本多孝好のレビュー一覧

  • MISSING
    んーーーー、短編自体が私苦手なのだろうか。最後飽きてしまい読まずじまい。「蝉の証」は良かった。眠りの海もまあまあ。瑠璃は、理解しがたい部分もあったけど、よくよく思い返すと、深い話のような気がする。
  • 魔術師の視線
    久々の本多孝好。『ストレーヤーズクロニクル』でもういいや、と思ったのだが、これは良かった。後半まで、息もつかせず、読み進む。で、ラスト。そうくるかあ、という感想。☆ひとつマイナスです。
  • MEMORY
    『MOMENT』の二人を巡る人々と、二人の物語。

    温かい話。それぞれの短編がひとつひとつ優しい。葬儀屋の娘の森田と、文房具屋の息子の神田が気になっていた人は、二度おいしい。

    人生にイージーモードなんてないと思うけど、それほどハードでもないと思う。本多孝好の作品は、最後まで読むと仕掛けがわかるよう...続きを読む
  • 魔術師の視線
    久しぶりの本多孝好。
    ビデオジャーナリストの薫と
    超能力少女と騒がれた礼を中心に進んでいく。
    心理の盲点を描き抜く驚愕のサスペンス。
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-3
    3ヶ月連続発売は、そして収束の第3巻へ入る。
    いつの間にやら、アゲハ→渡瀬←昴たちの構図に変わり、思いがけない亘の状況が輪をかける。
    周到を重ねた暗殺者の挿話に対するなんでもっと簡単に殺っちゃわないのという小さな疑問も、渡瀬の構想の突拍子の無さの前にはどうでも良くなるが、その辺りの話の膨らませ方には...続きを読む
  • MEMORY
    MOMENT、WILLに続く三部作の完結編。森野、神田の周囲にいた友人や近所の子供、会話を交わしただけの若者が主語の物語が主体だ。そうした日常の些細な人とのつながりの中で幸せが紡がれているということが優しく描かれている。
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2
    GW、実家へ帰る新幹線の中で読み進む。
    今回もまた四つ巴。確かに三冊のお話しの二冊目っていうのは盛りあがり的には難しいところで、昴たちvsアゲハだけでは話になり難いのも分かるけど、もはやそこらのチンピラは元より自衛隊上りでも相手にならないのは目に見えているところ、無理やりお話を作っている感も…。
    ...続きを読む
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1
    続き物。

    現代SFファンタジー、ダークヒーロー系でしょうか。
    特化した運動能力や記憶能力などの異能を持つチームが、ある政治家の元で飼われて裏の仕事で働いている。
    色々な人との思惑と謎。

    一巻なのでまだ謎ばかりで消化不良気味です。
    主人公の昴が、陰があって、頭が良くて、チート属性で…とこれでもかと...続きを読む
  • ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1
    新聞広告で見たこの本、普通なら手を出すかどうかなんだけど、本多孝好がこういうのを書くんだ…ということで手を伸ばしてみた。
    人間離れした運動能力、聴覚、視覚記憶力を持つ3人にそれを束ねる青年の4人が、政治家が持つ闇の仕事を請け負う。
    家出した大物政治家の娘を追って、四つ巴のチェイス&バトルが繰り広げら...続きを読む
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-B―
    何だかぼややんとしたお話だな。双子ってすごいな!!物語を通して印象に残ったのはとにかくそこだな。面白くないわけではないけど、、、好きなお話ではないかなー。ってか、なぜ実写映画では舞台が中国になったんだ?
  • 魔術師の視線
    ビデオジャーナリストとして映像の世界に生きる薫の前に現れた少女。彼女はかつて超能力少女としてテレビをにぎわせ、そして薫の映像によってまた違う意味でテレビを騒がせていた。その出会いから連なる、不審者の影、頻発する事件…。
    展開の読めない物語は、どこか背中をぞわぞわさせるうすら寒さを覚えつつも事件とその...続きを読む
  • 魔術師の視線
    題材は面白く、物語の流れもよどみなく面白いのだけど、何故か印象が薄い。狂言回しを楠瀬薫にさせるにせよ、諏訪礼の心情がもっと物語の中心にあっても良かったように思う。
  • 魔術師の視線
    10年ぶりぐらいに、本多さんの本を読んだ。記憶より硬い文章だった。
    日本のメディアの問題点(スポンサーに優しいニュース)が上手に盛り込まれていて、一気読み。
    中東に取材に行く人の話が出てきて、心が痛んだ。
    ラストがとても恐ろしい。でも、納得できないなぁ。
  • 魔術師の視線
    ビデオジャーナリストの薫と、かつて超能力少女と騒がれた礼。ストーカー、不審死、色々な事柄が絡み合って、予想外の展開に。。
    想像もしない方向へ話が進んでいき、どんどん先が気になる展開だっただけに、真実はちょっと消化不良気味だった。
    これからを考えると怖い。。二人の間に漂う微妙な緊張感が刺さる。
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―
    とある青年の恋物語.この手の話に疎い僕にはラブストーリというよりお洒落な大人のファンタジーという感じ.さて,続巻では驚愕のエンディングらしいので早く読もうっと.
    以下あらすじ(巻末より)
    少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五...続きを読む
  • 魔術師の視線
    ビデオジャーナリスト・薫の前に現れたのは、かつてマスコミのバッシングにあった超能力少女、諏訪礼だった。

    話が転じる所までの展開が冗長だった。最後まで読んでの感想は「怖~」。
    薫の精神、並大抵じゃないなぁ
  • MEMORY
    MOMENTを読んでから5年、WILLを読んでから1年半が経った今読んだからか、神田と森野に関して書かれている部分に、あまり何も感じなかった。このMEMORYを単独作のように読んでしまわなければ、星が1つ上がっていたかもしれない。記憶にバイアスがかかっている可能性はあるが、MOMENTが断トツで好き...続きを読む
  • 魔術師の視線
    ★★★☆☆
    タネもしかけもありません?
    【内容】
    ビデオジャーナリスト楠瀬薫の前に突然現れた少女。それはかつて〝超能力少女〞として世間を騒がせた諏訪礼だった。

    【感想】
    完全に尻すぼみだ。なんか終盤は無理やり畳んだ感が半端無い。
    結局のところ、ちょっとしたSFなので仕方ないけど、読後感は納得がいか...続きを読む
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-B―
    side-Aから続くストーリー。
    主人公は変わらず、人間味の薄い、クールな男性。
    しかし、付き合っていた女性を亡くした経験を通し、自分の中に変化が起きる。

    side-Aでは白黒だった物語が色づいてくる。
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―
    情熱的でない、クールな主人公(男性)。
    彼目線で淡々と進んでいくストーリーは白黒写真のように色みがない。
    side-Bではそれが一気に色づくので、2冊読むべき。