重松清のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
「キングオブロック」キヨシローの、訃報。
その、盛大なる葬儀に参列した、今は主婦のアカネ、46歳。
キヨシローの啓示を受け、弾丸ツアーと称し、学生時代のバンド仲間との再会の旅に出る。
人生後半戦の仲間たちは、それぞれ人生の課題と格闘中。そして、それぞれの人生に介入はできない。
一日だけの、再会だけど、昔の仲間は、同志だね。
共感できる部分は多けれど、ロックとバンドにあまりに疎くて。
連載の最後、東北の大震災が発生して、著者はその気持ちを吐露されていた。多分、予定されていたラストとは変更されたのでしょう。
“ハレルヤ”は、キヨシローさんと、復興していく東北へ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ思ってたのとは、全然違った内容。
「人生の後半戦」には、その通りだなー、まだまだ後半戦、がんばろーって共感はできた。
自分自身もあの頃の仲間と今会ったら…どうだろ?といろいろ重ね合わせても思いを馳せることもできた。
でもなんだろー。何か違和感。
たぶん、私自身が歳をとってることはわかっているけど、そこに馴染めていないというか、後半戦なのは、確かなんだけど…やっぱり、大人になれてないのかな…なんて思ったり。
それにしても、震災のことをああいう形で入れ込むところ、すごいなと思うし、あれがあると、このコロナ渦で、彼らはきっとこうしてると勝手に思ってしまうのは、このお話、心に刻まれてるってこと -
Posted by ブクログ
やはり重松さんの本は「子供のいる中年男性」に刺さるんだなぁ…と再確認。
しかし、この本読むにはちと早すぎた、かつ若すぎた。
というのが率直な感想。
キヨシローは忌野清志郎さんの事だと思うんですが、私は小説にもある晩年の時代しか知らず(昔そんなスゴい人だったとも知らず)ピンと来んかったです。
しかしながら、今まで人生のB面(後半戦)なんて定年退職してからの話だろ、と考えてましたが、平均寿命的に言うと前半も残すところ僅か(?!)であることを悟り勝手に衝撃を受けました。
アカネさんみたいに天啓により気づく人は多分稀で、気がつけばハーフタイムの休憩もないまま後半戦を迎える人が大半なのだろう。なぜ
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。