重松清のレビュー一覧

  • ゼツメツ少年

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    小学生の時、読書感想文を書く際に読んだ本で、あの時全部読まずに感想書いた本。何故か、思い出して手に取ってみました。

    この物語を高く評価した人は、恐らく登場人物と同じ位の歳に同じ境遇、もしくは違う立場で後悔をしている人達なんじゃないかな…。だから、今そういう状況の渦中にいる子供たち、また学生時代を終えた大人たちには1度手に取って貰いたい本。

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    2024年11月22日
  • きよしこ

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    誰しもが、誰かに伝えたいことを抱えている。色々な理由で話せなかったりすることもある。「一人」のときもあるけど「独り」じゃない、「ひとりぼっち」じゃない。誰かがきっと、わかってくれる。そう思えた。

    少年が少年であった頃のお話たちは、どれも別れや悲しさを帯びている。しかし、それこそが少年を強くさせているのではないのだろうか。

    生きづらさや恥ずかしい思いなんていう簡単な意味付けを、僕はこの小説にはしない。自分の悩みや苦悩は、他の誰でもない自分のものであることを作者は絶対に知っているから。
    だから、作者は「そばにいる」ことだけを望む。一人で乗り越えようとする人たちを包み込み、温めるように。

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    2024年11月20日
  • ビタミンF

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    人の家庭であれば、よく耳にするような、自分の家族であれば一大事であるような、そんな3、40代のピンチを描いた物語短編集。
    話の雰囲気は哀愁が漂い、苦悩、抗い、諦め、その先にちょっとした希望があり、その希望の光のなんと温かいことか。
    こんなに小さな希望でも、そこにあると信じるからこそ人生を生きていける。まだやれるはず、頑張ってみよう。そんな気持ちにさせてくれる作品でした。

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    2024年11月17日
  • 送り火

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    久しぶりの重松清に気分上々!今回は重松清の短編集!全部、家族や夫婦、親子などの人間関係がテーマとなっています。やっぱり、重松清は切ないのにどこかあたたかい。久しぶりに読むとそう実感した。定期的に重松清は読みたくなってしまいます!
     皆さんも重松清の短編集はおすすめです!

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    2024年11月04日
  • 赤ヘル1975

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    広島という地にも思い入れがあるし、カープファンでもある私。
    プロローグで語られる赤ヘル誕生当時のファン、とりわけ子どもたちの心情とはこんな感じだったのかと知る。
    広島のつらい歴史も語られ、カープが初優勝した年は、まだそういう空気感だったのか、と知る。
    タイトルでもある1975年の広島は、まだこんな雰囲気だったのかと知る。

    過日、広島の学校で行われている平和教育のテキストの内容が変わったことが全国ニュースになった。平和公園の資料館はリニューアルし、焼けただれた人を表した人形が展示されなくなったと聞く。
    物語の中で、庄三さんがちぎり絵に取り組むシーンに胸が締め付けられる。こういうことを、戦後生ま

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    2024年10月22日
  • カカシの夏休み

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    ふるさと、小学校時代の幼馴染みはいいものですね。
    人生を重ねて変わるもの、人生を重ねても変わらないものがあるんですね。

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    2024年10月12日
  • 青い鳥

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    最後のカッコウの卵がとても良くて、ボロ泣きで本を閉じました。
    ひとりぼっちにならないために嘘をつき続けたてっちゃん。巣をつくるカッコウになったてっちゃん。
    村内先生が間に合って、ほんとうに良かった。

    ひとりぼっちは、寂しい。
    うまくやれなくて、「みんな」からこぼれ落ちてしまう子供たちにとって、村内先生は間違いなくヒーローだ。

    ひとりぼっちが二人いれば、それはもうひとりぼっちじゃないって先生は言ったけど、それってきっと、先生がひとりぼっちだったからなんだろうなぁ。
    ひとりぼっちの子供の隣には、村内先生だから、寄り添うことができる空間がある。
    子供たちの心が溶けて行く様子は、読み手の心もあたた

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    2024年11月19日
  • 疾走(上)

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    シュウジの家族が壊れていく。少年シュウジの心の葛藤。そして、大人への成長。想い人ユリにふたたび出会うだろうか?

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    2024年10月08日
  • 一人っ子同盟(新潮文庫)

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    芦田愛菜さんの推薦本からピックアップ。分かりやすいハッピーエンドではありませんが、どうにもならない事情の中で、葛藤しながらもまっすぐ生きている子供たちの姿、登場する人物の優しさに感動しました。自分も一人っ子を育てている立場なので、大人が思っている以上に子供は子供の立場で色々考えているのかな?と想像が膨らみます。

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    2024年10月05日
  • かぞえきれない星の、その次の星

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    不幸にも生を奪われた子供たち。星になって望むものは極楽浄土じゃなく希望。こいのぼりに乗ったり、銀河鉄道に乗ったり、希望は多種多様。それがすごく分かるから切なく泣けてくる。同時に「こんな希望はどうだろう?」って読みながら妄想できるのも本書の醍醐味かも。

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    2024年09月23日
  • とんび

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    親の教科書のような本でした。
    親の勤めは、子どもを寂しいと感じさせない、元気に生きていてほしいと願うこと。
    細かなことを言えばキリはないと思うけど、親としてしてあげられる大切なことってそういうことなのだろうなって思いました。

    名言がたくさん出ますが、中でも和尚さんがグッとくること(シーン)が2つありました。
    1.「寂しい」は「寒しい」(さむしい)からきている。前(ヤスさん)からも後ろ(照雲や和尚)からも抱かれているアキラは寒くないだろ?と言う。寒くないように寄り添える関係を作りたいと思わせてくれる。
    2.海のような男になれ。和尚はヤスさんに向かいそう言う。雪が海に溶けても、海に雪は積もらない

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    2024年09月20日
  • 流星ワゴン

    QM

    購入済み

    どこにでもいそうな家族の描写が上手すぎると思う。妻の不倫、息子の暴力、リストラ等決して明るい感じでも仲良し家族でもないのに、主人公の死に際になって、不運すぎる事故で亡くなった親子の運転する不思議な車に乗せられ、やり直しはきかないけど自分の人生で分かれ目になったポイントを1つ1つ振り返っていき、最後はまたサイテーな現実に向き変えることができた。生きる希望を与えてくれる。

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    2024年09月18日
  • ゼツメツ少年

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    物語の面白さ、想像力、希望
    色々と思うことはあった、いじめの話は少し学生時代の苦い記憶思い出してしまったが、それだけではなくてなぜ物語を読みたくなるのか考えさせられた。ただ幸せな物語だけを読みたいわけではないと気付かされた。

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    2024年09月18日
  • ステップ

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    重松清さんの本、どれを読んでもぐっときてます。永遠の不在について書かれてるということで、ずっと切なさが根底にあるけど、出会う人達がみんな素敵で救われます。

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    2024年09月18日
  • たんぽぽ団地のひみつ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    重松清さんの作品を読みました。取り壊しが決まった昭和の団地を舞台に、重松さんらしい、時空を超えて子どもから大人まで、登場人物が自分たちの人生を振り返る。困難に立ち向かう姿を通じて、読者にさまざまな気づきをくれる一冊です。職人気質なおじいちゃんと子どもたちの距離が近づいていく。そしてこちらも重松さんらしい、いじめられていた子が立ち向かう。お話の世界をつくる人、とのフレーズあたりに、特に、ぐっときました。単行本はガリ版で刷られたイラストも掲載されているようなので、本屋さんに行ったら見てみたいと思います。#たんぽぽ団地のひみつ

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    2024年09月08日
  • せんせい。

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    私は現在、小学校の先生になるために大学の教育学部で教職課程をとりつつ、ボランティアやアルバイトで小中高校生と関わっている。
    その中で感じるのは、
    「教師の仕事は勉強を教えることだけでは無い」
    ということだ。

    子供たちが生きていくために大切なことを悟らせる、子供たちと一緒に人間として成長していく。
    これができる教師に私はなりたい。

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    2024年09月07日
  • きよしこ

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    この本を開いてよかった...

    吃音の「少年」はいつも一人ぼっちだった。
    心の中ではみんなと同じように話しているのに、声に出すと吃ってしまう。
    本当に伝えたいことは、はっきりと少年にはある。


    全ての物語において、その終わり方が本当に良かった。やるせ無さ、切なさで押し潰されるときもあるけれど、少年からおとなになるまでの大切な経験だとも思う。

    余韻が残る作品でした!

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    2024年08月28日
  • ニッポンの単身赴任

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    筆者の小説も良いが、本書のようなルポにも適正を感じる。
    単身赴任のサラリーマン、ニッポンのお父さんの奮闘努力を取材した作品。

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    2024年08月26日
  • 十字架

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    重松清ワールド全開のお話でした。十字架を背負うというのはこういうことなのですね、と改めて考えさせられました。また主人公の真田くんに、自分を重ねてしまい、自分だったらどうだろうか、と判断を迫られる場面が多々あり、後半に向けてそれが加速していった感じです。いじめは絶対にあってはならないのは、誰しもわかっています。でもなくならないのはなぜか。いけにえということばが自分の胸につよく残りました。

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    2024年08月24日
  • 赤ヘル1975

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    ネタバレ

    1975年の奇跡の優勝を軸に展開する中学1年生の友情(+かすかな恋?)の物語。
    重松さんこの小説を書いてくれてありがとう。
    控えめな熱狂的カープファン(広島生まれ)だが知らないことをたくさん知れた。またカープのことを知らない人たちにカープの素晴らしさを教えてくれた。

    以下は心に残った場面の箇条書き。
    181ページ
    七月二十六日という日付を戦争と結びつけたことは、一度もなかった。(福山の空襲を受けた日付)
    281ページ
    「この帽子、お母さんにあげるから。それで、カープの帽子、かぶって帰る」(マナブ@東京が母との別れ際に)
    369ページ
    「広島の山本」は、やっぱり「浩二」の前に「一義」なんよ (

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    2024年08月23日