、
    圧倒されました。

    また本多孝好さんの文体が本当に美しく、切なくて好きになりました。
    他の作

    0
    2025年07月16日
  • ALONE TOGETHER

    Posted by ブクログ

    相変わらず言葉選びが好きだな。飄々としてて優しい、みたいな。
    みんな自分の中のやり切れないものとか、自分自身とか、そういうものと折り合いをつけながら生きていくんだよね

    愛だの恋だのは自分にはちょっとむずかしかったな。
    いつか読み返したら少しは共感できるんだろうか。
    それでも大切な人がそばにいるから、前を見て歩けることは確かにある。

    0
    2025年07月11日
  • こぼれ落ちる欠片のために

    Posted by ブクログ

    事件に関わる人すべてが、事件をきっかけにして様々な「怖さ」を表せていく。ほんの些細な欠片がこぼれ落ちただけで、人の怖さ、恐ろしさ、弱さが表面に溢れ出てしまう。
    相手の心の中が見えない人間やその集団だからこそ、わずかな欠片でも想定外の流れを作ってしまったり、思いもよらない方向へ進んでしまったりするのだろう。
    そんな、人の危険性をしっかりと意識できた主人公のように、自分も相手の気持ちに思いを馳せ、少なくとも人を傷つけることはないように生きていきたい。

    0
    2025年06月11日
  • こぼれ落ちる欠片のために

    Posted by ブクログ

    県警本部の刑事部捜査第一課強行犯二係、宮地班長のもと、 30代前半で独り身の俺、和泉光輝が遭遇する事件。その捜査の過程で考え逡巡する和泉が描かれ、犯人、被害者、関係者と、捜査陣の人間模様も描かれる。短いので1時間ドラマをみるようだ。題名の「こぼれ落ちる欠片のために」という言葉がまさにぴったりはまる。事件が起きて顕わになる生活、人生の欠片。ちょっと上辺を掬いました、という感じがしないでもない。。

    イージー・ケース
    若い独身の男性訪問介護員が殺された。訪問家庭との間に何が・・

    ノー・リプライ
    死んじゃったんです、と女からの電話が警察に。取り調べに何も答えない女の成育歴のやるせなさ。

    ホワイト

    0
    2025年05月30日
  • こぼれ落ちる欠片のために

    Posted by ブクログ

    初めて読む作家さんです。物語の核となる箇所がどこなんだろうか、と思いつつ読み進めました。タイトルの意図を理解出来た時、やっと腑に落ちました。

    0
    2025年05月03日
  • こぼれ落ちる欠片のために

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    コミュ強だけど鈍感な和泉と、コミュ障だけど観察力に優れた瀬良のでこぼこコンビが、お互いの欠点を埋め合いながら事件を解決していく。

    事件の背景にはいろんな事情がある。すべてを明らかにすることだけが正義ではない。
    事件よりも人に焦点をあてたような優しい作品でした。

    0
    2025年04月27日