重松清のレビュー一覧

  • トワイライト

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    思秋期を迎える人々の、
    喪失、諦念、疲労、感傷などに触れ、
    エネルギーを奪われるような疲労感が残った。
    そういう世界に浸ってしまうのが、
    重松ワールドの凄いところなのかもかもしれない
    登場人物にいまひとつ入り込めなかった。

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    2023年11月01日
  • 木曜日の子ども

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    うーん、楽しく読めましたが共感ができないというが本音です。
    ミステリーだから共感する必要はないのですが、ここまで狂ってしまう人も大変だと思いつつ、スリルがあまりなくて、本当に奴らと息子がつながっていたんだという物語が安っぽく感じた。

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    2023年10月30日
  • 旧友再会

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    歳をとることの苦しさ、切なさが伝わってきた。両親はもちろんおじいちゃんおばあちゃんを大切にしたいと思った。そして自分も愛される老後を過ごしたい‥

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    2023年10月28日
  • 哀愁的東京

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    『東京』というキーワードに惹かれ購入。
    コレ!といった刺激はないが、すらすらとドラマを観るように読み進められます。
    ドラマor映画化するなら

    シマちゃん ――― 柳原可奈子

    で是非!!

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    2023年10月21日
  • ハレルヤ!(新潮文庫)

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    読んでて気恥ずかしくなるタイプの重松清。
    あまりリアリティが無いので刺さらなかった。
    取ってつけたような最終章もピンと来なかったな。

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    2023年10月05日
  • 季節風 春

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    12のストーリーが収められた「季節風」シリーズの春。どれも重松さんらしい、愛情いっぱいで心温まるストーリーでした。中でも、さくら地蔵とせいくらべが、よかったです。季節にあわせて、次は夏を読んでみようと思います。

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    2023年10月05日
  • きみ去りしのち

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     ちょっと苦手な方の重松清。
     喪の仕事の話だがあまりピンとこなかった。
     身近な人を亡くした人には刺さるのかもしれない。

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    2023年09月29日
  • ニワトリは一度だけ飛べる

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    中川氏以外の3人がなぜリストラ部屋に入れられたのか、よくわからなかった。
    ちゃんと読めて無いのか、気になるところ。

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    2023年09月25日
  • 一人っ子同盟(新潮文庫)

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    ★3.5
    久しぶりの重松作品はやはりグッときます。
    子ども時代から遥か遠くに来てしまったからでしょうか、作中のご両親やおばあさんに共感します。

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    2023年09月21日
  • たんぽぽ団地のひみつ(新潮文庫)

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    小学校高学年のことを思い出すと、悪いことしたなと反省もするが、総じて考えることなく思い切り走ったり笑ったちしたものだ。大人になっていろんなことがあるけれど、子どもたちには一所懸命過ごしてくれるようエールを贈りたい。2023.9.7

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    2023年09月07日
  • 娘に語るお父さんの歴史

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    幸せの中身は自分で決める
    この言葉に尽きる。
    同世代の重松清さん。
    彼が調べた歴史はまさに自分の歴史でもある。
    科学の進歩
    テレビに夢中だった時代
    家族みんなでテレビを囲んだ時代
    世界一でなく東洋一を目指して
    走り抜けた時代
    物理的変化に幸せを感じ
    未来に希望を感じた時代
    速さを獲得していった時代。
    フォークソングとともに青春を過ごしたい時代。

    だからと言って昔を美化しても仕方がない。
    幸せの中身は自分で決める
    子どもの誕生に万歳し
    子どもの成長に一喜一憂し
    今を愛おしく思う。

    未来を幸せだと信じて生きていく。

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    2023年09月01日
  • 半パン・デイズ

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    1970年代に小学生時代をおくった作者のパラレルワールドといえる話。令和の今日には味わえないレトロな、昭和的な、回帰的な物語。少年の頃の思いが丁寧に書かれている本。

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    2023年08月26日
  • 季節風 夏

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    「ささのはさらさら」の話が好きだ。
    「ひとを好きになるのって、なんていうか、どうしようもないものなんだな、って。理屈で筋道を立てられるわけじゃないし、理由を言えって言われても困る、ただ、好きなんだ、好きで好きでしょうがなくなっちゃうんだな、ひとを好きになるっていうことは」
    お母さんも、きっと、そう。
    新しくお父さんになる人へのわだかまりも、その人の言葉で解けていく。お母さんは勿論、新しくお父さんになる人のことも理解していく。
    お母さんの再婚の第一条件はもとのお父さんのことをほんとうに好きなんだな、と思わせる。
    新しくお父さんになる人の言葉から、お母さんの再婚の第一条件からも、こういう男女関係も

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    2023年08月11日
  • 星のかけら

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    いじめと、交通事故で亡くなったある少女の話が混ざり合う。読後感は爽やか。生きて、前を向いて歩いていくことが大切なんだよな、と感じさせる。

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    2023年08月09日
  • 卒業

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    卒業という言葉は、学校の卒業式をイメージすることが多いが、それだけではない。

    今までの自分から卒業。
    4つの作品から色々な人生をのぞかせてもらった気分になった。

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    2023年08月06日
  • 木曜日の子ども

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    ネタバレ

    7年前クラスメイトに毒を飲ませて大事件を起こした犯人が住んでいた街に引っ越してきた主人公家族。
    主人公には血の繋がってない中学生の息子がおり、
    その息子の様子もどこか不気味。
    そんな時にその犯人が娑婆に出てきてこの街に帰ってきたかもしれないという噂が広まり—

    新しい思想を吸収できた様な気がする。

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    2023年08月01日
  • 星のかけら

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    『ひとに伝えたいことがあるんだったら、「信じろ」っていう気持ちで喋ってくれる?』『お守りは自分の心の中にしかない』
    小学六年生のいじめられいる主人公にこんなことを言ってくれる友達がいるのは救われる。

    『生きてるひとは、みん自分の力で歩いていかないと、だめ』
    ほんと、そうするしかないんだよね。

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    2023年08月01日
  • ビタミンBOOKS―さみしさに効く読書案内―(新潮文庫)

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    装画から小学生におすすめのブックガイドかと思って読み始めたけど、むしろ大人向けと思われるラインナップだった。
    ノンフィクションは普段あまり読まないので、紹介されていた本を読んでみようかなと思った。

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    2023年07月27日
  • 希望の地図 3.11から始まる物語

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    東日本大震災の被災地を巡る、ある意味ノンフィクションであり、不登校になった少年とライターが取材している形を取ったフィクションになっている。当時の状況を知ることが出来、震災から12年経った今読んでも胸にくる物語でした。

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    2023年07月20日
  • 星のかけら

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    「星のかけら」
    それを持っていれば、どんなにキツイことがあっても耐えられるというお守り
    交通事故現場に落ちているというウワサのそれを探しに行った夜から不思議な体験が始まる…

    子どもが大人になるにつれ次第に経験するようになるキツイこと…
    生きるのって楽しいことばかりじゃないんだ
    このキツイ気持ちってこれからずっと続くのかな
    死ぬってどういうことなのかな
    子どもの視点で進む物語はとても純粋で時として儚い。

    生きることの意味、命の意味…
    朧げながら少しずつそれらの輪郭を掴むことで、自分の力で生きる力を育んでいく物語
    主人公のユウキも、キツイいじめにひたすら耐え忍んでいたが、星のかけらの体験から次

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    2023年07月13日