本多孝好のレビュー一覧

  • ALONE TOGETHER

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    何度目かの再読。
    愛とか希望とかを全く肯定していないのに、それでも前向きにさせてくれる、大好きな小説。

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    2013年02月26日
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-B―

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    ほっとするようなSide-Aのラストから一転、Side-Bの冒頭は、後ろから頭をガツンと殴られたような大きな衝撃から始まります。

    恋人を失うということと、「自分は誰なのか」という答えのない問いと少しずつ向き合っていく主人公は、乾いたアスファルトに雨がしみ込んでいくように、じわじわと少しずつ熱量を取り戻していきます。
    そしてずっと守っていた堤防が決壊するシーンでは、読んでいる私まで堤防決壊!笑

    「なあ、今の君に今の僕はどんな風に見える?」
    結局は、それが唯一の答えで、一番大切な守るべきことのような気がします。

    真夜中の五分前―以前なら「昨日」に取り残されてるような主人公だったけれど、今は&

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    2020年10月06日
  • MOMENT

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    裏表紙のあらすじでは、人生の終わりに何を思うのか―希望の話、的な感じだったので感動ものだと思ったら、そうでもなかった。
    いや、そう狙ったのかもだけど…
    4篇からなる短編集で、病院の掃除夫としてアルバイトする主人公が死の間際の人々の願いを叶える、という話ではある。
    けどうーん、半分くらいはなんかちょっとゾッとしちゃって全然感動って感じではなかったなぁ…

    主人公のキャラクターは飄々とした青年で嫌な奴ではなかった。ただ達観し過ぎてるような、コミュ力が高すぎるような、大学生??って感じではあったけど

    自分が死ぬときは何を思うのかな、誰がいるのかな、と思う話ではあったな

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    2026年07月03日
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1

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    田島昭宇が表示のノベルズ版で読んだのが初読で、かっけーってしびれた記憶がある。12年前の話だ。当時の感想を読むと「過剰な期待をしすぎた?」と意外とシビアで、人の記憶はあてにならないもんだという話はさておき。特殊能力の持ち主たちの物語。超人的な運動能力、聴覚、視覚記憶力。派手さはないが、確かにそこにすぐれていたら使いようによっては便利…なのか?自分の記憶はあてにはならないが、好みというのは12年経っても変わらぬようで学生運動に身を投じた三井のくだりにひっかかる。世代のグラデーションを感じられたのはよかった。

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    2026年06月19日
  • こぼれ落ちる欠片のために

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    ほかの方の評価は結構高いけど 3.5

    世良という女性警官がどうも合わなかった。
    全然喋れず、コミュニケーションもとれない人が警官? しかも、職質の女神とかは言われてるが、彼女の言動で事件がばしばし解決していくという話でもないし… このキャラ必要だったのか?…


    3篇の短編集。
    最後のはなんか胸が痛かった。
    小学校5年の男の子と3年生の女の子の兄妹。親からネグレクトを受けており、兄妹2人で生活していた…

    男の子はフライパンで殴られて、意識不明でスーツケースに入れられて土手から川に捨てられたけど、開いてたファスナーから這い出し、家にたどり着いてたって 無理あるだろって思った

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    2026年06月17日
  • dele2

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    シリーズ第2弾です。
    最初の2章は短編でしたが、3章目は2人の過去を垣間見て、続きがある形で終わっているので、第3弾も楽しみです。
    2弾目なので、中だるみしないかと思いましたが、3章目でしっかり締めてくれた印象でした。

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    2026年06月08日
  • dele

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    条件を元に依頼主の消して欲しいデータを代行して消す仕事をしている中で、様々な事件に巻き込まれるのですが、発想やストーリーは面白かったです。
    ミステリーですが、長すぎない短編集です。
    記憶と記録、死んでいったものと残されたもの、その両方が上手く絡み合ったストーリーで、楽しく読ませてもらいました。

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    2026年05月28日
  • WILL

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    ネタバレ

    両親から継いだ葬儀屋を営む森野のお話だった。家族の愛や友人との関係、自分の中の葛藤などが考えさせられるお話だった。
    ただ私には特に佐伯の家族の関係が複雑なのと橋口の思い込みのところだけ少し話に入りきれなかった。
    森野の中で家族へや家族からの愛情や幼なじみ神田からの愛情、従業員竹井の父性のような愛情が上手く昇華できていれば良いなと思った。

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    2026年05月04日
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-3

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    ネタバレ

    最終巻らしく、展開が早くて色々な登場人物の思惑が入り乱れる混沌とした巻でした。誰が敵で誰が味方なのか…。どの立場から見るかによってその答えが変わります。気になっていた異能力者達の出生の謎は結局よく分からずもやもやしました。

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    2025年12月22日
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2

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    ネタバレ

    1巻から昴の能力は何なんだろうと思っていたのですが、高度な情報処理による予知能力だと分かって、彼がリーダー的立ち位置にいることに納得がいきました。昴が仲間を大事に思っている様に、敵対組織であるアゲハのメンバーも仲間を思っているのは同じなんだなと思いました。彼らの異能力がどこから来たものなのかという、彼らの出生の謎が気になります。

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    2025年12月22日
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1

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    ネタバレ

    裏表紙のあらすじを読んで想像していた異能力感は今のところそこまで感じられず、政治の世界を舞台にしたいざこざがメインの様に思えます。淡々とした文体で、レポートを読んでいるような気分になります。今後の展開でより異能力が重要になっていくのか、続けて読もうと思います。

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    2025年12月22日
  • 本からはじまる物語

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    好きな恩田陸さんが入っていたので思わず読んでみた。短いながらほっこりする感じのものが多くてよかった。

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    2025年11月13日
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―

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    もし仮に私が双子だったとして、同じ人を好きになってしまったら‥その双子を殺して取って代わりたいと思うだろうか。それとも双子がその人を嫌いになるように仕向ける?少しだけ狂っているところはあるけれど、思ったよりもあっさりしたsideAは、そんな双子のひとりが新しい恋人と寝たことを思わせる描写で終わる。本多さんじゃなかったらsideBは読まずに終わってるかもしれないくらい。sideBでどうどんでん返しが起きるのか、それとも何も起きないまま終わるのか。楽しみ。

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    2025年10月26日
  • 本からはじまる物語

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    作品紹介・あらすじ

    1話5分でわくわくできる、本にまつわる18のストーリー。

    森を飛びかう絵本をつかまえる狩人、ほしい本をすぐにそろえてくれる不思議な本屋、祖父がゆっくり本を読む理由、書店のバックヤードに隠された秘密……。
    青春、恋愛、時代小説から、ミステリにファンタジーまで、「本」と「本屋」をテーマに豪華執筆陣18名が集結! 本の世界の奥深さが短いお話の中にたっぷり詰まっています。1話5分でわくわくできてどこから読んでも面白い、本にまつわるショートショート・アンソロジー。

    *****

    本にまつわるショートショート18編を集めた短編集。
    僕は梨木果歩さんの作品目当てで購入。
    ホロリとさ

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    2025年10月05日
  • こぼれ落ちる欠片のために

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    真実を見抜き、治安を守る警察官
    しかし、彼らの正義は本当に正しいのか。真実とはそもそもなんなのか。
    そう問いながらただひたすら犯人を見つけるために、働く。

    それだけのはずなのに、何故こんなにもそれが難しいのか。
    真実か、正義か、それがなぜ天秤に計られるのか。

    ひたむきに事件を追い続ける刑事の葛藤をとくとご覧あれ

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    2025年08月30日
  • MEMORY

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    MOMENT、WILLに続く短編集。この2作に出てた森野と神田が出てきて、その後の2人が知れるのが嬉しい。で、短編集自体が良くて引き込まれるし2人がどう関わってくるのか新たな2人が知れる新鮮味がある。このシリーズラストかな?シリーズ好きやってんなぁ。

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    2025年08月24日
  • dele

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    ゲームで例えると、ubiのゲームみたい。
    最初は「!!」だけど、そのうち「……」
    (わかんないですよね、すみません

    主人公、都内に家持ち、幼馴染の女の子付き…
    ラノベのビックリの設定(笑)

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    2025年08月10日
  • FINE DAYS

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    表題作を含む四つの物語を収録した短編集。

    著者初の恋愛小説は、ファンタジーやホラーを想起させる不思議な世界観で、それが物語から感じられる儚さや切なさを、際立たせているように思います。

    死という重いテーマと、透明感のある軽快な文体のバランスも良く、読後に静かな余韻が残るのも印象的でした。

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    2025年07月31日
  • MOMENT

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    ネタバレ

    人は死ぬ前に何を望むか、、4作品収録されている短編集。
    私自身、ひねくれものなので
    なんとなく綺麗事で終わるんだろうなあと。でも自分も病気をして、入院中だったのでそういうのもたまには良いかなと思って読んでみました、、。
    けど、、人が人に対して抱く執着心、復讐心の怖さだったり、すべてを手に入れて華やかな世界も見尽くしてきたはずの女性の”孤独”だったり、、
    決して綺麗ごとではなく、一筋縄ではいかない、死を待つ人の様々な思いにグッと胸を締め付けられるような感覚もあり、ただその中にも一縷の希望が輝いていて、、
    圧倒されました。

    また本多孝好さんの文体が本当に美しく、切なくて好きになりました。
    他の作

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    2025年07月16日
  • ALONE TOGETHER

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    相変わらず言葉選びが好きだな。飄々としてて優しい、みたいな。
    みんな自分の中のやり切れないものとか、自分自身とか、そういうものと折り合いをつけながら生きていくんだよね

    愛だの恋だのは自分にはちょっとむずかしかったな。
    いつか読み返したら少しは共感できるんだろうか。
    それでも大切な人がそばにいるから、前を見て歩けることは確かにある。

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    2025年07月11日