重松清のレビュー一覧
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ネタバレこの本に出会えた事を感謝したい。私は今まで様々な本を読んできたが1番良かった。この本から学ばされたことを忘れないでいたい。
私はあと1年程で中学2年生…そうフジジュンが死んだ時と同じ歳になる。テレビでたまに見かけるいじめによる自殺。泣いて気持ちを話す親。なんだか遠く感じていた。でも、この本を読み進めるにつれてなんだか胸がだんだん苦しくなってきた。私も十字架を背負わされるような気がした。辛くて苦しくてどうしようもなくて何度か本を閉じてしまった。
親はこの苦しみから解放されたくなかったのかもしれない、その言葉を読んだ瞬間、頭に電流が走った。上手くあらわせないがこの言葉が本当に好きだ。また、ナイ -
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重松清は、すごい、やっぱり胸をグッと掴んでくる。
『流星ワゴン』を読んだのは何歳の時だったかな。涙が次から次に溢れてきて、切なくて寂しくて、だけどどこか希望を感じて心が潤うのを感じた。
あんな気持ちにはもうなれないと諦めていたのに!
初っ端の話から、泣けた…。
「ロックは始めることで、ロールは続けることよ。ロックは文句をたれることで、ロールは自分のたれた文句に責任とることよ。ロックは目の前の壁を壊すことで、ロールは向かい風に立ち向かうことなんよ。」
ー続けること、生き抜くこと。それがロックンロール。なのかな。
「センセ、ボクはロールしよりますか。キープ•オン•ローリングしよりますか。止ま -
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学生時代に読んだ『きみの友だち』で感じた
「本って面白いな」という感覚を久しぶりに思い出した。
重松清作品の魅力は、誰か一人が正しくて、誰か一人が間違っているという描き方をしないところだと思う。
同じ出来事でも、
* 空き家を負債と見る人
* 思い出の詰まった実家と見る人
* ビジネスチャンスと見る人
それぞれの見え方があり、どれもその人にとっては真実である。
『きみの友だち』を読んだ時もそうだったが、重松清は「正解」を示すのではなく、人それぞれの見ている景色を描いてくれる。
だから読んでいて、
「この人にもこういう事情があったのか」
と考えさせられる。
仕事でも同じことを感 -
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結婚3年目で妻を亡くし、残された娘と2人で歩む物語。泣ける本と聞いて手に取ったが、結構グサリと胸を刺される箇所の方が多かった気もする。
人生に正解はない。仕事優先か、子供が大事か。女の子にはママが必要か、父親だけで子育ては無理なのか。頼っていいのか、甘えてはいけないのか。多数のために少数を犠牲にしてもいいか。理屈から言って、冷静に考えて、割り切って……。
正解がないのは、僕らが一人ひとり違う存在だからだ。30代男、妻と死別、1歳半の娘。それらは情報であって、存在ではない。属性が同じでも、存在は固有だ。だから正しい答えは存在しない。
だが、答えが出なくても現実は待ってくれない。クリスマス -
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吃音を抱える村内先生が、色々な学校の、色々な辛さと孤独を抱えているこどもに寄り添い、救っていく。
こんなに優しい話を書けるなんて、作者の重松清さんの事をもっと知りたくなる、そんな小説でした。
あとがきに、ご自身が教員免許を持ちながら自身の吃音のために教師になることを諦められた経緯が書かれていました。いわゆるみんなと異なる経験に裏打ちされた、とてもリアリティのある小説でした。
一番印象に残った、おそらく村内先生の寄り添い方の核心かと思う、ある生徒とのやり取りです。
「自分の思いが伝えられなくて、わかってもらえなくて、だれともつながっていないと思う子は、ひとりぼっちなんだよ、やっぱり。先生は -
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田村と光司は架空の人物でしょうが、被災地のエピソードは全て取材に基づいた事実。
田村が筆者、光司が読者の分身なのだと思います。
作品内でも触れらているが、東日本大地震において絶望のまま時が止まっている部分には触れず、絶望の中でも希望を持ち、少しでも進もうともがく人に焦点をあてた本になっている。
あれから15年。直接の被害のなかった人にとっては、東日本大震災は過去の歴史となりつつある。しかしそうではない。あの震災を歴史の1ページとして刻むにはあまりにも早すぎる。被害、教訓、恐怖、悲しさ、苦しさ。そのさまざまをいつまでも忘れずに、伝え、考えていかないといけないのだという生の被災地をみて、生の声
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