重松清のレビュー一覧

  • かあちゃん

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    ヒロシが幼少の頃、母親は33歳であった。
    父親が交通事故で上司を助士席に乗せこの世を去った。
    母親は心に決め楽しまず、笑わず、一生をかけ償うことを。
    そして、ヒロシも母親が決意した33歳になり女子を授かる。
    そして、その事故に携わったそれぞれの人生のストーリーが展開する。
    人を許す事ができる人がこんなにも戦い、尊大である事に気づかせれた作品でした。

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    2026年04月13日
  • ビタミンF

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    普通?の家庭のお父さんをテーマにした短編集。家族は実はちょっとしたことで簡単に壊れてしまう。家庭内でのお父さんの揺れる胸の内が正直に描かれている。うちの夫からも妻のことをこんな風に思われているのかなぁ、と思ってしまった。ちょっと優しくしてあげようと思った。

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    2026年04月11日
  • 流星ワゴン

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    主人公の夫は普通なのに家族が壊れていく。読者である私は主人公に自らを重ね合わせ違和感と不安を感じた。もしかして自分の家族も〇〇などと。人生やり直しはできないが、希望はあると教えてくれる良い小説だ。

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    2026年04月10日
  • 空より高く

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    ネタバレ

    ジン先生の暑苦しくも憎めない性格に影響され、行動していく高校生たち。先生に憧れた先生をする人間をどこか冷笑している自分がいた。でも、結局は自分も教員になったのは、何かの先生に憧れたからだ。それはクールでもなんでもなく、ただひたすらに教育に熱い先生だったはずだ。
    その初心に立ち返らせてもらった。
    びっくりするくらい真っ直ぐな青春を浴び、読み終えた今は懐かしさと寂しさがやってきている。

    そして最後の校長先生の言葉は、何よりも心に来た。
    社会は主人公ばかりではない。「ダシ」があるから、回るのだということ。
    そこにもドラマがある。
    主役と脇役なんて配役はどうでもいい。一生懸命に生きる人間が重なって作

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    2026年04月04日
  • ステップ

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    最初この本と出会った時は、亡くなった人の気配と共に温かく、優しく、寂しく、強く生きていく父娘の物語として、感動しながら読みました。

    年月が経ち、自分も娘をもって、一児の母としてもう一度この作品を読むと、亡くなったともこさんと、自分たちより先に娘を亡くしたともこさんのご両親の気持ちを想像してしまい、涙が止まりませんでした。
    自分に置き換えると本当に苦しくて、今自分が生きて家族と向き合えていることの幸せを噛みしめながら読みました。

    子育てに迷ったとき、今この瞬間の幸せを見失いそうになったとき、きっと私はこの本を開くと思います。

    受け取るメッセージは異なれど、きっとどんな人にも響く本だと思うの

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    2026年03月29日
  • 十字架

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    時間や立場が変わらなければ気づけないことがある。
    荷物は下ろせない。様々なものを背負って踏ん張って生きているすべての人に読んでもらいたい。

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    2026年03月29日
  • みんなのうた

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    やっぱり 重松清さん よいなぁ。。
    一番好きな作家さん。

    今回のテーマは家族、ふるさと、そして生き方。。
    岡山が舞台なので、本当に懐かしい。
    岡山弁が心地よい。
    自分がしたいことは何なのか。
    読後感もよくって、いつも元気をもらえます。
    この本も老若男女にお勧めですが、受験生にも読んでもらいたい一冊でした。

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    2026年03月19日
  • ファミレス 下

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    ネタバレ


    人生で1番の本に出会えたと思います。
    全ての文章が名台詞みたいな本でした。

    上で起きた問題がそれぞれ優しく解決していって。
    ドンの家庭の不和がなんとかなりそうなのが個人的に1番嬉しかったです。彼が自分のために怒ること、彼の母が家族のために泣くことを諭した陽平の教師として、人としてのあり方があまりにも素晴らし過ぎて、じんわり涙が込み上げました。

    その他にも、相手の美味しい顔を思い浮かべて作る料理も大切ということや、正しいけれど優しくないこともあったり、家族のためは実は自分のための言い訳だったりするし、大人になっても友情は大切だで、自分の「核」がなんなのか自覚することの重要さに気付いたり。

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    2026年03月19日
  • 流星ワゴン

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    ネタバレ

    良かったなあ。
    過去に戻って自分が見えなかった部分が見える時これからの行動も自然と変わるよね。
    今を大切にしたい。

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    2026年03月18日
  • ファミレス 上

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    ネタバレ


    あったかい。くすぐったい。もどかしい。
    家族でも、友達でも、そんな気持ちが溢れてる。
    でも一方でモヤモヤ抱えてるものもあり、迷うときもあり。
    前途多難なことも。

    料理もとても美味しそうで。家で真似してみたいものも。

    重松先生のこの文体の柔らかさや優しさ、時にグサッとくるセリフの鋭さが本当に大好きです。

    まだまだ上を読み終わったばっかり。
    宮本家の夫婦の問題、ニコニコ亭に上手く就職できるのかコージー・マッケンジー、武内夫婦の心の距離、ドンの家庭環境、どうやって収束していくのか。

    映画版の"恋妻家宮本"では伺えなかった人間ドラマも読めて、改めてこの本を手に取ってよかっ

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    2026年03月16日
  • とんび

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    昭和後期の地方都市を舞台に家族と友人との触れ合いを熱く優しく描いた傑作小説。

    題名が「とんび」ですが、鳥のとんびは登場しません笑
    これは「トンビが鷹を産む」のことわざを端折っているのでしょうが、内容的にはこのことわざの本来の意味をなさないように思われ、どちらかというと「トンビがくるりと輪をかいた」と言った方が的確ではないかと笑

    不器用で荒くれだけれども信義を貫く主人公ヤスさんの人生物語。
    最愛の妻に不慮の事故により先立たれ、男手ひとつで息子アキラを育て上げるという、いわばハートウォームファミリーサクセスストーリー。

    仁義なき戦いシリーズが大好きなので、広島弁(備後弁)には全く違和感なく、

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    2026年03月14日
  • その日のまえに

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    連作短編なので、展開も早く読みやすい。
    大切な人が逝ってしまっても、日常は何もなかったかのように続くコト、あんたはどう想う?と問いかけているようで考えさせられる内容だ。

    「死」以外の「その日」を描いた短編も混じっており、読み手のストレスを少しだけ和らげてくれるが、ひとつの区切りに本当にケリをつけられるのか、と想いを馳せてしまう。

    で、どうなった?と「その日」が読み手の想像に委ねられた描かれ方で、引きずりを持ったまま読み進めたが、最後の3編は「その日」を含めた時間の流れと残された人たちの心の移ろいや葛藤、苦しさ悲しさが描かれており、心に沁みた。

    「その日のあと」に託された手紙の一文に愕然と

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    2026年03月13日
  • きみの友だち

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    この本は短編集で、物語ははじめの話の主人公「恵美」を軸として展開されていく。学校という場所を舞台に、境遇の異なる少年少女たちの一人一人に焦点を当てて、その複雑な内面を丁寧に描いていく群像劇でもある。
    各話ごとの視点の入れ替わりによって、前の話ではモブでしかなかった人物が次の話の主人公になることが多く、そのシステムが非常に面白い。次は誰の話かなあ〜と最後まで飽きずに読めた。個人的には「別れの曲」が大好き。
    前の話では最低最悪だったアイツも実は悩んでた、みたいに、本当に色々な思惑や悩みが複雑に、有機的に絡み合っている。どちらも正しくて、どちらも間違っているその様子は、まるで戦時下の国々を俯瞰してい

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    2026年03月13日
  • 流星ワゴン

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    ネタバレ

    仕事も家庭も上手く行かず死ぬことまで考えていた主人公が、以前事故で亡くなった橋本親子が運転する不思議な車に乗り込み、過去のターニングポイントに戻りながら後悔していることを晴らしていくという、家族再生の可能性を探るSF物語。

    既に3回読んでいるけど3回とも号泣した。家族愛に触れられる大好きな一冊。

    橋本親子との旅では、過去に戻り選択を変え、妻の思いや息子の苦しみを分かち合って解決したはずなのに、現実に戻ると仕事も無く家族は崩壊したままだったというオチが、SFなのに現実みがあってとても好きだった。

    こういう過去を変える話って、戻った時には現実も変わってて明るい未来!めでたしめでたし
    という

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    2026年02月28日
  • その日のまえに

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    先月、母の命日だったのでそれをきっかけに読んでみた
    余命がわかってて亡くなるのと、元気だったのに突然亡くなってしまうこと
    どちらも辛いけど、違う辛さである
    人間誰しも死ぬものだけど、死ということについて考えれば考えるほどわからなくなるなと思う
    私の母は死んでしまったけど、母のことを忘れる人がいなくならない限り、心の中で私の母は生きていると思っている

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    2026年02月26日
  • その日のまえに

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    前向きでも後ろ向きでもなく、その日を受け入れるお話。短編集ですが、それぞれがどこかで繋がっていて、いい本でした。

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    2026年02月24日
  • ブランケット・キャッツ

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    猫は喋らない。
    だから、人は何でもしゃべれる
    夫に話せば解決策をいくつか提示してくれるだろう
    女友達に話せば共感してくれるだろう。
    母に話せば説教するかもしれない。
    でも、猫はしゃべらない
    それがいい

    心のささくれを描くのが
    重松さんは本当に上手いと思う
    ささくれに絆創膏ではなく、
    オロナインをぬってくれる
    そんな一冊

    公共の場で読むことはお勧めしない。

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    2026年02月20日
  • ステップ

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    コーヒーとカヌレ

    休日にこじんまりしたカフェでこの本を読んでいて、
    隣の席で5歳くらいの子供がカヌレを食べていて、そのお母さんがコーヒーを飲んでいる。

    隣の席の会話もうっすら聞こえながら本を読む

    隣の親子が店を出る時に、女性の店員に
    バイバイ といってとてもホッコリした



    好きな場面
    サンタグランパにて、ママが死んだことが悲しくてないた。証拠だってあるんだよ。
    クッソ泣いた

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    2026年02月15日
  • とんび

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    ガチの名作!堂々の星5
    葛藤であったり、気持ちが揺れ動く描写が妙にリアルで、読み進めるたびに泣けてくる。

    不器用で熱意があって粗暴なんだけど、涙脆いヤスさん。昭和という時代のど真ん中にして、男手一つで周囲の支えもありながら、息子のアキラを育て上げていく大作。
     
     男手一つの大変さ。たくさんの葛藤と悩みを抱えて、先行する気持ちが昂る。その度に息子との間に壁が立ちはだかる。
     不器用すぎるヤスさん。心ではわかっているのに、素直になれず逆のことをつい口走ってしまう。そんなヤスさんの気持ちが痛いほど伝わってくる。だからこそ、どうしようもなく辛い…。

     親一人子一人、親の温もりを知らないヤスさんは

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    2026年02月05日
  • ステップ

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    重松さんの作品を初めて読んだ。
    ドラマで観た『とんび』のイメージが強かったけど、とっても読みやすくてびっくりした。もっと早く手に取ればよかった。
    使われている言葉も、話の内容も、かなり万人受けするものだと思う。読む人によって思いを寄せる人物が異なってくるはず。
    根っからの悪者は出てこないけど、言葉って人によって受け取り方が違う。相手の境遇次第では無意識に相手を傷つけてしまう。自分も気をつけなければいけないな。

    美紀の成長を節々に感じることができて、心に刺さる言葉も沢山あって、最後は泣きそうになった。
    誰にでもおすすめできるとても素敵な作品だった。
    健一を山田孝之が演じたと知ってしっくり来なか

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    2026年02月03日