本多孝好のレビュー一覧

  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-B―

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    文庫版の後半編。

    ジャンル的には恋愛小説になるが、本作品は一般的な恋愛小説とは一線を画した恋愛小説だと感じる。あまり恋物語は好きではないが、当事者間の恋以外のところに焦点が当てられることが多いのが馴染みやすいのかもしれない。

    ヒロインが見た目や性格が全く同じ双子であり、だからこそ起こり得る展開が新鮮だった。

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    2016年06月19日
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―

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    文庫版の前半編。

    ジャンル的には恋愛小説になるが、本作品は一般的な恋愛小説とは一線を画した恋愛小説だと感じる。あまり恋物語は好きではないが、当事者間の恋以外のところに焦点が当てられることが多いのが馴染みやすいのかもしれない。

    ヒロインが見た目や性格が全く同じ双子であり、だからこそ起こり得る展開が新鮮だった。

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    2016年06月19日
  • WILL

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    死】をテーマにした連作短編集の第二弾

    一作目の『MOMENT』は病院の清掃夫としてアルバイトをしている男子大学生から目線で描かれた作品でした

    今作品はその男子大学生の幼馴染である葬儀屋店主の女性目線で描かれています

    この二人の現在の関係は非常にビミョーな感じ

    幼馴染であり、親友で・・・・・いやいや・・・・・それ以上の関係なのか????

    それはさておき

    個人的には『MOMENT』より断然好きな作品ですねー

    一番大きな違いは主人公の心の葛藤がうまーく本編と係わっているから

    葬儀店従業員もお話の脇をうまく支えていてさわやかなお話でしたよー

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    2016年06月17日
  • MEMORY

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    本多孝好氏のmoment,willに登場する神田と森野の周りにいた人物の視点から書いた5話のオムニバス。

    momentとwillで登場してくる場面の話があったり、森野が中学時代に起こした事件が繋がっていたりと2つの小説で出てくる場面とリンクしているところも多くあり、思い出したり、繋がりを発見したりしながら読んでいました。
    また時系列に進んでおり、2人の幼少気や学生時代、そして現在と二人に関わった人たちが深い関わりのあった人なかった人、またそれぞれの心の変化も感じられたことも印象に残りました。

    本書のストーリーの中では「a circle」が結構好きでした。また「memory」も好きでした。

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    2016年06月07日
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1

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    厨二っぽい
    ファンタジーだけど本多さん要素はたっぷりかな
    主人公チーム対アゲハとよばれる組織との闘い
    三部作の始めとしては○かな
    1冊目ではなんとなくしか話が見えてこなくて、あーだこーだと想像できるのが良い
    主人公チームに名字がない事もそういう事かとかね
    いろんな伏線がまだまだ隠されてそうで2作、3作目に期待
    アゲハもキャラが濃さそうで

    祈る事すら許されないなら、僕はやっぱり誓うしかない。
    ずっと側にいるよ、と。

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    2016年04月24日
  • WILL

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    MOMONETの続編

    前作から7年後の登場人物を描いた作品
    前作MOMENTでは、神田青年がすごく良いキャラクターだったので、続編がなぜ森野さんになったのか疑問に思いながら読み始めたのだが、短編の1話を読み終わった時点で納得。

    神田青年の幼なじみ森野さんのキャラクターにどんどん惹かれていった。

    葬儀屋を営む若き経営者である森野の元に、葬儀後残された家族のから様々な形で以来が持ち込まれる。

    一見、霊やお化けのしわざのように思える事件を、葬儀屋森のが次々と解決していく。

    ぽっかり空いた心の穴を、ゆっくりと静かに満たしていくような、葬儀屋ならではの事件解決劇に、これまでのミステリーとは一味

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    2016年03月06日
  • MEMORY

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    森野と神田を他者を通してみる短編集。

    森野が中学生の時に
    教師を階段から突き落としたことの真実が明かされる。

    そのことに、きっと理由があったはずだと、神田がとても
    森野を心配する。

    森野両親が高校生の時に亡くなる。

    どうにかしてあげたいのに、森野が自分を必要としていないことに
    苦しむけれど、神田が望むのはいつも森野の幸せ。
    森野の心の幸せをいつも願う。

    神田は大学をでてからも、仕事を辞めてフリーランスになって
    アメリカに渡る、それもこれも、どれも、森野の心を幸せにするためで
    いつも、いつも、森野のことを考える。

    森野は、神田を大切にしたいし、いつもそばにいたいと願うけれど
    そばにい

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    2016年01月01日
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―

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    5分間の意味は今のところまだハテナ? side-B続けて読むか、何か挟むか悩むところ・・。 しかし、この人の描く主人公、言葉のチョイスが、毎回、お洒落で好き。

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    2015年10月30日
  • WILL

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    神田から葬儀屋・森野へ主役チェンジ。
    勝手に男装の麗人みたいなイメージを抱いていたけれど、固い蕾が閉じたまま、過去から踏み出せずにいた女性が未来へ進むストーリーでした。
    途中に挟まるミステリーもラストの愛情へもつれこむ心地よい絡み方で、前作よりも断然好き。

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    2015年10月04日
  • WILL

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    momentの続編です。

    死んだ人が絵を送って来る話

    喪主を変えて葬儀をやり直してくれという女の話

    生まれ変わりの話

    そして、森野の話


    短編集のようで微妙な繋がり。
    葬儀屋の話なのに何故か爽やか。

    momentの主人公、神田も登場します!

    死人の話なのに辛気臭くない!
    是非ともご覧あれ!

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    2015年10月03日
  • MEMORY

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    moment、willに続くサイドストーリー。神田と森野が中学生の頃であったり、大人になってからのことであったり、神田が外国にいる時の話であったり。
    神田と森野が主人公の話ではなく、2人に関わった人たちの目線から物語が展開していく。
    序章の言えない言葉は森野に恋をした男の子が森野の家のガラスを割ったことから、意外な展開になり、なんとも可愛らしい話。他の章も、神田は神田だし、森野は昔から森野だったんだなと思えて2人のファンとしては大満足な短編集。
    最後の章では、神田と森野の未来が描かれており、こうなったか!とニンマリすること間違いなし。

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    2015年08月27日
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-3

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    さすがの本多孝好!
    視点をずらして書く、この感じが大好き。
    ワタルくんの絡みが少なくて残念だぁぁー

    映画版はどうなるんだろ、この話が映画1本にまとまると思えないのにな……

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    2015年07月19日
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1

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    ネタバレ

    【映画】

    極秘実験で超能力を与えられた子供たちが主人公。
    両親にストレスを与えて、極限まで脳を発達させた超能力者。
    裏稼業的な仕事を請け生きていたところに、仲間の一人が「破綻」を迎え...

    面白い。
    邦画だからハリウッド的なものに比べれば見劣りするけれど好き。

    遺伝操作により生み出された超能力者が立ちふさがる。
    仲間意識が芽生えると思ったら、旧世代と新世代の仲違い。
    新世代の割には短命に絶望しているけれど。

    脳異常発達超能力者vs遺伝子超能力者の簡単な構図になるかと思ったら、そこらへんは昔からある超能力者vs人間になる。

    超能力の代償が破綻だったり、短命で生殖機能がなかったり、それぞ

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    2015年07月19日
  • 魔術師の視線

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    ビデオジャーナリスト楠瀬薫のまえに、かつて自分の取材対象であった「超能力少女」諏訪礼がストーカーから匿ってくれとやって来る。政治家を巻き込んだ陰謀の展開は・・・
    なんとも言えない未来を暗示するような終り方は、映画「オーメン」の最後を思い出した。
    初めて読んだ作家だったが、最後まで読者を物語世界に引き込むストリー構成の巧みさと文章力は、将来の大物の器を感じさせる。

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    2015年07月14日
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2

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    ネタバレ

    より「SFさ」が増した感のある文章が印象的だったACT-2。

    本作は基本的に3つ以上のグループが同じ舞台で入り乱れる、という形式になってますね。いろいろな思惑が交錯する様っていうのはやっぱり読んでいてワクワクします。

    「使い道のない金は、人を変態にする。」
    「強制的洗練。すなわち選択的排除。それが未来に対する我々の責任だよ。」
    それぞれ神谷と渡瀬の一文です。
    なるほど、と思わせてもらいましたが、世のインテリがみんなこんなこと考えてたらイヤですね。

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    2015年07月05日
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1

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    ネタバレ

    映画化してから読むことになってしまったのがちょっとアレですが…

    こういった「特殊能力持ち」系のSFは読んだことがなかったのですが、特に違和感なく、最後までワクワクしながら楽しく読むことができました。

    本作は3部構成になっており、その導入部であるACT-1は、昴達とアゲハの邂逅がメイン。
    主要キャラももちろん味わい深く、思うところは色々とあったのですが、一番好きなのは三井さんと伸吾の件。(笑)
    「人に説明できる理由など、だいたいは嘘です。」
    「衝動」=「欲求」=「思い」って考えると、非常に大事なことなのではないかな、と。

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    2015年07月04日
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-3

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    流れに身を任せて生きるのもいい。
    けれど、生き抜く強さをもつのも、やっぱりいい。
    それは、がむしゃらに未来を見据えて立ち向かう、のとはちょっと違うんだろう。
    守ること笑うこと、悲しんだり共感したり。そういうものを失うことなく受け止め続けることなのかな、とか思ったり。

    少し気になる部分(あっけなさとか、放置とか)はあったけど、すごく面白かったし、楽しかった。

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    2015年07月04日
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2

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    二作目ということで、やっぱり一作目のワクワク感はなかったけれど、混ざり合って絡まる展開はとても楽しかった。
    大まかな秘密も明かされて、決着の三作目も読むの楽しみ。

    にしても今回はわさわさ退場していったなぁー。

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    2015年07月03日
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1

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    まだまだ謎なところはあるけれど、徐々に明かされていくストーリーに夢中になれた。
    先も楽しみ。
    細かい謎も気になる。

    三井のキャラいいなぁ……もう出てこないのかなぁ。

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    2015年06月30日
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-3

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    ネタバレ

    わぁぁ、そういうオチの付け方ですか。
    ラストが映画っぽい(映画版、ではなくて。
    車の中からカメラの視点がぐんぐん上昇して、最終的に地球…みたいな。
    ちょっと古き良きな表現。

    映画版はな~。
    配役が地味な印象。
    キレのある美女も混ぜて欲しかった感。

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    2015年06月15日