重松清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレみんなは、いま、それぞれいろんな壁にぶつかってると思う。その壁は、ほんとうに分厚くて高くて、目の前いっぱいに広がってるんだと思う。でも、ちょっとだけ時間のスケールを大きくしてみたら、いまの壁も、いつかは越えられるかもしれない。
親の大事な数字4桁は、お兄ちゃんの誕生日。
嫌いな子、たくさんいるんだ、リュウって
じゃあ、リュウのことを嫌いな子もたくさんいるんだ。
5日かけて毎日じっくり読んだ。バイト中も読みたくてうずうずした。地下鉄を待っている間にも読んだ。
本当に、生きていてくれるだけで良いんだけど、当人は、苦しくて苦しくて仕方ないんだなあ。
登場人物の心理描写が本当に丁寧で、終盤は -
Posted by ブクログ
中二という多感な時期。いじめというテーマを、残された人達のその後の人生という切り口で、語りかけている本。父親の葛藤に痛ましいほど共感。時間をかけても、大切な子供を失った痛みは癒えることはない。それでも懸命に生き、家族で弱さを支え合い、生きていく。子供は親の鏡。思春期は子育ての山場のひとつだと思う。親としてだけではなく、ひとりの人間として、自身の生き方に否応なく向き合わざるを得ない時期。
人間の感情のややこしさを感動する程、見事に描かれた本。精神的に苦しい時、重松さんの本が読みたくなる。今回も一気読み。心の痛みに寄り添える自分でありたい。
#重松清さん #思春期の子育て #共に生きる -
Posted by ブクログ
面白かった。すごく良かった。前半は未就学もしくは小学校低学年の割にはマセすぎたガキで現実味ねえなと思って読んでたけどどんどん引き込まれた。もちろん自分が半ズボンで小学生だった頃を投影しながら読んでたけど、自分にも起きたこと起きなかったこと全てが渾然一体となって素晴らしかった尊かった。俺もこんなふうに大人と話したかったって思ったりもしたし、俺はもっとこうしたとも思ったし、完全に感情掴まれた。刺激されて小学校の頃好きだった女の子の事を思い出した。お父さんの転勤でドイツに行っちゃってしばらく文通してたんだけど思春期の俺はそれがカッコ悪いと思って途中で返事書かなくなっちゃったんだよな。マジでわかってね
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購入済み
何を書いても薄っぺらい感想になってしまうのが申し訳ない。だけど、この薄さにしてはすごく内容が濃かった。昔の時代を生きた人たちが培ってきた知恵など、現代を生きる自分たちにとってもすごく勉強になるところが多い。今の箱詰め式の教育じゃなくて、テストの点数よりももっと大事なところを伸ばしていけるような教育環境になっていったらいいなぁと思う。
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Posted by ブクログ
誰しもが、誰かに伝えたいことを抱えている。色々な理由で話せなかったりすることもある。「一人」のときもあるけど「独り」じゃない、「ひとりぼっち」じゃない。誰かがきっと、わかってくれる。そう思えた。
少年が少年であった頃のお話たちは、どれも別れや悲しさを帯びている。しかし、それこそが少年を強くさせているのではないのだろうか。
生きづらさや恥ずかしい思いなんていう簡単な意味付けを、僕はこの小説にはしない。自分の悩みや苦悩は、他の誰でもない自分のものであることを作者は絶対に知っているから。
だから、作者は「そばにいる」ことだけを望む。一人で乗り越えようとする人たちを包み込み、温めるように。