本多孝好のレビュー一覧

  • MEMORY
    本多さんは短編集より長編の方が個人的には面白いと思う。しかしこのMEMORYは神田と森野の三部作の核であり、彼らを見続けてきた読者としては読まない訳にはいかない作品でもある。登場人物以外に視点を置いたオムニバス短編で一気に読めた。ラストは予想通り。だけどその通りで良かったと素直に思える。本多さんの著...続きを読む
  • WILL
    MOMENTが男目線で書かれているのに対し、こちらは女性目線。
    こちらはMOMENTに比べ後味が良い系。
    おもしろいけど何か足りないなー
    と、思ってましたが

    最後にやられた。
    こんなのとっておいたか!
  • MEMORY
    MOMENTとWILLを補完する短編集。
    先に2作を読んだ方がより楽しめる。
    友達の昔や今を他の友達から聞くような、そんな感じがする。
    扱うテーマは重いのに、サラリと書いてるところもイイ。
  • 正義のミカタ I’m a loser
     サブタイトルの「I'm a loser」におや?と思う。正義のミカタなのに敗者なん?と。

     読みはじめると、なるほど「正義の味方すごい!」となるけれど、この道を選ぶのはもっとすごいなぁ。
     なんつーか、「正義って怖いよね」と日ごろ思ってるんですが、読み終えると、やっぱり「正義って怖いよね」とす...続きを読む
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-B―
    わたしは、あまり村上春樹っぽさを感じなかったけれど。

    side-Aは読んでいて胸が痛くなるような、とても切ない物語だった。このside-Bにも苦しみや葛藤はあるけど、なんだかサラッとしすぎていてひどくさみしいような。こっちの方は結末に重点を置いているからかな。

    そもそもAを読んで随分日が経ってか...続きを読む
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―
    キャラクター設定は相変わらず面白い。
    一気に読み終えた。
    2回読んだが、5分遅れの世界は理解出来なかった。
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―
    途中まで読んだところで村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』を読み始めたらなんだか被った。
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    少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けた...続きを読む
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―
    本多さんの作品は相変わらず心地良く自分の中に溶けていく。

    誰かを好きになることと愛すること。
    わたしには何も特別なエピソードがないが、わたしもきっと主人公と同じだ。苦しい恋愛が周りにたくさんあるのに、自分は愛さえ分からない。愛していると思っていたのに全て愛ではなかったと言うようなことが。
    でもそれ...続きを読む
  • 正義のミカタ I’m a loser
    「正義」と言葉にするのは簡単だ。

    だけど、それを盾にして戦うのは難しい。

    世の中にはたくさんの不公平がある。
    でも、それでも、その不公平を受け入れて生きようと思えば生きられる。
    しかし、その一方で、何一つ物事に真剣に向き合ってこなくても、努力をしなくても、遥かに楽に生き続けている人もいる。

    ...続きを読む
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-B―
    なんだかスッキリはしないのだけど、そのもやもやがまたよかったりして…

    彼の感情がなくなってしまっているようで、なんだか辛く感じた。
  • FINE DAYS
    爽やかなのに,ちょっと怖い青春ストーリ,表題作の「FINE DAYS」,余命いくばくもない父からの願い,過去と現実を行き来する物語「イエスタデイズ」,姉弟の隠された闇と恐怖を描いた「眠りのための暖かな場所」,そして最後はO.ヘンリーを彷彿とさせる,感動のラブストーリ「シェード」.全4編.贅沢な一冊で...続きを読む
  • FINE DAYS
    春樹さんも好きだしチルドレンももちろん好き。

    村上春樹チルドレンなんて言葉も知らずに読み始めたMISSINGから気になって読んでしまう作家の一人です。読みやすい。

    表題のFINE DAYSが良かった。胸の奥がきゅーっと締め付けられる感じ。青春だなぁ。ホラー要素もあって好き。
  • FINE DAYS
    久々に青い気分を満喫しようと、挑戦。

    にしても...著者の作品って独特の空気があるし、
    いやがおうにも深いこと考えさせられるよぁ。
    殊に命とか生き方を考えさせられる気がする。

    本著も御多分にもれず、
    自分は恋愛でなく、むしろ下手な作品より余程怖いホラーに感じた。

    でも、いたずらに心をもてあそぶ...続きを読む
  • 正義のミカタ I’m a loser
    思っていた以上に難しい話に展開。
    みんなそれぞれ抱えるものがあって、世の中は複雑すぎてとても太刀打ちできそうになくて、でも諦めながら生きるには人生は長すぎて、
    そんな中で”自分らしく”って何だ⁉
  • FINE DAYS
    面白かったけど、著者の短編集の中では一番微妙だったかも。寝る間を惜しんでまで読みたい本ではない。でも、やっぱりいつも読後感が優しい。シェードがあったかくて一番好き。
  • FINE DAYS
    恋愛小説だけど、不思議な話だった。高校時代の美女やお父さんの昔の恋人に会ったり、大学院の女の子が年下の男の子の秘密を知ったり、3つ上の契約社員とつきあったり、青春あり、大人な恋愛あり盛り沢山な短編集だった。
  • FINE DAYS
    どの話も素敵でしたが、一番心に響いたのは、「シェード」という作品です。

    闇を創るのは、他の誰でもない、自分自身。
    恐れや、苦しみ、悲しみに取り付かれて、いつの間にか闇に呑み込まれてしまう・・・。

    光がなければ、闇も存在しない・・・。

    闇を前にした時こそ、忘れてはいけない。
    闇の深さに怯える前に...続きを読む
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―
    「甘えたい衝動があり、それが甘えだという理性もあった」

    このフレーズが何故かよい。とっても簡単な文だけど、気持ちの複雑さをよく表現していると思う。
     クールで無愛想でアパティア、でも自然と周りが寄って何でもうまくいく。これがこの本の主人公の設定で、他の小説でも男性が語る場合はほとんどがこんな主...続きを読む
  • MISSING
    本多孝好さんの短編集。
    一つ一つの物語が素敵です。
    心から揺さぶられたり、ドキドキしたり、色々な事を感じさせてくれる一冊でした。
  • ALONE TOGETHER
    会話や表現の仕方が村上春樹っぽい。ただ、宗教とか人間関係において語られてる部分はなるほどな、と唸る部分が多く、哲学的に考えさせられた部分も多くあった。
    明るい話ではないが、前向きにさせてくれる話。