本多孝好のレビュー一覧
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本多孝好氏のmoment,willに登場する神田と森野の周りにいた人物の視点から書いた5話のオムニバス。
momentとwillで登場してくる場面の話があったり、森野が中学時代に起こした事件が繋がっていたりと2つの小説で出てくる場面とリンクしているところも多くあり、思い出したり、繋がりを発見したりしながら読んでいました。
また時系列に進んでおり、2人の幼少気や学生時代、そして現在と二人に関わった人たちが深い関わりのあった人なかった人、またそれぞれの心の変化も感じられたことも印象に残りました。
本書のストーリーの中では「a circle」が結構好きでした。また「memory」も好きでした。
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Posted by ブクログ
MOMONETの続編
前作から7年後の登場人物を描いた作品
前作MOMENTでは、神田青年がすごく良いキャラクターだったので、続編がなぜ森野さんになったのか疑問に思いながら読み始めたのだが、短編の1話を読み終わった時点で納得。
神田青年の幼なじみ森野さんのキャラクターにどんどん惹かれていった。
葬儀屋を営む若き経営者である森野の元に、葬儀後残された家族のから様々な形で以来が持ち込まれる。
一見、霊やお化けのしわざのように思える事件を、葬儀屋森のが次々と解決していく。
ぽっかり空いた心の穴を、ゆっくりと静かに満たしていくような、葬儀屋ならではの事件解決劇に、これまでのミステリーとは一味 -
Posted by ブクログ
森野と神田を他者を通してみる短編集。
森野が中学生の時に
教師を階段から突き落としたことの真実が明かされる。
そのことに、きっと理由があったはずだと、神田がとても
森野を心配する。
森野両親が高校生の時に亡くなる。
どうにかしてあげたいのに、森野が自分を必要としていないことに
苦しむけれど、神田が望むのはいつも森野の幸せ。
森野の心の幸せをいつも願う。
神田は大学をでてからも、仕事を辞めてフリーランスになって
アメリカに渡る、それもこれも、どれも、森野の心を幸せにするためで
いつも、いつも、森野のことを考える。
森野は、神田を大切にしたいし、いつもそばにいたいと願うけれど
そばにい -
Posted by ブクログ
ネタバレ【映画】
極秘実験で超能力を与えられた子供たちが主人公。
両親にストレスを与えて、極限まで脳を発達させた超能力者。
裏稼業的な仕事を請け生きていたところに、仲間の一人が「破綻」を迎え...
面白い。
邦画だからハリウッド的なものに比べれば見劣りするけれど好き。
遺伝操作により生み出された超能力者が立ちふさがる。
仲間意識が芽生えると思ったら、旧世代と新世代の仲違い。
新世代の割には短命に絶望しているけれど。
脳異常発達超能力者vs遺伝子超能力者の簡単な構図になるかと思ったら、そこらへんは昔からある超能力者vs人間になる。
超能力の代償が破綻だったり、短命で生殖機能がなかったり、それぞ