本多孝好のレビュー一覧

  • アフター・サイレンス

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    事件被害者やその家族のカウンセリング。人はただ生きているだけでも大なり小なり心に傷を負うものだ。ただ、それが突発的に奪われる「事件」であったら、その傷は自力で癒すのは難しいだろう。それは想像できる。だからとしてカウンセリングという手法があるのも想像できる。実際がどんなだかは不明だ。高階唯子、彼女も真摯に誠実に、カウンセラーとして向き合う。あまりにも生真面目な接し方に彼女が疲弊しないか心配になる。彼女が公認心理士を選んだ理由そこにある想いは、不器用だけど実直だった。

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    2024年11月03日
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-B―

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    ネタバレ

    side-Aとside-Bにした理由が分からない。
    上下でいい。
    想像をふくらまして、裏を読んでしまってただけに残念。
    主人公の名前が出てこなかった理由も特になかった。

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    2024年11月03日
  • 正義のミカタ I’m a loser

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    正義とは何か

    軽い気持ちで読み始めた本
    ボリュームはあるものの、分かりやすい言葉でテンポ良い文なので1日で読めてしまった

    特に何か大きな事件があるわけでもないけれど、
    高校から大学に進学した時の
    新しい人間関係の構築や社会カーストの気付きなど、なるほどなるほどと共感?理解?できる内容で自分だったら、と考えてしまうところが沢山あり読み応えがある本だった


    亮太が高校時代いじめられていたことについて
    初めて触れる父親との場面
    惨めだから触れられたくなかった…的なことが書いてあったけど、いじめられていたことに理由なんてなくて、それなのにいじめられていた自分を惨めだと感じてしまうところは心苦しさ

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    2024年09月16日
  • MEMORY

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    森野が男前過ぎて惚れる(女性です)。いや、私もこんな人間になりたいし、友達にもなりたいし、恋人にもなりたい。圧倒的に森野ファンです。

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    2024年09月08日
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-3

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    三巻に渡ったにしては最後のアゲハと昴の戦闘とか亘のこととか学の生死とか。面白いからこそもっと詳しく内容が気になった。もっと続きがあったらもっと満足だったかな。

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    2024年07月04日
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1

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    映画を見る前にと思い1冊目。どの人の話なのかたまにわからなくなったけどさらーっと読み終わった。あと2冊、アゲハと昴達の絡みが気になる。

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    2024年07月04日
  • dele

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    2024-10

    依頼人が死亡したら、頼まれたデータを削除する仕事のお話。

    本来は死亡したら中身を確認せずにすぐに削除するはずなのに、新人祐太郎になんやかんやと言われて中身を見てしまう圭司も圭司では……と思ってしまった。
    登場人物に割と感情移入してしまうし、 なんか揺さぶられる感じがする。

    私も死んだら誰にもみられずにデータを消して欲しい。

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    2024年04月06日
  • チェーン・ポイズン <新装版>

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    ネタバレ

    いい意味で騙されました。
    本当に表現の方法が上手く最後まで読まないと全体が見えないような小説でした。
    この本は何もかも疲れ切った二人を交互に表しながら、生に取り憑かれるか、また死に取り憑かれるかを表現した作品でした。二人とも環境が一緒で行動した結果何に出会ったかがが後に重要となっていた気がします。
    子供達は未来に、老人は先にある確実な死をうまく表現していて本当にどうでも良くなった時に何に出会うかでその人の考えが後ろに向くか前に向くかが決まるそんな事を暗に伝えているそんな作品でした。

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    2024年04月02日
  • at Home

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    4つの家族の物語 短編集

    どれもどんでん返し!
    結構ハードめ家族の愛の話
    どれもこれも愛がそこにあるな…そしてどんでん返し面白くて一気読みでした

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    2023年12月23日
  • MOMENT

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    末期患者の願いを叶える必殺仕事人と呼ばれることになった神田君と依頼者の話。各々の最期の願いに必死に向き合う神田君の直向きさに心温まる。願いは綺麗なだけじゃなくて人間の業のようでそこも良い。葬儀屋の森野さんがなかなか好き。

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    2023年07月30日
  • MEMORY

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    MOMENT、WILLときて3部作目のMEMORYです

    前2作が良すぎて良すぎて期待しまくりのMEMORYでしたが、番外編的な感じでしょうか
    森野さんが教師に怪我をさせて学校に来なくなったことの真相、二人の結末なども書かれていますが叙述トリック的なお話もあったりです

    やっぱり森野さんの強さと優しさのギャップが良いですねー(*^^*)

    前2作が余りに良すぎたので辛口な採点になっちゃいました^^;

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    2023年06月17日
  • 本からはじまる物語

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    18人の作家による本にまつわるアンソロジー。
    市川拓司さん「さよならのかわりに」が面白かった。梨木香歩さん「本棚にならぶ」は勝手なイメージでほんわかした話かと思ったらなかなかに怖かった。どの作家さんの話からも本好きな気持ちが溢れ出ているように感じた。

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    2023年05月08日
  • dele

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    ドラマとは違うストーリーで新鮮な気持ちで読むことができました。都度出てくる登場人物に感情移入しつつも、深入りしすぎない結末がこの物語の世界観にとても良く合っていて素敵でした。

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    2023年03月20日
  • MOMENT

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    病院で清掃のアルバイトをしている男子大学生が末期患者の最後の願いを叶えていくお話。
    重い。重い。全て重い。
    その人の人生を背負っているのだから重いのは当然かもしれないが、そんなに裏ある!?ってほどに重い。
    私はまったく軽いのしか思いつかないな。

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    2023年03月03日
  • ALONE TOGETHER

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    来月引越しのため新しく本を買うことが出来ず(荷物が…本の量が…笑)
    昔読んたけど感想書いてなかったもの再読中…

    相変わらずの本多孝好さんの不思議な世界観。
    ずーっと暗い感じのまま進む。
    人の波長とシンクロでき、同時に人を傷つけてしまう呪いを持つ主人公。

    人の本音を引き出せる能力なんて非現実的なのに、なんか言葉がリアル。
    犯罪をしている中学生の男の子とシンクロする場面では、社会に対する不安、不満がすごくわかる。

    もっとハッピーエンドで終わってってくれればいいのに〜でもこんなちょっと陰鬱な感じが本多孝好さんぽいのかな。

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    2023年01月26日
  • 本からはじまる物語

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    本に纏わるアンソロジー。
    お馴染みの作家さんは、なるほど作家さんらしいお話だし、はじめての作家さんの話はなかなか新鮮だ。

    梨木香歩さんの「本棚にならぶ」がとても衝撃的で印象が強かった。なんだか、私もこんな風になっていく気がしないでもないと。怖いよりもなぜか納得してしまうのだ。

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    2022年12月25日
  • 君の隣に

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    ミステリー感はそんなに感じなかったけれど、終始漂う暗い感じは、その物語の中に入り込んでいるようで、心地良さを覚えた。

    デリヘル嬢と表せば良いのかな?
    が行方不明になり、その人に関わる人達の物語。

    どこか寂しさのようなものがあって、何だろうな、居心地の良さのようなものさえ感じながら読めた。

    風俗的な仕事に対しては、嫌悪感や蔑みみたいなものは無いけれど、世間的にはどうしても変なイメージがまとわりつく。

    その仕事を選んだのには、何か複雑な事情のようなものがあるのでは?と推察したり、何だか違うものを感じてしまう。

    何だろうね。

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    2022年11月17日
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―

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    恋愛小説は苦手ですが、これは興味深く読めました。
    人を好きになるということについて問いかけられる感じ。

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    2022年10月19日
  • ALONE TOGETHER

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    孤独を、ぼんやりとであっても正しく認識できている人とそうではない人がいる。
    認識できていても、受け止め、受け入れることができない人もいる。

    それぞれの自分と、どう折り合いをつけていくのか。
    自分ではない他人と、どう関係性を保つのか。

    テーマはいい。
    登場人物の選ぶ言葉もいい。

    ただ、ストーリーの結びがテーマに対して薄く軽すぎた感が否めません。

    なので、☆3つ。

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    2022年10月04日
  • MEMORY

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    Momentから続く物語の第三作。
    第三者を主人公に、神田と森野の過去、現在を描く。

    ボリュームはそんなにないので、サックサク読める。

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    2022年09月13日