重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ささのはさらさら」の話が好きだ。
「ひとを好きになるのって、なんていうか、どうしようもないものなんだな、って。理屈で筋道を立てられるわけじゃないし、理由を言えって言われても困る、ただ、好きなんだ、好きで好きでしょうがなくなっちゃうんだな、ひとを好きになるっていうことは」
お母さんも、きっと、そう。
新しくお父さんになる人へのわだかまりも、その人の言葉で解けていく。お母さんは勿論、新しくお父さんになる人のことも理解していく。
お母さんの再婚の第一条件はもとのお父さんのことをほんとうに好きなんだな、と思わせる。
新しくお父さんになる人の言葉から、お母さんの再婚の第一条件からも、こういう男女関係も -
Posted by ブクログ
「星のかけら」
それを持っていれば、どんなにキツイことがあっても耐えられるというお守り
交通事故現場に落ちているというウワサのそれを探しに行った夜から不思議な体験が始まる…
子どもが大人になるにつれ次第に経験するようになるキツイこと…
生きるのって楽しいことばかりじゃないんだ
このキツイ気持ちってこれからずっと続くのかな
死ぬってどういうことなのかな
子どもの視点で進む物語はとても純粋で時として儚い。
生きることの意味、命の意味…
朧げながら少しずつそれらの輪郭を掴むことで、自分の力で生きる力を育んでいく物語
主人公のユウキも、キツイいじめにひたすら耐え忍んでいたが、星のかけらの体験から次
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