本多孝好のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ビデオジャーナリストとして映像の世界に生きる薫の前に現れた少女。彼女はかつて超能力少女としてテレビをにぎわせ、そして薫の映像によってまた違う意味でテレビを騒がせていた。その出会いから連なる、不審者の影、頻発する事件…。
展開の読めない物語は、どこか背中をぞわぞわさせるうすら寒さを覚えつつも事件とその謎に興味を惹かれてすらすらと読まされます。そうして迎える終結には、底の知れない沼を覗きこむような空恐ろしさが待っていました。なんて後味悪く、薄気味悪く、そして茫然とさせられるほど彼女はどこまでも孤独なのだと思い知らされたことか。鈍い痛みがいつまでも続くような後味が残りました。
薫や少女のそれぞれの来 -
Posted by ブクログ
とある青年の恋物語.この手の話に疎い僕にはラブストーリというよりお洒落な大人のファンタジーという感じ.さて,続巻では驚愕のエンディングらしいので早く読もうっと.
以下あらすじ(巻末より)
少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、side‐Aから始まる新感覚の恋愛小説。偶然の出会いが運命の環を廻し、愛の奇蹟を奏で出す。