本多孝好のレビュー一覧

  • MOMENT

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    再購入して読みました。

    連作集です、各編全て死にゆく者との物語。
    「WISH 」 「FIREFLY」の2篇がとくに響きました。

    姉妹編も購入しているので近々読むつもり。


    ぜひ〜

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    2025年11月18日
  • アフター・サイレンス

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    事件の被害者やその家族へのカウンセリングから浮かび上がってくる、彼らの奥にあるもの。
    カウンセラーという仕事を知ると共に、精神科医とカウンセラーの方法論の違いになるほどと思う。
    唯子が悩んでいる時の安曇教授の助言が、とても優しい。

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    2025年10月25日
  • MISSING

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    好きな作家さんです。
    随分前に一度読み、今回再び読み直しました。
    以前と同じように「瑠璃」が一番好きな物語。
    男の人が人を好きになるとは、
    こういうことなのかと思う。
    気持ちが温かくなる。

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    2025年10月10日
  • 本からはじまる物語

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    全体的にかなりのショートショートで18人の作家で有名な作家も取り揃えて234ページとは、かなりお得感がある。
    そして、それぞれが書店や貸本屋、本にまつわる出来事を綴っていくのはおもしろかった。

    本を読むのが苦手な人もこのくらいの短さであれば読むのも楽なのかなと思った。

    個人的には下記が印象に残ったが、
    それぞれの作家さんがこんな短い話しにきちんと自分の色を出しているのはすごいと思った。

    十一月の約束 本多孝好
    サラマンダー いしいしんじ
    読書家ロップ 朱川湊人
    閻魔堂の虹 山本一力

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    2025年10月05日
  • at Home

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    「at Home」の父親の行動にうるっとし、「日曜日のヤドカリ」の父娘関係にあこがれ、「リバイバル」の夫婦関係が本物になったらと淡い期待をし、「共犯者たち」の家族での(共犯)行動に熱くなった。

    色々な理由、環境、人達で構成されていても家族は成立し、ちょっとしたことで壊れてしまう……強くて脆い家族の話、どれも最高。

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    2025年09月03日
  • MOMENT

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    切ないだけでなく、どこか心温まる…初めての読後感で、小学生の時に児童書ばかり読んでいた私が小説にハマったきっかけとなった本

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    2025年06月26日
  • 本からはじまる物語

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    面白かったー。
    「本」からはじまるのがテーマといっても、それぞれの作家さんごとにアプローチが違って、ジャンルもそれぞれで楽しかった。
    恩田陸さんの「飛び出す絵本」、「飛び出す」の意味をそう持っていくか、というのが面白いし、阿刀田高さんの『本屋の魔法使い』も素敵。石田衣良さん三崎亜記が久々だった。
    どれもよかったけど、やっぱり、なんと言っても朱川湊人さん!ここで猫の話が読めるなんて、最高すぎる。朱川さん、大好きだー。お初の山本一力さんも猫♪
    はい、もう、これはかんっぺきに猫本である!!

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    2025年05月26日
  • ALONE TOGETHER

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    ネタバレ

    世の中の不確実なこと、または口に出しては表現できない感情を形にしてくれている感覚がありました。
    ハッピーエンドでもなく、ただ少しスッキリしたような、誰かを愛したくなるような本でした。

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    2025年04月25日
  • こぼれ落ちる欠片のために

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    3作品の短編集、1作品読み終わる毎に惹き込まれました。刑事もので、今までにないようなコンビと焦点の当て方で、斬新です。

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    2025年03月31日
  • こぼれ落ちる欠片のために

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    著者の作家生活30周年記念の傑作との帯。
    確かにとても良かったです。
    警察官としての見事な捜査や推理という派手さではなく、2人の対照的な容姿の警察官が地道に関係者の話を聞き、観察眼を大切にしている。
    3話目の『ホワイト・ポートレイト』が一番だった。
    小学生の失踪事件。
    発見できず、犯人も見つからないまま時間だけが経過していく。
    もうさすがに小学生の生命は失われたのだろうと思ったが、真実は予測できなかった。
    思わず目頭が熱くなった場面が終盤に。

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    2025年02月16日
  • WILL

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    やっぱ良い本。なんでこの本が好きだったか思い出せた。
    特に森野とその周囲の人達との関係性がすごく良い。表には出さないけど、森野のことを大切に思っていることが丁寧に描かれている。また10年後くらいに読みたい。

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    2025年02月09日
  • MOMENT

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    1番好きだったのは3番目の章でした。

    メインの女性患者が最後に誰に電話をかけていたのか明らかになり、この本の紹介文にある通り、静かに胸を打たれました。

    女性がなにを思って電話をかけていたのか想像するだけで、この女性が自分の人生に対してどう捉えていたのかが胸を打ちました。

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    2025年02月08日
  • こぼれ落ちる欠片のために

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    おもしろかった!読書タイムを中断せざるを得ない瞬間が憎くなるぐらい。
    モブ顔の先輩刑事と、誰もが目を留めるほど美人の新人刑事。他の登場人物たちのキャラもしっかり立っているのも魅力的だった。
    人に話させる能力、人の心を読む能力。天性の力を活かす取り調べには、おもしろさややりがいもあるだろう。しかし気負いも忍耐も責任も覚悟も共存する。
    私が万が一捜査で聞き取りをされるようなことがあったらどう話そう、なんて考えながら読んだ。ここ最近で読んだ警察小説の中でも、かなり上位に入りました!

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    2025年01月28日
  • こぼれ落ちる欠片のために

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    むちゃくちゃ面白かった。
    とても久しぶりに読んだ本多さんの作品。
    もう文句なし。
    なぜかあまり話さなく、表情のない瀬良と和泉のコンビが良かった。
    どの話も犯人や、犯人の動機に驚きがありそれと同時になんかやるせない気持ちになった。
    宮地班いいなぁ。
    都倉さんがかっこ良すぎる。
    「ホワイト・ポートレイト」は、なんだか本当に切なかった。

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    2025年01月09日
  • アフター・サイレンス

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    高階唯子(たかしな・ゆいこ)は警察から依頼され、事件被害者やその家族のカウンセリングを行っている。
    彼女は様々な傷を抱えたクライエントと向かい合う。
    夫を殺されたのに自分こそ罰を受けるべきだという妻。
    誘拐犯をかばい嘘の証言をする少女。
    心の傷から快復したはずなのに、姉を殺した加害者に復讐した少年……
    多くを語らないクライエントが抱える痛みと謎を解決するため、唯子は奔走する。
    絶望の淵で、人は誰を想い、何を願うのか。そして長い沈黙の後に訪れる、小さいけれど確かな希望――。
    「集英社」内容紹介より

    重い内容.
    消化するのが難しい.
    救いがないのかというとそうでもない.
    けど、簡単にそうと言える

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    2025年01月01日
  • こぼれ落ちる欠片のために

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    期待通り。圧巻。警察内部のルールや捜査の筋読み、一筋縄ではいかない事情聴取…頁を捲る手が止まらない。激務に折れず、被害者に心を砕く宮地班。和泉の視点で描かれる捜査一課の猛者たちは、一人ひとりがリアル。躍動感に満ちている。聞いてますよ、の気配を発する瀬良の存在もいい。人を怖がる彼女、そして和泉も訳ありで…読み応えのある一冊。是非とも続編を。

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    2024年12月21日
  • こぼれ落ちる欠片のために

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    さすがの本多孝好クオリティー。意外に面白かったです。瀬良さんの造形に深みが欲しいですが、続編に期待か。ドラマになりそう。

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    2024年12月20日
  • こぼれ落ちる欠片のために

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    警察ミステリー!大好き!
    「イージー・ケース」「ノー・リプライ」「ホワイト・ポートレイト」収録。

    うーん、さすがだ。面白い。
    シリーズ化するといいなあ。
    瀬良はちょっといらっとするけど・・・。

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    2024年12月19日
  • こぼれ落ちる欠片のために

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    待ちに待った新刊!

    今までの作風と良い意味でなんだか違う。
    癖強い刑事たち。
    事件とまっすぐに向き合うのではなく、視点を変えて心を読む。

    瀬良がやっぱり著者らしい人間像。
    この2人の次作、強く希望&期待しています!

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    2024年12月16日
  • こぼれ落ちる欠片のために

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    少し視点を変えた警察小説。
    警察官自身が自らの捜査を改めて振り返り真相らしきものに迫っていく。
    県警捜査一課の和泉が捜査の流れに流されず、こぼれ落ちる微かな違和感に拘り、瀬良との捜査を続ける。

    警察小説なのだが新人刑事和泉が新人故に、警察の捜査での"都合“に拘泥せず、事件の真実を垣間見る。
    ストレートに事件を解決させない手法が、その真実をより一層深い問題提起となり感動に繋がる。
    とても優しく丁寧な警察小説だった。

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    2024年12月09日