重松清のレビュー一覧

  • ポニーテール

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    なぜ?私と同い歳のおじさんが、こんな話を書けるのか?
    子供のこころ、娘のこころ、母親の心、父親の心。我慢をする、意固地になる、平等な愛、どう対処すれば良い。いろんな心が時には寄り添い、時にはぶつかって、時は進んで行く。
    優しさに満ちた「はじまり」の物語。あとがきを読むと、震災の時に書き終え、震災後に出版された本書の目指したところが見えてくる。

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    2025年11月15日
  • きみの友だち

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    大好きな本。小学生の時から中学生にかけて4回くらい読んでる。ほんとうの、大切にすべき友だちとは何かを教えてくれた気がする。

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    2025年11月14日
  • その日のまえに

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    連作短編集。
    連載を大きく改稿した単行本で、独立した短編としても読めるし、繋がった世界としてもさらに楽しめる。

    生きること、死ぬこと、のこされること、歩き出すこと。それらに深く触れられる。
    死という泣かせの常套句を扱ってはいるが、これほど素晴らしく表現されている作品はなかなかない。

    ・ひこうき雲
    小学6年生の時に入院した、嫌われ者の女子、ガンリュウ。時は流れ、40代になってから同じ街の介護施設に入所している、認知症の妻の祖母。
    病気。生と死。言葉や態度。正直な気持ちと建前。じわりと胸を締め付けられた。

    ・朝日のあたる家
    マンション14階に住む、高校教師のぷくさん。夫を亡くして娘と二人暮ら

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    2025年11月10日
  • きみの友だち

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    これも涙なくして読めなかった。

    それぞれの短編の中で、それぞれの「きみ」の心の奥を見抜いて、端的だけど刺さる言葉を発する恵美さんが、瀬尾まいこさんの「あと少し、もう少し」に登場する先生を思い出した。

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    でもさ、青だけの空って、のっぺらぼうじゃん。空の顔つきって雲で決まるんだよ。お日さまだってギラギラして、うっとうしいときもあるじゃん。雲は雨も降らせるし、日差しもさえぎるし、けっこうクセモノだから。
    邪魔じゃないよ、雲は。
    がんばれ、雲。

    私は「みんな」って嫌いだから。「みんな」が「みんな」でいるうちは、友だちじゃない、絶対に。
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    「みんな」という人はいないんだよな。

    重松さ

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    2025年11月09日
  • ビタミンF

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    最初読んだのが小6とか中1とかで、いや意味わからんってなってたけど、今読んでみたらめっちゃおもろいやんってなった。感情を色んな表現、比喩で表してる訳でも無いけど、少しの言葉とか、表情、動きの描写で、どうしても出てきてしまう負の感情とか、漠然とした不安とか、その不安をなんとか見ないふりをしようとする所とかが伝わってくる。最初セッちゃんが一番面白いと思っていたけど、はずれくじとか、なぎさホテルがすごい印象に残った。

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    2025年11月08日
  • 赤ヘル1975

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    1975年、原爆の影が色濃く残る広島の街。
    貧乏弱小だったカープの初優勝への足音を背景に「連れ」の少年3人の物語。

    うっかり(?)カープファンになりそうになる。

    少年3人は大人になったら再会して欲しいなぁ。

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    2025年11月07日
  • みぞれ

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    ひたむきな人生
    死ぬ理由がなければ、生きる理由があるわけでもない。
    人生という物語に大きなことは起きないかもしれないけれど、そこには人それぞれ様々な生き様、人生があると思わせる小説

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    2025年11月06日
  • その日のまえに

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    昨日の続きに今日があり、今日の続きに明日がある。過去から未来は繋がっていて、当たり前のように続くと思っている日常。
    いつかは訪れる『その日』
    そして、その日のあとも続いていく。
    素晴らしい連作短編。
    当たり前に続くと思う日常を大切に思いたくなる1冊。

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    2025年11月03日
  • 半パン・デイズ

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    主人公は十ほど年代が上でエピソードは少し違えど同じような心の揺れみたいな淡い記憶が呼び起こされて読み終えて少しぼーっとしてしまったなんていうかめちゃくちゃエモい

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    2025年11月03日
  • 流星ワゴン

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    長編小説の素晴らしさはこの本で知った。満足感すごい。あのときこうしてればよかったとか、後悔の感情が強い人に読んで欲しい。人間は完璧じゃないけど、そんな人間の良さがこの本に全て詰まってる。

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    2025年11月02日
  • きみの友だち

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    小学生の頃に1度読み、凄い共感、感動したので中学になり再び読みました。
    色んなきみのお話で共感できるようなお話もあったり、
    友達ってなんだろうと改めて実感、、
    この本を読んでまた本にハマり始めました
    1番好きな本です
    何度も読み返したい、、

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    2025年10月29日
  • その日のまえに

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    友人に「泣けるから読んでみて」と勧められて、まぁ、と思いながら移動中に読みました。移動中に読まなきゃよかったです。泣きました。

    「その日」を迎える短編が最後にゆるっとオーバーラップ。どの話も温かくて、けれど寂しくて、涙なしでは読めません。

    私は若い頃に「その日」を迎えており、病室に泊まり込んで管が刺さった母の痰が少しでも取れるように、加湿器の位置を変えたり、モルヒネの影響で意識が混濁し、意味不明な事を言ってる母の背中を泣きながら摩っている状況がフラッシュバックし、「あの日」一生忘れる事のできない出来事でした。

    その日の前に、後悔がないように生きたいものです。

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    2025年10月26日
  • おじいちゃんの大切な一日

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    小学生向け「働く」本を探して。これは良書!
    絵本サイズですが、内容は普通の小説短編くらいの字のサイズと分量です。小学校の中・高学年から読めるかな。
    挿絵も大きくて工場の機械類に温かみを感じる優しさがあります。

    新しいゲーム機を買ってもらうために「ゲーム機が壊れた」と嘘をついたエリカは、両親に言われておじいちゃんが働く工場に行くことになった。
    おじいちゃんの働いている工場では機械を作るための機械の「工作機械」を作っているんだって。
    エリカは「工場」といったら煙がもくもく…のようなものだと思っていた。でも工場長さんに案内された工場は思っていたものとは違っていた。周囲の環境や、働く人たちの快適を考

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    2025年10月26日
  • とんび

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    古き良き時代の、父と子の不器用で妙にリアルな親子物語。
    行きつけの居酒屋、顔馴染みの女将、世代を超えた地元の友人たちに見守られながら、親子共々成長していく姿に、自分の父親像を照らし合わせながら読み進めました。
    ブレながらも、漢としての芯はしっかりとあるヤスさんと、そんな父の不器用ながらも息子思いな心を、子どもながらに理解しながら優しく育つアキラの姿はしばしば目頭が熱くなりました。

    自分の子育ての軸として、この作品は大変重く鋭く心に刺さりました

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    2025年10月25日
  • めだか、太平洋を往け

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    心が温まるいい話だった。
    教育って、学校って、家族って、そして幸せってなんだろうと考えさせられました。

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    2025年10月19日
  • とんび

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    広島県備後の話しだったので、方言が読みやすかった。自分の父親と似ているヤスさん…父親のことを思い出しながら物語の中に没入した。
    涙が溢れて読む手が止まらないくらい…この家族の人生に寄り添った感覚になってしまった。

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    2025年10月09日
  • 卒業

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    『追伸』で涙が出た。
    読んで良かった。
    この本のタイトルの『卒業』ってそういう意味なんだって一冊読み終えてわかった気がした。

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    2025年10月04日
  • とんび

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    昭和の男の生き様・父親や職業人としての矜持を感じ、心打たれた。時代や舞台となる地域が、自分の両親と重なる部分が多く感情移入してしまう。
    会話は方言が中心で注釈はないので、西の言葉に馴染みのない人はニュアンスを汲み取るのが難しいかも?

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    2025年10月01日
  • ビタミンF

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    好きな作家は?と聞かれて、必ず答えていたのが重松清。ビタミンFに収録されている短編は、すべて”ある家庭の30代後半から40代のお父さん”の視点の物語である。中学生の頃は、お父さんの生態を解き明かす解剖書のように読んでいただろうか。31歳、妻歴4年目、社会人歴11年目の今、再読すると、30代になった変化、夫婦としての日常、会社の先輩後輩とのやり取りが、あと何年後かの自分の予言書のように思えた。
    こんな大人になりたくないになってしまった私達に、そんなもんだよ、だけどちょっぴりでも変えることはできると希望感を残してくれる。人生に希望はあるなんて大仰に説得してこようとする話なんてない。一つ一つのお話が

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    2025年09月28日
  • その日のまえに

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    ネタバレ

    自分に関わりのある人のその日(人の死)を前に人々が何を思い、成していったかを綴った短編集。最後の物語は、それに加えて「その日」と「その日の後」も綴られている。

    涙、涙で読み進んだ小説だった。
    特に、二人の息子のいる妻のその日の物語は、「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」で描かれていて、特に印象深かった。前編に出てきた登場人物が出てくるのもよかったし。
    「その日のあとで」、亡くなった妻が何度も何度も書き直した夫への手紙が、息子達の未来を託すとかの内容でなく、

    「忘れてもいいよ」

    のただの一言だったのが印象的だった。

    死期を悟った時、私自身、または親族がその日を迎える前にどう思い

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    2025年09月21日