本多孝好のレビュー一覧
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MOMENTからのWILL
死んでゆく人と、それを見送る人の、何とも言えない、言葉や感情で整理できない出来事が、人の死なんかなぁと思った。
「死を終わりにしてはいけない。死は新たな始まりでなくてはならない。死者ではなく、死者の周りにいた者にとって」そやなぁ、そうやと思う。
英徳寺の和尚の持論にも共感できた。
だからお葬式というものがちゃんとあるんやと思う。
この、死に携わる商売(と呼んでええんか?)をする者の目線で語られる様々な人達との交流を描いた物語は、これから先、人生で何度も別れが訪れる度に読み返し、自分に心の準備をさせてくれる良い本になった。
お正月に読むに相応しい内容である✨
葬儀屋の利益率が70%であるとかも勉強になった。
葬儀屋の娘と文房具屋の息子との、甘美で重い荷物のような2年間。
『…彼はもう幼馴染みではなかった…ただの幼馴染みではなかった…』
うっふふ― ゾクゾクするわ―
あの、鼻をかんだティッシュを2回投げつけるシーン良かったなぁ
『こいつは私の涙を吸いとる距離に、いつだってそこにいてくれた。』
きとるね― きてるきてる―
でもこいつ中学生とチューしてますよ笑
しかも自分から。
国際電話が掛かってきたときの竹井氏の察しの良さグッジョブ✨
『桑田くん、ちょっと外出ようか。あっちのほうでね、人が死にそうな気配があるんだよね』
笑わしよんな―
ついでに、桑田のキャラ設定は絶妙。
『演歌っすねぇ』
竹井氏が主人公の物語を是非とも書いてほしい。
竹井氏から見た、葬儀屋の娘と文房具屋の息子との、あれやこれやを重点的にな✨
2014年01月04日 -
Posted by ブクログ
『dele』本多孝好 著
1.職業 消去屋
弁護士事務所を経営する姉。
その弟が経営する事務所はその姉の事務所と業務提携をしている。
職業は消去屋。
依頼者が死亡後、依頼者の指示した時間以内に、指定されたデバイスのログを消去するという内容。
2.2人の登場人物。
消去屋の所長は、仕事のプロフェッショナル。依頼人との契約を遂行するために、どこまでも理論的にかつ理性的な思考の持ち主。
一方で所長のアシスタントは、消去する範囲そしてその理由に曇りがあれば、調べないと気がすまない情緒性豊かな思考の持ち主。
対極にある2人。
仕事を通じて、お互いのポリシーの明らかな違いを認識しながらも、あゆみ寄りが始まる。
3.消去できることと、消去出来ないもの
この世界から物理的なものは消去できる。
ログもそして生物としての存在も。
一方で、往きし人々との生前の思い出は、プラスもマイナスも消去できづらいものである。
この『dele』の世界では、残された人々が、往きし人々に想いを馳せる物語でもある。
タイトルがdelete /完全な述語ではないこと。
そこに、勝手に意図を想像をしてしまうのは、小説を閉じてしばらくしてからのことであった。。。
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ネタバレ 購入済み
二人の距離感
ドラマを見て、魅力を感じたので小説も購入しました。一見距離のある二人、祐太郎がニャーニャー鳴いているだけに思えますが、何だかんだ頼りにしている圭司という関係性が胸に刺さりました。二人の価値観による言い合いがあっても、どちらも意思を持っていて、譲りたくはないけど相手の言いたいことも理解できる。と、いったような感情が見える気がします。沢山のdeleteがある中での数件を私たちは目にしていて、なるほどな!と納得できるデータに気を抜いていると、最後の最後にやられました。圭司は冷たい男だと思いがちですが、祐太郎のことを気遣う心も十分にありますね。祐太郎のことを"忘れない""覚えてる"と宣言した圭司自体も、妹の写真のことを頼まれずともずっと覚えている気がします。口調や表情、仕草では太陽と月の二人ですが、内に秘めているものは熱く、互いを必要としているこの関係性は今後もまだまだ見守っていきたいです。
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購入済み
おもしろかった。
シリーズ第3弾。すっきり。
今回の内容もとてもおもしろくて、あっという間に読み終えました。改めてドラマの配役がぴったりすぎて素晴らしかったと感じました。 -
購入済み
おもしろかった。
ドラマがおもしろかったので原作を読んでみました。ドラマとは違う内容で、世界観は同じ。そのため無理なくドラマの配役のまま脳内再生できました。読んでよかったです。
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本多孝好のdele2(ディーリー2)を読みました。
依頼人の死後(具体的にはパソコンやスマフォが一定時間以上操作されないとき)指定されたフォルダの内容を削除するという依頼を受ける、
dele.LIFE というサイトのお話の続きです。
最初に2編の依頼人死後のファイル削除に関するエピーソードが語られます。
3編目で dele.LIFE に来た室田和久という依頼人からのデータ削除依頼は、主人公の真柴祐太朗の個人的な事柄に関連するものでした。
そして、dele.LIFE が始まった経緯が明かされるのでした。
3編目は楽しめませんでした。
依頼人死後のファイル削除についての物語だけで良かったなあ、と思ったのでした。 -
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葬儀ものミステリーというジャンルかな。とても面白かった。
両親を事故で亡くし、実家の葬儀店を継いだ女性森野。商店街の一角でひっそりて営業を行っている森野葬儀店には葬儀のほかにいろいろな相談事が持ち込まれる。
葬儀終わったばかりの父の姿が見えると甥っ子が言っているとか、愛人から正妻が行った葬儀を取り消してやり直してほしいやら、主人の生まれ変わりの高校生が訪ねてくるなどなど。ちょっと変わった話にも細かく調べていけば、隠された真相にたどり着く。
ひとつひとつのエピソードがきっちりまとまっていて、読後感も爽やか。
短編の話の中にも主人公森野の話が中軸として通っていて、それを支える脇役陣も個性があっていい。最後はそれもすっきりして終わるし、うっすら感動もできる。
ドラマにもしやすいだろうなあと思う。主役は石原さとみあたりにお願いして。
「 MOMENT」のアンサー作品らしいがそちらは未読。このあと読んでみようと思う。良書。 -
Posted by ブクログ
本多孝好のdele(ディーリー)を読みました。
主人公の真柴祐太朗は dele.LIFE というサイトを運営している坂上圭司に雇われています。
dele.LIFE は依頼人の死後(具体的にはパソコンやスマフォが一定時間以上操作されないとき)指定されたフォルダの内容を削除するという依頼を受けています。
祐太朗の仕事は圭司の代理として依頼人が死亡したことを確認する仕事です。
祐太朗が依頼人のところに行って依頼人の家族と話をしていくと、いろいろな事情が見えてきます。
収録されている5つの短編の中では、ドールズ・ドリームという短編が気に入りました。
幼い娘を残して死んでしまうことが分かった母親が dele.LIFE に依頼したこととは...