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Posted by ブクログ
生粋のいじめられっこの蓮実亮太。彼は大学入部と共にひょんなことから「正義の味方研究部」に所属することになる。亮太は研究部の一員として、メンバーと共に大学の様々な不正や悪行に介入していく。
”正義のミカタ”とは”味方”でもあり”見方”でもあります。だれにとっての正義なのか、その正義はどの立場から見ても、変わらず正義なのか。
圧倒的弱者だった亮太は、正義の味方研究部に所属することで正義を執行する側の強者となります。
しかしその正義は、強者の論理から振りかざされる独善的なものではないのか、弱者の視点がそこにあるのか、
かといって、正義を執行するものがいないと社会が成り立たないのも事実なわけで、そこは何とも難しいところです。そんな中で強者の仲間となった弱者の亮太は、どんな正義に向かうのか。
難しい問題ではありますが、それを大学のキャンパスライフや友情、ほんのりとした恋愛描写といった青春小説の要素も含みつつ、爽やかに描かれます。そのため、なかなかすっきりと終わりにくい話だと思うのですが、雰囲気よく締めてくれた作品だったと思います。
Posted by ブクログ
Geminiを参考に使って、レビューを書いています。
主人公の蓮見亮太は、高校時代にいじめられていた過去を持っています。その弱さや、過去の経験からくるコンプレックスは、簡単に消えるものではありません。この物語のはじめの頃は、読んでいて少し嫌な気分になったほどです。
この小説では、「正義とは何か?」という普遍的な問いと、自分自身の弱さや過去にどう向き合うかという個人的な葛藤が、リアルに描かれています。
小説のもう一つの大きなテーマは、「正義」の多面性です。亮太たちが所属する「正義の味方研究部」は、学内のトラブルを解決していきますが、その中で、正義は一つではないこと、誰かの正義が別の誰かの不利益になる可能性があることなどが示唆されます。
単なる勧善懲悪の物語ではなく、正義という概念の奥深さや難しさを、コミカルなタッチで描き出している点が魅力的です。
いじめや格差といった社会的なテーマを扱っている一方で、テンポの良い展開や、個性豊かなキャラクターたちのやりとりがユーモラスに描かれています。このユーモアとシリアスのバランスが絶妙で、重たいテーマでありながらも、最後まで楽しく読み進めることができます。
「負け犬」というタイトルが示すように、弱さを抱えながらも前向きに進もうとする主人公の姿は、読者にも勇気を与えてくれる、小説だと思います。
Posted by ブクログ
カッコ悪い「正義」
これ、ホントに本多孝好?
いじめられっこ蓮見亮太は、苦労の末、大学に入る。誰も知らないココで新たな自分を生きよう、と思っていた矢先、高校時代のいじめっこのボス、畠田が同じ大学にいて、いじめが再開すると思った所へ登場したのが、桐生友一。ボクシングの高校チャンピオンは、簡単に亮太を救う。
そして、「正義の味方研究会」に入部することになる。部員は、眼鏡をかけた亘先輩、筋肉マンの一馬先輩、美人の優姫先輩、伝説の部長。
大学内の正義を体を張って守る仕事のなかに、勧誘された亮太は過酷ないじめ体験の中で、暴力の技を見切る能力をつくっていたのだった。
初めての友達と、先輩と、同級生の蒲原さんの中で、充実した大学生活を送っていた良太だが、ある事件をきっかけに、「正義」とはなにか、を考え始め、「正義の味方研究会」を止めることを決意する。
派手にカッコいい「正義の味方」はうそ臭い。本格いじめられっこの亮太は、ダサいやり方で自分の「正義」を生きるのだった。
2009-04-18
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小説・文芸
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