重松清のレビュー一覧

  • きみの友だち

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    同僚に勧められて手に取った一冊。
    やさしい語り口と第三者視点の中で、登場人物たちの性格や苦悩が、無理なく、しかし確かに伝わってくる。

    この物語は、読む人の年代や、その人が「今どこに立っているか」によって、見え方や味わい方が変わる作品だと感じた。
    自分は、子どもとして学校で過ごした日々と、別の形で再び学校に戻ってきた立場の両方を重ねながら読むことができた。

    「一緒にいなくても寂しくないのが友だち」という言葉が、静かに胸に残る。
    派手さはないが、読み終えたあとに温かい涙がこぼれる、そんな一冊だった。
    きっとこれからも何度も読むだろう。

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    2026年01月18日
  • とんび

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    重松清のとんびを読んだ。
    映画やドラマを先に観ているので、内容は大体わかっていたのだが改めて読んでみた。
    やっぱり面白い。
    不器用で純粋な父親と素直に育った息子、あきら
    周りの人々もいい感じだ。
    息子が中学の頃周りの親からどうやったらあんなに素直に育つの?と言われたことがあった。
    私も反抗期らしいものも無かった。

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    2026年01月06日
  • くちぶえ番長

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    読みやすかった。
    マコトがとても大人。少しずつだけど、ツヨシも変わっていってるのが良かった。
    小学生におすすめしたい。

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    2026年01月05日
  • その日のまえに

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    新年一冊目も大好きな重松清作品から。

    と言うか、気づいたら読み終わってしまって、何て美しく人の心情を表現するのだろうか、、、と思わされる尊くて、愛しくて、切なくて、、、誰もが持ち得るであろう後悔や不安や諦め、人生の尊さと喜びと感謝、本当にこの一冊に様々な感情を抱かせてもらった作品でした。

    私は同年代の人が多く出てくるこの作品に感情移入も止まらず、カフェで読みながら涙が止まらなくなりました。

    こういう優しくて温かい気づきをくれる重松作品に改めて感謝!!そして今年もいっぱい彼の作品を読みたい。

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    2026年01月05日
  • ステップ

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    ネタバレ

    始めの方で主人公である「健一」が亡き妻、朋子以外が娘の母になることなどあり得ないくらいのことを思っていたわりに、わりとあっさり何人かの女性に気を持ちかけていて、しかも健一の脳内朋子が「いいんじゃない?」と肯定してる描写で健一に対してなんだかなぁ…と白けてしまった。
    しかし、「我が家とは笑顔をつくるだけの場所ではない。(略)その涙を、ただ見つめてもらうだけでなく、そっとすくい取ってほしいと思うのは____それも生きている者の身勝手さにすぎないのだろうか」
    という文で健一への見方が変わった。
    そりゃあ死別してすぐは自分1人で…!と決意するだろう
    1人で育てる中でたくさんの苦労もあっただろう。
    その

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    2026年01月04日
  • はるか、ブレーメン

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    昔ブレーメンに住んでいたためか、本屋でふと目にした重松清x本書タイトルで、思わず手に取ってしまった一冊。
    人に触れることで、その人の過去を見ることができるという特殊能力により、人間の内面、それを通じた家族愛、葛藤を丁寧に描写している。
    ストーリー全体として急転直下な動きは無いものの、この後どうなってしまうんだろうか、とページを捲る手が止まらなくなるほど入り込める作品。
    電車内などの公共の場で本書を読むことは推奨しない。涙が溢れるのを堪える必要がある。
    最近の動画ストリーミングサービスは、地上波でないことを良いことに、過激な表現、ともするとどれもが同じように見える作品が多い印象。そんな現状に辟易

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    2026年01月03日
  • その日のまえに

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    少しずつ読み進めたいから、短編で独立しているようで繋がっている形式がとても読みやすかった。
    いつか来る「その日」
    昨日まで続いていた日、明日まで続くはずだった毎日を断ち切る死。
    死を迎える側や見送る側の立場で描写されるその日を読んで死について改めて考えさせられる。
    ありきたりな感想になってしまうけれど、読んだあとは日々を大切に生きようと素直に思えた。

    重い題材だけど、決して悲しいだけではなく、読んだ後に暖かさを感じられる素敵な作品。読んでよかった。

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    2026年01月02日
  • その日のまえに

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    ここまで泣いた作品は初めてです。
    本当にこれ以上泣きたくなくて続き読むのが辛かったです。

    お話自体は人の命の尊さとか儚さというか、一人一人の人生最後を描く短編集なのです。
    本人目線だったり家族目線だったり、自分にも両親がいて子供がいて、小説と同じような状況になったこともあり、涙がぼろぼろこぼれました。

    死にたくないなぁと思ったり、後悔ないように生きたいと思ったり...。
    あったかい物語って言っちゃうとまた違う気もするんですが、読後感はほくほくした気持ちになれます。

    とても読みやすいですしおすすめです。

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    2025年12月27日
  • とんび

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    重松清さん著「とんび」
    おそらく著者の作品の中で一番有名な作品だと思う。NHK、TBSでもドラマ化、映画化もされており国民的人気小説の一つなのだろう。

    今回初めて触れたこの「とんび」。
    一人息子アキラの出生からの成長を軸に描かれていく人情物語。本当に良い作品だった。
    父親ヤスの不器用で照れ屋で繊細での感じがとても人間っぽくっていろんなエピソードが凄く胸に響く。

    ヤス… 父親として男としてとても格好よかった。
    不器用さが格好よい
    照れ具合が格好よい
    繊細さが格好よい

    中盤、アキラの就職先でヤスが内緒で読ませてもらったアキラの就活中に会社に提出した作文。「嘘と真実」
    この件は作中で想像できる

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    2025年12月24日
  • 青い鳥

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    私も村内先生に会いたかった。虐待を受けてるって認めたら子供がひとりぼっちになっちゃうから虐待されていないと嘘をつく。うわー、まさにその通り。寂しい子のそばに寄り添ってくれる先生。吃音がある先生が話すからこそ大事なことが生徒に入っていく。私本当に村内先生に会っていたらもっと生きやすかったかもしれない。

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    2025年12月21日
  • その日のまえに

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    命を区切られた人とその周りの人たちの日々を描いた七編からなる連作短編集。

    泣き疲れてしまった…。

    “あとがき”を読んで、もともとは独立したお話を集めた短編集になるはずだったものを 重松さんが恩師の急逝をうけて全面的につくり直したことを知った。
    どうしても、そうしたかった。と…

    「生きること」と「死ぬこと」、「のこされること」と「歩きだすこと」を
    まっすぐに描いてみたかった。
    そう書かれていた。


    「生きること」「死ぬこと」「のこされること」「歩きだすこと」……

    私はいい歳をしてすぐに泣くけれど、まだ何もわかってないのかもしれない。
    いつか わかる時がくるんだろうか…。

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    2025年12月20日
  • また次の春へ

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    東日本大震災に関わる人々に
    焦点を当てた七つの短編集。

    悲しみとの向き合い方は人それぞれ。
    その悲しみを
    表現すること・伝えることの難しさ。
    複雑な心情と向き合う登場人物達の
    息遣いを感じながら読み進めました。

    重松清さんの著書は、導入から
    登場人物に心が移るのが良きかな。

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    2025年12月19日
  • きみの友だち

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    ごめんねが言いたいのになかなか言えなかったり、違う事を言ってしまったり、共感しながら読んだ。
    胸が痛くなる場面もあった。
    思春期特有の友達関係の変化がリアルで、友達とはなんだろうと考えるきっかけにもなる。 
    小中学生におすすめしたい。
    10代の時に読みたかったけど、大人になった今でも似たような事はあるし、今読めて良かった。

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    2025年12月18日
  • 卒業

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    死と向き合った、親と子の物語。
    それぞれの気持ちに寄り添う、とても良い物語でした。
    「まゆみのマーチ」「追伸」が印象深かったな。

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    2025年12月18日
  • みんなのうた

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    私も故郷から離れ、夢を諦めきれずにいる。
    それが正しいかどうか分からないが、後悔しない選択をしたい
    わすれがたきふるさと

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    2025年12月14日
  • 青い鳥

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    重松清にはずれなし!やっぱりおもしろい。
    最初の話と最後の話は涙がでた。
    村内先生は、大切なことしかしゃべらない。自分の娘も無口な方なので、よく考えると大切なことしかしゃべらないかも。耳をしっかり傾けようと思った。

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    2025年12月14日
  • きみの友だち

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    志望校の過去問に出てきたから…という理由で読み始めたら、どっぷり沼に浸かってました。
    重松清さんの本が好きだなぁと思わされた話!

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    2025年12月03日
  • はるか、ブレーメン

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    久々の重松清さんの作品
    走馬灯の絵師たち?のお話。走馬灯とは死の直前に見るという自身の記憶。そもそも走馬灯とは影絵の細工が施された筒状の紙灯籠のこと。
    それを生前に内容を確認して作り直す事ができる人を走馬灯の絵師という、というのが本作品ての設定になっている。
    主人公のはるちゃん、その母親のふうちゃん 本当に親子かと思うくらい性格が違っているように感じた。はるちゃんもナンユウくんも優しくて良いなあと思った。
    同じ時間をともに過ごした家族でも、各個人によって思い出、なつかしく思うもの、そして記憶に残っているものは違う、確かにそう思う。でも、それはそれでイイ。個人の価値観なので。
    さて、自分の走馬灯

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    2025年12月02日
  • その日のまえに

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    死について考えました。私はまだ、近い親戚も友達も亡くしたことが無い。けれど、たまにぼんやりと、自分の死が、周りの死が怖くなる。そんなことを思うからこの本を読んでみた。正解だったんだと思う。

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    2025年12月01日
  • その日のまえに

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    プロローグ

    教室の廊下側の席に着くと、目線を窓側に向けた
    ガラス窓は半開きになっており、そこから
    爽やかな風が舞い込んでくる
    その風の出入口に彼女は座っている

    彼女の香りは僕まで届かない、なんとも近くて遠い
    そして、僕の想いも彼女には届かない

    彼女は、艶のある唇で鉛筆を挟みながら、
    いつも窓の外を眺めていた


    本章
    『その日のまえに』こういう本に出逢いたかった!
    感動の★5
    NSFMさんの本棚から
    あの冷静沈着にレビューを書かれるNSFMさんが
    生涯トップクラスの感動!
    屋外で読まないで!
    との文言で即断!!!

    6編の短編小説
    どれも共通しているのは、過去と現在そして死
    それぞれの家

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    2025年11月29日