重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ吃音の少年の成長をたどりながら、少年を取り巻く環境、心のあり方、心の居場所、正しさ…いろんなことを考えた。
押し付けられる正しさに、うまく言葉にできない、言葉が浮かんでも発語できない苦しさ。態度に出すしかない悔しさ。伝わっても伝わらなくても悲しい。それでも行動する姿には芯がある。周りが何を言っても、自分はどうかと考える姿勢。常に自分自身と対話を重ねているからこそ、自分というものが確立していくのだろうか。
読み始めの少年は弱い印象だったが、だんだんと強さを秘めた印象へ変化する。
誰に何を言われても、誰かが何かを噂しても、自分が対峙して何を感じるか。それが全て。 -
Posted by ブクログ
「きみの話をしよう。」とか言って第3者目線で思春期の子達の話をショート形式で描かれていく。
きみっていうお前誰なん。伏線回収やばいんじゃね?って思っていたんだけど、そういう小説ではなかった笑
宿直の時読んでたんだけど会社の枕鼻水で濡らしちゃった…!
主人公の女の子は、事故に遭い歩けなくなるんだけど、そうならないと最後のハッピーエンドを迎えることができなかった。
人生の良し悪しは起こったことに対しての「意味づけ」次第と思っている。今描ける「星座」のような縁に対して、後悔しないように、いっぱい写真撮ったり、愛を伝えていかなきゃと思った。
実際に友達に大好きって言ったらおっさんがなに言ってんねん。 -
Posted by ブクログ
思春期の子どもの心をこうも爽やかに温度感が伝わる形で描ける重松清さんはほんとうに素晴らしいなと思いました。あとがきまで味わい、恵美ちゃんのほんとうに大事なものが見える目について心に残っています。友だちの概念や生き方はさまざまだけど、恵美ちゃんと由香ちゃんのような絆で結ばれる友だちにとても憧れます。
最後の結婚式のシーンでは、写真を観てみんなが思い馳せるところも胸がきゅっと引き締まる思いがしました。
恵美ちゃん-僕はこれから、きみと、きみにかかわりのある何人かの子どもたちの話をしようと思う。
この台詞が、この作品の良い味を出しているとも感じます。
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