本多孝好のレビュー一覧

  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-B―

    Posted by ブクログ

    時が経って2年後。その1年半前にゆかりと二人で旅していたかすみが事故にあって亡くなっていたところからスタート。
    そこへゆかりの夫の尾崎が訪ねてきて、ゆかりとかすみが入替っているのではないかという話が持ち込まれ…。
    双子のそれぞれが一応決められた名前に従ってその人生を生きる中でいたずら心で名前を取替えっこしあっている内にどちらがどちらか分からなくなるなんてのはよくある話で、そういう意味ではいきなり興ざめ。
    だが、まあいいか。この話の核はそうした疑心暗鬼の中で、病気の妻への報われぬ献身を自己満足としか呼べなかった<僕>が、それを愛というものだと言うことができる、そういう心を取り戻す過程なのね。

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    2015年04月04日
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―

    Posted by ブクログ

    今年は双子によく会うねぇ。この前の月田桜子・椿子姉妹に続き、今回は日比野ゆかり・かすみ姉妹。
    自分と全く同じ遺伝子を持つ人間が生まれる確立は人類の歴史を3回くらい繰り返して1人くらいは出てくる可能性がないことはないということらしく、そういう確立の世界とは別に一卵性双生児として生まれ育った彼女らは、人類のほとんどの人が遭遇しない境遇にいるわけね。
    桜子・椿子に同じ言葉を同じタイミングで発し同じ行動をしてしまうところがあったけれども、ゆかりとかすみの場合もそう。それが別々の人生を歩みだすのは、多分別々の男を好きになってその人と一緒になるところあたりからじゃないかと思うのだけど、しかし、かすみの場合

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    2015年04月04日