【感想・ネタバレ】at Homeのレビュー

あらすじ

母は結婚詐欺師、父は窃盗犯。傍から見ればいびつに見える家族も、実は一つの絆でつながっている。ある日、詐欺を目論んだ母親が誘拐され、身代金を要求された。父親と僕は母親奪還に動き出すが……。

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Posted by ブクログ

「at Home」の父親の行動にうるっとし、「日曜日のヤドカリ」の父娘関係にあこがれ、「リバイバル」の夫婦関係が本物になったらと淡い期待をし、「共犯者たち」の家族での(共犯)行動に熱くなった。

色々な理由、環境、人達で構成されていても家族は成立し、ちょっとしたことで壊れてしまう……強くて脆い家族の話、どれも最高。

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2025年09月03日

Posted by ブクログ

読んだ後、心が温かくなり幸せな気持ちになりました。
4つの家族の短編集です。
悪い奴に捕まった母親を危険をかえりみず助けに行く家族。
妹を信じ、妹の宝物を取り返しに行く家族など。
どのお話しの家族にもハラハラドキドキの出来事が起こり、そして家族を守る為、必死に立ち向かっていく。そんな様子に心が動きました。
文章も読みやすく、話しの展開も速いので、一気に読めて面白かったです。読後感最高です。

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2024年06月07日

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いろんな家族の話。どの家族の話もすっごい好きで、家族の在り方なんて人それぞれなんよなぁ。4編からなる短編集なんやけど、どの話も長編小説で読みたいくらい好き。at homeが特に好きで、泥棒の父と詐欺師の母、偽造屋の兄と妹弟の話、って聞くだけで既に面白いし実際面白い。

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2023年08月06日

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色んな形の家族があっていい。そう思わせてくれるお話だった。
道ですれ違うだけの人たちも、みんなそれぞれ家族がいて、それぞれのドラマがあるのだ。
やはり、小説は様々な人生を疑似体験させてくれる。素晴らしい。

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2021年08月19日

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表題作のatHomeは家族の愛をひしひしと感じて愛しさ溢れた。こんな家族のあり方も悪くない!どこへ行ったって離れていたって家族は家族なんだ!

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2018年08月07日

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ネタバレ

ハッケンくんストラップは人魚なハッケンくんをもらう。
犬神家と貞子3D版いいなぁ!

タイトル通り家族、な短編集。
どれもその後が読みたくなるお話ばかり。
特に「日曜日のヤドカリ」が好きです。
弥生さんと現お父さんの掛け合いにほっこり。

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2025年05月28日

Posted by ブクログ

家族をテーマにした短編集。4編収録されている。1作目の雰囲気から連作短編の印象だったが独立した短編集で驚いた。それほどに表題作の1編目の内容が濃かった。これで80ページにしてしまうのかと。個人的にベストは「日曜日のヤドカリ」再婚で親子となった主人公の父と娘との交わりが絶妙なタッチで描かれている。そういえば本多さんってハートフルの中にハードボイルドを埋め込むような書き方をする人だったと再認識。文章も上手くて流石だな~と思ったのだが、作品が少ないんだよね。この人。

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2025年03月27日

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好みはあると思うけど、人によって色々な「家」があることを読み感じることができる良い物語群でした。実は数年前に読んでいたはずなのだけど、書庫で見つけて、読んだ記憶がなく、再読した一冊でした。

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2024年08月28日

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表題作、at home非常に良い。
結婚詐欺、泥棒の両親と、学生の妹、今日もゲームで世界を救う弟と暮らすパスポート偽造者の俺。
こんな物騒な家族に惹かれてこの本を手にした。
結婚詐欺師の母は逆にターゲットに誘拐されてしまい、父と俺は犯人に呼び出され母を助けにいくのだが、そう簡単にはいかない。
ゲームで世界を救っていたはずの弟まで乱入し、果たして母は助けられるのか?!
家族って血の繋がりじゃなくて気持ちの繋がりだよな、と強く思った。
"母さん"のために男3人よく頑張った。
5人の過去は悲しいものだけれど、いまそれぞれが家族を想えているのだから、ハッピーってことでいいのかな、と最後にふわっとした気持ちになれる。
バラバラにならなくて良かった。

最後の 共犯者たち も個人的には好きだった。
母と妹と暮らしていた主人公の俺。数年後、子供の頃に失踪した父と、偶然再会する。今では年に一度は会う関係性。
ある日、妹が息子に虐待をしているのではないかという疑いが浮上。
妹を信じたいけれど、もし本当だったらという不安に負けそうな俺をよそに父は思いもよらない行動に出る。
両親かっこいい!ともなるし、それに加わっちゃう俺も結局家族想いなんだよな。息子なんだよな。

家族っていいなぁ。

家族を守るときは全力で!な話が多くて良かった。

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2022年12月05日

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映画で観て面白かったので。
短編集で映画の内容は短くてちょっと残念だと思っていたけれど、読み進めたら全部が良かった。
ちょっとかっこ悪くて抜けていたりするお父さんが一生懸命にお父さんをやろうとする姿はかっこいい。失敗もするけど家族を思う気持ちが無いわけではないお父さん達に温かい気持ちになる。
素敵なお父さん達でした。

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2022年10月16日

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そうそう、本多さんと言えばこの感じ。好きです。
いろんな家族の形があるんだな。
目をそらしたいような部分もあるんだけれど、「どう?いい家族でしょう」「理想の家族愛ってこうなんですよ」みたいな小説よりずっといい。

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2022年01月25日

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家族というよりも親子の話。

血の繋がりだけで親子になるわけじゃない。形はそれぞれであるけど、お互い歩み寄らなくちゃ親子にはなれないじゃないかな。

私は親に恵まれてたと思う。

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2019年12月30日

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いろんな家庭のお話。

世間体だけではわからないことはたくさんある。

その人の内面をちゃんと知ってる人に
分かってもらえれば
それでいいのかな
って思わせてくれた。

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2019年08月26日

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複雑な家庭環境でどうなるのかと思う話ばかりでしたが、どれも愛情を感じる感動作でした。中身の濃い短編集だったなって感じで得した気分です。凄く良かったです。

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2019年06月24日

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4話からなる家族のお話短編集。
色んな家族の形がある。血の繋がりがない、離婚した相手、数年会っていない等設定は様々だけど家族って素敵と思えるお話ばかりだった。

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2019年03月20日

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普通じゃない家族の 家族の話

表題作のat homeと最後の作品 共犯者たちは涙無くしては読めません。

因みにat homeの家族は 母が結婚詐欺師 父が泥棒 息子がパスポートの偽造屋 引き篭もりの弟と家事担当の妹!
普通じゃない家族に訪れる普通じゃない出来事

本作は良い短編かと思います。でも再構成して長編化しても面白いかと思います。

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2018年09月16日

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4つの家族の短編小説。

表題作は、父親が泥棒で母親が結婚詐欺師、偽造屋の自分と、引きこもりの弟、家事をこなし学校にも通う妹という家族構成。


表題作から驚きでしたが、家族の数だけ形があるんだなぁと。
戸籍とか血のつながりとかが家族のすべてじゃない。
家族ってなんだろうって、改めて考えました。

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2018年04月25日

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短編集。
「共犯者たち」感想
愛されて育った子供は愛することを知っている。
ニュースで虐待事件が取りあげられると言われる決まり文句だ。
子供は親を選べないし、子供の力では自分を守ることもできない。
虐待の心理って理解できない。
圧倒的に非力なものに対して、どうしてああも残酷になれるものなのか。
親の愛。愛のカタチ。隠された真実。
人は誰も、知らないところで誰かに守られながら生きているのかもしれない。
親子愛がテーマなんだろうか。
あたたかくて切なくて、だけど最後にはやっぱり人を信じたくなる。

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2017年02月24日

Posted by ブクログ

映画アットホームの原作ということで読んだ。長編かと思いきや、家族をテーマにした4編の短編集でした。なので展開が早くて、感情移入が少しついていけなかったかな( ´△`)アットホームは心理描写をもっと入れて長編にしてほしい気分です。けれどストーリーは面白いです。自分としては物語を傍観しているように感じる小説が苦手で、どちらかというとアットホームは傍観小説に感じてしまった。これはまったくの好みなのですが、映画にし易い小説ってなんか苦手なんです。これは本当に自分のわがまま。でもストーリーは面白い(´∀`*)

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2017年01月17日

Posted by ブクログ

家族がテーマの中編集。
ただ、家族と言っても一般的に思い浮かべるようなものではなく、擬似家族、再婚相手の子供、偽装結婚、幼い頃に家を出た父親と、一癖も二癖もある形態。
なのに一般的な家族を遥かに上回る絆の描き方が見事でした。

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2016年10月27日

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at home、日曜日のやどかり、リバイバル、共犯者たち、の4作が纏まった本。どの作品もテーマは「家族」
at home: 血縁関係のない家族が、それぞれ違法な「仕事」をしながら生計を立てている中で事件が起こる物語。
日曜日のヤドカリ: この作品も血縁関係のない父娘の物語。
リバイバル: 闇金から借金をして、返済をすることに自分の生を感じる初老の男が、ブラジル人と偽装結婚させられてしまう。
共犯者たち: 妹夫婦に問題があって、息子を虐待している父親の元、主人公がその子を取り返しに行く話。

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2016年08月07日

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4つの家族の物語 短編集

どれもどんでん返し!
結構ハードめ家族の愛の話
どれもこれも愛がそこにあるな…そしてどんでん返し面白くて一気読みでした

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2023年12月23日

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家族の形に正解はない。
たとえ血がつながっていなくても、たとえ一緒に暮らしていなくても。
他人と結婚して家族になるんだもん、そりゃ様々ですよね!と実感できる。

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2022年08月28日

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2013年9月4日
4つのお話がはいっています。
個人的には、本のタイトルにもなっている「at Home」が一番好きでした。

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2021年09月27日

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短編集

さまざまな家族模様があり、いずれも最後はあたたかくなるストーリー!
心があったかくなった!

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2021年08月02日

Posted by ブクログ


at Home という題名を見て誰を真っ先に浮かべたか。
真っ先に浮かんだ人こそ家族だと思わせる小説。

自宅という意味の題名だが
この本を読んでいると自宅というものは
それぞれなんだとより一層感じる。
血の繋がりが無くても一緒に生活を営む場所。
安らげる場所こそが自宅なのでは無いだろうか。

の繋がりのみが親子、家族ではない。
過ごした時間は血よりも濃いという言葉が有るように
家族というものは、思いあって縁を大切にしていかなくては血の繋がりがある人も家族では無くなっていく。

そう思わせるような小説である。

自宅に帰ると暖かく迎えてくれる人
自宅に帰るとご飯を作ってくれている人
自宅に帰ると今日の出来事を話してくれる人
 
自宅に帰るだけで暖かくなれる場所

家族の定義は何だって良い
本人たちが家族というのなら家族である



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2021年03月06日

Posted by ブクログ

色んな家族の形が描かれていた。

家族に起こる問題も、想像できない事件が多く、ハラハラドキドキした。

短編集で読みやすく、満足した。

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2021年02月21日

Posted by ブクログ

家族をテーマにした4編からなる短編集
さまざまな家族が描かれています

「at Home」
父は泥棒、母は結婚詐欺師、兄はパスポート偽造屋、そして、弟と妹。母が結婚詐欺のターゲットに逆に誘拐されて、身代金を要求される事態へ。
母親を救い出すことが出来るのか?
この家族の行く末は?
彼らが守ろうとしているモノ
といった展開ですが、違和感ある伏線が最終的には回収され、スッキリ、ほっこり終わります。

「日曜日のヤドカリ」
結婚した女の娘をさんづけで呼び合う妙な関係の父娘。
そこに父を捜してほしいと訪ねてきた男の子。
その男の子の父親とは?
といった展開。娘と父の微妙な距離感と信頼関係が良い雰囲気でした。

「リバイバル」
やくざの抗争に巻き込まれた男の物語。
別れた妻、失った子供の話が哀しい。

「共犯者たち」
ちょっとあり得ない設定。妹が子供を虐待?
子供を夫側に引き取らせた一方で、そんな妹を信じる別れた父母。この父母がとてもいい味だしています。
そして、虐待していたのは妹ではなく夫側?
ことの真相は?

4作の中でも良かったのはやはり「at Home」
ちょっとコメディタッチながらも、温かな展開で良かったです。
また「共犯者たち」も良かった。
とくに、このどうしようもない父親が実はとても温かく、何とも言えない人物。

そんなわけで、いろんな設定で、それぞれの家族がお互いを思いあう姿が描かれています。

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2018年04月30日

Posted by ブクログ

いろいろな人がいる様にいろいろな形の「家族」「親子」がある。
それが血の繋がりの大事さを感じる関係だったり、反対に血の繋がりなんて関係ないよね。と思う関係だったり。
1番好きだったのは表題の「at home」
短編じゃなくて長編でも良かったと思った。
ただ「日曜日のやどかり」「共犯者たち」も「父親」がとても格好良い。「共犯者たち」の父親は外で見てると格好良いが自分の親だったらどうだろう?ちょっと…。って思うな。
丁寧な言葉使いで話す父娘。
親子3人で独特なカレー(笑)を食べる最後のシーンがとても好き。
そのシーンだけ会話だけなのも印象的。
あぁ、家族だな。
「リバイバル」はその中でも少し異色な感じがした。

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2016年12月20日

Posted by ブクログ

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特殊な背景の家族模様の短編集。ユーモア溢れる犯罪一家の話や義弟の幼児虐待の話が印象的だった。なかなか面白い。

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2016年08月28日

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