重松清のレビュー一覧

  • その日のまえに

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    重松らしさが詰まった本だった。短編集だけど、世界線は同じという、読み終わった後の気持ちよさも感じられる。
    一編ごとに、ヒトとしての在り方や人生について深く考えさせられ、自分や身の回りの人に当てはめて想像してしまう。
    タイトルにもなっている部分が3話構成で、主人公の気持ちが自分の感情かのように世界観に深く引きずり込まれ感情の波が押し寄せてくる、そんな本でした。

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    2026年08月14日
  • 小学五年生

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    小学5年生の子どもがいるので手にしてみた。
    5年生ならではの葛藤や恋へのときめきなど、自分自身も昔を思い出してこういう感情になったことがあったな、自分はどうだったかな。と思い返しながら読んでいた。小5の息子もこんな経験をしているのかな?と微笑ましくもあり心がだんだんと成長していることを感じることができ、何とも言えない感情になった。

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    2026年08月12日
  • せんせい。

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    もしも、息子の担任が工藤先生みたいなことをやったら、僕は絶対に許しません。
    彼だけを叱ったり、30人31脚で結果を追い求めるために彼だけを外したり。(この理由も葛藤もすごく悲しい)
    この直接「工藤先生が許せない」とは言わない、少し回りくどい表現が逆に心に突き刺さった。
    この本では、そんなふうに直接言わずに少し遠回りして伝える言葉に、何度も感情を揺さぶられた。
    感情を揺さぶられ続けた一冊だった。
    私の先生はどうだっただろうか。
    みんなの先生はどうだっただろうか。
    先生はほんとうに不思議な存在だ。

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    2026年08月11日
  • きみの友だち

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    小学生、中学生の頃の自分に必ずあった一部を、どのキャラクターたちとも共有しているようで、大人になってから読み返すと胸がキュッとする
    読後感があたたかいのが好きだったのを思い出した

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    2026年08月10日
  • その日のまえに

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    家族が死ぬ時、どう受け入れれば良いんだろう?
    幼い頃の私は夜になると色々考えてしまって泣いたりした日もあった。今でもわりと怖い。けど、実際に死と対面した時、どうするんだろう。
    改めてそう思った。時間を大切に使わないと、有限だから…。

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    2026年08月09日
  • とんび

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    家族っていいな。両親がいて妻がいて息子がいての状況がどれだけ幸せかと改めて感じられる素晴らしい小説。何気なく毎日を過ごしてると子供とのコミュニケーションが雑になりがちだけど、たった18年くらいしか一緒に暮らせないってことを肝に銘じて大切にしたいと思えた。

    登場人物に感情移入したり自分と照らし合わせたりで涙腺がいつのまにか持っていかれるので、電車で読む時は注意!笑

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    2026年08月04日
  • きみの友だち

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    思春期の子どもの心をこうも爽やかに温度感が伝わる形で描ける重松清さんはほんとうに素晴らしいなと思いました。あとがきまで味わい、恵美ちゃんのほんとうに大事なものが見える目について心に残っています。友だちの概念や生き方はさまざまだけど、恵美ちゃんと由香ちゃんのような絆で結ばれる友だちにとても憧れます。
    最後の結婚式のシーンでは、写真を観てみんなが思い馳せるところも胸がきゅっと引き締まる思いがしました。

    恵美ちゃん-僕はこれから、きみと、きみにかかわりのある何人かの子どもたちの話をしようと思う。

    この台詞が、この作品の良い味を出しているとも感じます。

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    2026年07月30日
  • カカシの夏休み

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    カカシの夏休み、ライオン先生、未来、どれも考えさせられるし好きなお話
    帰りたい場所、戻りたい時、やり直したい出来事、どんな人であれ、生きていく中でたくさん抱えていくもの
    生きるのって大変だよねって寄り添ってくれながらも、目を背けたいけど、ちょっとでいいから踏み出そうよって言ってくれる素敵な小説

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    2026年07月30日
  • きみの友だち

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    父が送ってくれたタイミングで友人が重松清さんを読んでいると聞いて読んでみました。
    通勤の帰りの電車で読んでいましたが面白くてあっという間でした。
    小学生、中学生の人間関係あるあるで共感しました。
    そして、最後の方は感動して読む場所を選びました。
    ミステリーばかりだったのでまた1人、素敵な作家さんに出会うことが出来て良かったです。

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    2026年07月27日
  • とんび

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    全てのお父さんとその子どもに読んでもらいたい。

    年齢のせいもあるかもしれませんが…
    フィクションですよ、フィクションだってわかってはいるけど最近5年間のなかで一番泣きました。

    好き嫌いはもちろんあるでしょうが、創作小説とわかってて読んでるならいいじゃない。と。

    子どもを抱きしめ、親と話したくなる。話そうと思える一冊でした。

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    2026年07月26日
  • 十字架

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    泣きながら一気に読んだ。かけがえのない代わりのない息子であり兄である家族視点でのフジシュンと、僕視点でのフジシュン。フジシュンの死に対する反応の双方の対比がリアルで、いじめによる自殺で息子を失った家族の悲しみの深さに心が締め付けられる。実際にはいじめを傍観していただけなのに遺書に親友と名指しされた”僕”と家族がお互いに十字架を背負いながら、交流を続けてきた約15年のお話。

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    2026年07月25日
  • 流星ワゴン

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    ネタバレ

    本書から受け取ったメッセージは、「やり直せないからこそ、過去の受け取り方とこれからの生き方は変えられる」ということだった。

    「あのとき、こうしておけばよかった」と思う後悔は、時間が経っても簡単には消えない。

    それでも、相手の立場を想像したり、あの頃の自分は精一杯だったと受け止めたりすることで、過去の意味は少しずつ変わっていく。

    後悔を消してくれる物語ではなく、後悔とともに生きる方法を教えてくれる物語だ。

    過去は変えられない。でも、その先の自分は変えられる。

    自分にも、大きく後悔していることはいくつかあるが、自分を許しつつも、これからのことは先を考えて行動していきたい。

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    2026年07月20日
  • たんぽぽ団地のひみつ(新潮文庫)

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    シゲマツワールド。団地、ガリ版、少年ドラマの三題噺。
    住民の高齢化、建替えの決まった団地、スターハウスを舞台とした小説。現代と過去を結びつけた設定がはお見事。

    団地で育った子供は大人となり、子育てと介護に追われる。子供が独立し残った親は高齢化。日本の都市、団地ではどこでも見られる光景。そんな団地の輝いていた時代をノスタルジックに描いた作品。

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    2026年07月18日
  • 疾走(下)

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    私の人生で読んだ本の中で、最高傑作と言わざる得なかった。シュウジもエリもひとりで、私も、ひとりだった

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    2026年07月13日
  • とんび

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    涙腺キラー、重松清の小説はどんなものかな…と

    ヤスさん、美佐子さん、アキラで海にピクニックに行く序盤から涙腺は崩壊してしまった…それからはポイント毎にとめどもなく涙が溢れててくる…
    自分の出身広島弁での会話だけで心和む感じで感動が助長される…ヤスさんの周り方々、照雲、幸子さん、たえ子さんらの優しさやアキラへの愛情に昔を懐かしむと共に昭和の良かった部分が見えてくる…
    美佐子さんが亡くなってヤスさん一人で悩みながら子育てしている姿には親の有り難さを痛感する…
    家族って素晴らしいな、ほんの些細な日常にも幸せを感じながら感謝の気持ち生きていきたいなと思える…出会えて良かった本。
    皮肉な事に伊坂幸太郎

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    2026年07月19日
  • きみの友だち

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    自分も夢中で読んで、中高生の子供らもあっという間に読んで、親子で楽しめる本。仲良しとは。いじめとは。負ける悔しさ。自己嫌悪。憐れみへの怒り〜ブンちゃんがモトくんに思わずなぐりかかった、のくだりは、読ませるなぁと思いました。

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    2026年07月12日
  • とんび

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    号泣した。本を読んでこんなにも感動したのは初めてだ。結婚して子供が欲しいなと強く思えた。家族って良いな。人は一人では生きていけないということがよく分かった。色んな人に支えられて、気付かないうちに色んな人を支えている。そんな本だった。将来結婚して子供ができたらまた再読したいと思う。見える景色が変わってくるんだろうなぁと思った。

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    2026年07月06日
  • くちぶえ番長

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    ネタバレ

    やっぱり重松さんの代表作と言っても良いでしょう!!
    今まで読んだ本で1番ぐらい良かったです♡
    重松清の本を読む方は、まずこれを読んだほうがいいでしょう…。

    [主な登場人物]
    マコト(くちぶえ番長!!)
    ツヨシ(どんどん強くなっていく!!)
    オツボネさま(ツンツンしている)
    ガムガム団(6年生のいたずらっ子)

    [あらすじ]
    いつもガムガム団にいじめられている4年生。
    そんなツヨシの前に現れたのは頭にチョンマゲを
    しているくちぶえが上手なマコト。
    転校してきた時には「この学校の番長になる!」と宣言した。
    マコトの父はすでに亡くなっている。
    そんな嫌な思い出があるものの、ツヨシと一緒に
    どんどん

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    2026年07月05日
  • みんなのうた

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    ずっと読んでみたかった重松清さん、はじめて読みました。
    それぞれの登場人物の気持ちが、どれも共感できました。
    田舎独特の人間関係って面倒くさいこともあるけれど、やっぱりあったかいなぁと感じるお話でした。
    童謡「ふるさと」を、おばあちゃんのキミさんが歌う場面は、思わずホロリときました。

    また別の作品も読んでみたいです。

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    2026年07月05日
  • とんび

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    【父親になったときに読む本】

    妻を亡くした不器用な父親のヤスさんが、一人きりで一人の息子を育てる物語。親になって初めてわかる感情が、この本には溢れている。

    不器用な愛情表現で、息子を傷つけたことばかりだったが、ヤスさんは男手ひとつで息子と向き合った。月日が流れるにつれて自分の手から息子が離れていく寂しさ、育った息子を誇りに思う気持ち、その息子が結婚し孫を持つという覚悟。親ひとり子ひとり、言葉では表せないかけがえのない親子の絆を感じられた。

    周りで手を差し伸べてくれる人たちに囲まれ、ときに叱られ、ときに共感し、家族のように一緒になって一人息子のアキラを育てる場面も心打たれた。備後という田舎

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    2026年06月28日