本多孝好のレビュー一覧

  • MEMORY
    シリーズものなのに、前の作品からだいぶあけてから読んだので、人間関係とかキャラとか忘れてた。
    それでも独立した短編としてそれなりに楽しめました。
    でもシリーズに含めるというよりはスピンオフみたいな感じなのかな。
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-B―

    変わってるね。

    恥じらいがないだけですよ。
    恥じらいがないから周りに合わせようとしない。
    だから変な部分が変なまま残ってこんな大人になってしまった。
    それにも恥じらいがないから、おめおめとこんな面を世間様にさらしている。

    仮に来てくれたところで、友人はすでに僕の知っている友人ではなき。

    その...続きを読む
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―
    尾崎さんは屈託のない人だった。
    30過ぎまで生きているのだからきれいごとだけでやって来られるわけはない。けれど、それが影にならない。曲がったものも、湿ったものも、塩辛いものも、その都度、きちんと飲み込んで消化して来たのだろう。

    愛想のない即物的な人物説明に僕は茶々を入れた
    目が二つで鼻が一つ?
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2
    面白かった。
    ただ、アゲハ、カラス、碧、学、モモ、ヒデ等々愛称的な表現が多くて頭にはいりにくかった。この人の能力は??
    この人はどんな人?前に戻りながらも少し読み飛ばして読んでしまいました。
    ただ、それぞれの人物が魅力的にかかれているので戦闘のシーンは緊張感があったし読み応えがありました。次も期待大...続きを読む
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1
    面白かった。それぞれの人物描写がよく、すぐに引き込まれ一気読みでした。昴のたんたんと語る口調がここちよかったですね。本多さんのハッと気づかせる語り口すきですね。act2も期待大です。
  • WILL
    前作で登場した神田の幼馴染、葬儀屋の森野が葬儀をした人物の満たされない思いを解決するために奔走する話の筋。題名の「WILL」には確か意志、未来という意味があるが、亡くなった人の想い出と訣別するという意味で感動した。「MOMENT」から読んでいくと森野が神田に抱いている気持ちもすごく理解できるなと思っ...続きを読む
  • at Home
    短編集。
    「共犯者たち」感想
    愛されて育った子供は愛することを知っている。
    ニュースで虐待事件が取りあげられると言われる決まり文句だ。
    子供は親を選べないし、子供の力では自分を守ることもできない。
    虐待の心理って理解できない。
    圧倒的に非力なものに対して、どうしてああも残酷になれるものなのか。
    親の...続きを読む
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-B―
    なんというか…ホラー?
    〈Side-A〉で主人公を救ったかすみが、一卵性双生児の片割れのゆかりとの海外旅行中に死亡したというところから始まる。まずここがひどい。
    6年かかって救われた主人公を、いとも簡単に突き落とす本多さん…。
    しかも生き残ったゆかりの夫が、「ゆかりは、かすみではないのか」という疑惑...続きを読む
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―
    本多さんらしいと言えばらしい…。
    一卵性双生児の片割れと知り合った主人公。なんというか人間関係への執着がない、サッパリなんていいものはない感じの…しかし仕事ができるという、私からしたらうらやましい性格…。
    相変わらず悲しい感じのストーリーなんだけど、ラストはやっぱり救いがあるのよね~。
  • at Home
    映画アットホームの原作ということで読んだ。長編かと思いきや、家族をテーマにした4編の短編集でした。なので展開が早くて、感情移入が少しついていけなかったかな( ´△`)アットホームは心理描写をもっと入れて長編にしてほしい気分です。けれどストーリーは面白いです。自分としては物語を傍観しているように感じる...続きを読む
  • at Home
    家族がテーマの中編集。
    ただ、家族と言っても一般的に思い浮かべるようなものではなく、擬似家族、再婚相手の子供、偽装結婚、幼い頃に家を出た父親と、一癖も二癖もある形態。
    なのに一般的な家族を遥かに上回る絆の描き方が見事でした。
  • 正義のミカタ I’m a loser
    秀逸なタイトルです。

    前半は痛快な勧善懲悪もの、後半は一転して問いかけのような内容です。ですが、この不安定さが現在学生の私によく合っていました。良作だと思います。
  • 正義のミカタ I’m a loser
    1日で一気読み。本書のような青臭くもあり、照れくさく恥ずかしくもある青春を描いた物語が人生には折々に必要。結末は予想外だが、それもまたよし。ちなみに偏差値の高い大学を卒業したから、会社での出世を約束されるているというのは迷信だと思う。自分がまさにその立場(笑)。
  • 正義のミカタ I’m a loser
    最後はなんか尻切れトンボみたいな終わり方で、ちょっと消化不良だけど、それを除けばそこそこ面白い。

    いじめられっ子だった主人公がどう変わっていくのか、でも、結局はあまり変われなかった、ということなんだろう。

    少し、モヤモヤが残る。
  • at Home
    at home、日曜日のやどかり、リバイバル、共犯者たち、の4作が纏まった本。どの作品もテーマは「家族」
    at home: 血縁関係のない家族が、それぞれ違法な「仕事」をしながら生計を立てている中で事件が起こる物語。
    日曜日のヤドカリ: この作品も血縁関係のない父娘の物語。
    リバイバル: 闇金から借...続きを読む
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―
    文庫版の前半編。

    ジャンル的には恋愛小説になるが、本作品は一般的な恋愛小説とは一線を画した恋愛小説だと感じる。あまり恋物語は好きではないが、当事者間の恋以外のところに焦点が当てられることが多いのが馴染みやすいのかもしれない。

    ヒロインが見た目や性格が全く同じ双子であり、だからこそ起こり得る展開が...続きを読む
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-B―
    文庫版の後半編。

    ジャンル的には恋愛小説になるが、本作品は一般的な恋愛小説とは一線を画した恋愛小説だと感じる。あまり恋物語は好きではないが、当事者間の恋以外のところに焦点が当てられることが多いのが馴染みやすいのかもしれない。

    ヒロインが見た目や性格が全く同じ双子であり、だからこそ起こり得る展開が...続きを読む
  • WILL
    死】をテーマにした連作短編集の第二弾

    一作目の『MOMENT』は病院の清掃夫としてアルバイトをしている男子大学生から目線で描かれた作品でした

    今作品はその男子大学生の幼馴染である葬儀屋店主の女性目線で描かれています

    この二人の現在の関係は非常にビミョーな感じ

    幼馴染であり、親友で・・・・・い...続きを読む
  • MEMORY
    本多孝好氏のmoment,willに登場する神田と森野の周りにいた人物の視点から書いた5話のオムニバス。

    momentとwillで登場してくる場面の話があったり、森野が中学時代に起こした事件が繋がっていたりと2つの小説で出てくる場面とリンクしているところも多くあり、思い出したり、繋がりを発見したり...続きを読む
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1
    厨二っぽい
    ファンタジーだけど本多さん要素はたっぷりかな
    主人公チーム対アゲハとよばれる組織との闘い
    三部作の始めとしては○かな
    1冊目ではなんとなくしか話が見えてこなくて、あーだこーだと想像できるのが良い
    主人公チームに名字がない事もそういう事かとかね
    いろんな伏線がまだまだ隠されてそうで2作、3...続きを読む