【感想・ネタバレ】ぼくはこう生きている君はどうかのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年07月13日

私にドンピシャな一冊。
1行ごとにふむふむふむふむふむ、首が折れるくらい納得の話ばかり。

鶴見 哲学の問題というのは、自分で自分に問題を与えて、自分で答えを見つ けなければいけないんです。

すばらしい言葉の数々、胸に刻みます。

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Posted by ブクログ 2024年02月23日

確かにカッコいい人だ。だいたいカッコいい人は物事を測る軸を持っている。しかもその軸は色々な経験に基づいて出来上がってきたもので、誰かに教えてもらったり、影響を受けただけのものではない。影響は受けても最後は自分で考えて自分なりの回答を出す。それが間違っていると判ればすぐにそれを改める。そうやって積み上...続きを読むげ、築き上げてきたものが滲み出てくる人、というのはカッコいいはずだ。
日露戦争の終わりとともにこの国の本当の教育は終わった、と鶴見先生は仰るがそれから100年以上経った現代もまだ落下を続けている。そう考えると自分の子供達には好きな勉強をしてもらいたいと思う。教養は身につけてもらいたいと思うが、残念ながらそれは受験勉強では身につかない。充実した高校生活が受験勉強と両立できるとは思えない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年06月18日

 鶴見さんの「教育」に対する考え方がコンパクトに分かる。現代日本の「人材払底」の理由が分かる。
 

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Posted by ブクログ 2016年09月11日

2015年に亡くなった哲学者鶴見俊輔さんと、作家重松清さんの、2009年に行われた対談集。

主に教育をテーマに対談が続いていくが、印象的だったのは両者のお互いへの敬い方。
鶴見さんの重松作品を読み込んで対談に挑む姿勢。重松さんの相手を尊敬しているからこそできる質問、会話の引き出し方。こんなふうに人...続きを読むを尊敬をすることのできる人間に憧れる。

最近重松さんの作品は読めてないけど、「尊敬する人は誰か?」という質問を見ると、今のところ「重松清」が自分の頭の中にでてくるのは何年も前から変わらない。

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Posted by ブクログ 2016年11月14日

2010年に発刊された鶴見俊輔と重松清の対談の文庫化。鶴見俊輔氏は2015年に亡くなったため、遺言を読むような気持ちで読んだ。
日本について、日本人について100年のスパンで論じる鶴見氏の意見は説得力がある。
日本人の線が細くなっている。それは日本人の思考が細くなっていることを示している。
庶民から...続きを読むたたき上げたエリートが少ないのは、我々が描くエリート像がそうなっていないからだ。

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